筒井康隆のレビュー一覧

  • 時をかける少女 TOKIKAKE

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    映画がものすごく良かったので、勢いで購入。若干映画と違うところもありますが、展開などはほとんど同じ。映画になかったフォローもあって満足でした。ただし、4話完結だったので、かなり駆け足感はあります。もっと長い連載だったらよかったのに!

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    2009年10月04日
  • 時をかける少女 1巻

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    評価:85/100
     筒井康隆の小説「時をかける少女」を舞台を現代に変えてコミカライズした作品です。かなりアレンジされていて、一緒なのは名前だけという気もする。
     この作品のタイムリープの描き方は好きです。

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    2009年10月04日
  • 脱走と追跡のサンバ

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    この世界は以前自分がいた世界ではない――抑えようのない異和感に押され、「この世界」からの脱出を試みる主人公。情報、時間、空間からの束縛を断ち切って逃げ出すことはできるのか? …という大まかなストーリーはありながら、その脱出劇の解決が作品的ゴールかと言えば、そうではなく。スラップスティック的不条理世界の中で、現実も真実も実在性を失っていく、筒井氏初期の長編。

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    2020年12月18日
  • NANASE(4)<完>

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    (1〜4巻について)
    筒井康隆「七瀬ふたたび」を漫画化。同「家族八景」も少し漫画化して収録してます。(両作品はシリーズです)ストーリーは面白いです。また、絵もこの作者の作品の中では最も私好みでした。

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    2009年10月04日
  • NANASE(3)

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    (1〜4巻について)
    筒井康隆「七瀬ふたたび」を漫画化。同「家族八景」も少し漫画化して収録してます。(両作品はシリーズです)ストーリーは面白いです。また、絵もこの作者の作品の中では最も私好みでした。

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    2009年10月04日
  • NANASE(2)

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    (1〜4巻について)
    筒井康隆「七瀬ふたたび」を漫画化。同「家族八景」も少し漫画化して収録してます。(両作品はシリーズです)ストーリーは面白いです。また、絵もこの作者の作品の中では最も私好みでした。

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    2009年10月04日
  • NANASE(1)

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    (1〜4巻について)
    筒井康隆「七瀬ふたたび」を漫画化。同「家族八景」も少し漫画化して収録してます。(両作品はシリーズです)ストーリーは面白いです。また、絵もこの作者の作品の中では最も私好みでした。

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    2009年10月04日
  • ロートレック荘事件(新潮文庫)

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    よくある登場人物紹介がなかったことに、最初から少し違和感を覚えた。さらに読み進めると、登場人物たちの会話にもどこか引っかかるものがある。

    「何かがおかしい」と感じながら、誰が犯人なのかを考えて読む。警察関係者がいる中でも事件が続くことで、フーダニットだけでなく「なぜ?」というホワイダニットにも興味を引かれた。

    そして読み終えてみると、最初に感じていた違和感が、実は意味のあるものだったことに気づかされる。詳しく書くとネタバレになってしまうが、「そういうことだったのか」と思わず唸る仕掛け。

    読みながら感じた違和感を大切にしながら読むと、より楽しめそうな一冊だった。

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    2026年09月25日
  • 旅のラゴス(新潮文庫)

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    SF作品が初めてと言うこともあり、読み始めた当初は説明無しの世界観や登場人物の多さに苦戦し読み進めづらかった。

    しかし、物語が進むにつれラゴスと旅をしているかのような疑似体験が感じられ、次第にこの世界観や旅の刺激的要素が掴めるようになり面白かった。また、各回の物語に奇想天外なアイデアも垣間見えるし、短絡的な物語が多いため読者にとっては読みやすい上に、目標としている到達点に行くまでの寄り道こそが旅の醍醐味であるかのように感じられる節がある。

    加えて、題名を「ラゴスの旅」にするのではなく、「旅のラゴス」と表記することによって主人公ラゴスが旅と自分を一体化し、人生において旅の重要性を説いていたように感じた。

    本書を通じて、旅の目的とは人生というもうひとつの旅の道筋を明確にするものであると考えた。常識化された世界から異空間に足を踏み出し、旅をすることでやがて常識化された世界に帰化した際に新たなる本筋がきっと見えるのではないだろうか。

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    2026年09月27日
  • 筒井康隆、九十歳のあとさき―老耄美食日記―

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    心臓を病み、頸椎を損傷して車椅子の生活になろうとも、かれは書き続ける…。『波』の連載「老耄美食日記」、「百年の孤独」解説、大江健三郎回想など、卒寿を迎えた文豪・筒井康隆の2022~2025年の文業を集成。

    あれだけ食べて、書いて、すごいと思う…。

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    2026年09月23日
  • 残像に口紅を

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     こういう実験的な小説は初めて読んだ。「言葉で世界は作られている」という趣旨の言葉はよく聞くものだが、本作はまさしくそれを体現した作品。登場人物たちがメタな視点に立っているのも面白い。技量的な意味でも精神的な意味でも、「よくこんな作品が書けるな」と思った。ただ、因縁のある女性との情交に及んで以降は物語がトーンダウンした感があったし、解説にある卒論は難しくて理解できなかった笑 

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    2026年09月20日
  • 残像に口紅を

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    興味深いテーマで最初は物語として面白く読めていたけれど徐々に言葉が制限され抽象的で回りくどい文章や読めない単語が増え読み進めるのに苦労した。

    主人公の佐治は物書きゆえ豊富な語彙で最後まで物語を成立することができたが、私だったらきっと数ページももたないんだろうな…
    私たちは見た目以上に話し方や言葉選びで輪郭をつくっていたのだと気付きワンパターンな語彙力をもっと豊かにしたいと心から思った。


    この物語を私は"人生"と似ているなと思う。
    世界から少しずつ言葉が失われていく過程が老いていくにつれて「知っていたもの」「できていたこと」「思い出せること」が一つずつ自分の世界から脱落していく感じと重なる。最初はまだ失ったものを意識できるけど失うものが増えるほど世界そのものが狭くなり最後には自分を表現する言葉すらほとんど残らない。

    最期の言葉が「痛い」だったのが悲しかったな。どれだけ豊かな言葉や記憶を持って生きても人間ってこうやって自分の世界を失いながら消えていくんだと思うと胸が苦しくなった。

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    2026年09月19日
  • 残像に口紅を

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    思っていたよりも違和感なく言葉が続いて話が進んでいた。
    個人的に、内容はあまり刺さらなかった。
    章始めの消えた文字に対応した体の部位が消えている動物のイラストを見るのが楽しかった。

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    2026年09月18日
  • パプリカ

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    SFの名作。
    古い作品なので一昔前の近未来感はありますが、夢を題材に含めた時点で物語自体がフワッとしてつまらなくなる感じがないのは凄みを感じます。
    後半の展開は好みが分かれるところかと思いますが、名作らしい色褪せない部分を多く感じ取れたのは収穫でした。
    発売当初の時代感で読んだならもっと衝撃的な作品に感じたかもしれません。
    当時は当たり前だった表現の男尊女卑が今読むとすごいと思います。

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    2026年09月15日
  • 残像に口紅を

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    文字が消えると同時に、その文字が使われていた物の存在も消えるが、別の言葉に言い換えれるものは残る。ということは、「名前」のあるものから消えていく。人間、男、女、妻、娘という概念はまだ存在するが、「ぬ」が無くなると娘の絹子は消えてしまう。この世界に最後まで残るのは、自身にとって名前の必要のないモブたちだけになる。
    その構造に気づいた時、なるほどな〜となった。
    虚構と現実が混ざり合っていて、なかなかに難しい内容だった。これ絶対、現代文として受験で使われるやつじゃん。虚構に線引いてあるやつじゃん。
    私の語彙力と国語力が低く、流し読みした部分も多かったので、またいつかチャレンジしたい。
    あと、地元の御影、深田池、鴨子ヶ原が出てきてテンション上がった笑

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    2026年09月10日
  • 筒井康隆、九十歳のあとさき―老耄美食日記―

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    ネタバレ

    すごいな、筒井康隆。
    夫婦揃っての健啖振りに感心する。桁違いの食費にも。
    そして九十を迎え、車椅子生活になってもなお、執筆できるというのはすごい。

    いつも思うけれど、何が違うのかな……

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    2026年09月10日
  • 旅のラゴス(新潮文庫)

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    ネタバレ

    作中の世界は、読者側の世界よりも文明的には後進である。宇宙船のくだりで近未来であることがわかった。歴史は繰り返すというか、今、原始時代の状態から世界がもう一度始まるなら同じような歴史をなぞるのだろうと感じた。ここまでは歴史観について。
    最後の氷の女王の章。物語のはじめの出会いがラゴスの最後に行き着くポイントなのだとロマンチックなラストだと思った。

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    2026年09月03日
  • パプリカ

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    再読。映画のイメージが強いが、小説もやはり面白い。
    これを100%忠実に映画にするとやはりごちゃごちゃになってしまうんだろうな。

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    2026年08月31日
  • 笑うな(新潮文庫)

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    「筒井康隆自伝」で収録作品「タック健在なりや?」のタックは眉村卓からつけていることを知り、再読するために購入。ヤッシャ・ツッチーニは筒井康隆なんでしょうね。ライバル意識は強かったのか。「傷ついたのは誰の心」「駝鳥」は相変わらず痛い。

    目次
    笑うな
    傷ついたのは誰の心
    悪魔を呼ぶ連中
    最初の混戦
    遠泳
    客
    自動ピアノ
    正義
    夫婦
    帰宅
    見学
    特効薬
    墜落
    涙の対面
    流行
    セクション
    廃墟
    ある罪悪感
    赤いライオン
    猫と真珠湾
    会いたい
    接着剤
    駝鳥
    チョウ
    血みどろウサギ
    マイ・ホーム
    ブルドッグ
    トーチカ
    座敷ぼっこ
    タック健在なりや
    産気
    ハリウッド・ハリウッド
    末世法華経
    ベムたちの消えた夜

    解説:横田順彌

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    2026年09月01日
  • 残像に口紅を

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    めちゃくちゃ難しくて理解するのに時間がかかった
    官能的な描写は語彙が少ないながらも普通に官能的で面白かった

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    2026年08月27日