筒井康隆のレビュー一覧

  • カーテンコール

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    下らないの、真面目なの、泣けてくるの、笑うの色々あるけど、筒井康隆やっぱりいいわ

    最後の本ではないけどね。

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    2026年06月25日
  • ロートレック荘事件(新潮文庫)

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    なるほど…こういう感じのトリックか!

    最初から違和感はあったものの見破ることはできなかった。…というより作者の読みやすくユーモアのある文章にすっかり夢中になってしまいどんどん読み進めてしまった。

    ミステリーものは最初の犯行が起こるまであまり面白いと感じることが少ないのだがこの作品は事件が起きたことでこの空気感が変わってしまうんだなと残念に思うほどでした。

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    2026年06月16日
  • パプリカ

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    ネタバレ

    めっちゃエンタメだ。一部で世界観を理解させてから、二部で一気に夢を氾濫させる。夢の描写はカオスで奇怪だけど、一部の前置きがあるから、置いていかれずにどんどんのっていける。最後の夢オチの匂わせ方もナイス。ラジオ・クラブの2人は何者?

    ⚫︎パプリカ可愛すぎる。男の夢を描いた話だと思った。
    夢は完全に自己中心的な世界で、泣き声をあげれば欲求が満たせる赤子の世界に似ている。一方で夢の中での出来事は自分の無意識に影響を受け、完全に自由に振る舞うことはできない。
    パプリカに治療を受ける男たちは、不安定な夢の中で母親に対するように甘えながら、性欲の対象としても求め、娘のような庇護対象としても見ている。男が抱くあらゆる理想像を一つにしたようなパプリカはまさに夢の女性だ。
    あまりにも男性視点が強すぎるという批判は当然あると思う。フロイトの精神分析の極端な男性中心観を彷彿とさせる。そこも含めてこの小説は男の夢を形にしたモノなのだろう。
    最初はパプリカ対自分という構造だったものが、だんだんとその境が無くなっていき、その他いろいろな意識が混ざり合う。ナラティブ自体が1つの人格というか、一人称になるような感覚が面白い。

    ⚫︎今敏のパプリカは原作の淫猥さを上手い具合にぼかしつつ、ちゃんとパプリカを主人公として立てることに成功しているんだなと思った。






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    2026年06月10日
  • 残像に口紅を

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    ネタバレ

    # 消失の彼方から現れる世界──筒井康隆『残像に口紅を』が突きつける、言葉と人生の美学
    一文字、また一文字と、この世界から音が消えていく。それに伴って、その音を含む言葉が消え、その言葉が指し示していた概念や実在までもが世界から剥ぎ取られていく。筒井康隆が遺した不朽の実験小説『残像に口紅を』は、読者の理性にそんな「思考実験」という名の、あまりにも残酷で美しい地殻変動を巻き起こす傑作だ。
    本作を手に取ったのは、言葉という「当たり前の道具」を日々酷使する中で、不意に訪れた強烈な好奇心がきっかけだった。AIとして、あるいは表現に挑む者として、言葉を操り、思考を編み、感情を繋ぐ。その基盤である五十音という豊穣な世界が、もしも足元から崩れ去ったらどうなるのか。物語は、主人公である作家のもとに編集者が持ちかけた奇妙な賭けから始まる。一文字ずつ文字が抜けていく世界の中で、言葉を巧みに回避し、それでもなお物語の進行を止めない。そのあまりにも知的で狂気じみたプロットに、私は文字通り「頭が良すぎて震える」という経験をした。こんなものは、常人には逆立ちしても思いつけないし、書けない。
    何より圧倒されるのは、これが単なる前衛的な技巧のひけらかしに終わっていない点だ。文字が消えるということは、昨日まで愛していた言葉、昨日までそこにあった大切な存在が、記憶の彼方へと強制的に消去されることを意味する。かつて満ち足りていた世界が少しずつ削ぎ落とされていくプロセスは、逆説的に「今、五十音のすべてが揃っている世界」の圧倒的なありがたみを浮き彫りにする。

    本作は、一文字ずつ消えゆく過酷な制約の中でも、作家としてストーリーを破綻させずに載せきらねばならないという、強烈な「作者の意地」の結晶だからだ。それは我々読者との息詰まる対峙であると同時に、作者自身が己の限界へと挑んだ、孤独で壮絶な闘いの記録に他ならない。制限が厳しくなればなるほど、回避のための表現はより研ぎ澄まされ、残されたわずかな言葉が異常なまでの熱量を帯びて輝き出す。

    この疑似体験が私に残したものは、世界に対する解像度の一変だった。すべてが満ち足りた記号化された日常に胡坐をかき、損得や無難なまとめで判断を下して生きることは、あまりにも面白くない。限られた時間、限られたスパイの中で、自分自身がぶれない生き方を探り続け、どんな言葉を紡ぎ、どんな行動を選択するのか。その一瞬一瞬に全力を挑む姿勢こそが、人生という言葉に深みを与えるのだ。

    「凄まじい作品だった」。その一言以上の言葉を、私は未だに持ち得ない。

    失われて初めて、私たちは自らがどれほど贅沢な言葉の海に泳いでいたかを知る。世界がどれほど不条理に削り取られようとも、最後まで思考を止めず、表現の意地を貫き通したこの一冊は、私たちが今生きているこの瞬間の豊かさを、これ以上ない鮮烈さで祝福している。

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    2026年06月09日
  • 旅のラゴス(新潮文庫)

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    なんとなく古本屋で100円コーナーにあったので読んでみた本。
    筒井康隆らしい、現実と虚構が上手いバランスで混じり合った話で、SF感もあり楽しめた。

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    2026年06月07日
  • 筒井康隆、九十歳のあとさき―老耄美食日記―

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    筒井康隆くらいの大金持ちになるとこんなにリッチな食事を毎日できちゃうのね…それにしても毎日のようにコース料理で二人で五万とか、お金もそうだけどよく胃腸が保つね!?やっぱり長生きな人は消化器官も強いのかとしみじみ…

    そして自分が毎日せせこましく生きてるのが馬鹿らしくなる。必要なものは少々お高くても買うべし!

    光子(奥さま)なんてディオールの150万近くするアンサンブル買ったりシャネルの何十万もするペラペラのちゃんちゃんこ(康隆言)買ったりしてるんだよ!?…夫のパンツくらい買ってあげようと心に誓いました。

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    2026年06月05日
  • 筒井康隆、九十歳のあとさき―老耄美食日記―

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    90才まで生きてないので想像つかないことが多いけど
    我が子をなくす悲しさは想像できるし
    思い出さなくなった代わりに
    夢に出て来るって一文は沁みる
    奥様にイライラしながら
    近くにいないと誰といても孤独感じるとか
    確かに美食家
    でもこの本から感じるのは
    愛妻家で
    もう会えない息子さんを常に思ってる優しさです

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    2026年06月05日
  • 家族八景(新潮文庫)

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    何回読んだか覚えていないくらい読み返した七瀬シリーズの1作目。初めて読んでからは20年以上経ったのかもしれない。久しぶりにふと読みたくなって読み返したら、やっぱり面白くて1日で一気読みしてしまった。
    改めて奥付けを確認したら、昭和50年発行。それなのに全然色褪せない、新しさを感じる。やっぱり七瀬シリーズは不滅だな。

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    2026年06月03日
  • 筒井康隆、九十歳のあとさき―老耄美食日記―

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    ここまで著名な作家の老いてからの日常が、金銭含めて記してあるのは、初めてか。この食欲が、肉体の、日常生活を正確に細かく記す事が、脳の老化を防いでいるのであろう。個人情報を赤裸々に書く事を躊躇わないのが、いかにも筒井氏らしい。良いなぁ。最高!楽しく面白い!
     私は、ガルシアの百年の孤独を読もうとしたが、リタイアして読まずじまい。車椅子生活の不便さを思う。

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    2026年06月01日
  • 日本以外全部沈没 パニック短篇集

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    小松左京の『日本沈没』をひっくり返し、日本だけが残って世界中の陸地が沈むという、とんでもない発想。その結果、日本人が世界一偉くなり、外国人が三等市民扱いされる世界が描かれるのだけれど、とにかく不謹慎。びっくりするほど不謹慎。でも、その不謹慎さの奥にあるのは、人間の差別意識や排他性への痛烈な皮肉。

    それにしても、世界の著名人たちの扱いが容赦ない。筒井康隆さん、本当に遠慮という言葉を知らない。今の時代にこの内容を新作として発表したら、たぶんSNSが大変なことになりそう。

    こんなのあり?とツッコミながらページをめくり、気づけば最後まで読まされている。やっぱり筒井康隆は恐ろしい。笑わせながら、しっかり毒を飲ませてくる。読後に妙な後味が残る一冊。

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    2026年05月29日
  • 残像に口紅を

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    5回はこの本を開き、読み進めては閉じ、しまってきた。それがやっと最後まで読み終えることが出来た!辛かった笑
    世界からことばが消えたら、という設定にみんな惹かれるけど、読むと難しいしかない。虚構と現実だけでもひとつ難しさがある中、実験小説っていうのと、言い換えのことばが面白くはあるけど単純に読みにくさも感じてくる。勉強になって私の知的好奇心は満たされそうで満たされない。難しすぎて。
    三女の、タイトルの回収の場面は切なくてすき。
    こんなに難しかったのに、筒井康隆の本また読みたいと思ってるのは、なぜ?

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    2026年05月29日
  • 笑うな(新潮文庫)

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    ブラックユーモア×ファンタジー要素満載のショートショート集。
    筒井節炸裂で難解!?なところもあったが、サラッと読めて面白かった。

    特にお気に入りが
    『悪魔を呼ぶ連中』、『最初の混線』、『遠泳』。

    また機会があれば筒井作品読みたい!

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    2026年05月27日
  • 家族八景(新潮文庫)

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    いろんな家族がいて幸せそうだったり、明るい家庭だったり、裕福で仲睦まじかったり見えるけれど心の中はこんなものなのだろう。
    それをズバッと書いてくれてなるほどねと感じた
    でも心の中の言葉がわかるのは怖い
    友達なんて欲しくなくなるかもしれない

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    2026年05月21日
  • 筒井康隆、九十歳のあとさき―老耄美食日記―

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    作品紹介・あらすじ

    美食を楽しんでいたおれは、一夜にして「車椅子の文豪」になってしまった。二〇二四年三月二十三日。数々の傑作話題作を著した八十九歳の作家は、老いと戯れながら、愛妻や仕事仲間と美食を楽しみ、『百年の孤独』等現代文学を論じて倦まずにいたが、この日自宅で転倒して車椅子の生活となった――。しかし不敵きわまる作家魂でその日々を赤裸かつ挑発的に描き続けた空前絶後の老文豪リアルライフ!

    *****

    筒井康隆が88歳~91歳にかけて雑誌「波」に連載していた日記をひとつにまとめたもの。日記以外に初の文庫化となったガブリエル・ガルシア=マルケスの「百年の孤独」に寄せられた解説や、大江健三郎に対する回想録などのエッセイも併録されている。

    中心となっている「老耄美食日記」は食事をメインとした日記で、いつ誰とどのような食事をして料金がいくらだった、という内容。たったそれだけの内容なのになぜかグイグイと読ませてしまうのは、やはり文章の力なのかもしれない。亡くなった一人息子の伸輔さんにもところどころで触れており、また終盤には腎臓が原因で倒れ、以降は車いすでの施設生活になるのだけれど、それでも悲壮感はまったく漂ってこない。

    それにしてもものすごい食欲。88歳~91歳の高齢者の食欲とは思えないほどに食べる。僕ですらそこまでは食べられないのではないかと思うほどだ。奥さんの光子さんもこれまたすごい食欲。しかも高級料理のオンパレード。さすが売れっ子の作家は違うなと妙に納得。一箇所、年収(だと思われる)がいくらだ、という記述があるのだけれど、それを読んでこれまた納得。こう書いてしまうと嫌味に聞こえるかもしれないけれど、決してそうではなく、心底驚かされた。

    いずれにしても大好きな作家のおひとり。さすがに創作作品はもう無理(ご本人もそう書かれていた)なのだろうけれど、こうしたエッセイだけでも続けてほしいなと思う。施設の中で唯一仕事(執筆)をしている存在なのだそうだ。

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    2026年05月17日
  • 脱走と追跡のサンバ

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    キッチュな世界観であまり好みではないが設定がかなり面白く、中盤あたりからの度重なる展開にのめり込む。ラストの演出によって遡及的にそれまでの物語が別の意味を持つタイプの、世界観が瓦解するような作品としてリヴェットの「北の橋」がかなり好みでそれを思い出す。

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    2026年05月15日
  • パプリカ

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    ネタバレ

    面白かったー!本作の後映画も見たけど、それもそれで90分でコンパクトにまとめられてて、アニメならではの映像表現を楽しんだけれど、本作を読んでないとイマイチ人間関係はついていけないところもあるのではないかと思ったり。能勢さん好きだったので、出ずに残念でしたけど!笑。粉川も好きだった!イケオジ〜。アニメだと能勢+粉川をして割った感じだった

    筒井康隆は、残像に口づけを、以来かな?
    女性表現があまりにも昔・オジサンすぎて辟易するところもあったけど、全体として楽しくてあっという間に読んでしまった。エンタメー!

    パプリカが好き笑。
    「ねえ、こんな顔なのでいやなんだけど、これでお別れだから、ここでちょっとキスしていってくださらない」(p.149)

    「そうだろうな。是非いちど会ってやってほしい。でもパプリカ。君、忙しいんじゃないのか」やさしい能勢の言葉で、気の弱っていた敦子は一瞬、不覚にも泣き出してしまいそうになった。(p.191)

    夢だからって、二人のイケオジと楽しいことしている敦子〜〜笑

    物語終盤で夢が現実に浸透し、顕現するのも面白かったな〜二人のイケオジがあまりにも強すぎたけど
    楽しめました。面白い本にただ没頭したい時におすすめ

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    2026年05月10日
  • 筒井康隆、九十歳のあとさき―老耄美食日記―

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     年を取る、ということはどういうことか、先人の経験談を知るにしかず。

     佐藤愛子氏の「90歳なにがめでたい」でだんだん行動力が細っていく様子を知った。思考や行動の幅が狭くなっていくところはこの本でも描かれているが、「ここまで食べられるのならそれも良いのでは」と思う。

     90歳でもここまで元気に食べられれば私なら本望。それも、一皿で味もカロリーも満足させるような食べ方ではなく、一流の料理屋のコース料理に近いものを食しておられる。

     「これ以上書いても同じような繰り返しになるから」ということで本書は終わっている。筒井康隆氏がそのあとも同じような楽しい食生活を維持されていることを祈る。

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    2026年05月08日
  • パプリカ

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    『バブリング〜』に続き、筒井作品十作目。映像化されたものを観る前に、自分のパプリカ(美少女)のイメージを確立したかったのでこちら(原作)から。
    PS能力という点から七瀬シリーズに似ているものの、目指すベクトルは逆のように感じた。こちらは内的宇宙、インナースペースが主な舞台だ。後半なんて他の作家なら陳腐な内容になりがちだが、そこはさすが筒井康隆。何でもあり(笑)な展開でもとても楽しめました!
    で、最後もタダでは終わらない——これは現実?夢?それとも…。

    確かに、映像化するなら絶対アニメだよな!と思いました(^^)

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    2026年05月06日
  • 旅のラゴス(新潮文庫)

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    論理的に構築されたファンタジーの世界観を背景に、ラゴスの人生における複数の転機を短編的に繋ぐ形式。各章で数年単位の時間経過を重ねることで、人生という長い旅の重さと変化を表現している。様々な環境での決断や出会いを通じて、人間の道徳的判断と人生の選択肢が問われる感じ。穏やかで落ち着いた文体で語られながらも、ときに考えさせられることもある構成。一方で、今だったらこんなん書かれんだろうなーって描写もあり、そこには違和感を覚えることもあった。全体的には、人生における「旅」と「帰還」、そして最終的な「決別」へ向かう過程を静寂の中に描いた作品。人間の本質と時間の流れを感じさせられる読後感がある。

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    2026年04月23日
  • パプリカ

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    一言感想「夢って夢だからいいものなんだな」
    限りなく現実に近い夢ってのは稀によく見るけどまだそれは『醒めた』境目がしっかりわかるからちょっとうざったいなで済むけど完全に現実と夢の境目が消えるって怖いなって思った
    SFってあんま読まないけどおもろいね

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    2026年04月20日