筒井康隆のレビュー一覧

  • 老人の美学(新潮新書)

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    ネタバレ

    旅のお共として。でも途中までしか読めなかったから、読み上げるのが遅くなってしまった。同世代の老人向けに書いているからなのか、字が大きめで読みやすかった。美学を持ったかっこいい老人になりたいけどね。紹介されてる「敵」「愛のひだりがわ」「銀齢の果て」をまた読もうかな。

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    2023年02月01日
  • わたしのグランパ

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    SF御三家の1人筒井康隆のSFではない作品の一つ。
    主人公・珠子と祖父の謙三との不思議な関りと感動の
    ジュブナイル小説(大人が読んでも楽しめる)。

    物語の冒頭に書かれた「囹圄」が物語の始まりとして、
    重要だったりしますが、これの意味を小学生の時に知り、
    このことで、祖父の存在を両親や祖母から聴かされていたのと
    違うことを知ります。
    そして、時を経て中学生となり、物語のメインへと突入。
    祖父・謙三が帰ってきて、珠子と関わりを深めていきます。
    珠子の人生の変化と祖父とのかかわり方そしてその行く末が、
    不思議で心温まるって感じ。

    ちょっと気になるのは、終盤の展開は急だったかなと
    個人的に思うとこ

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    2023年01月31日
  • モナドの領域(新潮文庫)

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    中学高校の頃筒井康隆をすごくたくさん読んでいたけれど、それ以降あまり読まなくなってしまい、すごく久しぶりに新しめの作品を読みました。

    解説で池澤夏樹さんが書かれていたことに尽きるけれど、小説の読者は読後感をいつまでも持ち続けることができる。それは本当に祝福なのだと思う。GODは決して祝福はしないけれども、最後に勝利するのはぼくたち読者である。

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    2023年01月21日
  • パプリカ

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    エンタテインメント!映画みたい。
    夢の中に入れる機械や能力が主題。
    夢の不条理さの描写が素晴らしい。夢の中で官能が増幅されるのはそうだよね。
    キャラクターも魅力的で面白かった。

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    2023年01月01日
  • 富豪刑事

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    大富豪の刑事が金を湯水のように使って事件を解決していく短編集。ドタバタのほうの筒井先生かと思いきや、意外としっかりした推理トリック捜査もの。
    強盗、誘拐、殺人と、事件の幅も広く、おかしなキャラばかりだけどナゾときも楽しめて、筒井先生の守備範囲の広さに唸る。

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    2022年12月22日
  • 幻想の未来

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    表題作超よかったです。SF的な壮大さや向かっていくベクトルに藤本タツキのファイアパンチを彷彿とさせた…。

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    2022年10月31日
  • パプリカ

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    ネタバレ

    面白い。後半の夢と現実の混濁ぶりがものすごく、それもまた面白い。自分も物語の世界に迷い込んでしまったようだ。

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    2022年10月31日
  • 文学部唯野教授

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    文学部とはこういう所なのか!と素直に受け取って良いもの?ストーリーが面白すぎたから講義の部分も同じテンションで読み進めてしまったけれど、これはユーモアを利用した批評論の押し売りか!とても面白かったです。コミカルドタバタでした。

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    2022年10月24日
  • 誰にもわかるハイデガー 文学部唯野教授・最終講義

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    難解なことで有名なハイデガーの『存在と時間』についてわかりやすく説明されている。わかりやすい説明になっても正直なところ難解ではあるのだが、外観くらいは理解できるように噛み砕いてくれているので、入門としてちょうど良いと思う。
    存在と時間は「本当に難しすぎて理解しづらいことで有名である」という点を念頭に置いて読むべき。もし理解できなくても落ち込む必要なんてなく、むしろ難しすぎる点を笑い飛ばすくらいの心持ちでいるべきだろう。

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    2022年10月22日
  • 誰にもわかるハイデガー 文学部唯野教授・最終講義

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    ネタバレ

    この本じたいはとても分かり易いけど、引用されている原文は恐ろしく難解。筒井さんよくこんなの読んだな…ハイデガーで歯が立つのはこの本までな気がする…。

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    2022年10月15日
  • 誰にもわかるハイデガー 文学部唯野教授・最終講義

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    『最終講義』の名の通り、まるで中学生や高校生に戻って面白い先生の講義を受けているような気持ちになれる。
    本書で指摘されている通り、ハイデガーに触れる上で大きな障壁になるのが、数々の概念(というか、言い回し?)なのだが、本書はそれらの話を最小限に抑えて解説を進めてくれている。おかげで、ハイデガーの視座は私たちが直感的に感じ取っているものと近いということが分かりやすく、説得力がある。
    読書慣れ、哲学慣れしていない自分のような人に、読んでもらい、哲学の身近さを感じてほしい。

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    2022年09月27日
  • 七瀬ふたたび(新潮文庫)

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    七瀬ふたたび
    テレパス(読心力)、未来予知、透視、サイコキネシス(念力)、時間遡行•••。

    超能力。

    高校時代はわくわくしたのだが、ストーリーはハードだな。

    【あらすじ】(最初のみ)
    ①邂逅
    お手伝いを辞めた七瀬は実家に戻る列車の中で、同じ能力を持つ人間に初めて出会う。

    ②邪悪の視線
    高級バーで働き、幼いノリオとアパート暮らしをする七瀬。しかし、バーの同僚が紛失した指輪泥棒の濡衣を着せられる。

    ③七瀬 時をのぼる
    北海道に向かうフェリーの中、ノリオは今にも目の前で起きそうな殺人を感知し、七瀬にテレパシーを送る。

    ④ヘニーデ姫
    マカオのカジノで生活費を稼いだ七瀬は、道中仲良くなった瑠

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    2022年09月25日
  • 時をかける少女 (角川つばさ文庫)

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    中学3年生の芳山和子は、同じクラスの深町一夫、堀川吾郎とともに理科室の掃除当番だった。一人片付けをしていた和子は、誰も居ないはずの実験室からの物音を聞く。実験室に入った和子は人影を見るが、試験管からこぼれた薬の匂いで気を失う。懐かしい香り、あれはラベンダー。
    その日の夜から和子は不思議な体験をする。起きたはずのことが起きていない、一緒に居たはずの人が覚えていない、事故に合う瞬間に別の場所に移動している。
    なんど、和子はテレポーテーション(身体移動)とタイム・リープ(時間跳躍)の力を手に入れてしまったらしい。
    以前の自分に戻るには、あの実験室の人影をみたあの場所に戻らなければいけない…。

    ==

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    2022年09月22日
  • 誰にもわかるハイデガー 文学部唯野教授・最終講義

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    わかった。というかわかった気にさせてくれたことと、メタ要素を保ち噛み砕いた解釈を与えてくれたことが、雛目線での親鳥に思えて筒井先生死んだら泣くやろなあと謎の感動感情感想。

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    2022年09月11日
  • あるいは酒でいっぱいの海

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    読書のリハビリにちょうどいいかな?と思い購入。
    筒井康隆の文章はストレス無く読めるので好きだ。
    個人的には「睡魔のいる夏」がお気に入り。

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    2022年09月05日
  • 世界はゴ冗談(新潮文庫)

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    この歳でこのキレキレっぷり。さすがというしか。
    どの短編も面白くて引き込まれる。
    実験的且つブラックユーモアたっぷり。好物だらけで筒井康隆作品、何読んでも最高と思ってしまう自分が悔しいというか。こちらにもうちょっと考えさせる余裕くれよな、という感じ。
    メタパラフィクション面白かったな、、
    最後のウクライナは今思うと辛い

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    2022年08月13日
  • 旅のラゴス(新潮文庫)

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    旅している気分 読んでいる人や年齢によっても、どこに感銘を受けるかが変わりそうな印象。変わらないのは、自分も旅をしているような気分になることかな?

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    2026年01月12日
  • 短篇小説講義  増補版

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    筒井康隆といえば気の向くまま、筆の赴くままに大量の作品を生み出し続けてきた印象があるが、しかし本書ではその実、短編小説を書くためのテクニックや心構え、文学界の課題意識について綿密な考察を披露する。紹介されている短編小説とセットで読みたい一冊。

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    2022年07月23日
  • 富豪刑事

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    大富豪の父を持つ刑事・神戸大助が、湯水のようにお金を使って事件を解決する推理小説仕立てのエンターテーメント。トリックだって金で解決する振り切ったミステリー。
    父親は、過去悪徳を重ね富を得た事を後悔していて、息子が正義の為に、資金を使う事に、大喜び。全面協力体制。刑事・大助のキャラも良いの。温厚でいたって健全。愛車がキャデラックで、多少高級スーツを着用するけど。金銭感覚が幅広いというだけ。
    好みは、“密室の殺人事件”のような、赤字会社作るためにエキスパート集めてダンピングしまくるも、結局黒字化してしまい、父が憤怒するパターン。ドラマ化では、このパターンを多用してたと思う。
    原作は4編それぞれお金

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    2022年07月02日
  • エディプスの恋人(新潮文庫)

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    ネタバレ

    テレパスである火田七瀬は、私立高校の事務員として、突然存在する。彼女自身、現在の自分に疑問を持たない。彼女は、ひとりの男子高校生に興味を持つ。彼の周囲では、たびたび不思議な現象が起こる。そして、理由もわからぬまま、少年に惹かれていく。
    彼の父親と会い、彼を巡る強い意思の存在を知ることになる。それは、かつて少年の母親だった女性の意思だった。母親は、選ばれし大宇宙の支配者となりその意思は宇宙に偏在しているのだった。
    少年の母親の意思は、七瀬の肉体を一時的に支配して、息子と肉体関係を持つ。その刹那に、七瀬は宇宙意思の感覚を経験する。そして、七瀬によるその世界観の表現となる。
    壮大なファンタジーに行き

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    2022年07月02日