筒井康隆のレビュー一覧

  • 世界はゴ冗談(新潮文庫)

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    感想
    なぜどうしては無粋。言葉が編み出す世界にただ揺られるのみ。今ある世界は本当に信用できるのか。神様がナンセンス小説にハマったら。

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    2023年01月09日
  • モナドの領域(新潮文庫)

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    正月に息子と街中の大型書店に面白そうな本を探しに行って購入した本。
    序盤はグッと惹き込まれたが中盤の難解な場面が多すぎて気持ちが切れてしまう。
    エンディングは予想通りだが多少はスッキリした。
    序盤のネタフリがちゃんと回収出来ているのか僕の頭では良く解らない。
    作品としてはとても興味深く面白かったが個々のパーツが気持ちよくちゃんと嵌らなかった印象。

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    2023年01月08日
  • モナドの領域(新潮文庫)

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    神様との法廷バトル!
    神は自らの存在を懸けて検察官と裁判官に挑む?


    河川敷で女性の腕が発見されて警察が捜査を開始する、時同じくして近くのパン屋で女性の腕を模したバゲットが販売される?
    そして、とある大学教授が突然、自分の事を『神の上の存在』と名乗りを挙げる?
    物語の進むべき道筋とゴールが見えない物語!

    帯に作者本人が『自身の最高傑作』と書いてあったので購入!
    個人的には『旅のラゴス』こそ最高傑作かと思います。
    →自分は旅と砂漠の物語が好きなので偏った意見かもしれませんが・・・

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    2023年01月07日
  • エディプスの恋人(新潮文庫)

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    1作目とも2作目ともまた違う作風。

    「宇宙意志」まで話が飛んでいってるけれど、神の依怙贔屓な展開はあまり面白くない。

    ただ前作との繋がりが示されたシーンは、3作品目が作られた理由であり、伏線の回収であり、圧倒的な絶望感を叩きつける結末そのものになっていて凄かった。

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    2022年12月28日
  • 七瀬ふたたび(新潮文庫)

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    1作目は一般人の中で生活するテレパシストの日常を描いていたけど、今回は七瀬以外の超能力者がどんどん出てきたり、謎の反超能力者集団が出てきたり、人も結構死ぬし完全にX-MEN、面白かった。

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    2022年12月28日
  • 農協月へ行く

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    シュールなショートショートだと思って、軽い気持ちでチョイスしたところ、想像以上のブラックだった(笑)

    そう、著者の作品はふり幅大きすぎ。
    こんな本を出そうものなら今なら大問題になりかねないのではと心配になったり・・・

    解説がその真実を物語っており、この分析読んで腑に落ちる。
    刺激を求めて、また文庫本をチョイスしそうである。

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    2022年10月18日
  • アホの壁(新潮新書)

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    エンターテイメントの大御所が書くアホな言動や行動の分析集です。ここでいうアホとは、芸術性や文化的価値のない、つまらない行動のこと。
    おふざけ満載のパロディ書かと思いきや、丁寧に分類されたアホ事例を冷静に心理学的観点から分析されていて、また日頃感じることが巧みに言語化されていて、さすがと思ってしまった。
    最後はアホ万歳でしめくくられているのもさすが。

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    2022年10月13日
  • エディプスの恋人(新潮文庫)

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    3部作のラスト
    結末がやばい
    その結末はないだろうと思いながら読んでたらその結末だった
    まあこういう話ってことでいいのかな
    3部作だけど、どれも全く趣が違う

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    2022年09月04日
  • 誰にもわかるハイデガー 文学部唯野教授・最終講義

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    ハイデガーが哲学者であることすら知らない(やばい)状態で読み始めた。本編も解説も基本わかりやすいけど、時間と良心が出てきたところから意味がわからなくなった。ゴールを自覚して、もうやっちゃったことはやっちゃったからこれから軌道修正しよ!ってことでは…ないか…更に聖書とか神をを引き合いに出されてもピンと来ない…。もう一回読んでみます。

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    2022年08月01日
  • エディプスの恋人(新潮文庫)

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    面白かった? よく分からない。正直、頼央の話以外はあまり面白いと思えなかった。後半になって智広の母が世界の云々というところから、読者を楽しませるために描かれているものではないと感じた。エンタメ小説ではない。前作や前々作のようなエンタメを期待していたので少し残念だった。ただ、誰しも一度は考えたことのあるような、自分という存在の唯一性、それの真に迫るような文章は圧巻だった。死の恐怖を連想させるそれにドキリとさせられる。そして、最後の七瀬が全て思い出すシーン、とても良かった。

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    2022年06月02日
  • 馬の首風雲録

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    面白かった。設定の練り込みが半端じゃない。舞台もそうなのだけれど、構成の力がすごい。別々の話の繋がりを意識させる最後の構成には脱帽した。キャラクターもよく、登場人物は犬、また、それに準じた生物で三人称視点で描くというのは、外から世界を俯瞰しているような感覚があり、登場人物の内情に深入りしすぎないことが個人的には魅力的だった。

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    2022年06月02日
  • 笑うな(新潮文庫)

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    学生時代に読んだ本を、この度再読しました。

    ショートショートと言えば、同じくSF御三家と言われる星新一さんのイメージが強いのですが、筒井康隆さんのショートショートはブラックな作風のものが多く、それがまた面白い!

    学生時代はこの面白さが分からなかったように思います。再読してよかった!

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    2022年05月22日
  • 世界はゴ冗談(新潮文庫)

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    わかるようなわからないような世界観。
    途中止めしそうになったのを無理やり。
    慣れてしまえば面白い世界観なのかもしれない。
    三字熟語の奇がお気に入り。

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    2022年05月20日
  • 誰にもわかるハイデガー 文学部唯野教授・最終講義

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    平易なハイデガー解説。
    非常にわかりやすい。
    わかりやすいからあんまり引っかかりがない。難しければいいというわけではないけど、全体的にのぺっとしてしまう。
    核になるところは、やはり死についてか。
    世人、非本来性に生きている自分にとって、死への意識はまだまだ薄っぺらい。
    もう若くもないから、昔よりも近しくなっているとは思うけど、まだ弱いか。
    本来的に生きるとはどういうことなんだろう。
    良心とは何なのだろう。
    大澤氏の解説は、そこから人間の有限性に対する責苦と、それによる他者との連帯へと可能性を見出そうとしていた。

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    2022年04月27日
  • 富豪刑事

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    「筒井康隆」の『富豪刑事』を読みました。
    『恐怖』に続き、連続して「筒井康隆」作品ですね。

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    キャデラックを乗り廻し、最高のハバナの葉巻をくわえた"富豪刑事"こと「神戸大助」が、迷宮入り寸前の五億円強奪事件を、密室殺人事件を、誘拐事件を……次々と解決してゆく。
    金を湯水のように使って。
    靴底をすり減らして聞き込みに歩く"刑事もの"の常識を逆転し、この世で万能の金の魔力を巧みに使ったさまざまなトリックを構成。
    SFの鬼才がまったく新しいミステリーに挑戦する。
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    2022年04月06日
  • 富豪刑事

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    面白いストーリーなのだけど、なんというか…私には合わなかった。
    お金持ちが鼻につくような大助ではないし時折クスッと笑ってしまうんだけど…
    ドラマ化アニメ化されてるそうなので私がただの天の邪鬼なのでしょう。

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    2022年02月20日
  • 人類よさらば

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    やっぱり筒井康隆は時代を四半世紀近く先取りする天才でした。ある短編に出てくるテレビ会議の描写なんて、もろZOOM会議じゃないか。すごい。
    SNSを予見した森博嗣もすごいけど、小噺からSF・エログロ・実験的構成、あらゆるジャンルに手を出して見事に結実させる筒井御大はやっぱり偉大だなァと思った次第であります。

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    2022年02月05日
  • ビアンカ・オーバースタディ

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    筒井康隆御大の初のラノベ。
    って若い頃に散々ハチャメチャSFを書いておきながら何が今更初のラノベなのか。
    主人公の美少女の一人称で話が進むが、どう見ても中身はおっさんなのである。さらにいとうのいぢのイラストと合わせるとイカの塩辛にアイスをトッピングした気分になるのである。
    とはいえ、疾走感とハチャメチャ感は往時のキレっぷりを感じさせる。

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    2021年12月27日
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2

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    金原ひとみさんと阿川佐和子さんの箇所が印象に残った。
    人との関わりや、孤独や苦しみは永遠には続かない事を改めて考えさせられた。

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    2021年12月19日
  • あるいは酒でいっぱいの海

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    長編三冊、短編二冊ほど読んで、自分には合わない作家だと思っていたが、今作は面白かった。
    一言で言えばわかりやすい。
    まるで星新一のような、と言ったら両者に失礼かもしれないが、わかりやすい設定としっかりとしたオチが好きな自分にとって、好みのショートショートがたくさんあった作品。

    「九十年安保の全学連」
    「アル中の嘆き」
    「逆流」
    がお気に入り。

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    2021年12月04日