七瀬ふたたび(新潮文庫)

七瀬ふたたび(新潮文庫)

693円 (税込)

3pt

生まれながらに人の心を読むことができる超能力者、美しきテレパス火田七瀬は、人に超能力者だと悟られるのを恐れて、お手伝いの仕事をやめ、旅に出る。その夜汽車の中で、生まれてはじめて同じテレパシーの能力を持った子供ノリオと出会う。その後、次々と異なる超能力の持ち主とめぐり会った七瀬は、彼らと共に、超能力者を抹殺しようとたくらむ暗黒組織と壮絶なバトルを繰り広げる!

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七瀬ふたたび(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    家族八景後の七瀬シリーズ2作目。

    前回の話とは違い、心の汚い人間達の話ではなく、打って変わった雰囲気。
    まず夜汽車に乗っているシーンからよかった。
    はじめて自分と同じ心が読める子供のノリオと、初めて自分の能力とはちがう予知能力をもった恒夫に出会う。
    これから起こる大事故を予知し、この3人で汽車を降

    0
    2025年10月26日

    Posted by ブクログ

    七瀬シリーズの第二弾

    前作の家政婦の視点での家族ドラマの短編集とは打って変わり今作はサスペンスタッチのエンターテイメント小説へと変化している
    作中で登場する超能力による駆け引きはジョジョ4部や岸部露伴などの異能力ものを彷彿させるが、テレパシーという意識感応能力がゆえに視覚演出としてはかなり地味では

    0
    2024年12月16日

    Posted by ブクログ

    ノリオ、ヘンリー、ヘニーデ姫など登場人物の色が強く出ていて素敵。
    七瀬が彼らをどんどん味方につけていく展開もワクワクする!
    彼女の相手に超能力を知られてはいけないが、自分は断片的に相手の情報を読み取れる前提(ルール?)があるから、その中で道を切り開いていくのが面白い。

    0
    2024年10月24日

    A

    購入済み

    面白かった

    面白かった。
    前作では、人間の心理を描写するための表現上のツールとして
    テレパスが使われている印象だったが
    今作では、打って変わって、
    能力者バトルのような活劇
    超能力者の葛藤、超能力者同士の協力と対立などがあり
    とても面白かったです。

    0
    2023年11月30日

    Posted by ブクログ

    20年以上ぶりで再読。『家族八景』とはまた違ったアクティブな作品。『家族八景』でも思ったけれど、文学的エロ表現が筒井康隆ならではという感じ。ラストは七瀬も思えば遠くまで来ちゃったなあと思ったかもしれない。このあとどう続ける?

    0
    2023年11月12日

    Posted by ブクログ

    テレパス七瀬シリーズ第二弾。
    超能力者は七瀬だけではなかった。短編を追うごとに次々と増えていく、超能力者たち。彼らは敵?それとも味方なのか?

    家政婦として働き、孤独な超能力者として描かれた七瀬だったが、今作ではすでに別の仕事を転々としながら、身をやつしながら生活する。相変わらず、人の心が読めてしま

    0
    2022年12月10日

    Posted by ブクログ

    人の心を読むことができる七瀬さんを主人公にした小説。『家族八景』に続く二作目にあたる。前作では孤独な超能力者だった七瀬さんは、同じような能力を持った人たちに出会う。
    仲間はできたが、敵がいることもわかる。超能力者の根絶を目指す組織があるようだ。仲間との安住の地は、戦場へと変わっていく。
    ひやぁー こ

    0
    2022年11月07日

    Posted by ブクログ

    映像が浮かんでくるようなSF小説。
    前半は様々な超能力者との出会い、後半からハラハラの怒涛の展開で目が離せなくなります。
    別れが切ない。

    0
    2022年05月01日

    Posted by ブクログ

    『家族八景』で描かれた、家族の裏の顔を覗き、時に干渉してしまう物語とは大きく趣を異にし、本作では超能力者同士のバトルや組織から命を狙われる展開が描かれ、冒険的かつハードボイルドな作品となっている。七瀬もまた、かわいらしいお手伝いさんから、美しく聡明なお姉さんへと成長していた。

    超能力者たちが互いに

    0
    2025年10月15日

    Posted by ブクログ

    主人公は読心術の能力を持つ女の子。そう、それだけ。か弱くて心もとない。敵は強い男。でも仲間の力と知恵と勇気で乗り越える。
    能力者バトル。といえば、流行りなのだが、これを50年以上前に書いたのだからすごい発想力。

    小説ってこんなにハラハラドキドキするのか〜っと思い知らされた作品で、小説を読み続けよう

    0
    2025年10月04日

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