筒井康隆のレビュー一覧

  • あるいは酒でいっぱいの海

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    あとがきでもはっきりと、他の短編集に収められなかった残り物の寄せ集めとある。星新一のショートショートそのまんまのテイストと言ったものもありつつ、純文学を思わせる読後感かあるのが、やっぱり筒井康隆だ。

    いいえ
    トンネル現象
    底流
    睡魔のいる夏休み

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    2022年06月25日
  • 愛のひだりがわ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    旅する少女の話、連れは移ろいながら、時には歩き時には街に留まり、
    子供が大人になる、一歩踏み出す、自立するというようなことがテーマかな

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    2022年06月09日
  • 銀齢の果て(新潮文庫)

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    「親には長生きはして欲しいが、高齢化社会は困る」という、多くの人が抱えている矛盾に切り込んだ作品。

    「シルバー・バトル」当事者の高齢者や家族の内面を描けばいくらでも重くなりそうなテーマではあるが、本作はあくまで風刺の色が濃い、群像・ドタバタ劇である。エロ・グロあり。

    登場人物が多くて覚えきれないのだが、何人かに一人には山藤章二氏のイラスト(キャラクターデザイン?)がついており、これがまた良い味を出している。

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    2022年06月05日
  • あるいは酒でいっぱいの海

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    面白かった。ショートショート。オチが微妙によく分からないものも多かったが、筒井康隆らしいといえば筒井康隆らしい感じもする。どの話もアイデアだけでない、見せ方まで物語なのが良かった。表題作の『あるいは酒でいっぱいの海』はとても面白かった。ショートショートかくあるべし、と思った。

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    2022年06月03日
  • 七瀬ふたたび(新潮文庫)

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    面白かった。七瀬2作品目。一作目と比べて、よりSFに寄ったのいうか、七瀬の精神感応を人間模様の核に使うのではなく、精神感応自体を一つの能力と見なして他の能力者と接触していく、言わば冒険物というか。エンタメというか。設定こそ現実離れしたものだったが、氏の文章のおかげで難なく創作世界の中へのめり込んでいける。緊迫感のある場面の情報の密度がとても丁度いい。三人称小説の利点を最大限活かしきってるように感じる。ストーリー。この後どうなるんだ? というのが終始絶えず、ハラハラドキリとさせられる。読んでいて楽しかった。

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    2022年06月02日
  • 誰にもわかるハイデガー 文学部唯野教授・最終講義

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    取っつきにくい用語を日常用語に。それぞれの関係を分かりやすく、用語の使われる順番や配置に細かく気を使いながら解説。とどのつまりを大胆に。わたしは
    NHKの100分で名著を見たあとに気になって読んでみた。いつか本体のハイデガー読んでみてもいいかなと思いました。誰が誰の弟子でというのがわかったのも収穫。複雑な気持ちの背景がある?ようで少し痛いかも。

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    2022年04月25日
  • ビアンカ・オーバースタディ

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    表紙はラノベっぽく、ストーリーも意図的にラノベに寄せてるけど、だんだん話がドタバタしてきたあたりから、もうどうしようもなく筒井康隆小説。
    御年70の巨匠がこれを書いたという事実がすごい。

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    2022年04月16日
  • 銀齢の果て(新潮文庫)

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    おじおばのデスゲーム。それを遠巻きに見ている対象者以外の人間たちがいちばん怖い。
    後書きにもあったように、これは滅茶苦茶な本を書いてるように見えて、近い未来への限りない忠告のような意味が全体を通して孕まれている気がする。
    九一郎VS津幡の一騎打ちではバトル物少年漫画さながらのアツさが見られて良かった。
    様々な老人劇が見られておもしろい、とばかりも言ってられないし、未来の老人は私だ…と少し震える。

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    2022年04月12日
  • 富豪刑事

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    「富豪刑事」こと神戸大助が、金の力を使って難事件を解決していく、一風変わったミステリー小説です。

    お金持ちというと嫌味なキャラクターをイメージしてしまいます。しかし、主人公の神戸大助は、金銭感覚は世間とズレているものの一般的な好青年で、読んでいて気持ちが良いです。
    お金で解決すると書きましたが、その解決方法も多様で、飽きずに読み進められました。

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    2022年04月11日
  • 恐怖

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    「筒井康隆」の『恐怖』を読みました。
    「筒井康隆」の作品は、本年3月に読んだ『日本以外全部沈没』以来ですね。

    -----story-------------
    姥坂市で起きた連続殺人事件。
    犯人の狙いはどうやら、町に住む文化人を皆殺しにすることらしい。
    「次に殺されるのは俺だ」、作家の「村田勘市」は次第に半狂乱に追いつめられていく。
    一体犯人は何者なのか?
    謎解きのサスペンスに加え「恐怖とは何か?」という人間心理の奥底にせまる異色傑作ミステリー。
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    「筒井康隆」作品って、10代の頃に読んだSF作品のイメージが強いのですが、本作品は恐怖を題材とした

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    2022年04月06日
  • 日本以外全部沈没 パニック短篇集

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    「筒井康隆」のパニック短篇集『日本以外全部沈没』を読みました。

    1960年代から1970年代にかけて発表された作品の中からパニックモノの短篇やショートショート作品を再録した作品なので、むかーし、読んだことのある作品も含まれていましたが、ほとんど内容は忘れてしまっているので、新たな作品として楽しめました。

    -----story-------------
    地球規模の地殻変動で、日本を除くほとんどの陸地が海没してしまった。
    各国の大物政治家はあの手この手で領土をねだり、邦画出演を狙うハリウッドスターは必死で日本語を学ぶ。
    生き残りをかけた世界のセレブに媚びを売られ、すっかり舞い上がってしまった日

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    2022年04月04日
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2

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    コロナ後の日本社会はどのように変化してゆくのか。変化した社会にどう生きるか。桐野夏生さんの「不寛容な時代、自由な小説から力を得て欲しい」の言葉に、不安の塊がふうっと軽くなりました。

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    2022年04月04日
  • 定本 バブリング創世記

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    若い頃は、グロが行き過ぎるところが苦手だった筒井康隆作品。加齢で鈍感になったのか、ガハガハ笑って読めた。

    「死にかた」「鍵」

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    2022年02月08日
  • わたしのグランパ

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    初めて読んだ筒井さんの作品ですが、勝手になんとなくクセのある作者と思っていたので、想像していたよりとてもわかりやすく読みやすく、好感の持てるストーリーでした。

    ほかの作品も読んでみたいです。

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    2022年01月29日
  • 笑うな(新潮文庫)

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    小気味よくスムーズに読める。
    創造性に全振りしないとこんな作品書けないです。
    好みだったのは以下8つでした。

    最初の混線
    廃墟
    赤いライオン
    猫と真珠湾
    ブルドッグ
    トーチカ
    座敷ぼっこ
    産気

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    2022年01月29日
  • 人類よさらば

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    ネタバレ

    全集は読んでいたのでその収録作は既読だが、コレクションが出たときはお金がなかったため読んでいなかったので助かる。殆ど初期のものなので、そんなには面白くない。クラリネット言語あたりは、リアルタイムで初出で読んでいて、未完なのがホントに残念なくらい面白い。驚いたのは、マッド社員シリーズが、ほんとに未来を先取りしてたことだ。zoom そのもののものまで出ている。SF作家の面目躍如たる。

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    2022年01月22日
  • 人類よさらば

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    筒井康隆『人類よさらば』河出文庫。

    筒井康隆のショートショート短編集。久し振りの筒井康隆。

    SF、ドタバタ、ナンセンスなどなど、よくぞこういう発想が出来るものだと感心してしまう37編を収録。

    昔は、角川文庫や新潮文庫、集英社文庫など様々な文庫レーベルが筒井康隆の作品を刊行していたものだ。高校時代にかなりの作品を読み、友人らと作品を話題にしたものだ。

    定価814円
    ★★★★

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    2022年01月17日
  • 文学部唯野教授

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    おもしろかった 滑稽で興味深くて勉強にもなりながらも戦慄する醜さもあり ぜんぶひっくるめて面白かった IQ3の言い方をするとウケてしまった
    唯野教授の講義とそれ以外の行き来が鮮やかでなんだか舞台を見ているような気持ちになる場面も多々ありました 
    大学関係者の知り合いが本書を読み「これはリアルでちょっと笑えないところがある」ということを零していたので気になって読んだのですが マジ?となっています

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    2022年01月08日
  • 読書の極意と掟

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    筒井康隆氏が自らの読書歴を書いた本。

    幼年期から作家として活躍するまでに読んだ心に残った本を、当時の生活を振り返りながら紹介している。

    筒井康隆氏は、SFや純文学だけでなく、哲学や心理学、文学理論まで精通していることは、彼の作品群を一部読むだけでも分かる。

    そんな筒井氏の読書体験を追体験できるように紹介されているわけだから、彼の内実が気になるなら読んで損はないだろう。

    筒井康隆氏がマンのブッデンブロークを読み、その早熟の才を羨望し、「良い作家が出る条件は、良い家柄に生まれ、その家に沢山の本があり、その家が没落することだ」という文壇の定説に慰みを得たみたいな話しをしているが、私にすれば幼

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    2022年01月01日
  • NANASE(1)

    購入済み

    良い作品

    「時をかける少女」や「富豪刑事」などで有名な筒井康隆が、1972年~で執筆した「七瀬ふたたび」を原作にしたマンガ作品。

    作画は「マイナス」「はるか17」「シマシマ」「サイレーン」などの作者である山崎紗也夏。
    2001年の作品であり、「マイナス」の連載終了後4年、「はるか17」の連載開始の2年前に描かれたものである。

    絵は山崎紗也夏の真骨頂ともいうものであり、美しく近寄りがたい感じの主人公を見事に描いている。
    その他の絵もキレイで、絵に関しては文句のつけようがない。

    原作が書かれたのがほぼ50年前であり、超能力ブームの待っただ中。
    この点が現代の感覚とはやや異なるものがあ

    #ドキドキハラハラ #深い #エモい

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    2021年12月21日