筒井康隆のレビュー一覧

  • にぎやかな未来

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    ショートショートって限界があるよなとか思いながら読んでましたが、読み進めるうちにそんなことはないなと思えてくる、そんな作品でした。
    出版年はかなり昔ですが、今でも通用するようなテーマが多く、人間って今も昔も変わらないんだなと気付かされる。
    最後の解説の著者がサプライズ感あって良かった。

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    2026年05月03日
  • 筒井康隆自伝

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    筒井康隆先生による自伝。
    読んでた時に筒井康隆だから何かあるはずと深読みしすぎだけど、流石のエッセイ。
    幼少年期から中年期まで、筒井康隆先生が筒井康隆先生であるのがわかる一冊。

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    2026年04月25日
  • 笑いの力

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    シンポジウムの文字起こしなので読みやすい。
    いくつか印象的な話もあり有意義だった。
    血糖値などは興味深く、子どもの表情については二十年後の今はどうなのだろうかと思ったり。有意義な内容だった。

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    2026年04月20日
  • 旅のラゴス(新潮文庫)

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    新たな景色に触れ、知らない学問を修める。人生の旅の中で自分はどれだけ老後に語り合える話を身につけることができるだろうか。今は家にいながら色んなことを知れる世の中で、現地に赴く意義は昔よりは薄れているかもしれないが、やはり行かなければわからないことは存在し続ける。自分の知識欲が刺激される良い小説であった。
    中高生以来の再読となったが、その時どんな気持ちでこの本を読んだのか、それがその後の人生にどう影響したか。詳細を覚えているわけではなかったが、登場人物の名前や壁抜けは印象に残っていた。さながら昔に立ち寄った集落を再訪したかのように。

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    2026年04月05日
  • 旅のラゴス(新潮文庫)

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     本当に不思議で独特の世界観であり、私の冒険者心を大きくくすぐる作品でありました。

     どちらかと言うと海外ファンタジーのような物語なので、海外作品派の私には比較的読みやすい作品でありました!

     主人公である旅人のラゴスが行く先々で巻き起こす不思議なエピソードが、短編形式で語られて行くと言うもの。

     彼が旅先で出会う登場人物達はそれぞれが色んな特殊能力を持っており、それを使った事でどんな結末を迎える事になってしまったのか…ちょっとした人生の教訓の様なものも詰まっていたりして、とても興味深く読めました! 

     主人公のラゴスは、まさに我々地球を旅する冒険者達の姿そのものであると、私は感じまし

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    2026年04月04日
  • 旅のラゴス(新潮文庫)

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    読書とは娯楽のひとつである。しかし、その中で、ただの娯楽ではなく、人生にとって心に残る素敵な作品に出会えたらなんと幸せなことだろう。筒井康隆の『旅のラゴス』を読み、まるでラゴスと共に旅をしているかのような体験をした。

    物語の中では笑えることや素敵な経験、時には辛く悲しい出来事もあるが、主人公ラゴスは常に前向きで、感情に振り回されることはない。その姿勢によって、読んでいる私自身も人生を前向きに考えようという気持ちになれる。

    ラゴスの旅は現実ではありえない壮大さや奇想天外さに満ちている。しかし読んでいるうちに、自分の人生と重ねて考える瞬間もある。周囲の人々がラゴスを囃し立て、ラゴス自身は手を貸

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    2026年03月26日
  • 筒井康隆自伝

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    兎も角もよくぞ書いてくださいました。それだけです。ファンがしみじみありがたく読む書。筒井未読者は代表作あらかた経巡った後にお越しくださいませ。

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    2026年03月15日
  • 筒井康隆自伝

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    ネタバレ

    たぶん十代の中頃に出会った『旅のラゴス』がnfmとなって読書対象ではなくなっていたが、『虚航船団』と出会って『旅のラゴス』を再読し、未熟な読み手であったことを痛感した。

    自伝というのは、小学校の頃のご近所さんを書くものだっただろうか。やけに詳しく語っているが、『虚航船団』を書いた作家だから鵜呑みにはできない。
    小学生から高校生までの一人称をおれ、大学時代をぼくとあらわす。社会人になってまたおれ。作家の自伝といえば、前半生なら大学時代がいちばん濃くなりそうなものだがあっけない。ほうぼうで語り尽くしているのだろうか。手塚治虫との遭遇やらDAICONのくだりなども、そういうこともありましたくらいな

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    2026年02月24日
  • ロートレック荘事件(新潮文庫)

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    犯人は分かっていたのに、こんなからくりがあったなんて…!
    ・初のトリックが読者を迷宮へと誘う
    ・前人未到のメタ・ミステリー
    裏表紙のあらすじを読んで、「真相を解明してやるぞ」と心して挑んだ。
    なのに、終盤で凄く驚いたし、作者のミスリードにまんまと引っかかったのは私です。いやぁ、面白かった…!

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    2026年02月14日
  • ロートレック荘事件(新潮文庫)

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    1行の衝撃!という触れ込みのミステリーは他にもあるが、その走りが本書なのか?
    独白という形でネタばらしまで丁寧にされているところが新鮮だった。

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    2026年02月01日
  • パプリカ

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    4年越しに再読。
    年始に映画のリマスター版がたまたまやっていて、そういえば原作はどうだったかなと思った時、不思議なくらい覚えていなかった。夢みたいに。
    物語の序盤では、能勢や粉川らの治療のために夢の中の世界でパプリカが縦横無尽に動き回っている感じが印象的だった。一方で小山内と乾が暴走を始め、夢と現実が入り混じるようになってくると能勢や粉川、さらにはラジオ・クラブの玖珂と陣内でさえも夢と現実を行き来して彼らと戦う。夢と現実の混交が始まった直後は各々が今目の前の世界が夢か現実かを区別することに躍起になっていたが、徐々にその境目を探すことはなくなり、さらには夢と現実の行き来に対しての抵抗というか、躊

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    2026年01月30日
  • パプリカ

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    何度か読んでいる。
    最近夢日記をつけてみたけど3日でやめた。夢って囚われてそのことに昼間の起きてる間にも心がそちらを向いてしまって、あの夢の細部を知りたいってなって惹かれる時間が増えて。
    このお話しみたいに、夢と現実の境がなくなったり、他人の夢が流れ込んだりしたらおかしくなってしまうのでは?みたいな。脳のチリチリした感じを味わえてくせになってしまう。
    パプリカは男性はみんな好きになっちゃう魅力的な女の子が出てきたり後半ぐわあーんった意味がわからなくなっていったりするこの構成自体が夢みたいで、夢って都合よくてでも都合よくならなくてわけわかんなくて突然終わったりするよねみたいな温度感自体が通じちゃ

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    2026年01月27日
  • パプリカ

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    筒井康隆の書く、支離滅裂という筋の通ったSFドタバタ作品が好き。
    堅苦しい現実世界に非日常という衝撃を与えてくれる印象。
    精神分析の観点から夢を見てパプリカから患者に与える助言たちは、なんでもすぐに考え込んでしまう癖のある私にとって考えさせられるものが多かった。

    「不安というのは対人関係の中から生まれて、その次元の中で発展したり解消したりする」

    #2026 #2

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    2026年01月17日
  • 家族八景(新潮文庫)

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    最高!
    筒井康隆は人間の内面を炙り出す『敵』が大好きで、読心術者視点の本作は初めっから中身が剥き出しなので、面白くて堪らなかった。
    よくもまあこんな愉快な家族を8つも描けたな。劣っている短編が皆無でどれも素晴らしい。
    しかも七瀬シリーズがまだ2作あると知って狂喜乱舞してる。

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    2025年12月30日
  • 虚航船団(新潮文庫)

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    ネタバレ

    この本が「日本三大奇書」に入らないのはおかしいと感じてしまうほど難解で不気味な物語。しかし、読んでいくにつれて世界史のパロディが現れたり、作者が物語の中に入り込んできたりとわけのわからない展開にページをめくる手が止まらなくなってしまった。

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    2025年12月30日
  • 筒井康隆自伝

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    自分の高校、大学時代には当時出ていた文庫、単行本はほぼ読んでいたと思う。中毒性のある危険なSF作家だ。短編などは繰り返し読んだので、「青年後期」の章はお馴染みの作品が多く紹介、解説されていたので懐かしく読めた。音楽もそうだが、高校生頃によく聴いた音楽はずっと記憶に残ると言われるように、筒井氏の作品は多く心に残っていた。本書の全般にわたり、筒井氏のエッセイだな、と思われる箇所も随所にあるので、ファンにとっては必読。

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    2025年12月13日
  • ロートレック荘事件(新潮文庫)

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    きっと、「へぇ、ミステリーってそういう手法があるのか。じゃぁもう一捻りしたやつを書いてみせよう」って思って書いた作品なんだろう。
    筒井さんは時々こんな感じで別ジャンルに手を出すのです。

    謎解きではページ数まで明示して優しく解説してくれます。
    ここまで丁寧に謎解きをしてくれるミステリーは初めて読みました。

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    2025年11月29日
  • パプリカ

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    筒井康隆らしい作品。
    自分の短編から色々道具を持ってきて使っている。
    この本の主人公もその後『朝のガスパール』にちょっと出たりするそうだ。
    この時期はキャラクターもプロットもスターシステムを取り入れていたのだろうか。
    アニメ版も視聴したが、頑張って毒っ気を抜いていい感じに仕上げられていました。

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    2025年11月29日
  • 筒井康隆自伝

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    筒井康隆は日本SF第一世代メンバーである。2013年に同じ豊田有恒が亡くなった後、最後の日本SF第一世代として孤軍奮闘、現在もなお執筆活動を続けている。昨年、自宅で転倒して頸椎を痛めて以来、不自由な生活を続けている。現在、リハビリ設備に入っているものの、毎月どこかしかの月刊文芸誌で作品が掲載され、本の表紙で筒井康隆の名前を見ない日は無い。流石に2~5ページの短い文章となっているが、この文学に対する執念は目を見張るものがある。この本以降、来たるべき日までの作品が今後必ず出版されると思うが、たぶん泣きながら読むことになるだろう。

    自伝と言うだけあっていろいろな出来事が驚くほど詳細に記述されている

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    2025年11月14日
  • 時をかける少女

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    ネタバレ

    『時をかける少女』が気になって読んでみると
    まさかの筒井康隆さんの短編集!

    短編集の中の『果てしなき多元宇宙』が好みでした!
    “たったの40ページ”で、SF設定のゾッとするオチ

    面白おかしく書かれているけど、
    突然、日常から微妙にズレた世界に放り込まれるのは
    最怖すぎます、、、

    さらに元の世界に戻れるか怪しいオマケ付き!
    私じゃそんな生活は耐えらそうにないです、、

    だけどSF特有の理不尽で微妙な後味が残るオチは
    癖になります笑

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    2025年11月04日