筒井康隆のレビュー一覧

  • 愛のひだりがわ(新潮文庫)

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    左腕が不自由な女の子、月岡愛が、父を探して冒険していくファンタジー。暴力が、銃や殺し合いが、はびこる世界で、いつも愛の左側には愛を守る世界が繰り広げられる。愛犬デンがご隠居さんがサトルがその他いろいろな人が或いは犬が。みんなそれぞれの特徴があって読み手をあきさせない。少女から女性への導入は、失恋が表にでることじゃなく犬の言葉がわからなくなるということで描かれている。泣き虫だけど何があってもあきらめない月岡愛が魅力的だ。

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    2010年05月02日
  • 佇むひと リリカル短篇集

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    97年までの作品はそれこそ全部読み尽くした筒井好きだったが、その後はぷっつりだった(満足してしまったのだ)。最近、筒井の名前を(時評含め、パプリカ、時かけetc)聞く事が多く、また読みたくなって、買った。
    それぞれ何時ごろの作品か明示していないが、ほとんどは読んだ記憶があった。そういうものは冒頭の3行で思い出せた。筒井は、どれもが筒井の文体なのに、作品だけの文体がある。すごさだな、と思う。

    『下の世界』の最後の一行に、ガツンといかれた記憶を思い出した――いまでは、トオルをまるで自分みたく感じる。『走る男』の、オリンピックの事務員に以前感じた索莫としたやるせなさを、「こうならないように時代をど

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    2009年10月04日
  • 脱走と追跡のサンバ

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    筒井さん本人もエッセイでドグラ・マグラから文体など影響を受けたことを語っているが、俺の中でドグラ・マグラと並ぶ小説の最高峰。読み終えて気がつけば自分の中のいくつもの人格がサンバを踊っているのです。

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    2011年06月15日
  • 愛のひだりがわ(新潮文庫)

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    『旅のラゴス』の少女版といった趣。優しい気持ちになれる。中学生くらいに読んで欲しい。日本、ちょっとは良くなるんじゃないかな。

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    2011年06月15日
  • 時をかける少女 TOKIKAKE

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    映画を見た人は絶対に気に入ると思います。駆け足な感じが勿体無いですけどね・・。絵がかなり好みです。(そこか)青春真っ只中ですね〜。夏!夏って切ないー。漫画しか読んでない方は是非DVDを買いましょう!

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    2009年10月04日
  • 佇むひと リリカル短篇集

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    カバーに惹かれて買ったけど、当たりだった。想像力のたまもののような物語設定と、収録されている話の幅広さが文句なく楽しい。特に、「底流」はすばらしい。

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    2009年10月04日
  • 如菩薩団 ピカレスク短篇集

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    …衝撃的な話の連続。
    思わず顔を顰めてしまうようなあまりにもエログロな描写の数々。
    なのになんでこんなに笑えるの!?
    あー面白いっ。

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    2009年10月04日
  • 時をかける少女 TOKIKAKE

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    青春は甘酸っぱいッスねぇ。映画も見たかったけど結局観れずじまいになってしまいました。DVD化早くしてくれ!!

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    2009年10月04日
  • 愛のひだりがわ(新潮文庫)

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    「時をかける少女」を超えたジュブナイルというと似たような惹句だった「わたしのグランパ」はあまり印象に残る小説ではなかったんですが、これは傑作の言葉に偽りなしです。主人公の愛は12歳で母を失う。行方不明になった父を探す愛の旅が始まる。舞台は近未来と思われる日本。社会は治安が悪く、強盗・殺人が跋扈し、少女が一人で旅するには危険すぎる旅だった。そして、左手の不自由な少女のひだりがわには常に守ってくれるものがいた。特殊な能力を持った少女のロードノベルは、「時をかける少女」よりも「火田七瀬」シリーズを彷彿とさせたなぁ。テーマ的には別に珍しいことを書いている訳ではないんだけれど、「善意」と「悪意」について

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    2011年08月19日
  • 虚航船団(新潮文庫)

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    筒井康隆2冊目。もはや空前絶後筒井康隆としか言いようがない、とことんオリジナルな天才的世界に感動、陥落。宇宙船団の一員である文具船の文房具たち、彼らにイタチ族24億が住む惑星クォールの殲滅指令が下されて…。言葉にするとシュールだが、読んでいると妙にリアル。

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    2021年09月22日
  • 夢の木坂分岐点(新潮文庫)

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    筒井康隆初体験。独特の文体、独特の世界。一人の主人公がいつの間にか違う名前・違う環境の人物へと「変容」していく、重層的なような単一的なような摩訶不思議な世界に、あっという間に引き込まれた。筒井康隆、強烈なオンリー・ワン。

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    2021年09月22日
  • 48億の妄想

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    マスコミが支配している近未来、
    全ては監視カメラによって見張られ放送されている。
    そんな世界に疑問を感じている、青年。

    今よりずっと前にかかれた本ですよ!衝撃受けました。

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    2009年10月04日
  • 俗物図鑑(新潮文庫)

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    あることをきっかけにヘンな評論家だけのプロダクション「梁山泊」を設立する男。それを取り巻く評論家たち。最初から壮絶な結末まで、男の生き様と強烈なマスコミ社会風刺の長編。

    昭和51年発行

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    2009年10月04日
  • 文学部唯野教授

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    面白かった。流石筒井康隆。大学では英文学の教授、裏では小説家として文学理論を体現するような小説を書いている唯野教授の目を通して、ドロドロの大学内部の権力闘争とそれにまつわる珍事を描く。また各章のラストは唯野教授による文学理論講義で締めくくられているため、本作を読むだけで文学理論の概観を知ることができる入門書のようなものにもなっている。
    ウィットに飛んだ言い回しも教養に支えられた作中で披露される文学知識も全て素晴らしい。サクサク読むことができる口当たりの軽さと裏腹に読むと本当に大学の講義を一期分聞き終えたかのような満足感も得ることができる。大学の内部事情に関してはかなり悪意的というかコメディ的に

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    2026年09月09日
  • 文学部唯野教授

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    大学内の不思議な文化をコミカルに描くストーリー
    物語自体に心に残るものは無かったが筒井康隆の悪ふざけとも思えるような文章と文学史の講義はとても面白い

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    2026年09月08日
  • パプリカ

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    奇々怪々、奇想天外などなど。
    夢と現実の狭間をさまよい、どちらがどちらか分からなくなる。
    どこまでが夢でどこまでが現実なのか、はたまた全て夢、または妄想だったのか、、、

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    2026年09月08日
  • パプリカ

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    数多の人間の夢が現実と交錯する終盤の展開は、何度読み返しても訳がわからないのにはちゃめちゃで面白かった。

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    2026年09月07日
  • ロートレック荘事件(新潮文庫)

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    数十年ぶりに再読。最後に裏切られるタイプの小説なので、本来なら再読時には「答え合わせ」という楽しみがあるはずなのだが、残念ながら内容をすっかり忘れていて、ろくにできなかった(まぁ、最後には本文中で解説してくれるんだけども)。

    館モノの体裁ではあるが、そこは筒井作品。読者への挑戦というよりも、文学への挑戦として読むべきだろう。要するにミステリーとしては反則的であり、これをミステリーと呼ぶべきではないという向きも多いかもしれない。しかし、私の読書歴の中では、しばらく離れていたミステリーを再び読むようになったきっかけとなった、思い出の一冊なのである。

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    2026年09月06日
  • 筒井康隆、九十歳のあとさき―老耄美食日記―

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    90歳になる筒井康隆が、京子夫人と食す美食の数々。二人で5、6万円はざら。1万2万だったら安かったと。病気になって入院してからは高級高齢者施設で二人で暮らす。外食の美食は相変わらず。

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    2026年09月04日
  • 旅のラゴス(新潮文庫)

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    ラゴスの旅を書いたSF小説。未来の設定みたいな感じやけど、現代の技術とかは失ったような感じ。そのかわりに今で言う超能力的な力を持ってる人が出てくる。ラゴスの旅は波瀾万丈で、捕まって何年も奴隷になったり、ある街では王様になったり、なんか旅をするのはいろんな刺激があるしいいよなぁと思った。

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    2026年09月02日