あらすじ
増大した老齢人口調節のため、ついに政府は70歳以上の国民に殺し合いさせる「老人相互処刑制度(シルバー・バトル)」を開始した! 和菓子司の隠居、宇谷九一郎の住む宮脇町には、もと自衛官、プロレスラー、好色な神父など「強敵」が犇めいている。刃物と弾丸が飛び交い、命乞いと殺し合いの饗宴が続く。長生きは悪なのか? 恐怖と哄笑のうちに現代の「禁断の問い」を投げかける、老人文学の金字塔! ※当電子版には文庫版掲載のカットは収録しておりません。ご了承ください。
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「非常におもしろかった」と言えば、その人間性を疑われ兼ねないが、非常におもしろかった。筒井康隆氏の作品はいくつか拝読したが、『シルバー世代のバトルロワイヤル』というあらすじを読んで本作『銀齢の果て』を本屋で探し続けた挙げ句、見つけることは叶わず、結局はネットで購入して読むに至った。
本作は場面転換や日付の移り変わりがあるにもかかわらず、章で区切ったりはされておらず、そのせいで読む手を止めることができなかった。これ程、1作を早く読んだのは初めてである。
内容は至って分かりやすい、老人の殺し合いであり、酷く趣味が悪いことであると思う。しかし、狂気じみた殺し合いだけでなく、しっかりとした設定や殺し合いのルールもあり、終わりまで飽きることはなかった。また、老人であるが故の「死への選択」が様々である点が非常におもしろい。ところどころリアルな点もおもしろい。死にたくない者、死にたい者、美しく死にたい者、最後のやりがいとする者、気の狂った者、、、人の生きてきた過去によって、選ぶ死の姿はそれぞれで、考えさせられる部分もあった。
普通、思いついたとしても書かないであろう本作を筒井氏が完成させてくれたことに感謝したい。
おすすめの読み方は最初の見取り図のページを印刷して、生存者をチェックしながら読む方法だ。
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社会がああだこうだ施策を練る。それに盲目的に従っていいのだろうか。無視するだけじゃ社会不適応者だけど、反抗するのはいいじゃないか、その中に人権をうたう国民の権利が含まれている。声をあげよう。SNS上の揚げ足取りは半熟未熟!と蹴散らそう。快活な惨劇が社会の病理をえぐり出す傑作。
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星1にするか星5にするかでとても悩みました。
どうせなら、星0ということが出来ないかとも思いました。
少子高齢化により溢れかえった老人達に暗喩ではなく本当の殺し合いをさせる社会を描いた筒井康隆さんらしい狂気とエロティシズムと社会批判に満ちた不快で仕方がない作品です。
毎度のことですが、筒井康隆さんに軽蔑の意を示せばいいのか尊敬の念を抱けばいいのかが分からなくなります。ただ、どうしてもこの人の文には惹き付けられてしまうのです。
~「あちちちちちちち」津幡は思わず手を振った。梅子の血がこれほど熱いとは思っていなかったのだ。~
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将来のある若者の為に高齢者には殺し合いをしてもらいます
老人版バトルロワイヤル(地区内対戦)
もう、筒井康隆以外が書いたら大炎上でしょ
これイイ話にしようとも出来るんだけど筒井康隆ですよ、しません
だからこそ、長生きって悪なのかという問いが見えてくる。押絵が風刺画ですもん。お前らのけもんにするけどこうなればいいんか?おもろいか?
あえてポップに書けるとこがまた素晴らしい
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おもろかったなぁ。まず老人相互処刑制度の略称がシルバー・バトルなの人の命が掛かってる割にコミカル過ぎるし。一面に象出てきた時は外出中やったけど面白すぎて声出た。ほかにも「なんでそうなるねん」って場面が所々あって、笑いながら楽しく読めた。語り口調はコミカルだけど、散り際は呆気なくて淡白なのが良い塩梅で好きだった。
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老人であることは悪なのか、平等や差別とは何かを読者に考えさせる一冊。(深刻すぎない描写)
シルバー相互処刑内容についての記載が割合多く、I度読んだので満足。
登場人物全員よくいるじじばばなのに、全員が見事に交代交代主人公になるところが秀逸。
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老人増加対策のために政府が定めた「老人相互処刑制度(シルバー・バトル)」70歳以上が対象となるこのバトルは地域と期間を定めて行われる。舞台は東京の下町宮脇町5丁目、対象者は59名。最後に残った1人だけがその後に生きる権利を得るこの戦い……ってすごいなオイ!!
Twitterで見かけて、軽い気持ちで読み始めたらガチやったわ……。58人プラスαがバタバタ死んでいくし、他の地域の中継もあるから、ほんま恐ろしい速度で70歳以上がバタバタいく。最期の瞬間もそれぞれで、フィクションらしさがあり重くはないんだけど、合間にチラリと見えるリアルさが怖い。
一番怖いのは、そろそろこういうことがリアルで起こりそうだということよな。
コロナ禍の救急車が間に合わなくて、みたいな話はまさにコレだし(バトル期間中は区外から往診不可で持病の悪化でってのもあった)
筒井康隆氏、恐るべし。
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「親には長生きはして欲しいが、高齢化社会は困る」という、多くの人が抱えている矛盾に切り込んだ作品。
「シルバー・バトル」当事者の高齢者や家族の内面を描けばいくらでも重くなりそうなテーマではあるが、本作はあくまで風刺の色が濃い、群像・ドタバタ劇である。エロ・グロあり。
登場人物が多くて覚えきれないのだが、何人かに一人には山藤章二氏のイラスト(キャラクターデザイン?)がついており、これがまた良い味を出している。
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おじおばのデスゲーム。それを遠巻きに見ている対象者以外の人間たちがいちばん怖い。
後書きにもあったように、これは滅茶苦茶な本を書いてるように見えて、近い未来への限りない忠告のような意味が全体を通して孕まれている気がする。
九一郎VS津幡の一騎打ちではバトル物少年漫画さながらのアツさが見られて良かった。
様々な老人劇が見られておもしろい、とばかりも言ってられないし、未来の老人は私だ…と少し震える。
Posted by ブクログ
東京パラリンピック開催期間中に読む。
テレビではダイバーシティの実現に感化されているのに、本作では簡単に解決できない超高齢者問題をバトルロワイヤルで減らすというブラックユーモアに思考を巡らすという、ある意味では『考えるきっかけ』週間であった。
高齢者が増えすぎた地区では、年寄り同士の殺し合いをするよう政府通達がでる。武器はヤクザが高価で売り、地区外への逃亡や若い身内の借り出しはNG。
「この国の優しさがこんな事態を招いた」障害者はかわいそうだからと途中で法改正。考えの甘い政府。
「アチチチ。こんなに血が熱いと思わなかった」
ありえないのに現実味を感じる。
読みおわって思ったのは「年寄り同士が殺し合いをしてくれたら、簡単に解決するのに」という人任せな読者と登場する高齢者以外の人たちの存在。こんな極端な事ができないのなら、何か政策を考えないといけないのだと考えさせる作品だった。
Posted by ブクログ
老人版バトル・ロワイアルって言われるこの作品。リアルなんだけども、老い先短いってことが、生への執着の薄さにつながっているような気がして、映画で見たバトル・ロワイアルに比べると物足りなかったなーとも思う。
しかし、多かれ少なかれ、この手の姥捨山的な扱いは、自分な年とった時にはあるものだろうなとも思う。覚悟していきたい。
Posted by ブクログ
老人版バトルロワイアル。
老人を殺すのは過去を消すということ、子供を殺すのは未来を奪うということー、みたいなのもよかったね。
なかなかおもしろかった!挿絵はいらんけど。
Posted by ブクログ
似たような話はあれど、さすがの
筒井康隆、狂ってるわ〜\(^o^)/
バトルロワイヤル老人版はめちゃくちゃすぎて
笑いながら読んだ。
うちのおばあちゃんはかわいそうだから参加させたくない‼︎
Posted by ブクログ
パロディータイトル、山藤章二さんのイラスト、破滅になだれ込むラスト......まさに俗物図鑑の兄弟分( ´ ▽ ` )ノ。
名声や地位、金銭を得ても、筒井康隆先生の性根は若い頃からちっとも変わらない( ´ ▽ ` )ノ。
というか、自らの加齢、社会の変化に合わせてアプデを重ねてる( ´ ▽ ` )ノ。本作みたいなものを若手作家が書いたら袋叩きにされるだろうな( ´ ▽ ` )ノ。老人になった筒井康隆先生だからこそ、書けた作品だ( ´ ▽ ` )ノ。
タイトルは忘れたけど昔の作品なら、同じ「老後処理」テーマでも、老人は自らの肉体を子や孫たちに食肉として提供する、って内容だったね( ´ ▽ ` )ノ。ネタバレm(_ _)m。
ただ、ラストのラストには、あれ?と思った。
過去の筒井康隆先生なら、九一郎の後始末、こうはしなかったんじゃないかな?......
2015.4.2
Posted by ブクログ
【本の内容】
増大した老齢人口調節のため、ついに政府は70歳以上の国民に殺し合いさせる「老人相互処刑制度」を開始した!
和菓子司の隠居、宇谷九一郎の住む宮脇町には、もと自衛官、プロレスラー、好色な神父など「強敵」が犇めいている。
刃物と弾丸が飛び交い、命乞いと殺し合いの饗宴が続く。
長生きは悪なのか?
恐怖と哄笑のうちに現代の「禁断の問い」を投げかける、老人文学の金字塔。
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
この筒井ワールドは空想ではなくなった…
筒井康隆のお見事な筒井ワールドでまたまた楽しませてもらいました。でも今のアベさんを見ていると、この筒井ワールドは空想ではなく、想像の世界にまでは近づいてきたように感じます。
山藤章二さんの挿絵はいかにも登場人物の香りがして作品世界を理解するのに大いに役立ちました。
Posted by ブクログ
先に「敵」の話を書いた。
いわゆる老人小説への興味を覚えていた時に手に取った2冊目の筒井作品である。
こちらは筒井康隆的ドタバタが存分に楽しめる、老人同士が殺害し合う、いわゆる「バトル・ロワイヤル」のパロディだ。
しかし、本家の設定が絵的(”想定読者層”)な問題もあるのか当然ながらフィクションの枠から出得ないのに対し、こちらは行き過ぎた老人保護政策、年金問題、積み重なる財政負担を解消する手立てとして相互自殺補助”政策”という、あながち・・・?な設定であるのが面白い。
「敵」に現れていたような主人公の深い思索、老人時間とも呼べるような緩慢な死へむかって流れるゆったりしたものとはまったく逆ベクトルを指しているのが本作だ。
と、ここまで書いて「そういえば」と思いついた。映画「RED」(2010年)だ。ブルース・ウィリスやモーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチ出演。退役軍人として余生を過ごす元一流の殺し屋が諸事情でカムバックを果たす話であった。
REDはアクションコメディ映画として面白く観れた覚えがある。アクション映画で見慣れたスターが演じていたからであろう。しかし、翻って「銀齢の果てに」ではただの一般民(65歳以上?)が対象となる殺戮ゲームなのである。スマートでテクニカルなアクションシーンなど望めないのだ。慣れない得物での慣れない所業、狙われる方も狙う方もパニックに陥り、仕留めても自己嫌悪によって煩悶する・・・。
Posted by ブクログ
エンターテイメントに振り切れた筒井康隆の快作。オブラートに包むことなく『バトル・ロワイアル』的状況設定を模倣し、老人たちに殺し合いさせるというかなりエッジの効いた作品。
全編を通して高齢社会日本に対する痛烈な風刺となっているが、それ以上にサバイバル小説としてのストーリー展開だったり人物描写が面白い、と思わせるところがスゴイ。(人物描写に関しては完全にキャラ重視という感じだが。)
物語のテンションの高さと、叩きつけている風刺の極端さのバランスが非常にうまく取れている作品。
Posted by ブクログ
『バトル・ロワイアル』のパロディやないかい! 生き残りは他のバトルに参加できるとか笑うしかない。最後は主催者にお礼参りするし。
いや、バトル・ロワイアルは未来ある中学生が1つのクラスの中で殺し合うから異様で緊張感があり面白かったのだけど、老人がそれやって面白いかというとあんまり……。
加齢臭のするエログロナンセンスなんだけど、文章としてはめちゃくちゃ読みやすいのが何とも言えない。悪趣味でギブアップしようかと思ったけど結局最後まで読めちゃったし。巻末の解説が変に真面目なのもおかしい。書いてることは分かるよ。
そして、「変なの読んだなぁ」と思いながら、一気に感想を書いてしまえるほどのエネルギーもある。神父の最期が好きです。
Posted by ブクログ
70歳以上の国民を殺し合わせる国策、通称「シルバーバトル」で戦うあらゆる老人の悲喜交々の生き死にについて。いろんな老人がよりどりみどりなんですが、個人的にお気に入りなのはサンセット大通りさながらの狂気に満ちた執事(とはいえサンセット大通りの執事より随分エゴイズムに満ちているが)と、狂ってしまった女優の二人。老人同士を殺し合わせる狂気の沙汰としか思えないバトルを、国が主導しているから大丈夫だと思いながら、アナウンサーが実況したりするナンセンスさ。案外この世はこんなものなのかもしれない。
Posted by ブクログ
日本の高齢化問題はますます苛烈なものとなり、政府は70歳以上の老人たちに殺しあいをさせる「老人相互処刑制度」(シルバー・バトル)を実施します。宮脇町に暮らす77歳の宇谷九一郎は、かつてのシルバー・バトルの勝利者である、元刑事の猿谷甚一の協力を得て、生きのこるための戦いに参加します。
生に執着するすがたをさらす者、二人いっしょに死のうとするも、思い通りにいかず苦しむ者、強者に協力しつつ出し抜く機会をうかがう者などが登場し、さらに元大学教授であり、生と死をともにあじわいつくそうとする津幡共仁、元自衛官である是方昌吾、かつて見世物の小人プロレスで活躍した乾志摩夫といった個性的な面々が、本気のバトルをくり広げます。
老人たちの「バトル・ロワイヤル」というべき内容で、著者らしいブラック・ユーモアに満ちた作品でした。
Posted by ブクログ
高見広春の『バトル・ロワイアル』が1999年らしく、この老人版バトロワは2006年。筒井康隆がこの先行作品を読んだかわからないが、確実に意識してるというかパロってる。きんさんぎんさんはさすがに苦笑する。
70才以上の老人に町内で殺し合ってもらうというのは、デスゲームもので溢れた昨今でも見かけないブラックさで、Netflixあたりで実写化してもらえればイカゲームに並ぶんじゃないかと思うがいかがでしょう?
筒井らしいおふざけも多いが、老人たちの死に様はみんな凄惨で綺麗事も感動も排除した冷徹さがある。
Posted by ブクログ
老人達によるバトルロワイヤル。
素人から玄人までいて殺し方殺され方のうまい下手によってエグさが変わることがよくわかった。
狂った世界を垣間見ることができる内容で、人を選ぶ本。
Posted by ブクログ
「長生きは罪である」と法制度が出来「処刑」を宣告され、しかも「70歳以上老人同士のバトルで」施行というブラックユーモア小説。
いただけるか、いただけないか読んでみました。
ブラック過ぎて、のけぞりましたがほんとうのこともたくさんあり、笑えて、うなずいて、しかし、ちょっぴりもの悲しくなりました。いえ、すさまじい殺し合いの闘争がではありません。それは笑ってしまえばいいフィクションです。
帯にある「後期高齢者医療制度という老人いじめ政策を予見した小説」ではあるような、でもそれを「いじめ」と取るかどうか、むしろそれを「すすめないとこうなる小説」のようです。
政府の作る制度は必ず裏がある(かもしれません)ので手放しで賛成するのもなんですが、負債多い日本の老人人口爆発によってかかってくる医療費増をどうするか、なんらか方策を講じないと永く生きていられなくなりますよ、ということでしょうか。
長寿が嬉しいのかどうか、寿命とはなんぞや。でも、102歳で元気に鉛の玉を投げている(お昼のTV)前向き男性を見ていると、目的をもって元気で、長生きしたいなーと思うし、やっぱり勝手だわね。
ということでいただきましたこの小説。
Posted by ブクログ
他書からの引用で存在を知り、老人相互処刑制度なる過激な内容に惹かれて読んだ本。
現実離れした設定に創作だなぁと、気を楽にしていたのですが、、、。読んでいくうちに、ありえる話や・・・とも感じられ、狂気はすぐそばにあると感じざるを得なかった。
終わり方もまぁ、この作品らしさかなと感じられた。
これがファンタジー作品ならば、話のオチやどんでん返しも期待したけれど、あまりに現実感があって、まぁ、そうかなと。
Posted by ブクログ
こんな世界・・・あり得るかも。でもこんなに元気なご老人方なら、有用に活用したほうがいいのではないかと思った。
まぁ恐ろしいはなし(?)でした。
Posted by ブクログ
増大した老齢人口調節のため、ついに政府は70歳以上の国民に殺し合いをさせる「老人相互処刑制度(シルバーバトル)」を開始した。
ご老人版バトルロワイヤル、刃物と弾丸が飛び交い、命乞いや画策があり、血まみれスプラッタにエログロ表現の筒井節。姥捨山ベースの「楢山節考」より過激で、シュールな人間模様。
私の手元にあるものは平成20年発行分で、巻末には歌人の穂村弘氏の文が…!
Posted by ブクログ
老人版バトルロワイアルですね。
老い先短いお年寄りが殺し合うというストーリーに最初は不快感があったのですが、この作品を書いてる筒井さんも“お年寄り”なんだって気づきました。筒井さんもシルバーバトルの対象者なんですね。
皮肉な作品です。
これは筒井さんが書いたものでなかったら読めなかったかもしれません。
一括りに高齢者とかお年寄りとかいうけど当然ながら経験を積んだ人生の大先輩なわけで、いろんな人がいます。そういう意味ではおもしろかったです。エンターテイメントだと思えば楽しめる作品だと思います。
一応主人公である九一郎の存在感があまりなかったことと、別地区のシルバーバトルで対象者となった熊ばあさんがすごい存在感で印象的でした。