筒井康隆のレビュー一覧
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11話の短編集。誘拐の連鎖の果てに乱交、重なった家屋を建てた二家族が乱交、浴室で金玉が抜けなくなるバカ、新婚夫婦と潜望鏡の歪な関係、自慰行為で空間移動、ハイジャック犯と狂喜乱舞する乗客、尻から生まれた桃太郎、近藤勇の尻を掘る土方歳三、ホテルの壁から時空を超えて、秘書二人を孕ませる、テレビと現実の境を越える。以上簡単な紹介でした。
3話目の『陰悩緑』浴槽に金玉を覚えていたので、多分この本は読んでいる。印象に残ってるのが金玉の話とは...読書ってなんなん。今回は『郵性省』美女の大便はでかい、その理由は見た目に意識が集中し過ぎることで、肛門が弛緩するらしい。筒井康隆おもしろすぎだろう。 -
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ネタバレ巨匠が小説の枠組みを破砕する。自由過ぎる文体で綴られた、超・私小説たちを中心に編まれている。小説としてまともな構造を成しているのは「花魁櫛」だけだろう。辛うじて「川のほとり」もそうかもしれない。あらすじ説明不能な作品が殆どで、高度な語彙力と言葉遊びの洪水に晒されて溺れかけた。
「漸然山脈」から「川のほとり」まで、一貫している要素は「死」なのだと思う。
老いて尚、文壇の第一線で活躍し続ける巨匠の考える「死」が散りばめられている。
「一九五五年二十歳」で人生という名の本の白紙のページを埋める、未来への希望を描きつつ、人生何が起こるか分からないと突きつける印象的なラストも「死」と結びつく。
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数年前に読んだ本です。一言で言うなら、「圧巻」でした。文を締める時の余韻が忘れられず、今でも頭に残っています。
「あ」が世界から消えてしまうと、「ありがとう」等の言葉が使えなくなります。それと同時に、その概念すらも世界から消えていきます。そんな中、筆者の巧みな語彙で世界が違和感なく進んでいくさまに、1種の痛快さすら覚えました。1文字ずつ世界から文字が消えていく中で、世界からその文字を使った概念が消えていく中で、筆者は何を残そうとしたのか...考えてみたら、面白いかもしれないですよ。
1つ惜しかったのは、「展開がやや平坦だった」ということです(ここではネタバレは伏せます)。TikTok等の宣 -
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筒井康隆『ジャックポット』新潮文庫。
何年か振りに読む筒井康隆。高校時代に筒井康隆と小松左京、眉村卓、平井和正といった日本のSF作家ばかり読んでいた時期がある。それから時々、筒井康隆を読んではいたが、最近暫くはご無沙汰だった。
筒井康隆が80代で執筆した14編から成る短編集。やはり筒井康隆は80代になっても筒井康隆であった。現在、筒井康隆は御歳91歳だと言う。
『漸然山脈』。若かりし頃の筒井康隆の奇妙な短編のように言葉遊びのような知識の洪水が溢れ出す。最後に筒井康隆作詞・作曲の『ラ・シュビドゥンドゥン』が収録されるというシュールな短編。
『コロキタイマイ』。ストーリーがあるような無い -
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「名作を読もうキャンペーン」⑧
『ロートレック荘事件』筒井康隆先生。
筒井先生といったら
時をかけちゃう、エンタメのイメージでした、私は( ´∀`)
あー、推理もの、ミステリ好きな人がオススメするわけがわかりました。約30年以上前の作品ですが、独特な言い回しはあるものの、古いというより作品のアジだなぁって読みすすめられちゃう。
そもそも、ワタシはロートレックのポスター作品が好きなので気にはなっていたんです。でも古本で買ったせいか、積んでしまっていました。
感想はむずかしいっ!殺人事件ものです!
登場人物は限られているので読みやすいんだけど、違和感があって理解せず読んじゃっていいのか?って -
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前半
夢をテーマとしたセラピーと、研究者同士の権力争いで進んでいく。そこはかとない謎解きの香り。
後半
筒井康隆全開の、トンデモドタバタエログロブラックSF。短編集とか「残像」を読んだ経験があったおかげで、夢と現実の区別をつけて読めた気がする。初筒井だったら意味がわからなかったと思う。本当に混沌としていた。ラゴスとか、読んだことないけど時を駆けるとかと同じ人なのかと思うくらい。全員がある程度ぶっ壊れキャラ(行動とか胆力とか思想とか)だから、読者が読み飛ばしたかと思うくらい奇天烈な出来事にも対応していてお手上げ。何でもあり、本当に何でもあり。
カシコではないので、主題とか構造とかは全然わからなか -
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帯には「わが最高傑作」とあり、昨年(2024年)、テレビで見た「筒井康隆の世界 ~文学界の巨人 90歳のメッセージ~」でも(一番良い作品は何かと訊かれた)筒井康隆本人が「モナドの領域だろう」と言っていたと記憶している。が、私は、この序盤をさほど面白いと思わず、栞を挟んだまま本棚に置き去りにしていたのだった。
が、公園、法廷、テレビショーとGODの劇場舞台が変わっていくにつれて、だんだんと面白くなってきた(私はその展開に「文学部唯野教授」を思い出していた)。最終盤、GODが去った世界の描写では、序盤のつまらない各シーンの人物たちをきっちりと拾い集めて物語を閉じる。GODを小説の作者「筒井康隆」