筒井康隆のレビュー一覧

  • 霊長類 南へ

    ネタバレ 購入済み

    面白いけどグロ

    世界が終わった系の本のオススメに出ていたので読了。
    こんなグロお勧めすんなよというのが率直な感想です。クズの群像劇をグロ付きで見せられるんですが、妙な疾走感があって面白かったです。
    ただ胸くそ描写も多々あり、再読はないだろうなと思います。いや面白いんだけどさぁ…。

    #怖い #ダーク

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    2023年02月20日
  • パプリカ

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    前半の夢探偵は設定や会話も面白かったが、最後の戦い部分は、ちょっと漫画ちっくになって、やりすぎ感あり。

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    2023年02月13日
  • 笑犬楼vs.偽伯爵

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    すこし驚いたのが、筒井が最近「二件の出版社に断られた」と書いてた部分。コンプラが厳しいといった文脈だったが、筒井康隆の小説でも断られるんだといった感じ。

    内容の半分近くは大江健三郎の話が占める。
    年寄りのふたりなので内容も戦前から最近まで幅広く、固有名詞も多いが、わからなくても語り口が軽快で口語調なので、年寄りの呑気な話を盗み聞きしてるような気分で、なんとなく読める。

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    2023年02月07日
  • 時をかける少女 (角川つばさ文庫)

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    アニメで先に知った時をかける少女。まさか筒井さんだったとは…とても読みやすく、アニメと違うところを探すのも面白い。個人的には表題作と2番目のストーリーが好きだった。短編なのね。これを長編映画にしたの凄い。

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    2023年02月04日
  • モナドの領域(新潮文庫)

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    ミステリー仕立ての哲学小説。
    単子論を交えた哲学思想をつぶさに書くことへの著者の熱意は感じたものの、理解には及ばず、、
    特に、法廷やTV番組での哲学問答は難解で、大枠を掴むことしかできなかった。

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    2023年02月02日
  • 世界はゴ冗談(新潮文庫)

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    感想
    なぜどうしては無粋。言葉が編み出す世界にただ揺られるのみ。今ある世界は本当に信用できるのか。神様がナンセンス小説にハマったら。

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    2023年01月09日
  • モナドの領域(新潮文庫)

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    正月に息子と街中の大型書店に面白そうな本を探しに行って購入した本。
    序盤はグッと惹き込まれたが中盤の難解な場面が多すぎて気持ちが切れてしまう。
    エンディングは予想通りだが多少はスッキリした。
    序盤のネタフリがちゃんと回収出来ているのか僕の頭では良く解らない。
    作品としてはとても興味深く面白かったが個々のパーツが気持ちよくちゃんと嵌らなかった印象。

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    2023年01月08日
  • モナドの領域(新潮文庫)

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    神様との法廷バトル!
    神は自らの存在を懸けて検察官と裁判官に挑む?


    河川敷で女性の腕が発見されて警察が捜査を開始する、時同じくして近くのパン屋で女性の腕を模したバゲットが販売される?
    そして、とある大学教授が突然、自分の事を『神の上の存在』と名乗りを挙げる?
    物語の進むべき道筋とゴールが見えない物語!

    帯に作者本人が『自身の最高傑作』と書いてあったので購入!
    個人的には『旅のラゴス』こそ最高傑作かと思います。
    →自分は旅と砂漠の物語が好きなので偏った意見かもしれませんが・・・

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    2023年01月07日
  • エディプスの恋人(新潮文庫)

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    1作目とも2作目ともまた違う作風。

    「宇宙意志」まで話が飛んでいってるけれど、神の依怙贔屓な展開はあまり面白くない。

    ただ前作との繋がりが示されたシーンは、3作品目が作られた理由であり、伏線の回収であり、圧倒的な絶望感を叩きつける結末そのものになっていて凄かった。

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    2022年12月28日
  • 七瀬ふたたび(新潮文庫)

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    1作目は一般人の中で生活するテレパシストの日常を描いていたけど、今回は七瀬以外の超能力者がどんどん出てきたり、謎の反超能力者集団が出てきたり、人も結構死ぬし完全にX-MEN、面白かった。

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    2022年12月28日
  • 農協月へ行く

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    シュールなショートショートだと思って、軽い気持ちでチョイスしたところ、想像以上のブラックだった(笑)

    そう、著者の作品はふり幅大きすぎ。
    こんな本を出そうものなら今なら大問題になりかねないのではと心配になったり・・・

    解説がその真実を物語っており、この分析読んで腑に落ちる。
    刺激を求めて、また文庫本をチョイスしそうである。

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    2022年10月18日
  • アホの壁(新潮新書)

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    エンターテイメントの大御所が書くアホな言動や行動の分析集です。ここでいうアホとは、芸術性や文化的価値のない、つまらない行動のこと。
    おふざけ満載のパロディ書かと思いきや、丁寧に分類されたアホ事例を冷静に心理学的観点から分析されていて、また日頃感じることが巧みに言語化されていて、さすがと思ってしまった。
    最後はアホ万歳でしめくくられているのもさすが。

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    2022年10月13日
  • エディプスの恋人(新潮文庫)

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    3部作のラスト
    結末がやばい
    その結末はないだろうと思いながら読んでたらその結末だった
    まあこういう話ってことでいいのかな
    3部作だけど、どれも全く趣が違う

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    2022年09月04日
  • 誰にもわかるハイデガー 文学部唯野教授・最終講義

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    ハイデガーが哲学者であることすら知らない(やばい)状態で読み始めた。本編も解説も基本わかりやすいけど、時間と良心が出てきたところから意味がわからなくなった。ゴールを自覚して、もうやっちゃったことはやっちゃったからこれから軌道修正しよ!ってことでは…ないか…更に聖書とか神をを引き合いに出されてもピンと来ない…。もう一回読んでみます。

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    2022年08月01日
  • 七瀬ふたたび(新潮文庫)

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    七瀬は、美しきテレパスを持つ超能力者。超能力者であることを隠して生きる為、母の実家へと向かう。その途中、初めて自分以外の超能力者と知り合う。
    「七瀬ふたたび」NHK少年ドラマシリーズがネットにでていたので、全編視聴してみた。知っていたつもりが、記憶にないので見ていなかったのかなあ?原作より登場人物増やして、話のつなぎが詳細にしてあり面白いけど、児童用としては、かなり攻めている。七瀬のアルバイトは、ホステスだし、そこのママさんの着物の着付けが水商売風。資金調達にマカオのカジノに行ったりする。(原作のまま)

    七瀬は、他の超能力者達と安住の地を北海道に求める。しかし、超能力者を認めない組織が、七瀬

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    2022年06月30日
  • パプリカ

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    舞台は、精神医科学研究所。ノーベル賞候補とされる優秀な研究員が、精神治療テクノロジー「DCミニ」を開発してしまう。近未来SF。加えて、美人研究員千葉は、夢探偵「パプリカ」として精神疾患にアプローチ。DCミニは、諸刃の剣、他人の夢への介入、現実と夢の混在、果ては、人格破戒も引き起こす。
    なかなか、読みきれず、ギブアップしそうでした。筒井康隆氏が、フロイトの無意識下の夢にかなりお詳しいようで、各自の夢の交錯がもう大変な事になってしまうのです。
    「パプリカ」はアニメ映画化されており、原作からよりパワーアップしているようです。コアなファンが多いらしいですね。気持ちよく壊れていくことを経験できそうです。

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    2022年06月28日
  • 銀齢の果て(新潮文庫)

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    老人達によるバトルロワイヤル。
    素人から玄人までいて殺し方殺され方のうまい下手によってエグさが変わることがよくわかった。

    狂った世界を垣間見ることができる内容で、人を選ぶ本。

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    2022年06月12日
  • エディプスの恋人(新潮文庫)

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    面白かった? よく分からない。正直、頼央の話以外はあまり面白いと思えなかった。後半になって智広の母が世界の云々というところから、読者を楽しませるために描かれているものではないと感じた。エンタメ小説ではない。前作や前々作のようなエンタメを期待していたので少し残念だった。ただ、誰しも一度は考えたことのあるような、自分という存在の唯一性、それの真に迫るような文章は圧巻だった。死の恐怖を連想させるそれにドキリとさせられる。そして、最後の七瀬が全て思い出すシーン、とても良かった。

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    2022年06月02日
  • 馬の首風雲録

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    面白かった。設定の練り込みが半端じゃない。舞台もそうなのだけれど、構成の力がすごい。別々の話の繋がりを意識させる最後の構成には脱帽した。キャラクターもよく、登場人物は犬、また、それに準じた生物で三人称視点で描くというのは、外から世界を俯瞰しているような感覚があり、登場人物の内情に深入りしすぎないことが個人的には魅力的だった。

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    2022年06月02日
  • 笑うな(新潮文庫)

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    学生時代に読んだ本を、この度再読しました。

    ショートショートと言えば、同じくSF御三家と言われる星新一さんのイメージが強いのですが、筒井康隆さんのショートショートはブラックな作風のものが多く、それがまた面白い!

    学生時代はこの面白さが分からなかったように思います。再読してよかった!

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    2022年05月22日