筒井康隆のレビュー一覧

  • 最後の伝令

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    内容は
    筒井さんの短編14編。
    どれもこれも設定が大好きなのだけど
    読んでると暇になってくる話もいつものごとくしばしば。
    中でも、
    両親を亡くした子が書いた手紙の『北極王』や
    樹木が法定の証言台に立つ『樹木 法廷に立つ』や
    いじめで飛び降り自殺した少年がウロウロする『二度死んだ少年の記録』
    などもおもしろいけれど
    特に、
    肝硬変で死んでしまう体内の細胞たちの会話『最後の伝令』と
    8回生きて9回死ぬ虫による『九死虫』がとても良い。

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    2011年05月07日
  • 時をかける少女 TOKIKAKE

    購入済み

    これも良いですね

    衝動買いしました。
    原田知世の映画しか見たことなかったんですが、これはまた展開が違って楽しめました。

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    2011年04月27日
  • 笑犬樓よりの眺望

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    ≪内容≫
    時代の叡智、筒井康隆による痛快な社会時評。
    断筆宣言に至るまでの10年間の真摯な闘いの記録。

    ≪感想≫
    初めて読んだ筒井康隆のエッセイ。今から10数年前のものだが、本書の中で度々取り上げられているマスコミへの痛烈な糾弾は今でも十分に通用するし、喫煙者を取り巻く環境などについては、まさに描かれている通りの未来が訪れている。特に断筆までの経緯や表現規制についての彼の姿勢には、なんというか、とにかくシビレる。処々のユーモアは少しも色褪せず、今日の問題においても十分に通用する意見ばかりで、稀代のSF作家としての彼の知性と先見性はさすがだと感じると共に、今更だけども、断筆を解いてくれて本当によかった、よかった。

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    2011年05月12日
  • ダンシング・ヴァニティ(新潮文庫)

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    実は、筒井康隆さんの本はこれまで読んだことがなくて、これが初めてだった。

    はじめ読み始めて、
    なんだこれは?
    って?マークばっかり浮かんでたけど、
    特に素晴らしい物語があるわけでもないのに、
    繰り返しのリズムの中で少しずつ変化していく話がその先どんな風に進むのかが気になってしまって、夢中で読んだ。

    突き刺さるような言葉とか、いろいろな人間模様とか、深い感情の洞察とか、
    そういうのがあるわけでもないのに、リズム感が楽しい。
    こんな小説もあるんだなと感心する。

    ただ、同じような作品は二番煎じ的な感じになってしまって、書けないのかなとも思う。

    解説に、同じような繰り返しに見えて、少しずつ変化していくのは、
    音楽ではよくある手法と書いてあったけど、
    なるほどだから楽しいのかと妙に納得させられた。

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    2011年03月22日
  • アホの壁(新潮新書)

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    筒井康隆の新書。
    養老孟司の『バカの壁』はのオマージュだが、『バカの壁』は、人と人とのコミュニケーションひ阻害する壁について論じたのに対し、本書では筒井がその体験と俗流科学で、人それぞれにある良識とアホの間の壁とは何か、なぜ人は直ぐに壁を乗り越えてアホの側に行ってしまうのかを論ずる。
    アホな行為、原因、対処法を次々と切り分け切り捨てるのが痛快な一冊。
    アホの壁を乗り越えてしまうのは誰にでもあることだか、気をつけたい。

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    2011年01月22日
  • 愛のひだりがわ(新潮文庫)

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    ときどき思い出したように筒井康隆さんの本をよむのもいいですね。表紙の絵と物語のイメージが少し違っていたのが残念。物語は男の子が喜びそうな内容なんだけど・・・

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    2010年12月14日
  • 日本以外全部沈没 パニック短篇集

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    「日本以外全部沈没」筒井康隆
    ”パニック短編集”。特になし。
    表題作は小松左京の「日本沈没」への公認パロディ。

    筒井さんの皮肉と騒乱に満ちた短編集が11編収録されています。
    昭和四十年代前後の香りに満ちた痛快な作品ばかり。高度成長期日本の明暗を垣間見ることができると思います。
    個人的に印象に残った作品は「ヒノマル酒場」「農協月へ行く」かな。
    どちらも異星人とのバカバカしいファースト・コンタクトの話です。ドタバタなコントという感じ。
    もちろんこの本を購入するきっかけになった、表題作も必見です。
    例によって自分の中では「ニッポン~昭和の名作集~」の一冊でした。(4)

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    2019年01月16日
  • アホの壁(新潮新書)

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    バカの壁ならぬ、アホの壁。筒井康隆が考察する「アホについて」のあれこれ。人はなぜアホな戦争をするのか? そして最後はアホを肯定する! 面白かった。己のアホさにもちょっと気がつく一冊。一読推奨。

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    2014年09月06日
  • 俗物図鑑(新潮文庫)

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    みんな気が狂っています。
    が、狂いたいように狂っている人は幸せそうです。

    笑える話ですが、読んだ後悲しくなりました。

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    2010年09月17日
  • 48億の妄想

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    報道のドラマ性を極端に追求し始めたマスコミ社会。
    読者視点で見れば完全に狂ってるとしか思えない世界を整然と描きつつ、要所要所では笑ってしまう程の気違いっぷりを挿入し、そのごった煮がとても痛快。
    しかし、これが40年以上前の作品ってのがすごいな。
    メタ的な幕もちょっと好き。

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    2010年06月12日
  • 馬の首風雲録

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    筒井先生の快作&怪作。実際の戦争が、当時子供だった先生にはドタバタに見えたという話が後書きにありました。この作品も戦争のドタバタを描いています。悲惨な場面もドタバタ小説風に描かれます。たった一箇所だけ文語体の詩が出てくるのですが、あれが何かのパロディなのか演出効果を狙ったものなのか私の文学的素養では判断できないのが残念。誰にでも薦められる本ではないのですが、私はハマりました。

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    2022年09月05日
  • アホの壁(新潮新書)

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    筒井康隆のアホの壁を読みました。筒井康隆流のアホ論でした。堂々と養老孟司の「バカの壁」のパロディだと書かれていましたが、それなりに面白く読みました。なぜ人はアホなことを言うのか、というテーマではアホなことを言ってしまうシチュエーションが面白おかしく書かれていました。また、なぜ人はアホな計画を立てるのか、というテーマではいろいろな要因で失敗してしまったプロジェクトが紹介されていました。なぜ人はアホなことをするのか、というテーマではフロイトが引用されていてちょっと強引な行動心理学が解説されていました。筒井康隆らしいテイストで、単なるパロディよりは面白く読めたと思います。

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    2011年07月18日
  • アホの壁(新潮新書)

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    この題材にこの作家、というのが正に当てはまる本である。

    無意識にアホな場合は無価値であるが、
    意識的にアホになれれば価値が生まれるということがわかる。

    価値のあるアホには需要がある。
    筒井康隆はSF小説で数多くのヒットを出しているが、
    SFは常識では考えられない世界をあたかも存在するかのように描かるものだ。
    小説だから受け入れられるが、普通に語り回ったところでアホにしか思われない。

    また心理的にアホになってしまう可能性があるのが、
    他人の思想に犯されてしまっている状態である。
    あたかも良いことだと思わされ、思い込み、アホなことをやらされてしまう。
    これも壁を越えてしまった一例だ。

    普段仕事をしていて思うこととしては、
    会社の仕事なのに、他人の状況を考えずに個人の意見を口に出す人間が多いということだ。
    言い方は悪いがテーマなので書くとアホだと思う。
    そういったとき僕は、人の振り見て我が振り直せと思い、身を引き締めるのだ。

    「アホの壁」では戦争にも言及している。
    これはほぼ引用になるが、
    戦争をなくすためには、全人類を文化人にすれば良い。とフロイトはいう。
    でもそれはユートピアだとも、フロイトは言っている。
    なぜなら、戦争の原因は貧困や差別感情によるものであるから。

    しかし筒井康隆はこういう。
    世界中の貧困をなくすことは難しいかもしれないが、
    世界中の人々に教養を与えることは難しいことではないだろう。

    僕も同じような意見を持った。
    自然保護やらCO2削減とかと政治的に議論して金や時間を使っていないで、
    今生きている世界の人々に、同等の教養を与える努力をしていくべきだと思う。
    世界の中でも高い教養を受けられた人々が考えるべきは、そういうことであるべきだ。

    世界の文化レベルが同等になれば、
    未来に生きている人々が自分たちで、世界を良くするように動き出すのではないだろうか。

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    2013年06月18日
  • 虚航船団(新潮文庫)

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    筒井康隆の作品の中では長いほうだと思いますが、わりと好きな作品。
    ただし中身はあまり覚えていない。
    表紙の通り、いろんな文房具が出てくるのですが、昔から物品に感情移入するタイプだった私には面白く思えました。

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    2010年02月22日
  • 俗物図鑑(新潮文庫)

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    うーむ、面白い。気持ち悪い。よしよし、げーしなさいげー。
    という感じの小説。筒井先生の本領発揮といいますか。先生の著作には凡作も存在するわけですが、これは読んで損しません。

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    2010年09月17日
  • 大いなる助走

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    町田康がこの人について書いていたので読んでみた。
    読んだ後知ったが『時をかける少女』の原作を書いた(1967年とかに)人でありSFの三大巨匠とからしい。
    けどこの作品は全くSFとは関係なく文壇の裏についての話であった。
    『大いなる助走』ってタイトルもいいけどまさに自分も大いなる助走な人生かも知れぬと思った。
    これは文学とかそういうのに興味があったら読んだ方がいいかもしれない。
    特に小説書くとか言ってるりーくんとか。笑

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    2009年10月07日
  • 男たちのかいた絵(新潮文庫)

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    「愛とはなんでしょう」が個人的には好きです。
    男女間の恋愛より、深くて純粋でした。人間らしい。筒井らしいやくざ物ですが、さらに筒井らしい恋愛の描き方が素敵です。

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    2009年12月18日
  • 如菩薩団 ピカレスク短篇集

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    「くさり」ももちろんいいけど私はこっちが好き。未読の短編がやや多かったのもよし。
    後期より中期、初期にちょいかぶるくらいの時期のが多く、少し毒がたりないんだけど、
    ホラー短編集のほうにがっつり入ってるからいいや。
    それにしてもバブリーな時代だよなあ。

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    2009年10月04日
  • 時をかける少女 TOKIKAKE

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    アニメ版時をかける少女のコミック。先に映画を見てしまったので、ちょっとはしょられていたりシーンが違ったりしてちょっと不満が残るかも。でも雰囲気は伝わってくるけど。

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    2009年10月04日
  • くさり ホラー短篇集

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    落ちが最高。

    だからページ数が少ない、自動的に落ちが早くわかるものを
    先に読んでしまった。

    「生きている脳」
    初っ端からすごいぞこれはって思わせる。
    ゾクっと後を引く怖さ。

    「大怪獣ギョトス」
    個人的にこの落ち、風刺が効いてて好き。

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    2009年10月04日