筒井康隆のレビュー一覧

  • 世界はゴ冗談(新潮文庫)

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    面白かったが難しかった。短編集なんだが、冒頭のペニスに命中がかなら、ドラスティックな内容で、お、この方向性の作品かな?と思ったが、後の話は千変万化。難しかった。読んでるうちに、いつのまにか作者の話になっているのが楽しい。油断すると、すぐに自分の話をする筒井康隆の作品は大好きだ。それにしてもこの作品の三字熟語の奇をちゃんと、読む人はいるのだろうか?いるんだろうけど。

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    2024年08月07日
  • 愛のひだりがわ(新潮文庫)

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    ヒロイン少女、月岡愛はシングルマザーの母と二人住み込みの料理店でこき使われていたが、母が死んで出奔した父を探して街を出ることにする。愛の左手は幼いときグレートデーンに噛まれて不自由になっているが、愛は犬の言葉がわかり犬=デンは愛を守るためずっと左側を歩いてついてくる/「ご隠居さん」と呼ばれる老人=真田一平が「わしもいじめにあっている。大きな店をやっていたが息子の嫁が無理やり売らせて、生きがいを奪い死ぬのを待っている」旅に加わる/襲ってきた変質者を殺し正当防衛だが真田は自首して服役…愛は託された大金を奪われ

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    2024年08月07日
  • 七瀬ふたたび(新潮文庫)

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    サイコパスに念動力、透視能力と能力者同士の闘いみたいになっている。

    二巻はSPECみたい。

    超能力を否定する警官集団と対決する。

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    2024年08月01日
  • ビアンカ・オーバースタディ

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    3.7。
    面白しろい。
    超絶美少女ビアンカと超絶美人の耀子、ビアンカの妹でこちらも美少女ロッサ。そして、下僕の塩崎に未来人のノブ。設定だけで、ご飯3杯はいけそうだが、後半の怒涛の展開も嫌いじゃない。

    でも、内容が内容だけに人に勧めづらい。
    人面蛙もそうだが、初っ端のスタートダッシュが、
    あまりにも官能小説すぎる。

    これ、映像化は無理だよね?してないよね?

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    2024年08月01日
  • 銀齢の果て(新潮文庫)

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    70歳以上の国民を殺し合わせる国策、通称「シルバーバトル」で戦うあらゆる老人の悲喜交々の生き死にについて。いろんな老人がよりどりみどりなんですが、個人的にお気に入りなのはサンセット大通りさながらの狂気に満ちた執事(とはいえサンセット大通りの執事より随分エゴイズムに満ちているが)と、狂ってしまった女優の二人。老人同士を殺し合わせる狂気の沙汰としか思えないバトルを、国が主導しているから大丈夫だと思いながら、アナウンサーが実況したりするナンセンスさ。案外この世はこんなものなのかもしれない。

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    2024年07月29日
  • 幻想の未来

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    書かれている描写や内容は想像できるものの、面白くはなかった。
    おそらく自分が思い描いている作品の世界と作者が思い描いている世界が違うのかも。グロい生き物も出てきてるけどたぶん人それぞれ思い描いているものは違うので、想像力が強い人が楽しめるのかも。

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    2024年07月17日
  • 世界はゴ冗談(新潮文庫)

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    著者の作品を久しぶりに読みました。
    全てにおいて言えることだけど、掴みどころのない内容になっているように思えた。
    ナビのエラーは少しクスッと笑えました。

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    2024年07月14日
  • ロートレック荘事件(新潮文庫)

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    典型的な叙述トリックを使った見事なミステリでした。
    中盤でトリックには気づいてしまい、最後の騙された!体験が出来なかったのが残念です。
    あまり推理小説を読まない人にはオススメしやすい短さで、ミステリ入門編にはもってこいかと思います。

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    2024年07月11日
  • 時をかける少女

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    想像と違いました。
    まず、本のタイトルは「時をかける少女」ですが、短編なので「悪夢の真相」「果てしなき多元宇宙」というお話も収録されています。

    ドラマや映画を先に観てしまったせいか、少し物足りなく感じてしまいました。映像化したものは、ストーリーが大分拡張されていたり、様々な要素が追加されているので…

    「悪夢の真相」や「果てしなき多元宇宙」も話の内容は面白かったです。でも、もっと壮大に書く事もできたはずなのに、短編なのであっさりと終わってしまいます。

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    2024年11月01日
  • 時をかける少女

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    筒井康隆作品の中でも、(角川文庫らしく?)どのお話も爽やかな内容でサラッと読めました。言葉選びに少しの古めかしさはありますが、大人だけでなくお子さんでも楽しめると思います。

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    2024年06月27日
  • 時をかける少女

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    映画とかアニメとかいろいろな媒体で聞いたことがある作品名なので手に取ってみたら、まさかの短編で驚きました!!!

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    2024年06月21日
  • 虚航船団(新潮文庫)

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    『虚人たち』から段落落としと句読点極力排除という虚・構文で作品を作っていく著者。なかなか慣れない。全編で人物、時空間が入り乱れていることも、それに拍車をかける。第一章は狂気の文具船乗組員の紹介。第二章で鼬族の約千年に亘る歴史の叙述。この鼬族史は、流刑地・惑星クォールで、地球の世界史、科学史、文芸史の偉人、変人、独裁者などのパロディをもって文明を発達させ、果ては核爆弾による自滅を描く。第三章では、鼬族と文房具との闘いと、どさくさに紛れて著者の日常と不満がぶつけられてくる。長かった~、疲れた~

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    2024年06月21日
  • 時をかける少女

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     グランパから始まって、富豪刑事、家族八景ときて、時をかける少女。筒井康隆代表作(?)履修月間をひとまずこれで終えようと思う。一癖あったり、ちょっと古さを感じたりはしたが、それでもなんだかとにかくすごかった。日本の「SF御三家」の一人とされるとのこと。そうか、SFってまだまだ若いんだ。

     以下備忘メモ(有名作品とは思うが、ネタバレややあり)。

    ■時をかける少女
     こういう話なんだ。切なかった。しかしシンプルで良いSF。科学技術が発達しすぎてまともな職につくための教育期間がかかりすぎるという問題を抱えている未来(後に睡眠学習によって解決されるが)って初めて見た。

    ■悪夢の真相
     まあまあ。

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    2024年06月12日
  • 笑うな(新潮文庫)

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    かなりクセのあるショートショート集。
    頭の中が「???」となったり「過激では…」と心配になるような作品が多数。
    理解しがたいのに、なんか読み続けてしまう。
    もはや面白いとか面白くないとかは関係なくて、筒井ワールドを楽しむための本だと思う。
    普通の物語に飽きたらまた読みたくなりそう。

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    2024年06月08日
  • カーテンコール

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    前作「ジャックポット」よりは楽しめました。
    が、やはり流石に一篇10ページ前後の掌編では作品紹介にある「痙攣的笑い、恐怖とドタバタ、胸えぐる感涙、いつかの夢のごとき叙情などが横溢する圧倒的傑作掌編小説集爆誕」というのは少々誇大広告では?と感じざるを得ず残念。

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    2024年06月01日
  • 笑うな(新潮文庫)

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    良くも悪くもくだらない。
    “アニマ”について妙に詳しくなった。
    当時の感性じゃないと笑えないものも多い中、『マイ・ホーム』なんかはFIREの苦しみを描いてたりして、今に通ずるものがあったりもする。『産気』も今のジェンダー論争に刺さるものがあって感心してたらオチがアホすぎて呆れてしまった。
    とにかくキレキレだったのは末世法華経。こんなにファニーでシニカルな創価学会批判を見たことない。

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    2024年05月28日
  • 家族八景(新潮文庫)

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     家政婦が超能力者なのである。主人公、火田七瀬は、高校を卒業したばかりの十八歳。精神感応能力者(読みは「テレパス」)で、他人の心のうちを読み取ることができる。この能力を人に知られないようにするため、ひとところに長くいることなく働ける仕事ということで、父の勧めに従い家政婦をしている。行く先々のお宅で、家族が互いに、あるいは七瀬に対して何を思い暮らしているのかが、詳らかにされる。
     …という設定を生かして描かれる、八つの家庭の裏の顔だけでもじゅうぶん面白いのに、七瀬十八から十九、そして二十歳の年へと時が流れるにつれ、心も体も変化していく様をしっかり捉えているところがまた興味深い。主人公は超能力を持

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    2024年08月22日
  • わたしのグランパ

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     グランパかっこいい!…って素直に思ってあげるけど、こういう爺さんになりたいという男のロマン的な感じなのだろうかなとも思う。グランマさんが、愛しているからこそそばにいられないという、そんな愛され方も含めて。
     「こんな爺さんになりたい」と、「こんな爺さんがすてき」は、きっと微妙に違う。たとえば、バイオレントな要素は、私なら要らない。「こんな婆さんになりたい」を描いた『ぼくの(おれの?)グランマ』があったら読んでみたい。グランマの場合、「ぼくの」と孫息子に慕われる必要があるかどうか、そこから検討が必要だ。『わたしのグランマ』でいい気もする。男なら、女なら、と性別で考えている時点でもはや私も時代遅

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    2024年05月19日
  • 笑うな(新潮文庫)

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     ほぼ50年前のショート・ショートは、今読むとどうなのか? といろいろ想像しながら手にしました。筒井康隆さんの作品は、初期作を何冊か大昔に読んだ記憶だけで、パロディやドタバタ喜劇、SFを得意としているイメージです。エンタメや純文学作品も手がけ、大分幅広い作風なのかな?

     ブラック、ホラー、シュール、エロ、グロ、寓話、風刺‥、何でもありのイメージの34篇。いろんな芸人さんが次々登場し、漫才を披露しているような感覚でした。内容によって、或いは作品全体として好みが分かれるのではないでしょうか。
     ただ、PCもケータイもない時代、漫才ブームも到来する以前に、よくもまぁこんなぶっ飛んだ話が書けたなと感

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    2024年05月17日
  • パプリカ

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    【2024年108冊目】
    精神医学研究所に勤める千葉敦子と時田浩作はノーベル賞の候補にもなるほど優秀な研究者だ。特に千葉敦子は夢探偵「パプリカ」としてさまざまな人達の夢に介在し、精神的な治療に務めてきた。だが、最新型の精神治療機器である「DCミニ」が発明されたことで、研究所で思わぬ騒動が起こり始める。

    映画の原作ということで読みましたが、これは確かに映像化して〜ってなるよなと思いました。映画もかなり複雑だなとは思いながら見たのですが、原作の方が倍以上に複雑でした。夢か、現実か、夢であれば誰の夢の中なのか、鮮やかな描写が続く中でこっちの想像力が試される話でもありました。

    映画もう1回見ようか

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    2024年05月14日