畠中恵のレビュー一覧

  • ねこのばば(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「茶巾たまご」「花かんざし」「ねこのばば」「産土」「たまやたまや」5作収録の短編集。しゃばけシリーズ第3弾。

    「たまやたまや」が特に良かったな。
    三春屋のお春の縁談話をめぐっての一幕。巣立ちの切なさというか、言語化の難しい感情が胸を過ぎる。成長って地続きだけど、振り返ってみると子供時代は意外と遠い。その「ずいぶん遠くまで来てしまったなあ」と気付いた時に感じる甘酸っぱいノスタルジーのような感情を、文章だけでよく伝えられるなあと素直に感心した。一太郎がお春に抱く感情、結構よく分かる。

    「産土」も良かった。
    長崎屋の手代・佐助のお話。怪しげな集会に関係した商人たちが次々に倒産の憂き目に合っている

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    2026年07月11日
  • なぞとき

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    比較的元気に謎を解く若旦那(*゚∀゚)♪それにしても、しゃばけファミリー増えたな〜(・∀・;)増えた分だけ謎解きも楽になるかと思うがそうでもない(-_-;)食費がかさむだけ?食べ物たちが動いて逃げるのは面白かったな〜(*´▽`*)

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    2026年07月08日
  • ゆんでめて(新潮文庫)

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    じゃばけシリーズ9冊目。

    前作の「ころころろ」とおなじく、1冊を通して大きなストーリーはあるものの、それぞれは完結の短編集になっているので、好きな時間にも読みやすかった。

    特徴的なのは、短編の時系列が最近から過去に向かって遡っていくところ。
    毎度のごとくホロリと泣けるストーリーあり、兄やたちの頼もしさあり、新たに登場したキャラクターとの出会いあり、いつものメンバーの楽しさあり、若旦那のやさしさありで、今回も楽しめました。

    ゆっくりペースで9冊目まできました。先は長いのでまだまだ楽しめそうですが、一通り読み終わったら1冊目からリピートしたいシリーズです。

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    2026年07月07日
  • 猫君 りんねの輪

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    みかんたち、頑張った!
    いきなり、冒頭で長猫があんなことになるとは。
    猫又の生徒たちが持つ首玉。そのままでは役に立ちそうもなくて、1人では無理で、協力することで力を発揮するのかな、と予想。
    将軍は敵に回ることはないと思うんだけど、幕閣がなんとも食わせ者。天海僧正まで登場とは。だって、家康の時代の人だよね?!
    猫又学校の師匠たちは、いろいろ2年生たちに丸投げだし。
    2年生たちを成長させるためだったのか。首玉、なかなか特殊な性格みたいだし。
    3作目は、みんな3年生かな。楽しみ。

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    2026年06月01日
  • ころころろ(新潮文庫)

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    シリーズ8作目。

    若旦那に大きなピンチが!
    そのピンチは全体を通して繋がっているが、短編集としても読める。
    佐助の話が切なくて良かった。

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    2026年06月01日
  • ゆんでめて(新潮文庫)

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    ネタバレ

    弓手(左)と馬手(右)
    左に行くべきを右に行ったことによるもう一つの明日
    ・ゆんでめて:鹿島神宮の箏触れ
    ・こいやこい:七之助から上方からお嫁さんがやってくる。
    ・花の下にて合戦したる:花見の席での狐狸化け合戦
    ・雨の日の客:禰々子
    ・始まりの日:時売り屋

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    2026年05月22日
  • こいごころ(新潮文庫)

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    こいごころの中のこいごころ、笹丸が自分の想いがとげられたとわかっていても、消えてしまう切なさ、何回読んでも涙が出てしまいます。

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    2026年05月07日
  • あやかしたち

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    長崎屋が遠くの妖達の間でも噂になっている。
    妖がのんびり暮らせる場所として憧れの場所だそうだ。今長崎屋にいるあやかしを押し退けて自分たちが長崎屋に住みたいと、押しかけてきた。
    勝負をしろ!などと穏やかでない。
    最強の兄やたち、悪夢を食べる噺家の場久、貧乏神に猫又天狗河童、そしてきゅわきゅわーと家を鳴らす小鬼の鳴家たち。
    勝負で押し退けてもその場は本人?たちの居場所になるわけではない。居場所を落ち着けたい気持ちは妖にもあるのだなあ、などと思った。
    自分の特技やら何かとやれることをやって、誰かの役に立てるところで落ち着きたいのはみんな一緒。
    最後の一編、若だんなは何不自由なく周りから大事にされてい

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    2026年04月12日
  • こいごころ(新潮文庫)

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    2026/3/24
    このシリーズにしては珍しい切ない話。
    そうか。妖怪はそう消えるのか。
    読んでからタイトル見ると泣きそうになる。

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    2026年04月04日
  • ぬしさまへ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    しゃばけシリーズ第2弾。「ぬしさまへ」「栄吉の菓子」「空のビードロ」「四布の布団」「仁吉の思い人」「虹を見し事」6作収録の短編集。

    雰囲気の妙。
    2作目にして、しゃばけの雰囲気が確立されている。前作同様、小粋な江戸の町並みを背景に、事件解決に乗り出す一太郎と妖たちというスタイル。その繰り返しだとちょっと飽きてくるかもなあ、という時を見計らったように続く新技の連撃。「空のビードロ」で腹違いの兄・松之助の視点を織り交ぜたり、「仁吉の思い人」で仁吉の過去話をぶっ込んでくる。「虹を見し事」は、一太郎が妖絡みの事件に巻き込まれるのだが、スパイスがぴりりと効いていて、風味が違う。飽きさせない創意工夫に脱

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    2026年03月24日
  • ねこのばば(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2作品目ですが、世界観に浸れる作品だなぁと思います。
    今回は犬神の過去の物語がありましたが、
    後半で「やられた!」と思いました。
    読み進めるうちに霧が晴れていくような感覚が好きです。
    妖たちが見える女の子、また出てこないかな?と
    続きを読むのが楽しみです。

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    2026年03月23日
  • ゆんでめて(新潮文庫)

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    しゃばけシリーズ第9弾。ゆんでめてとは、弓手(左手)と馬手(右手)のこと。右じゃなくて左に進んでたら、、、屏風のぞきは助かったのか??短編5編がそれぞれ面白いだけじゃなく、長編作を読んだ気分で、ホントに面白かった。

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    2026年03月20日
  • いっちばん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ・いっちばん
     連続スリ事件と一太郎への贈り物を競う妖たち
    ・いっぷく
     三途の川であった冬吉の兄・七之助に出会う。
    ・天狗の使い魔
     天狗にさらわれた一太郎
    ・餡子は甘いか
     一太郎は18歳
     安野屋で修行している栄吉が菓子作の情熱を失いかける。
    ・ひなの千代紙
     白塗りをやめた雛

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    2026年03月19日
  • ぬしさまへ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    つくもがみシリーズを書いた著者の別の「しゃばけ」のシリーズ2作目です。
    やっぱり妖たちがかわいらしい作品です。
    探偵は体が弱い主人公で、妖たちが助手の役目をしているので
    ところどころ人らしからぬユーモアがある
    犯人への懲らしめがあったりして面白いです。
    「しゃばけ」をアニメで観たのですが、内容を原作のシリーズ化された
    作品から少しずつ寄せ集めた感がありました。
    なので、アニメを見たあとで原作を読んでも楽しめます。
    まだまだ作品は続いているので読みたいと思います。

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    2026年03月11日
  • しゃばけ(新潮文庫)

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    【短評】
    「第13回日本ファンタジーノベル大賞」に輝いた畠中恵による時代小説。
    江戸に大店を構える廻船問屋兼薬種問屋「長崎屋」の跡取り息子・一太郎は、「妖」に縁がある。どういう訳か、病弱な彼の周囲には妖が集い、手代の佐助と仁吉をはじめ、あれこれと甲斐甲斐しく世話を焼いてくれる。そんななか、江戸の町を「薬種屋殺し」が横行し始めーーという物語。

    長大なシリーズであることは承知していたが、左もありなん、屋台骨である第一作は流石に面白かった。良質な落語を効いているような軽妙さで以て、江戸の町を活き活きと描写しており、町人になった気分で読書に浸ることが出来た。文章が非常に達者かつ流麗であり、時代掛かっ

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    2026年03月09日
  • つくもがみ笑います

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    つくもがみ達が戦います。
    前作で幼かった十夜たちも思春期を迎えた頃の話。
    つくもがみを心配しながらも見守っているのだから驚きました。
    だんだんコトが大きなことになっていくのですが
    付喪神たちがそれを感じさせないほどにかわいい。
    読んでいるこっちも見守っている気持ちになりました。

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    2026年03月08日
  • またあおう(新潮文庫)

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    このスピンオフ、すごい面白かった!

    特に「一つ足りない」「かたみわけ」がお気に入り。

    一つ足りないは、東西の河童の親分とそれに敵対する猿達のお話。河童の親分達はとても粋な御仁です。
    そしてかたみわけ。
    こちらはいつも離れに集う妖たちが、ちょっと未来になった世界で活躍するお話。秋英さんの存在感がはじめて大きくなったかな。

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    2026年03月08日
  • ああうれしい

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    緩い謎解きのような感じで、いろいろ問題が起こって、スマートではないけれどうまいこと丸めて解決してしまう、ほっこりする物語が多い。みんなが不幸にならない、今の世の人が読んでも納得のいく解決策で、よく思いつくなぁと読んでいて楽しかった。

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    2026年03月08日
  • ちんぷんかん(新潮文庫)

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    しゃばけシリーズ第6弾

    鬼と小鬼
    ちんぷんかん
    男ぶり
    今昔
    はるがいくよ

    の5つの話が詰まった短編集

    特に「男ぶり」と「はるがいくよ」が良かった。

    男ぶりは若だんなの母の昔の恋物語(ちょっと違うか?)。

    はるがいくよは桜の花の切ないお話。

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    2026年03月08日
  • ちんぷんかん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    鬼と小鬼:大火で長崎屋消失
    ちんぷんかん:秋英(22歳)、妖が見える。
    男ぶり:母・おたえから、父・藤兵衛(当時は手代で、藤吉)と夫婦になったいきさつを聞く。
    今昔:玉乃屋のおたえ、お咲姉妹。陰陽師・七太夫、貧乏神・金次
    はるがいくよ:桜の花びらの妖・小雪。松之助とお咲の縁談が進む。

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    2026年03月06日