筒井康隆のレビュー一覧
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ネタバレ作中で言及している通り、英語などではこうはいかないでしょう。自分自身を形容するだけで何十通りの言い換えができるのは、改めて特異かもしれません!
有名すぎる実験小説ですが、やっと読めました!
半分くらい減っても、文章を読めるレベルで紡いでいける凄まじい筆力。
特に情事を、限られた文字数であんなに艶やかに描写できるのが驚嘆しました。普通にえっちでした
最後の数十ページ、読みにくさが優ってくると、読み進めるのが辛くなってきて、なかなか骨が折れたのですが……ここをおざなりにすると、それはそれで実験としては失望されると思うので難しいところですね。 -
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ページを追うごとに、音が一つずつ消えていくという独特の仕掛けが印象的な作品でした。完全にランダムではなく、構成を考えて選ばれているのだろうなと思いつつ、中盤までは意外と普通に読めてしまう日本語の柔らかさに驚かされました。
物語の展開には「これはこの流れに必要なのかな?」と感じる場面もありましたが、この作品はストーリーそのものより“言葉が減っていく”という体験を味わうことが中心なのだと理解。文章が少しずつ不自由になっていく感覚は、ちょっとしたパズルのようでもあり、日本語って本当に面白いなと改めて思いました。
読んでいてふと、藤子不二雄先生のSF短編集に出てきそうな題材だな、とも。アルファベッ -
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1968年『にぎやかな未来 』は、筒井康隆の商業誌第一作の1960年『お助け』を含む、全41篇の名ショートショートを収録。あとがき解説には、あのショートの大家、星新一が投稿を寄せている。「彼こそが、わが国はじめての真の意味の大衆作家である」と締めくくる。著者の短編集は家の本棚に揃っているので、これからまだまだ再読が続く。
41編の中、マイベストショートショート『腸はどこへいった』は、いまだに覚えていた作品であり、一番印象に残っていた。内容は実にくだらないのだが、そこが良い。あることがきっかけで、半年便通と尿意が無い青年のお話しである。この異常事態でも青年の体調がすこぶる良好なのは、彼の腸が「 -
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『富豪刑事』は著者ならではのドタバタ感は否めない、4編のユーモアミステリー小説である。一方、超能力少女七瀬が活躍する『家族八景』は、家族の秘密を暴くなど...わりとしっかりした推理小説風だった。やっぱり好みは、一日の長があるユーモア小説かな。
主人公の刑事大助が富豪でなければいけない理由はちゃんとある。豪邸で超有名人を呼びパーティを開いてみたり、小規模とは言え会社を突然設立してみたり、500万円の札束をばらまいてみたり、ホテル一棟やくざの貸し切りにするなど。金にモノを言わせて難事件を解決するのだった。しかしスカットするほど痛快ではないのはなぜなのだろう、ストーリーがつまらないんだよね。