筒井康隆のレビュー一覧

  • 日本以外全部沈没 パニック短篇集

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    「日本沈没」を読む以上これも読まねばなるまい、という妙な理由で読んだ。「以外沈没」などいくつかの短編は再読だと思うが…なにせ15年くらい前の記憶なのではっきりしない(^^;)
    作られた当時の社会背景を反映してる作品も多いのですが…それを含めて興味深い。ヒノマル酒場のひねくれているものの痛烈なマスコミ批判は今の時代にも通じる。
    社会問題を扱っているように見える作品でも、結局は「社会を回している人」に注目して問題をえぐり出す。SFと一緒くたにしてしまいがちですが、ほんと幅のあるジャンルなんだな~、と改めて実感させられた一冊でした。

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    2013年07月04日
  • エディプスの恋人(新潮文庫)

    購入済み

    読了。

    これはまた凄いテーマを当てはめて来たなという感じ。前2作も裏側にあったのかな?この反則技は好きです。七瀬シリーズ満足な完結の仕方。電子化は無理かと思ったらその手があったか。

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    2013年07月04日
  • 家族場面

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    笑どころはありつつもシリアスな短編集でした。文学色強め。
    死刑執行の行く先を描いた「天の一角」は今まで読んだ筒井の短編の中でかなり好きな作品になった。

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    2013年05月02日
  • 日本以外全部沈没 パニック短篇集

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    誇張表現あり、どたばたあり、超展開ありな短編集。
    表題以外も面白い作品がそろっていて、読んでて飽きない。農協がものすごく悪者扱いされているところに時代を感じます。マスコミの表現も、昔からあんな感じなんですね。
    「あるいは酒でいっぱいの海」はタイトルから4ページで終わる構成までが美しくて好き。

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    2013年03月24日
  • 虚航船団(新潮文庫)

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    分厚かったなぁ。 読んだのは中学校時代。筒井康隆の本を片っ端から読んでいた時代でしたが、なかなか難易度が高かった。

    3部構成。
    1部、宇宙船内部 登場人物が全員キチガイww
    2部、地球っぽい星の世界史
    3部、一部と二部の融合

    いやー、読み応えが凄い。
    難易度が高いけど世界史が好きならついていける。

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    2013年03月02日
  • 銀齢の果て(新潮文庫)

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    エンターテイメントに振り切れた筒井康隆の快作。オブラートに包むことなく『バトル・ロワイアル』的状況設定を模倣し、老人たちに殺し合いさせるというかなりエッジの効いた作品。

    全編を通して高齢社会日本に対する痛烈な風刺となっているが、それ以上にサバイバル小説としてのストーリー展開だったり人物描写が面白い、と思わせるところがスゴイ。(人物描写に関しては完全にキャラ重視という感じだが。)

    物語のテンションの高さと、叩きつけている風刺の極端さのバランスが非常にうまく取れている作品。

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    2012年12月22日
  • 日本以外全部沈没 パニック短篇集

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    短編集ってあんまり好きじゃなくて、手にとっても最初の数話で飽きてしまうことが多々あるのですが、これは不思議と苦もなく読めました。
    電車の中で読むのにちょうどいい軽さとでも言いましょうか。
    シニカルな笑いのセンスが個人的にツボでした。

    『あるいは酒でいっぱいの海』『ヒノマル酒場』『パチンコ必勝原理』『日本列島七曲り』『アフリカの爆弾』あたりが好きです。
    とくに『あるいは〜』は4ページしか無いのに最高です!!

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    2012年10月23日
  • 銀齢の果て(新潮文庫)

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    筒井氏の世界に入っちゃ危険(笑)と思いつつ・・どんどん引きずり込まれました。
    何となくですが、「俗物図鑑」の梁山泊に立てこもる人々とイメージが重なっていました。不思議です・・。ギリギリのところに追い詰められる感じが似てるのかもと考えたりして・・。

    ラストは壮絶なんだろうなと思ったのですが、確かにある意味壮絶ですが、また違った意味で驚かされた作品です。

    結構タブーに挑んでいますね。それが筒井氏らしいと思います。そして引きずり込まれる感じ。いつまでも筒井ワールドは変わらずそこにありました。

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    2012年10月05日
  • 陰悩録 リビドー短篇集

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    筒井康隆まじパネエ

    内容に触れるのが難しい(性的な意味で)のでもどかしい。
    性に関するくっだらないアイデアを大真面目に具現化するところが笑いを誘う。ブラックでセクシャルな笑いに満ちたSF短編集。ただそれだけに留まらず、性的な笑いを社会現象の描写にまで昇華させるのは見事。良い意味で酷い小説。

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    2012年08月11日
  • ダンシング・ヴァニティ(新潮文庫)

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    先の読めない「コピー&ペースト」手法が面白い。
    ドタバタ感が筒井作品らしくて好み。繰り返される文章がくせになる。

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    2012年06月07日
  • 文学外への飛翔(小学館文庫)

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    役者として失敗したから、小説の上であばれまわっているのです。って、昔いってなかったか。今や蜷川ユキオからお呼びがかかる一流の役者。その現状報告や色々。筒井一座は5000万の赤字だったか?

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    2012年04月28日
  • 脱走と追跡のサンバ

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    とにかくすべてに必然性があって、一切の無駄がない。あるいはすべての要素が、まったく無駄に浪費されているように見える。それが筒井康隆の小説であり、エンターテインメントと純文学の融合ということである。特にこの作品は、その次元が高い。

    すべてに意識的であるということは、なんて精度と密度が高く、息苦しいものかと思う。個人的には何につけ精度と密度を偏愛しているが、さすがにここまでのレベルとなると、そこにはある種の抵抗感も伴う。物事に対し意識的であるということはつまり、極度に技巧的であるということでもある。その技巧とはもちろん、「良い曲を上手く演奏する」というような生半可なレベルではなくて、「最高の曲を

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    2012年04月27日
  • 七瀬ふたたび(新潮文庫)

    購入済み

    読了

    「家族八景」が面白かったので続編を読んでみました。
    テーマが全く違ってて、前作とは違う楽しみ方ができました。
    「 エディプスの恋人」も読みたいのですが、入荷(?)の予定はないのでしょうか?

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    2012年09月26日
  • 大いなる助走

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    作品全体はコミカルな表現ばかりだが、それでも文壇批判の印象が強く感じるのは筒井の恨みが深いからだろうと思う。
    ただそれ以上に心に残ったのは、同人の面々の姿。
    大学時代に所属していたグループはまさにあのような感じで、異なる点は創作活動をしていないところぐらい。
    社会に対して劣等感を感じながらも、自尊心が高いから論理武装に躍起になったり。
    是非あの頃の友人達に読んでもらいたい一冊だった。

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    2012年03月15日
  • 笑犬樓の逆襲(新潮文庫)

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    久しぶりの筒井節は文字もそう大きくなく、文も軽快。「悪魔の辞典」の訳をやってみるというのは、ネタとして非常に面白そうだ。役者稼業の話が若干鼻につくのが難点。

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    2012年02月09日
  • 日本以外全部沈没 パニック短篇集

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    「農協月へ行く」「アフリカの爆弾」「ワイド仇打ち」など、にわかを含めツツイファンなら一度は読んだことのある代表作を集めたもの。「黄金の家」というショートショートの新作一遍を含む。「ヒノマル酒場」「ソンミ村館(人類の大不調和)」は改めて傑作、というか、前衛でない方の筒井流真骨頂。割と激しいのばかりで、初心者には読み疲れるかも。

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    2012年02月08日
  • 時をかける少女 (角川つばさ文庫)

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    「時をかける少女」は、読む本によって物語がちょっとずつ
    ちがうのでいろんなものを見てます!

    私も、時をかけてみたい・・・。

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    2012年01月26日
  • 恐怖

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    恐怖とは、
    ググッとのめり込めるおもしろい小説で、ちょっと日帰りで京都に行った往復の電車で読み切ってしまいました。恐怖を驚愕・戦慄・仰天に分類したところは納得ものです。筒井さんはもっとはじけた結末を作ると想像してましたが、案外頷けるものでした。

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    2015年03月18日
  • アホの壁(新潮新書)

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    ネタバレ

    本屋でタイトルを見た時に、「バカの壁」のパクリ本かなと思った。しかし、パクリ本ではなかった。著者は何故人間はアホな行為をするのかを鋭く分析している。

    私も本書の例に出てくるようなアホな行為をする。会話の途中に、会話の内容と関係の無い不必要な知識を披露したりする。これはタダのアホだ。

    しかし、何故そのような行為をしてしまうか。著者によると、このような行為は脳による潜在的バイアスによるとのこと。以前の良かった記憶は、現在その記憶を良いと思っていると過ぎない。だから、良いと思っている感覚のままアホなことを喋ってしまうという。

    私は、たまに友人に本で読んだ知識や、ネットで得た情報を分析した結果を

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    2011年11月07日
  • アホの壁(新潮新書)

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    二番煎じを公言するユーモアと、
    それに反する意外にも真面目な内容がいい加減(ダブルミーニング)。

    コミュニケーションの壁について書かれた
    「バカの壁」に対し、
    本書は良識とアホの壁について書かれている。

    第二章にある
    「アホな怪我は焦点的自殺」という項を読んで、
    自分が小さい頃、二度交通事故にあったことを思い出した。

    そうして、
    あれは実は、
    忙しくて構ってくれなかった親に対する、
    無意識の復讐だったのではないかという気がした。

    怪我をすることで、
    親に罪悪感を植え付けて、
    自分を構わなかったことを悔みやがれ、
    みたいな、歪んだ主張があったのかな、と。

    実際、
    交通事故に遭う直前は、

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    2011年09月13日