筒井康隆のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
リリカル…今さっきその意味を調べてみたんですけれども、なんでも「叙情的」だとかそんな意味らしいのですけれども、果たしてその意味するところが本書の個々の短編に当てはまっているかと言えば…どうでしょう!?
ヽ(・ω・)/ズコー
まあ、切ない…みたいな読後感に浸る短編もありましたけれども、基本的には筒井氏の想像力と言いますか、よくこんなお話思いつくな…とまあ、解説の小池真理子さん?と似たような感想になりましたねぇ…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
僕も小池さん同様、ラストの「母子像」とかいう短編に恐怖と凄い…といった感嘆の思いを抱きましたね! 設定もさることながら主人公の男の感じている -
Posted by ブクログ
世界に存在していると確認できるのは「私」という存在の精神だけである。これは独我論の基本認識であるが、しかしその「私」が唯一の存在であるということまでを独我論は示すものではない。もし仮に「私」という精神を表象する人間が複数人存在し、それぞれ固有の世界で生きているとしたら?
本書はそうした一種の思考実験を、虚構の小説世界における「虚構内存在」である主人公の意識を複数に分散させることで示そうとする。読んでいるうちに、「なぜ私という存在が唯一しか居ないと言い切れるのか」という不安を感じながら、作品世界を楽しむことができる。
小説の主要なテクニカルタームである心理学的ロールプレイについては、初期作品 -
Posted by ブクログ
『文系学部解体』という新書の中で紹介されていたので読んでみた。予想外の面白さ。
唯野教授の、教授としての一面と、作家としての一面のどちらがメインなんだろう?と思いながら読んでいたのだけど。
彼が、教授でありながら覆面作家として実践を行い、そうしてある種の知的権力を持ちながら論の確立を行いたいという野望にハッとさせられた。
なるほど。しかし、教授として作家になる風当たりの強さも何だか、分かる。
この二重構造にハマってしまった。
教授パートでは、こんな風に書いていいの?と思うくらいハードに教授会を描いているが、対する唯野教授の講義部分は魅力的で、文学批評というものの整理が為されている。(って