筒井康隆のレビュー一覧

  • 笑うな(新潮文庫)

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    ブラックユーモア×ファンタジー要素満載のショートショート集。
    筒井節炸裂で難解!?なところもあったが、サラッと読めて面白かった。

    特にお気に入りが
    『悪魔を呼ぶ連中』、『最初の混線』、『遠泳』。

    また機会があれば筒井作品読みたい!

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    2026年05月27日
  • 家族八景(新潮文庫)

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    いろんな家族がいて幸せそうだったり、明るい家庭だったり、裕福で仲睦まじかったり見えるけれど心の中はこんなものなのだろう。
    それをズバッと書いてくれてなるほどねと感じた
    でも心の中の言葉がわかるのは怖い
    友達なんて欲しくなくなるかもしれない

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    2026年05月21日
  • 筒井康隆、九十歳のあとさき―老耄美食日記―

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    作品紹介・あらすじ

    美食を楽しんでいたおれは、一夜にして「車椅子の文豪」になってしまった。二〇二四年三月二十三日。数々の傑作話題作を著した八十九歳の作家は、老いと戯れながら、愛妻や仕事仲間と美食を楽しみ、『百年の孤独』等現代文学を論じて倦まずにいたが、この日自宅で転倒して車椅子の生活となった――。しかし不敵きわまる作家魂でその日々を赤裸かつ挑発的に描き続けた空前絶後の老文豪リアルライフ!

    *****

    筒井康隆が88歳~91歳にかけて雑誌「波」に連載していた日記をひとつにまとめたもの。日記以外に初の文庫化となったガブリエル・ガルシア=マルケスの「百年の孤独」に寄せられた解説や、大江健三郎に

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    2026年05月17日
  • 脱走と追跡のサンバ

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    キッチュな世界観であまり好みではないが設定がかなり面白く、中盤あたりからの度重なる展開にのめり込む。ラストの演出によって遡及的にそれまでの物語が別の意味を持つタイプの、世界観が瓦解するような作品としてリヴェットの「北の橋」がかなり好みでそれを思い出す。

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    2026年05月15日
  • パプリカ

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    ネタバレ

    面白かったー!本作の後映画も見たけど、それもそれで90分でコンパクトにまとめられてて、アニメならではの映像表現を楽しんだけれど、本作を読んでないとイマイチ人間関係はついていけないところもあるのではないかと思ったり。能勢さん好きだったので、出ずに残念でしたけど!笑。粉川も好きだった!イケオジ〜。アニメだと能勢+粉川をして割った感じだった

    筒井康隆は、残像に口づけを、以来かな?
    女性表現があまりにも昔・オジサンすぎて辟易するところもあったけど、全体として楽しくてあっという間に読んでしまった。エンタメー!

    パプリカが好き笑。
    「ねえ、こんな顔なのでいやなんだけど、これでお別れだから、ここでちょっ

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    2026年05月10日
  • 筒井康隆、九十歳のあとさき―老耄美食日記―

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     年を取る、ということはどういうことか、先人の経験談を知るにしかず。

     佐藤愛子氏の「90歳なにがめでたい」でだんだん行動力が細っていく様子を知った。思考や行動の幅が狭くなっていくところはこの本でも描かれているが、「ここまで食べられるのならそれも良いのでは」と思う。

     90歳でもここまで元気に食べられれば私なら本望。それも、一皿で味もカロリーも満足させるような食べ方ではなく、一流の料理屋のコース料理に近いものを食しておられる。

     「これ以上書いても同じような繰り返しになるから」ということで本書は終わっている。筒井康隆氏がそのあとも同じような楽しい食生活を維持されていることを祈る。

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    2026年05月08日
  • パプリカ

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    『バブリング〜』に続き、筒井作品十作目。映像化されたものを観る前に、自分のパプリカ(美少女)のイメージを確立したかったのでこちら(原作)から。
    PS能力という点から七瀬シリーズに似ているものの、目指すベクトルは逆のように感じた。こちらは内的宇宙、インナースペースが主な舞台だ。後半なんて他の作家なら陳腐な内容になりがちだが、そこはさすが筒井康隆。何でもあり(笑)な展開でもとても楽しめました!
    で、最後もタダでは終わらない——これは現実?夢?それとも…。

    確かに、映像化するなら絶対アニメだよな!と思いました(^^)

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    2026年05月06日
  • 旅のラゴス(新潮文庫)

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    論理的に構築されたファンタジーの世界観を背景に、ラゴスの人生における複数の転機を短編的に繋ぐ形式。各章で数年単位の時間経過を重ねることで、人生という長い旅の重さと変化を表現している。様々な環境での決断や出会いを通じて、人間の道徳的判断と人生の選択肢が問われる感じ。穏やかで落ち着いた文体で語られながらも、ときに考えさせられることもある構成。一方で、今だったらこんなん書かれんだろうなーって描写もあり、そこには違和感を覚えることもあった。全体的には、人生における「旅」と「帰還」、そして最終的な「決別」へ向かう過程を静寂の中に描いた作品。人間の本質と時間の流れを感じさせられる読後感がある。

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    2026年04月23日
  • パプリカ

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    一言感想「夢って夢だからいいものなんだな」
    限りなく現実に近い夢ってのは稀によく見るけどまだそれは『醒めた』境目がしっかりわかるからちょっとうざったいなで済むけど完全に現実と夢の境目が消えるって怖いなって思った
    SFってあんま読まないけどおもろいね

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    2026年04月20日
  • 旅のラゴス(新潮文庫)

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    七瀬シリーズの旅行版に感じた
    これは無限に読めるぞ

    幾度か、何年も経過してしまうシーンがあり、なんとなく残念になったほど

    終わり方だけが好みではなかったが(七瀬もなんだよなあ)さすがは御大といったところか

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    2026年04月12日
  • 旅のラゴス(新潮文庫)

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    ファンタジー世界での旅を描いた連作短編。
    端的で、面白い。筒井康隆の力量が遺憾なく発揮されている。
    小説初心者におすすめできる作品。

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    2026年04月01日
  • 家族八景(新潮文庫)

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    七瀬ちゃんの顔も容姿もわからないが、読み進めていくうちにお茶目で可愛らしい姿が目に浮かんできて、家庭クラッシャーなのに憎めないキャラクターだった。
    みんなが七瀬ちゃんのような貞操観念を持ち合わせているのが健全なんだろうなと思う。

    #2026 #15

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    2026年03月31日
  • 残像に口紅を

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    読み進めるごとに文字が失われ、言い回しが多用されることで後半は読みづらい部分があった。
    けど、そこに言葉としての重要な作者の伝えたいことが詰まっているんだと思った。

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    2026年03月31日
  • パプリカ

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    精神医学研究所で起こるじわじわとしたテクノロジーの争奪戦と目まぐるしく展開する夢の世界観がバランス良く描かれていて、物語全体が「静」から徐々に「動」へと変化していく感覚が面白かった。
    夢の世界ならではの現実離れした物事の描写を1つずつ頭でイメージしながら読むのがとても楽しく、文章ならではの面白さを強く感じた。

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    2026年03月26日
  • エディプスの恋人(新潮文庫)

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    1977年の本だった。バーコードもなくて、郵便番号が三桁だった。
    若い頃に読んだかもしれないと思ったが、あまり印象になかった。多分意味がわからなかったのだとも思った。今回?は意味はわかったが、おそらくここから派生した創作が無数に産まれているため、若干普通に感じた。この概念を発明したと考えるととんでもない人なのだと思った。

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    2026年03月23日
  • 旅のラゴス(新潮文庫)

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    ラゴスの旅じゃなくて旅のラゴス。
    時には長い時間をかけて滞在しながらも色々な地へ旅をするラゴスを通して、
    人生について考えさせられる作品。

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    2026年03月15日
  • 旅のラゴス(新潮文庫)

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    ネタバレ

    淡々とした語り口で、ラゴスの旅を描いていく冒険譚。スカシウマなどの架空の動物、転移という概念から、まったくの異世界物語と思いきや、現代人と思われる「進化した文明」を先祖に持つ世界ということが明らかになり、後半は進んだ文明の知識を得た人類が、自らの文明を進化させていく様を見る、タイムトラベル的な視点でも楽しめた。

    どこか冷めたような印象を持つラゴスだが、知識を貪欲に吸収し社会に還元していく姿や、周囲の軋轢をうまく調整しようとする姿などは、妙に共感できるところもあった。どの地でも安住することなく常に次の地を目指し、老いた後は唯一の心残りであったデーデに導かれるように極北へ旅立つ姿は、1人の男とし

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    2026年03月15日
  • 旅のラゴス(新潮文庫)

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    前半は物語の世界(ラゴスの旅)に、後半はラゴス(旅のラゴス)に焦点が当てられる印象。前半で超能力がいくつか登場、そしてこの世界のことが少しずつわかっていく様子にワクワクし、後半はラゴスが旅を通じて感じていることや学んだことをもとにどう行動するか描かれ、そこにまた興味を惹かれた、という感じ。面白かった!
    結末が曖昧な話やその後を読者の想像に委ねるような話があったりと、もうちょっと描いて欲しいと思うことが度々あったが、それが読書の楽しさの一つなのだろう。
    ラゴス魅力があるんだろうけどモテすぎではないか?

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    2026年03月12日
  • 旅のラゴス(新潮文庫)

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    最初の方はあまりはまらなかったけど、「銀鉱」で奴隷になるあたりからぐっと引き込まれた
    特に「王国への道」と「氷の女王」が面白かった
    ラスト、ここで終わるのかと一瞬びっくりしたけど、余韻があってすごく良い終わり方だった

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    2026年03月10日
  • 家族八景(新潮文庫)

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    1975年発売、か。
    ということは、男は仕事、女は家事などの家庭観がまだ強い時代か?

    そんな中、家族に対する幻想を壊そうとするこの作品。
    作者は、機能不全してる家族や仲違いしてる家庭をたくさん見てきたのか?と感じた。


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    2026年03月09日