筒井康隆のレビュー一覧

  • 愛のひだりがわ(新潮文庫)

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    ゆっくりと進む映画を観ているように、おだやかな心で一気に読めた。
    簡単な設定と分かりやすいストーリー、近未来の話ということで、想像に足るぐらいの荒んだ町。銃や殺人といったような話も当たり前にでてくるが、違和感なく話は進み、人の優しさや美しさだけが余韻のように残る。読後感が良い。

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    2014年07月21日
  • 時をかける少女 TOKIKAKE

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    アニメ版とはいくつかの部分で違いがありますが、これはこれで面白いと思います。僕はアニメ版の方が好きですが 笑

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    2014年07月03日
  • 日本以外全部沈没 パニック短篇集

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    久々の筒井康隆でした。表題作の他、「農協月に行く」も収録。スラップスティック系の短編集。話がどんどん広がっていく様は、数人の男の飲み会が奇想天外な話で盛り上がっていくようで心地よい。

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    2014年06月08日
  • くさり ホラー短篇集

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    久しぶりな筒井作品。
    普通のホラーとは違いやはりちょっと筒井ティストの入った作品集。

    最後の鍵がホラーっぽいといえばぽいか。

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    2015年07月15日
  • 日本以外全部沈没 パニック短篇集

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    色々なお話を集めた短篇集。
    タイトルになっている、「日本以外全部沈没」は、ちょっと昔のお話ゆえ、登場人物の解説が無ければ、若い人には無理。私は、とてもおもしろかったですけどね。

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    2014年05月18日
  • 文学部唯野教授

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    ネタバレ

    再読。
    大学騒動記プラス文芸理論およびその基礎の概観。
    心理学を学んでいたときにも同じ感想を持ったが、文芸理論、どんだけ隙間産業なんだよと。

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    2014年04月05日
  • 日本以外全部沈没 パニック短篇集

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    タイトルに惹かれて。
    日本沈没のパロディ作品の表題作を含む、ドタバタな短編を11編収録。
    どの作品にも通じて言えるが、マスコミという存在に嫌らしさを寄せている。彼にとってはマスコミはそういうものなのだろう。
    また、ドタバタを引き出すために、道化師やトリックスター的な存在の多数配置など、様々な工夫をいたるところに凝らしており、急展開や止まらないスピード感を強く感じられた。
    逆に言えばトリックによる揺さぶりだけで、種がわかると何も残らない、ただ消費されるだけのものになってしまった。

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    2014年03月18日
  • 時をかける少女

    Posted by 読むコレ

    表題の作品が短編である事を初めて知りました。
    その意味ではやや拍子抜けした感もありましたが、敬愛する「タイムリープ」や「涼宮ハルヒ」の着想のヒントになったであろう要素も散見され、意義深い読書体験となりました。
    1967年の作品としてこのSF設定が斬新だったかは分かりませんが、「夏への扉」といい少なくとも50年前の頃は、人々はもっと未来に対し大きな希望を抱いていたであろう様子が垣間見え、現代とのギャップに少なからぬ衝撃を受けたりしていました。
    そう、SF読みが夢を抱かないと社会は前向きにならないんです。頑張ろう!

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    2014年03月02日
  • 佇むひと リリカル短篇集

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    短編集。とにかく、表題作が最高です。社会批判をした妻が密告され、逮捕。土に植えられてしまいます。次第に植物化し、感情を失っていく妻の描き方が素晴らしかったです。

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    2013年09月19日
  • 48億の妄想

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    素人がテレビでもてはやされ、素人に毛が生えたくらいの人がタレントと呼ばれ、ニュースには不安を掻き立てるようなBGMが当てられ、ニュースショーの司会者は国民の代弁者のような顔をして語り、殺人や汚職や事故がドラマのように演出され流される……37年前に書かれたこの本はある意味で「予言の書」だ。
    この本を読み終えたあと、出先で藤圭子さんの遺体を乗せた霊柩車の助手席に座る宇多田ヒカルさんの映像を観た。必死にカメラを向け表情を捉えようとするマスコミに嫌悪感を覚えながらも、その映像に見入ってしまった自分をそれ以上に嫌悪した。
    「48億の妄想」は既に妄想ではなくなってしまっている。妄想が現実となり、妄想力をフ

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    2013年08月28日
  • ダンシング・ヴァニティ(新潮文庫)

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    反復する手法が実験的に面白い。
    話として面白いかというとまたそれは別です。
    反復する方向性は決まっていて、繰り返されると必ず筒井氏らしいナンセンス世界になっていく。その逆はない。コピペを繰り返されるとだんだんオリジナルの精密さが無くなるという表現なのかもしれない。
    ネット世界のコピペはそのままの同一性を保つので、この場合のコピーは複写機的な感じ。そこにちょっと人間味を感じます。

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    2013年05月11日
  • アホの壁(新潮新書)

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    ネタバレ

    タイトルに似げない全く真面目な内容。相手が傷つくようなことを男性に対して平気で言う女性がよくいて、若い時分であれば小悪魔的で可愛いなどと言われもするが、歳をとってもまだ若いときにもてはやされた記憶が残っていて言い続けるアホな女性がいる。他人の仕事に口を出し、滅茶苦茶にしてしまう女。いくら言っても理解せず、そもそも学習しようという気がない女。つまらないことばかり口にして、怒ると泣く女。人間の右脳と左脳は脳梁によって連結されているが、女性は男性に対してこれが太く理性と情緒が判然と分けられることなく発語するとこが多いとのこと。ふむふむ、なるほど、と唸らされることしきりである。このほか、多くのアホ事例

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    2013年04月21日
  • 男たちのかいた絵(新潮文庫)

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    筒井先生の本なら何でも来い!って頃に読んだ本です。
    わあ と思いながらも好奇心いっぱいで読んでしまいました。
    やっぱり先生のお話は怖くても面白いから。

    あんまり覚えてないけど、拷問の時に自らすすんでやってもらう(?)ヤクザの話が印象的でした。
    こういうお話も読めるんだって思って、大藪さんや勝目さんの本をアレコレ読んだりすることになったんだ、たぶん。

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    2013年04月08日
  • ダンシング・ヴァニティ(新潮文庫)

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    まさに吃りの小説。何度も何度も同じ文章が繰り返されるが、繰り返される度に少しずつ主人公の心情やら他人に対する印象やらで新しい情報が盛り込まれ、徐々に描かれている状況が理解できるようになるような気がする。

    繰り返されて来たエピソードたちが一堂に会す瞬間は、不思議なカタルシスがある。

    白いフクロウや兵隊、匍匐前進や鳥の羽ばたく姿など、多分に示唆的なキーワードが多く出てくる。「夢」というキーワードも重要。それらを丁寧に紐解くことはとても興味深いのだと思う。読み進めながらだと、同じ言葉の繰り返しでだんだん頭がボーッとしてくるので、あまり考えられなかった。

    同じ文章をひたすら読むという行為に途中か

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    2012年12月15日
  • 時をかける少女 TOKIKAKE

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    本当は講談社文庫「霊長類南へ」です。
    筒井さんお決まりのドタバタ小説でした。おわりの部分の、あることを知っていてそれを確信しているなら、それは当人にとって真実である。という命題は、ワタシには確信できます。
    また、ラストの放射能ゴキブリの描写は、地球上の生物のおしまいをうまく描いていると思いました。
    それにしてもこの「BOOK asahi」は探せない本がたくさんありますね、ワタシの探し方が良くないのですかねぇ…。

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    2015年03月18日
  • アホの壁(新潮新書)

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    アホな人のアホな行動を見て、「ああ、アホだな〜」と思う自分もアホである。世の中皆アホである。アホを笑いつつも、裏ではアホを礼賛する。エロスとタナトスである。

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    2012年08月18日
  • 時をかける少女 TOKIKAKE

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    ネタバレ

    チャンスは突然来る。
    そのチャンスを活かすにはそのチャンスを活かす知識、知恵が必要で
    何も知らなければチャンスはチャンスでなくなってしまう。

    主人公は馬鹿で真っ直ぐで一見いい奴風だけど
    自分の思い通りに他人を動かそうとして
    独善的で自分勝手で気分悪くなった。

    色々な意味でやっぱ馬鹿嫌いだわ~。
    無駄にある行動力は分けて欲しいくらいだけど

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    2012年08月12日
  • 恐怖

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    ミステリというより筒井先生に「恐怖とはなんぞや」という講義を受けているような内容。おもしろいとかおもしろくないではない。

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    2012年05月21日
  • 時をかける少女 (角川つばさ文庫)

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    アニメの方は、時をかける少女は元気いっぱいな感じ♪( ´▽`)
    だけど、この本の時をかける少女は、おとなしめでどちらかといえば、図書室で本を読んでそう
    ( ´ ▽ ` )ノ
    でも、その違いが面白いです
    ( ´ ▽ ` )ノ

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    2012年05月17日
  • 日本以外全部沈没 パニック短篇集

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    世の中のあれやこれやを皮肉った超ナンセンス短編集。よくこんなの書いたなっていう過激な内容。人によってはかなり不快に感じるんじゃないだろうかって感じ。取り扱ってるテーマも人種差別や核問題、国家間の抗争だったりとわりとデリケートなものばかり。こんなこと書いて大丈夫なんだろうか………って感じでヒヤヒヤした。ほんとナンセンス。

    中では「ヒノマル酒屋」がなかなか面白かった。

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    2012年04月22日