筒井康隆のレビュー一覧

  • 脱走と追跡のサンバ

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    筒井さん本人もエッセイでドグラ・マグラから文体など影響を受けたことを語っているが、俺の中でドグラ・マグラと並ぶ小説の最高峰。読み終えて気がつけば自分の中のいくつもの人格がサンバを踊っているのです。

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    2011年06月15日
  • 愛のひだりがわ(新潮文庫)

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    『旅のラゴス』の少女版といった趣。優しい気持ちになれる。中学生くらいに読んで欲しい。日本、ちょっとは良くなるんじゃないかな。

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    2011年06月15日
  • 時をかける少女 TOKIKAKE

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    映画を見た人は絶対に気に入ると思います。駆け足な感じが勿体無いですけどね・・。絵がかなり好みです。(そこか)青春真っ只中ですね〜。夏!夏って切ないー。漫画しか読んでない方は是非DVDを買いましょう!

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    2009年10月04日
  • 佇むひと リリカル短篇集

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    カバーに惹かれて買ったけど、当たりだった。想像力のたまもののような物語設定と、収録されている話の幅広さが文句なく楽しい。特に、「底流」はすばらしい。

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    2009年10月04日
  • 如菩薩団 ピカレスク短篇集

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    …衝撃的な話の連続。
    思わず顔を顰めてしまうようなあまりにもエログロな描写の数々。
    なのになんでこんなに笑えるの!?
    あー面白いっ。

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    2009年10月04日
  • 時をかける少女 TOKIKAKE

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    青春は甘酸っぱいッスねぇ。映画も見たかったけど結局観れずじまいになってしまいました。DVD化早くしてくれ!!

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    2009年10月04日
  • 愛のひだりがわ(新潮文庫)

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    「時をかける少女」を超えたジュブナイルというと似たような惹句だった「わたしのグランパ」はあまり印象に残る小説ではなかったんですが、これは傑作の言葉に偽りなしです。主人公の愛は12歳で母を失う。行方不明になった父を探す愛の旅が始まる。舞台は近未来と思われる日本。社会は治安が悪く、強盗・殺人が跋扈し、少女が一人で旅するには危険すぎる旅だった。そして、左手の不自由な少女のひだりがわには常に守ってくれるものがいた。特殊な能力を持った少女のロードノベルは、「時をかける少女」よりも「火田七瀬」シリーズを彷彿とさせたなぁ。テーマ的には別に珍しいことを書いている訳ではないんだけれど、「善意」と「悪意」について丁寧に書かれた秀作。最後の一行は予想の範囲内ではあるのだけれど、やっぱり「やられた!!!」って感じです。

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    2011年08月19日
  • 虚航船団(新潮文庫)

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    筒井康隆2冊目。もはや空前絶後筒井康隆としか言いようがない、とことんオリジナルな天才的世界に感動、陥落。宇宙船団の一員である文具船の文房具たち、彼らにイタチ族24億が住む惑星クォールの殲滅指令が下されて…。言葉にするとシュールだが、読んでいると妙にリアル。

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    2021年09月22日
  • 夢の木坂分岐点(新潮文庫)

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    筒井康隆初体験。独特の文体、独特の世界。一人の主人公がいつの間にか違う名前・違う環境の人物へと「変容」していく、重層的なような単一的なような摩訶不思議な世界に、あっという間に引き込まれた。筒井康隆、強烈なオンリー・ワン。

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    2021年09月22日
  • 48億の妄想

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    マスコミが支配している近未来、
    全ては監視カメラによって見張られ放送されている。
    そんな世界に疑問を感じている、青年。

    今よりずっと前にかかれた本ですよ!衝撃受けました。

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    2009年10月04日
  • 俗物図鑑(新潮文庫)

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    あることをきっかけにヘンな評論家だけのプロダクション「梁山泊」を設立する男。それを取り巻く評論家たち。最初から壮絶な結末まで、男の生き様と強烈なマスコミ社会風刺の長編。

    昭和51年発行

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    2009年10月04日
  • 富豪刑事

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    富豪が刑事という、あの作品を想い浮かべちゃう短編集。
    時は、日本がバブルになる少し前、1970年代のオイルショックにより、
    かなり景気が落ち込んでいた不景気の時代に、富豪の息子として、
    育った、神戸大助は、大人になり刑事として働いていた。
    そんな中で、富豪を活かしつつ、事件を解決していく。

    あの作品ってのは、同時期に発表されているので、どちらが真似たって
    ことはないのですが、富豪刑事がヒットしていたことで真似たエピソードを
    描いていたりもします。 って、あの作品と濁す意味はないのですが、
    週刊少年漫画で長年連載してた、派出所勤務の富豪・中川のことです。
    これでもタイトルを隠すところは、いじらしいですかね(笑)。

    4つのエピソードがあり、4つともだいぶ違ったトリックがあり、
    作者の筒井康隆は、ミステリーは得意じゃないと発言されているようですが、
    ミステリー好きも十分楽しめる作品じゃないかと思われます。
    ドラマ・アニメ化もされていますが、そちらを見た人でも別物?
    ってくらいに感じるかもしれません。

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    2026年10月04日
  • 時をかける少女

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    ネタバレ

    ラベンダーの香りをかいだらタイムスリップする女の子の話、ぐらいの記憶しかなかったので原作を読みました。(映画も未視聴)
    身体移動、時間跳躍の説明がしっかりされているところにSF小説を感じました。後半部分はラブストーリーになっていて爽やかで切なく美しい物語に仕上がっています。
    私が読んだのは貞本義行さんのカバーイラストで主人公が二つ結びの大人しそうな女の子が描かれていたので喋り言葉が古くても違和感なく読めたのですが、アニメのイラストが表紙だと活発な女の子と本文の言葉遣いが結びつかないんじゃないかなと思いました。

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    2026年10月04日
  • 旅のラゴス(新潮文庫)

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    どうして家にあるのかも思い出せず。筒井道隆さん読んだことがなく、何となくご本人のしかも見た目のイメージから、私には難しくて読めないんじゃないかと思って敬遠していた、言わば読まず嫌い?

    とっても波瀾万丈なのに、ラゴスの冷静さからなのか、状況には流されるのに、人には流されない性格からなのか、とても淡々とした文章で読みやすかった。機会があれば他の作品も読みたい

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    2026年10月03日
  • 旅のラゴス(新潮文庫)

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    心躍るとか、ドキワクとかではなく、淡々と語られていくような感じ。
    各話は長くないが、次が気になってつい進んでしまい。ほぼ1日で読み切ってしまいました。
    先祖が他の星からの移住者だというのがびっくりです。
    登場人物は多様で、私はそのメモを取りながら読むのですが、30人の名前を記録しました。
    印象深いのはデーデとタッシオですね。最後に彼はデーデに会えたのか、そこまでは書かれていませんが、必ず会えてその旅の一生を閉じたのだと思います。

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    2026年10月01日
  • パプリカ

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    どんな小説を食べたらこんな食べ物を思いつくんでしょうか。
    世界観、キャラクターの魅力、後半の夢と現実の交差、圧倒される作品でした。

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    2026年10月01日
  • 大いなる助走

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    初めて筒井康隆氏の小説を読んだ。
    文体がとにかく独特かつコミカルで面白い。テンポがよくシーンごとに分かれているので一本の映画を観たような気分になった。
    文学界ではこのような憎悪や嫉妬や金などいろんなものが渦巻いているのかと思い、すごい世界を覗いてしまったという感覚だった。
    それぞれ直木賞選考委員のモデルになっている人物がいるとのことで、この時代にこの作品を発表するとは。かなり尖っているなぁ。

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    2026年10月01日
  • 残像に口紅を

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    ネタバレ

    最初の虚構と現実とルール付けが上手いからワクワクしっぱなし!
    束縛の中で発揮される才能って魅力的だ〜。
    最後まで物語として成立してて面白かった、作者の努力に感謝。

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    2026年10月01日
  • パプリカ

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    映画では「夢と現実の交差」を重きに描かれていたが、文章では「心理学の発展」という主軸で書かれているように感じ、より密度が高く面白かった。
    敦子とパプリカの関係性もさらに近く思え、心理学に精通する1人の学者としてとても魅力的な女性として存在していたことが映画と比べよかったと思う。
    また能勢と粉川も、小説を読むとどちらも必要な存在と思えた。
    SF小説として、夢と現実が交差する混乱がしっかり読者に伝わり、かつラジオクラブの2人のようなまた違った視点のキャラクターが出てくることによりSF感が強まり、飽きる間もなく読み進められる大変面白い作品だった。

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    2026年09月22日
  • 旅のラゴス(新潮文庫)

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    ネタバレ

    筒井康隆を感じた。読みやすくはないのに、ノリ出したらグンと引き込まれた。
    連作長編だから、一話一話の終わり方があっさりめで、次の話ではラゴスはもう旅立ってるので、少し寂しい気持ちになった。しかも出会った人が割と死ぬ。また少し悲しい。ザムラ、ウンバロ、泊めてくれた女の人(名前忘れた)、奴隷も辛い。七年長い。悲しい話が多い。
    最後、終わり?!って思うくらいラゴスの先行きが見えないままだったけど、それこそ旅物語なのかもな。それが旅で、人生なのかな。
    面白かった!

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    2026年09月22日