畠中恵のレビュー一覧

  • あやかしたち

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    長崎屋が遠くの妖達の間でも噂になっている。
    妖がのんびり暮らせる場所として憧れの場所だそうだ。今長崎屋にいるあやかしを押し退けて自分たちが長崎屋に住みたいと、押しかけてきた。
    勝負をしろ!などと穏やかでない。
    最強の兄やたち、悪夢を食べる噺家の場久、貧乏神に猫又天狗河童、そしてきゅわきゅわーと家を鳴らす小鬼の鳴家たち。
    勝負で押し退けてもその場は本人?たちの居場所になるわけではない。居場所を落ち着けたい気持ちは妖にもあるのだなあ、などと思った。
    自分の特技やら何かとやれることをやって、誰かの役に立てるところで落ち着きたいのはみんな一緒。
    最後の一編、若だんなは何不自由なく周りから大事にされてい

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    2026年04月12日
  • こいごころ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2026/3/24
    このシリーズにしては珍しい切ない話。
    そうか。妖怪はそう消えるのか。
    読んでからタイトル見ると泣きそうになる。

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    2026年04月04日
  • ぬしさまへ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    しゃばけシリーズ第2弾。「ぬしさまへ」「栄吉の菓子」「空のビードロ」「四布の布団」「仁吉の思い人」「虹を見し事」6作収録の短編集。

    雰囲気の妙。
    2作目にして、しゃばけの雰囲気が確立されている。前作同様、小粋な江戸の町並みを背景に、事件解決に乗り出す一太郎と妖たちというスタイル。その繰り返しだとちょっと飽きてくるかもなあ、という時を見計らったように続く新技の連撃。「空のビードロ」で腹違いの兄・松之助の視点を織り交ぜたり、「仁吉の思い人」で仁吉の過去話をぶっ込んでくる。「虹を見し事」は、一太郎が妖絡みの事件に巻き込まれるのだが、スパイスがぴりりと効いていて、風味が違う。飽きさせない創意工夫に脱

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    2026年03月24日
  • ねこのばば(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2作品目ですが、世界観に浸れる作品だなぁと思います。
    今回は犬神の過去の物語がありましたが、
    後半で「やられた!」と思いました。
    読み進めるうちに霧が晴れていくような感覚が好きです。
    妖たちが見える女の子、また出てこないかな?と
    続きを読むのが楽しみです。

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    2026年03月23日
  • ゆんでめて(新潮文庫)

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    しゃばけシリーズ第9弾。ゆんでめてとは、弓手(左手)と馬手(右手)のこと。右じゃなくて左に進んでたら、、、屏風のぞきは助かったのか??短編5編がそれぞれ面白いだけじゃなく、長編作を読んだ気分で、ホントに面白かった。

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    2026年03月20日
  • いっちばん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ・いっちばん
     連続スリ事件と一太郎への贈り物を競う妖たち
    ・いっぷく
     三途の川であった冬吉の兄・七之助に出会う。
    ・天狗の使い魔
     天狗にさらわれた一太郎
    ・餡子は甘いか
     一太郎は18歳
     安野屋で修行している栄吉が菓子作の情熱を失いかける。
    ・ひなの千代紙
     白塗りをやめた雛

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    2026年03月19日
  • ぬしさまへ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    つくもがみシリーズを書いた著者の別の「しゃばけ」のシリーズ2作目です。
    やっぱり妖たちがかわいらしい作品です。
    探偵は体が弱い主人公で、妖たちが助手の役目をしているので
    ところどころ人らしからぬユーモアがある
    犯人への懲らしめがあったりして面白いです。
    「しゃばけ」をアニメで観たのですが、内容を原作のシリーズ化された
    作品から少しずつ寄せ集めた感がありました。
    なので、アニメを見たあとで原作を読んでも楽しめます。
    まだまだ作品は続いているので読みたいと思います。

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    2026年03月11日
  • しゃばけ(新潮文庫)

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    【短評】
    「第13回日本ファンタジーノベル大賞」に輝いた畠中恵による時代小説。
    江戸に大店を構える廻船問屋兼薬種問屋「長崎屋」の跡取り息子・一太郎は、「妖」に縁がある。どういう訳か、病弱な彼の周囲には妖が集い、手代の佐助と仁吉をはじめ、あれこれと甲斐甲斐しく世話を焼いてくれる。そんななか、江戸の町を「薬種屋殺し」が横行し始めーーという物語。

    長大なシリーズであることは承知していたが、左もありなん、屋台骨である第一作は流石に面白かった。良質な落語を効いているような軽妙さで以て、江戸の町を活き活きと描写しており、町人になった気分で読書に浸ることが出来た。文章が非常に達者かつ流麗であり、時代掛かっ

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    2026年03月09日
  • つくもがみ笑います

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    つくもがみ達が戦います。
    前作で幼かった十夜たちも思春期を迎えた頃の話。
    つくもがみを心配しながらも見守っているのだから驚きました。
    だんだんコトが大きなことになっていくのですが
    付喪神たちがそれを感じさせないほどにかわいい。
    読んでいるこっちも見守っている気持ちになりました。

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    2026年03月08日
  • またあおう(新潮文庫)

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    このスピンオフ、すごい面白かった!

    特に「一つ足りない」「かたみわけ」がお気に入り。

    一つ足りないは、東西の河童の親分とそれに敵対する猿達のお話。河童の親分達はとても粋な御仁です。
    そしてかたみわけ。
    こちらはいつも離れに集う妖たちが、ちょっと未来になった世界で活躍するお話。秋英さんの存在感がはじめて大きくなったかな。

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    2026年03月08日
  • ああうれしい

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    緩い謎解きのような感じで、いろいろ問題が起こって、スマートではないけれどうまいこと丸めて解決してしまう、ほっこりする物語が多い。みんなが不幸にならない、今の世の人が読んでも納得のいく解決策で、よく思いつくなぁと読んでいて楽しかった。

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    2026年03月08日
  • ちんぷんかん(新潮文庫)

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    しゃばけシリーズ第6弾

    鬼と小鬼
    ちんぷんかん
    男ぶり
    今昔
    はるがいくよ

    の5つの話が詰まった短編集

    特に「男ぶり」と「はるがいくよ」が良かった。

    男ぶりは若だんなの母の昔の恋物語(ちょっと違うか?)。

    はるがいくよは桜の花の切ないお話。

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    2026年03月08日
  • ちんぷんかん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    鬼と小鬼:大火で長崎屋消失
    ちんぷんかん:秋英(22歳)、妖が見える。
    男ぶり:母・おたえから、父・藤兵衛(当時は手代で、藤吉)と夫婦になったいきさつを聞く。
    今昔:玉乃屋のおたえ、お咲姉妹。陰陽師・七太夫、貧乏神・金次
    はるがいくよ:桜の花びらの妖・小雪。松之助とお咲の縁談が進む。

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    2026年03月06日
  • いっちばん(新潮文庫)

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    しゃばけシリーズ第7弾

    頑張ってもなかなか上手くいかない事がある。
    そんなことを1冊を通して書いているように感じた。
    隣町の菓子屋に修行に出るも、一向に菓子作りが上達しない栄吉。
    大事な場面で体調を崩し、満足に役目も果たせない若だんな。
    若旦那を喜ばせようと試みるも、ことごとく上手くいかない妖怪たち。

    それでも夜は更け、また朝を迎える。
    ままならずもこれからもどうにか生きていかないと、と考えさせられる。

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    2026年03月06日
  • ちんぷんかん(新潮文庫)

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    しゃばけシリーズ第6弾

    とうとう三途の川を渡りかけてる若旦那と、同じように川のほとりにいる冬吉のお話が印象的。
    嫉妬は時に理性のストッパーを外してしまうこともある。その恐ろしさや、それでも周りから見れば腹が立ってしまうほどにお人好しな行動をとる若旦那を見ることが出来る。

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    2026年03月06日
  • しゃばけ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    江戸有数の廻船問屋の一人息子・一太郎は、病弱で外出もままならない。
    ある日、彼は両親や店の者たちの目を盗んで出掛けた夜に人殺しを目撃してしまう。幼い頃から一太郎の周囲には妖怪が集まる。身の回りの世話をしてくれる手代の二人も、実は犬神と白沢という妖怪である。町を騒がす殺人事件を妖怪たちと共に解決する。日本ファンタジーノベル大賞優秀賞。

    言わずと知れた名作である。
    古い作品であるにも関わらず、昨年ノイタミナでアニメ化も果たした人気作。ずっとタイトルは知っていたが、手に取ったことはなかった。さすが息の長い作品というだけあり、安定感抜群。折に触れて時代小説は読んできたが、いつも瑞々しいタイムスリップ

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    2026年02月26日
  • うそうそ(新潮文庫)

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    しゃばけシリーズ第5弾

    今回は長編で、主人公の若だんなが旅に出るお話。
    こちらの正義はあちらの悪、あちらの正義はこちらの悪、がテーマのお話だった。正しさというのはいつの時代も、決して単一方向から決めることは出来ないようだ。

    自分は誰かの役に立てているのか、何のために生きているのか、答えのない悩みは立場や境遇で解決出来るものではないのかもしれないなぁ、と考えさせられた。

    そして今作でも鳴家達の活躍が見れて、ほっこり!

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    2026年02月24日
  • てんげんつう(新潮文庫)

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    相変わらず寝ついている若だんな。
    てんげんつうの身勝手な言い分からはじまった跡取り騒動も面白かったが、植木屋が舞台となった「くりかえし」はあまり触れたことのない業種のお話で興味深かった。
    しゃばけシリーズも大分続いているがここまで飽きずに楽しませてくれるってすごいなぁ。

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    2026年02月23日
  • おまけのこ(新潮文庫)

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    しゃばけシリーズ第4弾

    今回は、自分の内面と向き合うお話が多かったように感じる。厚化粧をしないと人前に出られない女性や、仏様すら匙を投げるほどの妄念と執着の妖のお話など、自分の中にもそういう一面があるのではないかと考えさせられるテーマだった。
    また、このシリーズに毎回登場する妖、鳴家(やなり)が主人公のお話もあって、それが可愛くて面白かった。

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    2026年02月19日
  • ねこのばば(新潮文庫)

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    しゃばけシリーズ第3弾。

    前回が「男女の愛」だとすれば、今回は「家族の愛」がテーマだったように感じる。
    血の繋がりだけでなく、自分が大切に思う人を守りたい、幸せになって欲しいという気持ちに、人間も妖も関係がないのだと思う。

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    2026年02月13日