筒井康隆のレビュー一覧

  • 残像に口紅を

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    主人公がどの世界線にいるか分からず、ストーリーも好みではなかったので、読むことを諦めそうになった。
    ただ、「世界から文字が消え、同時にその文字で表現していた物も消える」というテーマの明晰夢を描いている、と自分の中で落とし込んでからは難しいことを考えず読むことができた。

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    2025年09月21日
  • 残像に口紅を

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    結構難解。ルールを理解した上でどう楽しむかは読む人次第。

    次々と文字が失われていく中でも物語が失われず最後まで続くのは凄いの一言。
    ただストーリー自体はさほど引き込まれるものではないので内容というよりは縛りの中で展開していく作者(主人公)の苦しみを楽しんでいる感じ。
    万人におすすめできるものではないけど本好きには読んでもらいたい。

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    2025年09月17日
  • ロートレック荘事件(新潮文庫)

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    事前情報は叙述トリックのみ。それ以外はノーガードで挑んであっさりKO。騙されたいのに騙されない様にきちんと読んだんだけど…ちゃんと騙されてスッキリ。内容が明瞭で読みやすい。

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    2025年09月17日
  • 残像に口紅を

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    文字が消えていくのは、どういう風になるのだろうと思い読んでみた。
    感想としては、うーんという感じだった。
    最初の方は、文字が消えていくことで、物や人が存在しなくなり展開が変わったりして面白かったが、後半になるにつれ文字がないことで別の言い回しが使われ、その意味を知らないことで読み進めるのが少し億劫になってしまった。
    また少し昔の本ということをもあり、知識として知らないものや言い回しが独特だなと感じる事が多々ありそれも億劫に繋がった。
    ただ、最後の文字が消えるまで、文章として成り立っていて作者のすごさを感じた。

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    2025年09月16日
  • 時をかける少女

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    ★2.5かな。
    大学の時に読んだはずだけどまったく覚えておらず、イメージは原田知世と最近のアニメ、情けなし。
    しかし改めて読んでみるに、筒井康隆感があんまりなく、かつ、古さを感じる。この作家には時代性を感じない印象を持っていたのだけれども、そうでもないのかなと思った次第。
    やっぱり時代を超越した作家・作品というのは限りありということかと。

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    2025年09月08日
  • 残像に口紅を

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    音を一つずつ消したらどうなるか。
    簡単な話かと思ったが、予想外に難しい内容の本だった。

    まず音を消す意義とは。
    虚構と現実の実験であり検証である、と認識したが合っているのだろうか?
    途中はわかりやすい言葉が消失してしまい、難しい単語が羅列する。
    「花壇の開花」は5音しか使っておらず、限られた音で小説を構成する作者の知識や能力はすごいと思った。

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    2025年08月31日
  • エディプスの恋人(新潮文庫)

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    七瀬3部作の3冊目

    果たして七瀬の命は助かったのか?
    前作の続きが気になる……と思ったら!

    今作、舞台は私立高校の教務課事務員の七瀬
    ⁇あれれ…

    特異な精神構造を持つ学生香川智広に興味を持ち調べてゆく
    彼は本人の力ではなく、絶対絶命のピンチに遭遇すると、何者かの「意志」で助けられ危害を加えようとする相手はてひどい反撃に遭う!

    (これって既視感!十二国記 魔性の子の高里のようではないか!)

    2作目最後、七瀬は命を落としたか?
    と思われたのに、何と3冊目では、女神?宇宙の意思?が七瀬を再び生かして、女神が人間であった時の息子智広と七瀬を操ってゆく‥‥絶句

    七瀬の人生は、超能力を持って生

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    2025年08月30日
  • 残像に口紅を

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    うーん、なんとも言えない感覚。どんどん言葉が消えていく後半になるにつれて知らない言葉が増えて、苦痛を感じた。性描写は面白いと思えたが、その他は自分にはハマらず、なんともいえない読後感。

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    2025年08月25日
  • 残像に口紅を

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    ネタバレ

    言葉が一つずつ、ランダムに消えていくという他に類を見ない設定に、最初は戸惑いを覚えるかもしれません。しかし、物語を読み進めるにつれ、言葉が減っても意外と会話が成り立つことに驚かされるでしょう。

    登場人物たちは、失われゆく言葉の穴を創意工夫で埋めながらユーモラスで、時に切ないコミュニケーションを続けます。
    その様子は、言葉の真の価値と人間が持つ表現の力を改めて感じさせてくれます。
    しかし、言葉が完全に消え去った先に待つのはもはや会話が成立しない世界。

    この作品は、言葉が当たり前にある日常がいかに尊いかを痛感させてくれます。読む人それぞれに深い感動と、不思議な余韻を残す一冊。

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    2025年08月22日
  • 残像に口紅を

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    ネタバレ

    このような形で喪失を描くことができるのか、というまさに唯一の体験だった。タイトルにある「残像に口紅を」のフレーズは早々に回収され、そのどうしようもない儚さが胸を打つ。その美しい余韻もそこそこに主人公は突き進む。家族らが消失した時点では、それでもまだ残っている言葉に恵まれていたのだと思い知らせるためだけのような、世界が崩れてゆくその先。つぎつぎに自分以外が消えていく世界は第三部にもなると次第に駆け足になり、最終的には行為や擬音だけが残り、それすらも「ん」に終着する。両脇から崖が迫りきて、ついには奈落にのみこまれたかのように。
    裏表紙に「その後の著者自身の断筆状況を予感させる」との文句があったが、

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    2025年08月10日
  • 短篇小説講義  増補版

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    読む側にとって短編小説は1話完結のドラマを見るようなもので気楽なのだが、そうか、書き手にとってはそんな厄介なものなのかと態度を改めたくなった。例に挙げられていたのは読んだことのない作品が多く、ネタバレされても是非読んでみたいと思うものばかりだった。

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    2025年08月10日
  • 残像に口紅を

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    ネタバレ

    世界から文字が消えていくと小説内でもその文字が使えないという、ありえないくらいの技術の高さを感じました。
    個人的には官能的表現部分からいきなり講演会会場に飛んだ辺りから、この世界に対する解像度や理解度にギャップを感じ、没頭することができませんでした。
    自分の興味のないものや人は名前を知らず、名前を知らないことでこの世界から消えず、最終的には自分にとって興味のないものだけが残る、という展開が面白かったです。

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    2025年08月08日
  • 時をかける少女

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    ネタバレ

    平仮名が多い
    なぜそこが平仮名なのか
    『かの女』とか『ゆり返しがくる』とか『かんしゃくもちの』とか他にも平仮名だらけで読みづらいと思ってしまう、内容はおもしろかったけど短編なのでそこまで感情移入ができず
    『時をかける少女』こういう話だったんだ!と感心
    ラベンダーの香りがなくなる世界がきてしまうのは悲しいけど文明が発展してそうで夢があるなぁ
    普通に戻りたい主人公ががんばる
    『悪夢の真相』怖いと思うことの原因を探る、一応原因ってあるんだね
    『果てしなき多元宇宙』色々な世界線へテレポート?してしまう、どの時代も少しづつ変わってて変

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    2025年08月04日
  • ロートレック荘事件(新潮文庫)

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    解決部分がページまで記載されている丁寧さ。読んでいくと違和感はけっこうはっきりしているので辿り着きやすいけれど、犯人がトリックをどうこうするよりも読者向けのトリックのほうが楽しいので良かった。

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    2025年08月03日
  • 時をかける少女

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    ジュブナイルの空気感ってこんな感じだったんだな、と実感出来る作品。角川映画色・大林監督ワールドが付く前の粗削りな甘酸っぱさが読後感として残った。

    他のジュブナイル小説は読んだ事はないが、藤子・F・不二雄の短編SFと親和感があった。

    高久書店にて購入。

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    2025年08月02日
  • 文学部唯野教授

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    初めて書泉グランデに行った際に気になって手に取った作品。
    筒井康隆ってめっちゃ有名な人なんだ…。「時をかける少女」とか「ラゴスの旅」とか色々知っている聞いたことのある作品をたくさん書いているみたいだけど読んでみるのは実際には初めて!かなり昔の小説みたいだけど、全然そうは感じさせないような文章。(でも自分自身が、かまいたちの夜とか平成初期の大学生をモチーフにしていた作品ばかり読んでいたのも原因かも。自分の大学生活はコロナ時代だったから大学生に対しての解像度が平成初期が鮮明なのかもしれない)

    文章の構成が章ごとに講義が設定されている、が、しかし講義が抽象的で難しすぎる笑
    これは、読ませるために作

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    2025年07月31日
  • 時をかける少女

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    3つの短編が収録されているけど『時をかける少女』だけ読んだ。

    細田守版映画が好きすぎるけど原作も好き。

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    2025年07月28日
  • 家族八景(新潮文庫)

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    人の思っていることや考えていることが
    全て手に取るように分かってしまう
    特殊な能力(テレパシー)を持った 七瀬。

    そんな七瀬は8つの家庭へ
    それぞれ女中(お手伝い)としてお仕事するお話。

    七瀬のテレパシーや
    その家族がそれぞれ思っている事や
    抱えているものが細かく書かれているため
    怖いけど面白かったです!

    そんな能力が現実にあったらと思うと
    少し怖いなとも思ったりしました…!

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    2025年07月26日
  • 残像に口紅を【分冊版】 3

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    ランダムで消えるならばまだ話を作りやすいのかもしれないがそれでも会話を成り立たせるのは神経を使うな。朝がもうないんだな。

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    2025年07月22日
  • 残像に口紅を【分冊版】 2

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    1巻を読んだ時は気が付かなかったが原作者を見て驚いた。それと同時になるほどと納得もした。いったいどこまで続けるのか。

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    2025年07月22日