筒井康隆のレビュー一覧

  • 幻想の未来

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    書かれている描写や内容は想像できるものの、面白くはなかった。
    おそらく自分が思い描いている作品の世界と作者が思い描いている世界が違うのかも。グロい生き物も出てきてるけどたぶん人それぞれ思い描いているものは違うので、想像力が強い人が楽しめるのかも。

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    2024年07月17日
  • 時をかける少女

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    想像と違いました。
    まず、本のタイトルは「時をかける少女」ですが、短編なので「悪夢の真相」「果てしなき多元宇宙」というお話も収録されています。

    ドラマや映画を先に観てしまったせいか、少し物足りなく感じてしまいました。映像化したものは、ストーリーが大分拡張されていたり、様々な要素が追加されているので…

    「悪夢の真相」や「果てしなき多元宇宙」も話の内容は面白かったです。でも、もっと壮大に書く事もできたはずなのに、短編なのであっさりと終わってしまいます。

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    2024年11月01日
  • 時をかける少女

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    筒井康隆作品の中でも、(角川文庫らしく?)どのお話も爽やかな内容でサラッと読めました。言葉選びに少しの古めかしさはありますが、大人だけでなくお子さんでも楽しめると思います。

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    2024年06月27日
  • 時をかける少女

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    映画とかアニメとかいろいろな媒体で聞いたことがある作品名なので手に取ってみたら、まさかの短編で驚きました!!!

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    2024年06月21日
  • 虚航船団(新潮文庫)

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    『虚人たち』から段落落としと句読点極力排除という虚・構文で作品を作っていく著者。なかなか慣れない。全編で人物、時空間が入り乱れていることも、それに拍車をかける。第一章は狂気の文具船乗組員の紹介。第二章で鼬族の約千年に亘る歴史の叙述。この鼬族史は、流刑地・惑星クォールで、地球の世界史、科学史、文芸史の偉人、変人、独裁者などのパロディをもって文明を発達させ、果ては核爆弾による自滅を描く。第三章では、鼬族と文房具との闘いと、どさくさに紛れて著者の日常と不満がぶつけられてくる。長かった~、疲れた~

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    2024年06月21日
  • 時をかける少女

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     グランパから始まって、富豪刑事、家族八景ときて、時をかける少女。筒井康隆代表作(?)履修月間をひとまずこれで終えようと思う。一癖あったり、ちょっと古さを感じたりはしたが、それでもなんだかとにかくすごかった。日本の「SF御三家」の一人とされるとのこと。そうか、SFってまだまだ若いんだ。

     以下備忘メモ(有名作品とは思うが、ネタバレややあり)。

    ■時をかける少女
     こういう話なんだ。切なかった。しかしシンプルで良いSF。科学技術が発達しすぎてまともな職につくための教育期間がかかりすぎるという問題を抱えている未来(後に睡眠学習によって解決されるが)って初めて見た。

    ■悪夢の真相
     まあまあ。

    ■果てしなき多元宇宙
     ぶっとんだ場面転換、そして読者に語りかける作者、こういうのは好き。好きな男の子がいて、その子は優しいところが魅力なのに、不良学生なんかやっつけちゃうような「男らしさ」があったら良かったのにと思ってしまう心理と、そこからのまさかの展開。面白かった。

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    2024年06月12日
  • 笑うな(新潮文庫)

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    かなりクセのあるショートショート集。
    頭の中が「???」となったり「過激では…」と心配になるような作品が多数。
    理解しがたいのに、なんか読み続けてしまう。
    もはや面白いとか面白くないとかは関係なくて、筒井ワールドを楽しむための本だと思う。
    普通の物語に飽きたらまた読みたくなりそう。

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    2024年06月08日
  • カーテンコール

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    前作「ジャックポット」よりは楽しめました。
    が、やはり流石に一篇10ページ前後の掌編では作品紹介にある「痙攣的笑い、恐怖とドタバタ、胸えぐる感涙、いつかの夢のごとき叙情などが横溢する圧倒的傑作掌編小説集爆誕」というのは少々誇大広告では?と感じざるを得ず残念。

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    2024年06月01日
  • 笑うな(新潮文庫)

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    良くも悪くもくだらない。
    “アニマ”について妙に詳しくなった。
    当時の感性じゃないと笑えないものも多い中、『マイ・ホーム』なんかはFIREの苦しみを描いてたりして、今に通ずるものがあったりもする。『産気』も今のジェンダー論争に刺さるものがあって感心してたらオチがアホすぎて呆れてしまった。
    とにかくキレキレだったのは末世法華経。こんなにファニーでシニカルな創価学会批判を見たことない。

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    2024年05月28日
  • 家族八景(新潮文庫)

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     家政婦が超能力者なのである。主人公、火田七瀬は、高校を卒業したばかりの十八歳。精神感応能力者(読みは「テレパス」)で、他人の心のうちを読み取ることができる。この能力を人に知られないようにするため、ひとところに長くいることなく働ける仕事ということで、父の勧めに従い家政婦をしている。行く先々のお宅で、家族が互いに、あるいは七瀬に対して何を思い暮らしているのかが、詳らかにされる。
     …という設定を生かして描かれる、八つの家庭の裏の顔だけでもじゅうぶん面白いのに、七瀬十八から十九、そして二十歳の年へと時が流れるにつれ、心も体も変化していく様をしっかり捉えているところがまた興味深い。主人公は超能力を持ついわばスーパーヒーロー的な特別な人物ではあるが、家族八景を描くという小説上必要な装置としてだけ存在させられているのではなく、この娘がどんなことに悩みどう変化していくのかを、作者は語る気のようだと感じられる。
     このあと『七瀬ふたたび』『エディプスの恋人』と続く三部作であることはネットで読んで知っている。その昔、中学生か高校生のころ、なぜか『エディプスの恋人』だけ読んで、本当に意味不明で投げ捨てたのが私の初めての筒井康隆だった。ちなみに二回目の筒井康隆は先週読んだ『わたしのグランパ』だから、二十数年遠ざけていたことになる。七瀬の行く末に興味がわいてきた今なら読めるかもしれない。

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    2024年08月22日
  • わたしのグランパ

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     グランパかっこいい!…って素直に思ってあげるけど、こういう爺さんになりたいという男のロマン的な感じなのだろうかなとも思う。グランマさんが、愛しているからこそそばにいられないという、そんな愛され方も含めて。
     「こんな爺さんになりたい」と、「こんな爺さんがすてき」は、きっと微妙に違う。たとえば、バイオレントな要素は、私なら要らない。「こんな婆さんになりたい」を描いた『ぼくの(おれの?)グランマ』があったら読んでみたい。グランマの場合、「ぼくの」と孫息子に慕われる必要があるかどうか、そこから検討が必要だ。『わたしのグランマ』でいい気もする。男なら、女なら、と性別で考えている時点でもはや私も時代遅れなのだろうか。
     終わり方は潔くて好き。

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    2024年05月19日
  • 笑うな(新潮文庫)

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     ほぼ50年前のショート・ショートは、今読むとどうなのか? といろいろ想像しながら手にしました。筒井康隆さんの作品は、初期作を何冊か大昔に読んだ記憶だけで、パロディやドタバタ喜劇、SFを得意としているイメージです。エンタメや純文学作品も手がけ、大分幅広い作風なのかな?

     ブラック、ホラー、シュール、エロ、グロ、寓話、風刺‥、何でもありのイメージの34篇。いろんな芸人さんが次々登場し、漫才を披露しているような感覚でした。内容によって、或いは作品全体として好みが分かれるのではないでしょうか。
     ただ、PCもケータイもない時代、漫才ブームも到来する以前に、よくもまぁこんなぶっ飛んだ話が書けたなと感心します。当時としては、過激な部類に属する作品群だったのではと推察します。刺激の強い星新一さん?といった感じでしょうか‥。

     今は、様々なことに配慮を求められる時代なので、不適切扱いされる表現もあるやに感じました。筒井康隆さんは、時代を先取りしていたのかもしれません。人間観察力、洞察力に優れていなければ決して描けない世界が広がっている気がしました。

     筒井康隆さんがこの後、谷崎潤一郎賞、川端康成賞、菊池寛賞、読売文学賞、毎日芸術賞などなど、多くの名作を発表した事実が信じられないのですが、機会を見つけ手にしてみましょうか‥。

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    2024年05月17日
  • 富豪刑事

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    1978年の作品です。
    お金持ちの警察官と言えば、あのアニメを思い出しますが、この小説の主人公の大助も相当の大富豪。
    大助は刑事ですが、自ら進んで大金を捜査に投入します。
    なかなかコミカルな内容で面白かったです。

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    2024年05月12日
  • 文学部唯野教授

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    唯野教授がおもしろい。この息をつかせぬような文章で、なんだかケムを巻かれているかのように読み進んでいった。
    文学の話以外の、唯野教授のはちゃめちゃ?な行動や理論は始終くすくす笑わされた。

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    2024年05月01日
  • カーテンコール

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    正直オチがよく分からないものもあったけれど、文章の上手さは格別。最小限の文字数で内容がしっかり伝わる。驚天動地のどんでん返しに持って行くばかりがショートショートではない、というスタンスも感じられる。

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    2024年04月29日
  • 富豪刑事

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    新聞の書評で見たのだったと思うが、久しぶりに筒井康隆を読んでみるかと手にした。
    40年以上前の作品なので、いささか作風が古いのは否めず、今のご時世ではどうかと思う表現も散見されるが、まああくまでもエンタテインメントと割り切って読めばそれなりに楽しめる。お決まりの解決方法へ流れていくので、水戸黄門的な楽しみ方もありだけど、うーん、私はこういう感じはもういいかな、、、。
    ドラマやアニメにもなったらしい。全然知らなかった。

    なんで読もうと思ったんだろう。よくわからない。書評になんとあったのかも覚えていない。

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    2024年04月11日
  • カーテンコール

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    オチがなかったり意味がわからないものも多いが、最後の方にある「プレイバック」は別格。
    今まで筒井康隆を読んだ分だけ跳ね返ってくる内容となっており、読み終わる頃にはこみ上げるものがありました。

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    2024年04月07日
  • 佇むひと リリカル短篇集

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    四角い顔した昭和おじさんの夢物語(ほめてる)。
    きもかわいく愛おしい短編集。
    「きつね」「睡魔のいる夏」が良かった。
    それにしても、皆さん、奥様大好きで微笑ましい。

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    2024年03月25日
  • 家族八景(新潮文庫)

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    人の心が読める能力を持っている人が もしかしたら私の身の回りにもいるのだろうか…、もし あの人がそうだったら…もしかするとあの人なんかはそうなのかも…など想像を膨らませながら読んだけれど、想像でなく現実だとしたら…。

    無心になる術を取得しなければなぁ、とそんなところへ意識が及んだものの、ストーリーも十分に楽しめた。

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    2024年03月04日
  • アホの壁(新潮新書)

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    個人的には養老孟司の「バカの壁」のほうが好きだが、筒井康隆の「アホの壁」も面白かった。アホが潤滑油となって世界が進んでいくのかもと想像すると楽しい。

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    2024年02月28日