畠中恵のレビュー一覧
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”天の星の代替わり”に巻き込まれた若だんなは、なんと赤ん坊に戻ってしまった。大慌ての長崎屋の妖たち。だが、小さくなっても頭脳は同じ!赤子姿で、やんちゃな五歳の姿で、たくましい十二歳の姿で、若だんなは次々と事件を解決していく。おまけに、ずいぶんと体の調子もいいようで・・・。そして、もう一度成長していった先に待っていたものとは?やさしさに包まれるシリーズ第20弾。
「もういちど」
「おににころも」
「ひめわこ」
「帰家」
「これからも」
赤ちゃんから育ち直したら、元気な若だんなになるのかなと思いながら読んでいたのに、結局若だんなは病弱なんだな -
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お江戸は日本橋。長崎屋の跡取り息子、若だんなこと一太郎の周りには、愉快な妖たちが沢山。そんな仲間を紹介しようとして楽しい騒動が起きる「長崎屋あれこれ」、屏風のぞきや金次らが「桃太郎」の世界に迷い込む「またあおう」、若だんなが長崎屋を継いだ後のお話で、妖退治の高僧・管朝の形見をめぐる波乱を描く「かたみわけ」など豪華5編を収録した、文庫でしか読めない待望のシリーズ外伝。
「長崎屋あれこれ」
「はじめての使い」
「またあおう」
「一つ足りない」
「かたみわけ」
妖たちがいつにも増してそれぞれ活躍する5編。「かたみわけ」では未来の長崎屋が描かれ、若だんなは無事於りんちゃんと添っているようで、ほっと -
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若だんなの前に「天眼通」を名乗る男が現れた。過去に未来、人の心まで見通せる能力のせいで嫌われる、と助けを求めてきたのだが。一方、仁吉に惚れた天狗の姫が、無謀にも祖母のおぎんに勝負を挑み、許嫁の於りんの実家、中屋には次々と災難がふりかかる。気が気でない若だんなは、なんと場久の手を借り夢に潜入!?仲間の為、許嫁の為、危険に飛び込む一太郎の決意が光る、急展開の第18弾。
「てんぐさらい」
「たたりづき」
「恋いの闇」
「てんげんつう」
「くりかえし」
相も変わらず、寝込みまくりの若だんな。でも、自分で問題を解決したいという気持ちは強い。少しずつ大人になってきているのだろうなぁ。それにしても、無事 -
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ネタバレわたしはしゃばけシリーズが大好きなのですが、今回は妖怪ではなくて犬!
わくわく読み進めるとやっぱり愛らしいキャラクターで、あっという間に夢中に!
ちょっと家鳴に似てる「きゅわん」という鳴き方がかわいい…!尻尾をふりふりしてそうな様子が目に浮かびます。
ちいさな結と仔犬のまろ丸の組み合わせ、
2人揃ってうとうと寝てしまったりと読んでいて癒されました。
そして結を伊勢まで送る九郎。
最初はなんで自分が…?という雰囲気もあったのに、結と過ごすうちに家族としての愛情が芽生えはじめていてほっこりしました。
自分ではなくお以登さんに懐いてる…と思いはじめたり、もしかすると結の成長を見守れるのかもしれない…