筒井康隆のレビュー一覧

  • 旅のラゴス(新潮文庫)

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    大好きな小説の一つ
    主人公の知識欲、学ぶ姿勢にあこがれを抱いた。
    私がモデルとする人物像に大きく影響しているね

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    2025年11月09日
  • 時をかける少女

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    ネタバレ

    『時をかける少女』が気になって読んでみると
    まさかの筒井康隆さんの短編集!

    短編集の中の『果てしなき多元宇宙』が好みでした!
    “たったの40ページ”で、SF設定のゾッとするオチ

    面白おかしく書かれているけど、
    突然、日常から微妙にズレた世界に放り込まれるのは
    最怖すぎます、、、

    さらに元の世界に戻れるか怪しいオマケ付き!
    私じゃそんな生活は耐えらそうにないです、、

    だけどSF特有の理不尽で微妙な後味が残るオチは
    癖になります笑

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    2025年11月04日
  • 筒井康隆自伝

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    幼少期の詳細な記憶。SF黄金期のゴージャスなエピソード。

    二、三点気になる表現があるものの、ツツイならまあ良いかとなる不思議。

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    2025年11月04日
  • パプリカ

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    とてもおもしろかった。
    主人公がとても女性として魅力的に描かれていたのが印象に残った。
    ラストが物語全体の余韻を感じさせるものであり、とても良かった

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    2025年10月30日
  • 筒井康隆自伝

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    ただ事実が書いてあるだけなのに面白い。中学のときやられて以来50年近く読んで来た作家だからだろうか。

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    2025年10月28日
  • 残像に口紅を

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    主人公の小説家・佐治勝夫が「世界から文字が一つずつ消えていく」という虚構の世界に閉じ込められる物語。
    文字がなくなり、言葉がなくなった虚構世界が迎える顚末とは。

    世界から1つずつ文字が消えていく。どんどん消えて、周りの人も消えていく。家族が1人…また1人と消えていく。
    時が過ぎて次はなんの文字が消えて、どのような言葉がなくなるのか、ページを重ねるごとにワクワクした。


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    【小説紹介】
    「あ」が使えなくなると、「愛」も「あなた」も消えてしまった。

    世界からひとつ、またひとつと、ことばが消えてゆく。愛するものを失うことは、とても哀しい……。言葉が消滅するなかで、執

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    2025年10月26日
  • 七瀬ふたたび(新潮文庫)

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    家族八景後の七瀬シリーズ2作目。

    前回の話とは違い、心の汚い人間達の話ではなく、打って変わった雰囲気。
    まず夜汽車に乗っているシーンからよかった。
    はじめて自分と同じ心が読める子供のノリオと、初めて自分の能力とはちがう予知能力をもった恒夫に出会う。
    これから起こる大事故を予知し、この3人で汽車を降りる。これから始まる物語にドキドキした。

    次に七瀬がノリオを引き取り、一緒に暮らすため平穏な生活を脅かす、また違う能力を持った強欲の西尾。西尾との心理戦はワクワクした。
    続々と異能力者と出会い、ピンチを乗り越え仲間ができた七瀬。ヘニーデ姫のところは見えない敵に恐怖した。

    そして待ち受けていた最後

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    2025年10月26日
  • エディプスの恋人(新潮文庫)

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    第1作ブラックホームドラマの『家族八景』、第2作ハードSFの『七瀬ふたたび』に続くシリーズ完結編。といっても昔は「七瀬シリーズ」なんて括りはしてなかったけど。テレパスの主人公というのが同一なだけで、前2作はまったく毛色の異なる作品だし、本作もまたそれらとまったく異質な作品である。SFジュブナイル小説を思わす学園ミステリーな導入から、画家とその妻の謎を冬の田舎の山村に追うミステリーへと展開し、後半は、広大な宇宙の意識の中で繰り広げられる母と子のエディプスな恋愛を通し、私という意識、私の中の無意識というものの在り様を肌で感じさせてくれる。これをとてもわかりやすくエンタメ小説として感じさせてくれると

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    2025年10月12日
  • 家族八景(新潮文庫)

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    男がエロいことばっか考えてるなと思ったけど、男が女に対して無意識で考えてることって案外エグいことなのかもしれない。

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    2025年10月09日
  • 家族八景(新潮文庫)

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    巨匠、筒井康隆の七瀬シリーズ。
    ずっと読みたいと思っていました。

    家政婦として8軒の家を転々としている彼女は、実はテレパスという心を読める能力をもっている。
    本当にどうしようもない家族達で、家族を罵り合い、自分の欲求を満たすためのどす黒い感情を持つ人達の心を読み取る。
    だが彼女はその家族たちで実験したり、関係を壊したり楽しんでいるところがすごく面白い!

    だが時に男たちからの性的対象になり危険を伴うところや、これ程までに人間の汚らしさの表現に始終顔が引き攣りながら読書しました。

    そして何話か背筋の凍るような話もあったが、最後の【亡母渇仰】は怖すぎる!!
    人間の恐さを集めた本だと震えました!

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    2025年10月06日
  • にぎやかな未来

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    筒井康隆初期のショートショート集。『遊民の街』では若者の興味がSNSやYouTubeに移り本が読まれなくなったといわれる現代を予期したかのような描写があったりとどの作品もほんの数ページながら作者ならではの先見性とユーモアに満ちた秀作ばかり。

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    2025年09月30日
  • 家族八景(新潮文庫)

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     筒井康隆版、家政婦は見た!
     主人公、年若い美女の火田七瀬は超能力者。
     他人の心の中を覗くことができるテレパシストだった。
     その彼女が、お手伝いさんをする家での物語。
     自分から嫌になってやめたり、首になったりで八件の家を彼女は巡っていく。

     8つの短編からなる小説だが、この中では「澱の呪縛」は最もショッキングだった。

     夫婦と子供が11人の、神波家という大家族の家政婦をすることになった七瀬。
     その家に入った途端、七瀬は異様な臭気、不潔さに悩まされる。
     歯ブラシの共用とか、部屋のあちこちのゴミとかカビに、この家のものは全く無頓着で、不潔の自覚がないのだ。

     ところどころ身につま

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    2025年08月11日
  • 家族八景(新潮文庫)

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    「100分で名著」を見て、面白そうなので読んだ。

    家族って、裏ではこんなに牽制し合っているんだなぁ、と空恐ろしくなった。そこまで敵意を持たなくても、と思いつつ、どこか思い当たるところがあり身につまされる。自分にテレパスがなくて良かった。

    SPY×FAMILYのアーニャみたいに心が読める能力に少し羨望していたが、七瀬のように、人間に冷め、不信になり、達観してしまうのだな。と変に納得した。

    七瀬は単なる観測者ではなく、時にいたずらをし、時に彼女ならではの苦悩をしながら、かえって人間味を感じさせられる。七瀬の魅力は評判どおりだった。

    続編は、全く違ったテイストになるらしい。読んでみたい。

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    2025年08月09日
  • 幻想の未来

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    昭和46年(1971年)発売の作品集。

    いや〜色褪せない。
    ドタバタやグロ、シュールとかが得意な筒井さんだけど、こんなめちゃくちゃリリカルで感傷的な作品も書けるの凄すぎる。

    表題作『幻想の未来』はあまりにも壮大なスケールで美しい。
    当時、冷戦下だったから地球の未来がわからない中で常に想像力を働かせていたんだなと想像する。

    放射能と炭素熱で破壊された核戦争後の大都会。極限状況で出逢った二人は子をもうけた。

    時がたち、過酷な環境に淘汰されながら、適応するために変異を続ける生命体。地球上の意思ある生命体は朽ち果て、意識の集合体だけが残る世界で生きていくことができるのか。

    やがて他の惑星から

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    2025年08月06日
  • パプリカ

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    平沢進→映画「パプリカ」→原作小説という順に辿り着いたが、映像作品以上に夢と現実の入り混じる様子が伝わってくるのが凄かった。文章は自分のペースで読み進められるので、自分が夢の中でこれは夢だと気付いたときのような感覚が起こって面白い。
    人物名をぱっと覚えられないので自分的には映画を先に観ておいて良かったと思う。

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    2025年07月22日
  • 虚人たち 新版

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    ネタバレ

    すごい本を読んだ。

    描写について。主人公の思考で本ができているが、私より遥かに目的論的な世界観で生きており、私とは異なる感性を持った思考体であることを意識させられる。自分がそう思っただけなのに、〇〇であることを伝えるために〇〇はある。みたいなことすぐ言う。面白い。もちろん実験的な構成とか描写が私を感動させた理由だけれど、それを私が書くほどには掴めきれておらずなんと書いたらいいのかわからないからとりあえず描写について気づいたことを書いた。
    ストーリーとは関係のない描写ばかりだなとは思っていたが、文章の量と小説内の時間を比例させようとしていたのには気づかなかった。悔しい。妙に印象的な立小便の件と

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    2025年07月18日
  • 残像に口紅を

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    同名小説のコミカライズ。
    自身が創作の中の人物であることに気がついてしまった主人公が、文字が1つずつ消えていく世界で生きていく。
    小説では書かなければそこにあろうとなかろうと気にならないけど、マンガである以上は失われたものは描くこともできないので、コミカライズする上でとても苦労したろうな……
    「自分が創作の中の人物だと気付く」というメタフィクションだが、マンガであるが故にそこから一歩踏み込んで「自身が原作のあるマンガの登場人物である」ことにも気付かせるのは素晴らしい展開。その媒体でしかできないことをやるのはメディアミックスの基本にして理想系だなあと。
    終盤、文字が少なくなってきてからの展開は小

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    2025年06月19日
  • 大いなる助走

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    めちゃくちゃ面白いです。独特のモノローグ、エログロ描写(抑えめですが)、痛烈な皮肉など、筒井康隆のいいところがよく出ています。

    解説にも書いてありましたが、物語中で出てくる嫌な奴らが終盤ほとんど”成敗”されるので、憂さ晴らし的な感覚があります。嫌な描写も多いですけど、読み終わったら不思議とスッキリするのが魅力ですね。

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    2025年06月14日
  • カーテンコール

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    「これがわが最後の作品集になるだろう」信じていません!担当編集者から始まり、どこか全体的に、アイロニカルな作品集。作品的にはショートショートに該当する短編集。

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    2025年04月16日
  • モナドの領域(新潮文庫)

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    さすが鬼才の筒井康隆。
    終盤は現実世界を巻き込むメタ展開となりドキッとした。
    哲学者の言葉の引用が多く少し難しいが、面白かった。
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    河川敷で若い女性の腕が発見された。ほどなく近隣のベーカリーでアルバイトの美大生が精巧な腕形のバゲットを作り、店の常連の美大教授が新聞のコラムで取り上げ、評判を呼ぶ。次に教授は公園で人を集め、その全知全能を示し始める。自らを神の上の「無限の存在である創造主」だという教授の真意とは。そして、バラバラ殺人の真相は? 天才筒井康隆がその叡智の限りを注ぎ込んだ歴史的傑作。

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    2025年04月16日