筒井康隆のレビュー一覧

  • 筒井康隆自伝

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    知っているようで知らなかった著者が垣間見れた。

    ドラマには出ているのは何度か拝見したが、俳優志望だったこと、舞台にも出ていたことを初めて知った。
    絵や歌など、多才ぶりを知る。

    幼少期のこと、ことに学友の名前をよく覚えているものだと、特に女性の(笑)

    最後に語る今現在、あさっりと書かれ唐突に終わるところが著者らしい。

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    2025年11月25日
  • 残像に口紅を

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    物語が進むにつれて音が消えていき、終わりの方は、日常生活ではまず使わないであろう単語で埋め尽くされ、日本語の奥深さを感じた。また最後には、音分布についての真面目な考察論文が掲載されており、日本語学を学んでいるような感覚になりました。

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    2025年11月24日
  • 富豪刑事

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    アニメの富豪刑事とは、全然違います。アニメは、別物。

    深田恭子主演のドラマのほうが、小説の世界観を醸し出している感じがします。男女逆転してますが…

    小説の語り口は、軽妙なので好きだ。小説には、小説の面白さあり。

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    2025年11月17日
  • 旅のラゴス(新潮文庫)

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    ネタバレ

    少し難しかった 私にはね
    しかし文明の原始化とか時代や場所を想像しながら読めたけど 別れが意外にエグい

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    2025年11月15日
  • 残像に口紅を

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    世界からだんだんと文字が減っていくという実験的な内容の作品。読み進めていくにつれて使える文字が減っていくが意外と読めるなと。代用できる表現が日本語には多くあるんだなと実感できた。最初の方は無くなった文字と使われてる表現を照らし合わせこの単語を言いたいんだなと考察してたけど後半からはそんなこと考えれなくなった。奥さんの名前が使えなくなるけど妻という言葉は使えるからその人がぼやけて見えるみたいな表現は面白かった。後半は当たり前だけど似たような語を使うからリズムはいいけど読みにくい。
    本の終わりにこの作品の考察をしてる内容があるけど、そこも興味深かった。

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    2025年11月08日
  • 残像に口紅を

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    TikTokでもバズっていた筒井康隆の実験的小説。徐々に言葉が消えていくという設定を小説の中でどのように再現するのか気になっていたが、主人公の小説家が自身のいる世界を虚構だと捉えることで突飛な設定を可能にするメタフィクショナルな世界観だったことに驚いてしまった。物語が進むにつれて言葉が消えていき、その単語がないと成立しない概念も合わせて消えていく様はさながら前衛劇のような感じでありとてもシュールで面白い。

    すでに消えたはずの単語が地の文でうっかり出てしまっていたり、後半にかけてはやや冗長ではあったものの、その試みは誰にも真似できず、まさに筒井康隆にしかできない芸当であろう。

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    2025年11月05日
  • 残像に口紅を

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    ネタバレ

    音が次第に消えていく中で、ここまで読める文章を作れるのはすごいなぁと思った。

    導入ですでに「あ」が消えているという魅せ方には感動した。うわっほんとやってなった。
    娘が消えるシーンの口紅を残すというフレーズおしゃれすぎる。

    難解な物語だった。いろんな本を読んで再読したい本。

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    2025年11月02日
  • 残像に口紅を

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    アイディアと実行力がすごいと思いました。
    前半部分の妻と娘を忘れていってしまうところが悲しくて好きです。

    昔の本なので仕方ないですが
    妻がいなくなったんだから昔気のあった教え子とセックスしろよ、は流石に気持ち悪すぎます。
    使える音が少ないのにあそこまで描写できるのは凄すぎますが……。

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    2025年10月29日
  • 家族八景(新潮文庫)

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    1972年『家族八景』その後シリーズは『七瀬ふたたび』『七瀬 時をのぼる』『七瀬 森を走る』と続き、2010年『七瀬ふたたび』が映画化された。因みに1965年『時をかける少女』は1983年映画化、2006年アニメーション映画化、そして2010年リメークで映画化された。筒井康隆と言えば、七瀬シリーズより圧倒的に『時をかける少女』が有名である。

    精神感応能力者/テレパスという異能力を持って生まれた七瀬は、自身の力を隠すために住居を転々とするお手伝いさんとして働いている。小説では8つの各章ごとにトラブルを抱えた家族のお話が展開される。七瀬の父がESPで高得点を出してはいるが能力者ではない件や、七瀬

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    2025年10月28日
  • 残像に口紅を

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    世界から1章に1つずつ音が消えていく筒井康隆の実験的小説

    音が消えると、小説で使える文字が減っていくだけじゃなくて、その文字を使って表していた存在も消えていくのが面白かった

    主人公が書いている小説の世界だから何やってもOKって感じのふるまいをし出したあたりから全然共感できなくてついてけなかった

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    2025年10月23日
  • 時をかける少女

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    時をかける少女は、若干、時代を感じさせる設定。時をかける少女の未来への淡い希望が、忘れてしまった記憶と共に蘇って、いつか本当に素敵なあの人と出会えますように…思わせてくれる最後でした。

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    2025年10月23日
  • 日本以外全部沈没 パニック短篇集

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    パニック短編集とのことで^^;
    筒井康隆先生のお話は、破茶滅茶でもあるのに、結構記憶に残るストーリーも多いんですよね
    本作だと、「農協月に行く」とか忘れられなくなりそうで嫌だなぁ^^;
    でも、嫌いじゃないんですよね(笑)

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    2025年10月21日
  • エディプスの恋人(新潮文庫)

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    『七瀬ふたたび』からの繋がりが全くなく、唐突に学校篇が始まった。冒険的でハードボイルドな前作とは異なり、いきなりミステリー小説のような調査が始まり、あの緊迫感はどこに消えたのかと戸惑い、置いていかれる思いがした。

    これまで物語の舞台は家族から国へと広がってきたが、本作では宇宙や神にまで拡大した。さらに置き去りにされた感覚を覚える。

    しかし、前2作との繋がりを探しつつ「これは一体何の話なのか」と思いながら読み進めると、最後の最後で一気に収束していった。

    自分の感情や記憶までもが宇宙意志に関与されていることに気づく不幸。恋に落ちることを「心を奪われる」と表現することはあるが、そこに第三者の意

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    2025年10月15日
  • 残像に口紅を

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    この世界から文字(音)が減っていくという物語。音が減っていくと会話にならなくなったり、登場人物や物が消えていったりする。コンセプトは面白いが、突然情欲シーンになったり、自伝を語り出したりするせいか、退屈に話が進んでいく場面もある。音が消えていく恐怖感は、最後の方は伝わってくる。ちゃんと残っている言葉だけで文章を紡いでいっているのがすごい。執筆に莫大な時間がかかったのではないかと思う。

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    2025年10月14日
  • 笑うな(新潮文庫)

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    ユーモラスなもの、ブラックなもの、ロマンチックなものまで多種多様なショートショート34編が詰め込まれている。

    多様であるがゆえに、普通にショートショートらしい意外な結末を楽しめるものもあれば、眉をひそめるようなもの、何を書いてあるのか理解できないものもある。50年も前の本なので、当時としては実験的だったり過激だったりするのかもしれないな、と思うこともあったが、実際のところはよくわからない。

    要するにレビューに困る。

    万人にお薦めというわけにはいかないかもしれないが、とりあえず筒井康隆という作家の攻撃範囲の広さを感じるにはよい本だろう。

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    2025年10月13日
  • 富豪刑事

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    ネタバレ

    昔、深田恭子でドラマをやっていた気がしたので主人公が男性だったのが驚いた。大助があんまりボンボンではなかった気がする。周囲のキャラクターが面白くて楽しめた。ミステリとしてもしっかりしていたし良かった。もっとシリーズ書いてくれたら楽しかったな~。

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    2025年10月04日
  • 時をかける少女

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    ネタバレ

    表題作「時をかける少女」は学習研究社「中学三年コース」1965年11月号から「高校一年コース」1966年5月号に連載された。このほかに「悪夢の真相」「果てしなき多元宇宙」の2作を収録。
    大林宣彦監督、原田知世主演で映画化され1983年に公開。尾道を舞台とした「尾道三部作」の1つ。

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    2025年10月03日
  • にぎやかな未来

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    ネタバレ

    「超能力」「帰郷」「星は生きている」
    「怪物たちの夜」「逃げろ」「事業」「悪魔の契約」「わかれ」「最終兵器の漂流」「腸はどこへいった」「亭主調理法」「我輩の執念」「幸福ですか?」
    「007入社す」「踊る星」「地下鉄の笑い」
    「ながい話」「スペードの女王」「欲望」
    「パチンコ必勝原理」「マリコちゃん」
    「ユリコちゃん」「サチコちゃん」「ユミコちゃん」「きつね」…。

    年始に見た『100分de筒井康隆』で「到着」の話が出ていて、気になって読んでみた。たった5行でちゃんと結末をつけてるの凄いな。

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    2025年09月26日
  • 虚航船団(新潮文庫)

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    よく文房具にここまで個性を持たせられるよなぁ。頭の中どうなってんの?!?
    第一章では狂気の文房具軍団のメンバーが次々に現れオモローと読み進めるものの、第二章に入ったところで鼬族の歴史が全然頭に入ってこなくて、第二章はほぼ読んでない。
    鼬族の数が多すぎてうんざりしてね、誰が誰かもわからんくなるし、ここを読みきった人ほんとに尊敬する。でも正直、第二章を飛ばして第三章を読んでも全然大丈夫だった。(読んでないくせに言う〜)
    第三章からはまた狂気の文房具軍団も登場するし、結末が気になるから読んだけど、まあ筒井康隆の小説なら他にもいっぱい面白いのあるし、あえてこれを勧めることはないかな。

    でもね、狂気の

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    2025年09月21日
  • あるいは酒でいっぱいの海

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    筒井康隆初期のショートショート
    いつも読み終えたらバーコードからここに登録するのだけれど、バーコードがない
    180円。POSシステムのない昭和54年の本

    昔はよくあったタイトルオマージュの洒落た表題作や、理屈はあれど完全におちゃらけであろう「ケンタウロスの殺人」、もはや落語のような「体臭」
    全30編(+ケンタウロスの殺人解明1編)

    初読時はスラーっと読んで「ふむ」程度だったのだけれど、ショートショートが最近ないせいかこのテンポ感で読める筒井節は一周し、ようこんなん真面目に書くなあと楽しめた

    にしても1番驚いたのは本編でなく解説山野さん
    この人一体いつからここにいるの、これ一応初版やぞ……

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    2025年09月21日