筒井康隆のレビュー一覧
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文字が消えると同時に、その文字が使われていた物の存在も消えるが、別の言葉に言い換えれるものは残る。ということは、「名前」のあるものから消えていく。人間、男、女、妻、娘という概念はまだ存在するが、「ぬ」が無くなると娘の絹子は消えてしまう。この世界に最後まで残るのは、自身にとって名前の必要のないモブたちだけになる。
その構造に気づいた時、なるほどな〜となった。
虚構と現実が混ざり合っていて、なかなかに難しい内容だった。これ絶対、現代文として受験で使われるやつじゃん。虚構に線引いてあるやつじゃん。
私の語彙力と国語力が低く、流し読みした部分も多かったので、またいつかチャレンジしたい。
あと、地元の御 -
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「筒井康隆自伝」で収録作品「タック健在なりや?」のタックは眉村卓からつけていることを知り、再読するために購入。ヤッシャ・ツッチーニは筒井康隆なんでしょうね。ライバル意識は強かったのか。「傷ついたのは誰の心」「駝鳥」は相変わらず痛い。
目次
笑うな
傷ついたのは誰の心
悪魔を呼ぶ連中
最初の混戦
遠泳
客
自動ピアノ
正義
夫婦
帰宅
見学
特効薬
墜落
涙の対面
流行
セクション
廃墟
ある罪悪感
赤いライオン
猫と真珠湾
会いたい
接着剤
駝鳥
チョウ
血みどろウサギ
マイ・ホーム
ブルドッグ
トーチカ
座敷ぼっこ
タック健在なりや
産気
ハリウッド・ハリウッド
末世法華経
ベムたちの消え -
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本書は2005年に岩波書店から刊行された単行本を文庫化したもの。「笑い」というものの本質について小樽での講演会とシンポジウムにて真剣に論じたものを書籍に纏めた。講演は、臨床心理学者の故・河合隼雄、解剖学者の養老孟司、そして作家の筒井康隆。シンポジウムの方は、この3名に女優の三林京子と特定非営利活動法人絵本・児童文学研究センター理事長の工藤左千夫が司会として加わる。
「笑い」と「健康」との関係から始まり、様々な事象と笑いとの関連性について次々と話が展開していく。笑いだからと言って決して楽しい内容ではなく、各人が自分の専門または広い知識を基に、極めて真面目に持論を披露していく。シンポジウムでは各 -
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ネタバレ筒井康隆さんの話を読んだのはこのパプリカが始めてです。最初はとらえどころのない話だと思いながら読んでいましたが、次第に話の展開や夢と現実という世界の構造に引き込まれて行きました。第一部でははっきりしていた現実と夢の境界線が第二部では曖昧になっていき、ついには混じりあってしまいます。読者の意識では現実と夢との区別がつかなくなってしまい、まさしく混沌とした夢を見ているような心地になることでしょう。一方この作品ではメインとなる夢と現実の他にも様々なモチーフが存在していると思います。いかに常日頃の思考によって抑制されていたとしても拭い去ることのできない情欲の存在であったり、潜在的に存在する恐怖が顕現し