筒井康隆のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
七瀬3部作の3冊目
果たして七瀬の命は助かったのか?
前作の続きが気になる……と思ったら!
今作、舞台は私立高校の教務課事務員の七瀬
⁇あれれ…
特異な精神構造を持つ学生香川智広に興味を持ち調べてゆく
彼は本人の力ではなく、絶対絶命のピンチに遭遇すると、何者かの「意志」で助けられ危害を加えようとする相手はてひどい反撃に遭う!
(これって既視感!十二国記 魔性の子の高里のようではないか!)
2作目最後、七瀬は命を落としたか?
と思われたのに、何と3冊目では、女神?宇宙の意思?が七瀬を再び生かして、女神が人間であった時の息子智広と七瀬を操ってゆく‥‥絶句
七瀬の人生は、超能力を持って生 -
Posted by ブクログ
ネタバレ言葉が一つずつ、ランダムに消えていくという他に類を見ない設定に、最初は戸惑いを覚えるかもしれません。しかし、物語を読み進めるにつれ、言葉が減っても意外と会話が成り立つことに驚かされるでしょう。
登場人物たちは、失われゆく言葉の穴を創意工夫で埋めながらユーモラスで、時に切ないコミュニケーションを続けます。
その様子は、言葉の真の価値と人間が持つ表現の力を改めて感じさせてくれます。
しかし、言葉が完全に消え去った先に待つのはもはや会話が成立しない世界。
この作品は、言葉が当たり前にある日常がいかに尊いかを痛感させてくれます。読む人それぞれに深い感動と、不思議な余韻を残す一冊。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこのような形で喪失を描くことができるのか、というまさに唯一の体験だった。タイトルにある「残像に口紅を」のフレーズは早々に回収され、そのどうしようもない儚さが胸を打つ。その美しい余韻もそこそこに主人公は突き進む。家族らが消失した時点では、それでもまだ残っている言葉に恵まれていたのだと思い知らせるためだけのような、世界が崩れてゆくその先。つぎつぎに自分以外が消えていく世界は第三部にもなると次第に駆け足になり、最終的には行為や擬音だけが残り、それすらも「ん」に終着する。両脇から崖が迫りきて、ついには奈落にのみこまれたかのように。
裏表紙に「その後の著者自身の断筆状況を予感させる」との文句があったが、 -
Posted by ブクログ
初めて書泉グランデに行った際に気になって手に取った作品。
筒井康隆ってめっちゃ有名な人なんだ…。「時をかける少女」とか「ラゴスの旅」とか色々知っている聞いたことのある作品をたくさん書いているみたいだけど読んでみるのは実際には初めて!かなり昔の小説みたいだけど、全然そうは感じさせないような文章。(でも自分自身が、かまいたちの夜とか平成初期の大学生をモチーフにしていた作品ばかり読んでいたのも原因かも。自分の大学生活はコロナ時代だったから大学生に対しての解像度が平成初期が鮮明なのかもしれない)
文章の構成が章ごとに講義が設定されている、が、しかし講義が抽象的で難しすぎる笑
これは、読ませるために作