筒井康隆のレビュー一覧

  • 筒井康隆自伝

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    筒井さんのファンにはたまらない一冊なのだ。「相変わらず好き勝手言ってる」と大喜びできるぞ。ただ、そうでない人にはツマラナイし、人によっては激怒するかもしれないのだ。それが筒井康隆なのだ。これでいいのだ!

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    2026年02月13日
  • 残像に口紅を

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    ワザありというか天晴れというか。
    今ならAIがなんとかしてくれそうにも思えるけど、90年前後でこれをやろうとした根性。(笑)
    挿絵も途中で仕掛けに気づいた…!
    文字が少なくなっていく分読みづらさはある。ただただ仕組みに感心する作品。
    巻末の検証では少しボロが出てることも指摘されてるけど、ちょっとくらい許してあげて〜〜という気持ち(笑)

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    2026年02月12日
  • ジャックポット(新潮文庫)

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    筒井康隆『ジャックポット』新潮文庫。

    何年か振りに読む筒井康隆。高校時代に筒井康隆と小松左京、眉村卓、平井和正といった日本のSF作家ばかり読んでいた時期がある。それから時々、筒井康隆を読んではいたが、最近暫くはご無沙汰だった。

    筒井康隆が80代で執筆した14編から成る短編集。やはり筒井康隆は80代になっても筒井康隆であった。現在、筒井康隆は御歳91歳だと言う。


    『漸然山脈』。若かりし頃の筒井康隆の奇妙な短編のように言葉遊びのような知識の洪水が溢れ出す。最後に筒井康隆作詞・作曲の『ラ・シュビドゥンドゥン』が収録されるというシュールな短編。

    『コロキタイマイ』。ストーリーがあるような無い

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    2026年02月10日
  • 残像に口紅を

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    作者の実験精神とそれを貫く意思の強さに驚いた。
    言葉が少なくなるからこそ、かえってはっきり輪郭の見えるようになる物事もあるのだなと感じた。またそう感じさせる作者の手腕にただ感嘆する。

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    2026年02月07日
  • 旅のラゴス(新潮文庫)

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    ネタバレ

    初めて筒井作品を読んでみたが、不思議な小説だった。
    SFと呼ばれてはいるが、本作はどちらかと言うとファンタジー。マテ茶が出てくるのでおそらく南米あたりで、時代的には高度文明が滅びた後の、風の谷のナウシカのような、電気が発明される以前の頃という設定だ。
    不思議だったのは、物語ではラゴスが一番最初に好かれたデーデという少女に、ラストにわざわざ会いにいくというエンディング。色々成し遂げて、歳もとり、もはや教祖にもなり得るような偉大な存在になっていたラゴスが、最終的に求めたのは少女デーデ。これが何を意味するのか、正直分からなかった。よく分からなかったが、氷の女王となった彼女は、ラゴスをおそらく待ち続け

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    2026年02月02日
  • エディプスの恋人(新潮文庫)

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    ぶっ飛んでる。なんだこれは。神話でいいのか?
    無神論者なので神なんて感じたこともないのだが、本作では神の実在を体感することができる。
    クライマックスに向けて怒涛の展開に絶句して、笑った。面白かった。

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    2026年01月30日
  • にぎやかな未来

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    41短編をまとめた短編集。 時代背景が古い時代から読み進めていくと未来のSFになっていく 全体を通して面白かったが「お助け」がデビュー作と知り 驚いた。一般人では思いつかない設定などのアイデアで描写が想像しやすく読みやすかった。

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    2026年01月30日
  • 旅のラゴス(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ラゴスという人物について、この人はすごく頭がいい印象を受けた。自分のことを俯瞰してみることができて、周囲の人の人間関係も割と注意深く観察して、人となりを自分の中で落とし込んでいた。奴隷になりながらも、その中で自身のできることを発揮して、監視からある程度の信頼を得るのもこの人の知識があったからこそ。「知識」に対しては貪欲で、それを追い求めて旅を続けてきた。帰郷してからも、自分が学んだことを故郷や人のために教え、広めていた。基本的には、書物を読んでいただけなのに、医学や歴史、経済、政治と幅広い分野で知識を身につけている様子だったから、これもある種ラゴスの超能力なのかと思った。知ることには貪欲だった

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    2026年01月28日
  • ロートレック荘事件(新潮文庫)

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    「名作を読もうキャンペーン」⑧
    『ロートレック荘事件』筒井康隆先生。
    筒井先生といったら
    時をかけちゃう、エンタメのイメージでした、私は( ´∀`)

    あー、推理もの、ミステリ好きな人がオススメするわけがわかりました。約30年以上前の作品ですが、独特な言い回しはあるものの、古いというより作品のアジだなぁって読みすすめられちゃう。

    そもそも、ワタシはロートレックのポスター作品が好きなので気にはなっていたんです。でも古本で買ったせいか、積んでしまっていました。

    感想はむずかしいっ!殺人事件ものです!
    登場人物は限られているので読みやすいんだけど、違和感があって理解せず読んじゃっていいのか?って

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    2026年01月27日
  • ロートレック荘事件(新潮文庫)

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    絶対に騙されないぞ!絶対に意味があるはずなんだ!って意気込んでいたのに、結局騙されちゃった(笑)
    トリックなどはアニメや漫画で見たようなネタになってて、きっとこの作品から拝借されたんだろうな…と思う。
    王道ミステリーの元祖の1つと言っても良いと思います!
    ラストは切なすぎる…もっと自分に自信をもって良かったと思う。解説にもあったけど、全ての人が平等に楽しめる世界になってくれたらいいなと願います。

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    2026年01月26日
  • 七瀬ふたたび(新潮文庫)

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    テレパスの七瀬がさまざまな普通人の心の中を読み取って我々の内面を剥き出しにさせられるのが面白かったので、超能力者がバンバン出てくる本作の作りは好きなのとは全然違った。
    それでもSFとしてめっちゃ面白い。
    『邪悪の視線』が一番良かった。(ワタシハアナタノ賛美者デス)って意識が時々差し込まれるの気持ち悪くて楽しい。

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    2026年01月23日
  • パプリカ

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    前半
    夢をテーマとしたセラピーと、研究者同士の権力争いで進んでいく。そこはかとない謎解きの香り。
    後半
    筒井康隆全開の、トンデモドタバタエログロブラックSF。短編集とか「残像」を読んだ経験があったおかげで、夢と現実の区別をつけて読めた気がする。初筒井だったら意味がわからなかったと思う。本当に混沌としていた。ラゴスとか、読んだことないけど時を駆けるとかと同じ人なのかと思うくらい。全員がある程度ぶっ壊れキャラ(行動とか胆力とか思想とか)だから、読者が読み飛ばしたかと思うくらい奇天烈な出来事にも対応していてお手上げ。何でもあり、本当に何でもあり。
    カシコではないので、主題とか構造とかは全然わからなか

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    2026年01月18日
  • ロートレック荘事件(新潮文庫)

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    30年以上ぶりに読んだ筒井康隆にしてやられた‼︎やっぱり何か挑戦している作者を感じて面白い。解説がネタバレせずに良かった。

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    2026年01月08日
  • 筒井康隆自伝

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    ネタバレ

    中高生時代に乱読した筒井さん、今でもご健在なのは素晴らしい。この自伝は短めでやや型破りであるが、とにかく読んでて面白く懐かしい。後半は作品の背景解説が中心となりそれなりに楽しいが、これは自伝か?とも思ってしまう。ドラマや演劇への出演も今さらながら多かったなと思った。それに反し、幼少期からデビュー前の前段は、筒井さんらしいユーモアで昭和時代回顧のなつかしさも加わって、よき時代の伝承として貴重。やたらもててプレイボーイとしての片鱗が多くみられるがそのあたりの詳細は割愛されていてもっと読みたかった。

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    2026年01月06日
  • 筒井康隆自伝

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    昭和九年の大阪で生まれたSF作家であり、俳優もこなした筒井康隆の自伝。人からの伝聞や他者の記憶に頼らず、自らの脳裏に記憶されている事を中心に、現在までの半生を記録風に辿る。
    現在91歳にになる著者が、転倒により、脊椎を痛めて、寝たきりになっているのは知らなかった。

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    2026年01月06日
  • モナドの領域(新潮文庫)

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    帯には「わが最高傑作」とあり、昨年(2024年)、テレビで見た「筒井康隆の世界 ~文学界の巨人 90歳のメッセージ~」でも(一番良い作品は何かと訊かれた)筒井康隆本人が「モナドの領域だろう」と言っていたと記憶している。が、私は、この序盤をさほど面白いと思わず、栞を挟んだまま本棚に置き去りにしていたのだった。
     が、公園、法廷、テレビショーとGODの劇場舞台が変わっていくにつれて、だんだんと面白くなってきた(私はその展開に「文学部唯野教授」を思い出していた)。最終盤、GODが去った世界の描写では、序盤のつまらない各シーンの人物たちをきっちりと拾い集めて物語を閉じる。GODを小説の作者「筒井康隆」

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    2025年12月30日
  • 筒井康隆自伝

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    幼少期から青年前期、作家としてデビューするまでの演劇青年の時代が特に興味深い。90歳を超えてなお、毒を失うことなく書き続ける作家魂がすごい。

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    2025年12月29日
  • 残像に口紅を

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    2年前くらいに読んだ本だけどすごく記憶に残っている本。
    文字を一つずつ消していくっていう取り組みが興味深いのはもちろん、三次元を生きる人間が小説で描かれるということの齟齬を描写してるのが一番おもしろかったᴗ ̫ ᴗ

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    2025年12月27日
  • ロートレック荘事件(新潮文庫)

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    なんとまぁこの時代(30年以上前)にこのトリックを使った作品があるのかと。時代背景は今読めば当然にやや古く感じるところはあるが、ネット普及前で情報を入れずに読んだら、なお面白かったでしょうね。

    結末はなかなかやり切れないというか、読後感もまた悲哀有り。

    作中記載のとある一箇所にフェアかアンフェアか論争が起きそうですが、それも混みで味があって自分は好き。

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    2025年12月26日
  • 家族八景(新潮文庫)

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    まわりの人も私も、皆同じように、やばいこと、ゲスいこと、グロいこと、エロいこと、考えてるんだろう。
    世の中ってよくできてるなぁと思ったり、思えなかったり。

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    2025年12月22日