【感想・ネタバレ】ウィークエンド・シャッフルのレビュー

あらすじ

硫黄島の回顧談が白熱した銀座のクラブは戦場と化し(「『蝶』の硫黄島」)。子供が誘拐され、主人が行方不明になった家に入った泥棒が、主人の役を演じ始め(「ウィークエンド・シャッフル」)。全13編。

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Posted by ブクログ

 人生で暫定一位の短編集かもしれません。突拍子のないドタバタ系から、切ない話、純文学寄りのものから、現代への鋭い風刺まで、様々な角度から短編を楽しめました。毛色の違う収録作たちに共通しているのは、等身大の精神を描いているところだと思います。現実味はないかもしれないけど、どこか血の通った作品はとても好きです。表題作のようなトンデモ展開も、しっかりとまとまったストーリーに昇華できる筒井康隆…本当にすごいです。
 こんなに笑った短編集は初めてだし、こんなに観念を揺さぶられた短編集も初めてです。収録作は全部良かったですが、特に良かったのは『如菩薩団』と表題作、あと『犬の町』ですね。

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2025年04月07日

Posted by ブクログ

なかなかぶっ飛んだ設定が多く、短編てのも丁度良くて、楽しめた。80年代に書かれたモノだが今でも遜色無く読める。

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2020年04月19日

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