あらすじ
お江戸は日本橋。長崎屋の跡取り息子、若だんなこと一太郎の周りには、愉快な妖たちが沢山。そんな仲間を紹介しようとして楽しい騒動が起きる「長崎屋あれこれ」、屏風のぞきや金次らが『桃太郎』の世界に迷い込む「またあおう」、若だんなが長崎屋を継いだ後のお話で、妖退治の高僧・寛朝の形見をめぐる波乱を描く「かたみわけ」など豪華5編を収録した、文庫でしか読めない待望のシリーズ外伝。
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Posted by ブクログ
お江戸は日本橋。長崎屋の跡取り息子、若だんなこと一太郎の周りには、愉快な妖たちが沢山。そんな仲間を紹介しようとして楽しい騒動が起きる「長崎屋あれこれ」、屏風のぞきや金次らが「桃太郎」の世界に迷い込む「またあおう」、若だんなが長崎屋を継いだ後のお話で、妖退治の高僧・管朝の形見をめぐる波乱を描く「かたみわけ」など豪華5編を収録した、文庫でしか読めない待望のシリーズ外伝。
「長崎屋あれこれ」
「はじめての使い」
「またあおう」
「一つ足りない」
「かたみわけ」
妖たちがいつにも増してそれぞれ活躍する5編。「かたみわけ」では未来の長崎屋が描かれ、若だんなは無事於りんちゃんと添っているようで、ほっとした。
匿名
妖怪達大活躍
外伝で若旦那の出番は少ないですが、妖怪達は大活躍でした。
かまみわけ、じーんときました。
ちょっと将来の長崎屋のことも垣間見え嬉しかったです。
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若だんなが居ない時でも妖し達はいつもどおり♪いや本当に若だんなが消えてしまったら違うのかな?(゜゜;)そんな未来は考えられないけれど、少し未来の若だんなが旦那になった頃はみんな大丈夫みたい(^^)♪河童の親分達のパワーは凄いね(゚A゚;)
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相変わらずの妖達の大活躍。なんだけど…いつもとちょっと趣向が違う。最初の「長崎屋あれこれ」でシリーズの内容を紹介する時以外は主人公「若旦那」が主人公の役を果たしてないのだ。
しかもラストの一遍に至っては若旦那の強力な助っ人、寛永寺と広徳寺の両和尚が亡くなっているのだ。よくよく見ると7年ぶりの「外伝」と帯にある。なるほどなるほど、である。妖達が若旦那無しで知恵を絞る様が 可愛いらしくて健気だ。
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外伝で若だんなが出てこなくて、いつもほどお菓子やご馳走が出てこないのに
やっぱりせんべいやお饅頭、かりんとうが食べたくなった。
次のお話を読む時は 玉子焼きを焼いてから読み始めよ
河童の九千万坊 ホントの焼酎の名前なのね
呑んでみたい。。と検索したら
いろんな種類があって 迷い中
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シリーズ外伝ということですが、若だんなより妖たちが主役になっている話が多いところが外伝たる所以でしょうか。
その分いつもよりファンタジー色が強く、たまにはこんなのも良いなと思える楽しい一冊でした。
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<目次>
略
<内容>
「しゃばけ」シリーズの外伝。若だんなも佐助も仁吉もほとんど登場しない。活躍するのは、しゃばけ(妖)たちのみ。そこに河童や猫又や他の付喪神が出てくる。そしていろいろと活躍する。そういえば最終話では、広徳寺の寛朝様も寛永寺の寿真様も亡くなってしまっている…
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【長崎屋あれこれ】長崎屋の面々を若だんなが紹介。
【はじめての使い】虎の命で若い猫又とら次とくま蔵が長崎屋への使いをすることになったが途中雲助たちともめ事を起こし。
【またあおう】竜巻に襲われ傷んだ、付喪神となっている逸品たちを損ねぬよう長崎屋の妖たちが苦心の末に修繕すると、桃太郎の草双紙の中に引っ張り込まれてしまったが妙におかしい。
【一つ足りない】九州の河童のトップと言える九千坊は天敵の猿たちとの争いになりそうだったので一族を引き連れて禰々子を頼り関東に来てみるとこちらでも猿たちが暗躍しており休眠中の禰々子を拐うという無謀なことをやっていた。
【かたみわけ】若だんなが旦那になり、寿真、寛朝が亡くなった後のこと。於りんも長崎屋にいるようだ。寛朝が引き取っていた剣呑な付喪神たちが逃げ出した。秋英は困り長崎屋の妖たちに捜索の協力を依頼した。《一人でこなすと、物事は、ぐっと重みを増すんですよ》p.280
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いつもの長崎屋のいつもの妖の面々などが、主役の若だんな一太郎が居なくてもがんばる話。
みんないとおしい。
猫又の若い子たち成長譚が可愛くてニコニコ。
河童の大将の話が壮大でワクワク。
楽しかった。
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「はじめての使い」
とら次が自分の力が足りないと判断して早くに助けを求めたのが偉いなと思う。お頭は、とら次やくま蔵の無事まで考えて人がいい。
早めに助けを求めるのって案外難しい。親がいない時でも子どもがちゃんと「助けて」と言えるといいなと思うし、私も無理して一人で頑張りすぎないようにしたい。
「またあおう」
屏風のぞき、若だんなだったらこう考える、と頭が働くのが頼もしい。
「一つ足りない」
九千坊は腕っぷしが弱くて東へ逃げてきたのかと思いきや、本当は強くて、配下を守り、全員を食べさせるためというのが本当素敵。
トップは、こういう人がいいなぁ。猫又、大阿部屋、九千坊に若だんな。皆を束ねるトップ・経営者がどんな人たるべきなのか、「しゃばけ」シリーズは物語でさりげなく描かれているのも素敵。
「かたみわけ」
秋英が頼りになる人に育ってうれしいけれど、寛朝さまがいないのが寂しい。そして離れでみんな集まって楽しそうなのはうれしい。
できるだけ長い期間、この面々で楽しんで過ごしてほしいなぁ(そしてそれを私にも楽しませてほしいなぁ)と願ってしまう。
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ご無沙汰していた「しゃばけ」シリーズ。オーディオブックで。
聞き終わってから調べてみると「外伝」なんですね。
中国から九州に大挙やってきた河童。猿との闘いが惹起し、猿から逃れ東国を目指すが…広徳寺から逃げ出した妖を捕まえなければならなくなり、地獄とこの世を結ぶ袋を使う、幽霊と対峙するが…
長崎屋の主人、藤兵衛と広徳寺の管長、寛朝が亡くなったあと、という設定なので外伝なのか…
Posted by ブクログ
しゃばけシリーズ外伝第二弾。
外伝の第一弾はちょっとぶっ飛んでいたので、
今回はどうなるかと思っていたが、
まあまあ江戸時代の中に納まっていて良かった。
相変わらずの長崎屋の日常や、
戸塚宿から猫又がおついかいに出て盗みに巻き込まれたり、
離れの面々が桃太郎の草紙の世界に入ったり、
中国から河童が渡ってきて九州に住み着いたり、
全体的にほのぼの。
でも、法力あらかたな広徳寺の寛朝が亡くなった後の話は
読みたくなかったかな。
いつまでもお話の中で生きていてほしい。
それが物語の良さなのだから。
Posted by ブクログ
若旦那の出番は少ないですが、その分如何に妖たちが若旦那を大切にしているか、側にいなくても若旦那を心の拠り所にしているかを感じられる作品です。
意外と金次や屏風のぞきが頼もしく思いました(笑)
あ
しゃばけシリーズ全部大好きです。これはそのスピンオフみたいな感じなので若だんなの出番が少ないのが残念ですが、本当に面白かったです。ちょっと未来の話もあって嬉しかったです。
Posted by ブクログ
若だんなの出ないお話。
若だんながいなくても、何かいつも通り話が進む。
むしろ、足手まといがいない分スムーズに事が運ぶようなゲフゲフン
「かたみわけ」がちょっとだけグっと来た。
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妖たちが中心の物語が5編。
人間があまり出てこないので、妖たちの価値観が軸となっている所が新鮮です。
特に「一つ足りない」は神話を読むようでした。
Posted by ブクログ
外伝なのでいつもより妖達の活躍が読めました。屏風のぞきが活躍しています。
現在の時間軸より未来の秋英さんの話は、今の楽しい長崎屋に比べややしんみりしてしまいます。
連載開始からだいぶ経ちましたが、物語内はそこまで時間が進んでないので、いきなり未来の話だとお馴染みの大人は既に鬼籍だったりで寂しいですね。
Posted by ブクログ
しゃばけ外伝で、若だんな以外の視点が新鮮でした。
一番のお気に入りは、若だんなが旦那になったラストの「かたみわけ」。
妖退治で有名な寛朝が亡くなり、後を継いだ秋英は寛朝の形見を欲しがる人が多数居た。だが、その品の中には逃げた怪異があり、困り果てた秋英は長崎屋へ助けを求め…
あの生真面目秋英が頑張る姿に成長を感じました。寛春と言う弟弟子もまだ若いけど、見込みがありそうで、今後が楽しみです。
長崎屋の旦那になった一太郎の負担を軽くする為に、どこへでも兄や達のどちらかがついて行くのは納得ですね。於りんちゃんも長崎屋へ正式に嫁いだんですね。その頃の詳しい話も読みたいです!
Posted by ブクログ
外伝らしく読みやすい内容かと思いきや、寛朝様が亡くなった後のお話まで入っておりしんみりしてしまった。
「居場所が定まると総身が重くなくなる」という佐助の言葉にもじんわり。それでも時が経っていくのを寂しく思う。
Posted by ブクログ
なんて変な世界!
妖達はとにかく若だんな大好き
病弱で寝込んでばかりの…
どんな事件がおきようと
「若だんなならきっとこうする」
と若だんな抜きでやいのやいのと言いながら解決してしまうのだ
かわいすぎる
さあ、うまくいったから
若だんなが甘いもののごほうびをくださるぞ
「きゅべ」
「きゅんい」
Posted by ブクログ
しゃばけシリーズ
えどさがし以来の外伝。
想像していた内容とは違っていたけれど、それなりにおもしろく読めた。
ただ若旦那が出てこないのは、ちょっと寂しい。
もちろんあらゆるところに、若旦那の存在感はあるのだけれど。
妖達もそれなりに成長しており、「全ては若旦那の為」と一貫したポリシーのもと、様々なことに立ち向かっていた。
普段はわちゃわちゃしているのに、なかなか頑張ったと思う。
まぁ、若旦那がいないので、それ程込み入った内容にならないのは仕方ないが、かなり物足りなく感じた。
2024/06/09 10:44
Posted by ブクログ
「外伝」、いつも中心にいる若だんなは出てこないんです、、が、ちゃんと、居る。若だんなの気配、というか。もしくは何冊にもかけて長崎屋離れを度々除いてきたファンとしては最早自分も同じ空気を共有してすぐそばにいると錯覚しているのかもしれない。 現実的に言うと、妖たちはたとえ若だんなが何日も眠り続けていても、中山道のほうへ出張(!)していても、彼らの思いや会話にはいつも若だんなのことが出てくるから、なのだ。
一番好きなのは最後の「かたみわけ」。豪快?な寛朝御坊が亡くなり、秋英御坊が心細さと戦いながら成長していく。寛朝からの大事な「かたみ」ともいうべき、寛春。寛朝御坊は自分亡き後の諸事まで全て整えられていたのだな、、と。
Posted by ブクログ
しゃばけシリーズ。妖たちが主役のシリーズ外伝、2作目。
妖たちが力を合わせて事件を解決。若だんなはあんまり出てこないけど、皆がワチャワチャしながら事件解決に奮闘するのが楽しい。最終章の「かたみわけ」だけはちょっと未来の話で、若だんなが旦那さまという立場になっているのが感慨深かった。妖たちはさして変わらないけれど、やっぱり人間は年を取っていくわけで、月日の流れの違いを思い知らされた。
Posted by ブクログ
妖達が主人公、若旦那ほぼ出て来ず
更に本編から十数年前、後の話もあってそこは面白く、若旦那が居なくても仲良く頼もしくやれてるんだなぁと、ほのぼのしました
最終話、まさかの広徳寺の寛朝様、寛永寺の寿真様が亡くなった後の話で、秋英さんが独り立ちするまでの不安や不甲斐なさを克服していく過程に心が締め付けられるようでした
大切で守ってくれてた人が亡くなるのは辛いなぁ
Posted by ブクログ
若旦那が不在の間の仲間たちの物語。妖たちの若旦那への思いや、若旦那と異なる形で妖との関係を持つ人のアナザーストーリー。別視点でのしゃばけ世界が楽しめる。秋英の成長が楽しみな一話が秀逸。
Posted by ブクログ
最後の『かたみわけ』が少々先の未来の話で、どこまで明らかになるのかドキドキしました。於りんちゃんが一緒に夕飯食べていて嬉しくなり、人にとっては未来でも、妖にとってはほぼ変わらない時であることを改めて伝えてきたと思った。(この話題はしゃばけシリーズの中で唯一のシリアス面だなと思っていて、すごく考えさせられる)
それと、もしやと思ったらありましたね「河童九千坊」という麦焼酎が!!
Posted by ブクログ
いつもの長﨑屋の妖怪達のお話ですが、なんか違う…
妖怪達は頑張っているしかわいいのに、若旦那が出てこないと、読んでいてなんか不安になる。。
いつもかるーく読んでいるシリーズものの安心感が少なくて、ちょっと読む進度が遅くなりましたが、最後の『かたみわけ』が、若旦那が長﨑屋の後を継いだあとの話、ということで、出場がなくても、元気でいることがわかるだけで嬉しくなるし安心感増し増し。
自分も長く読んでいて若旦那贔屓の妖怪と同じになってきたか。。
『一つ足りない』
河童の親分達のカッコ良さは、仲間の為に存在するリーダーであることの自覚がハンパないところだと思う。
若旦那のリーダーシップともまた違うけど、リーダー論としても面白い気がする。
『かたみわけ』
寛朝様の思いにグッときた
Posted by ブクログ
しゃばけ外伝の5短編、長崎屋あれこれ・はじめての使い・またあおう・一つ足りない・かたみわけ、病弱な若だんなの出番がなくて済むよう、妖たちががんばって解決する。
いつもの仲間、鳴家たち、屏風のぞき、貧乏神、おしろ、守狐、兄やたち、場久、鈴彦姫..若だんなが出てこないのは、ちょっと残念だけれど。
Posted by ブクログ
若だんなが藤兵衛から長崎屋を継いでからの話、ということで知りたいような知りたくないような、ドキドキしながら読みました。
結果的に中心は妖たち中心のお話で、大人な若だんなの存在を感じる程度で、ちょうどよかった。
妖にとって、若だんなが継ぐまでの身近な間で変わるはずもなく、同じようなことが起きていたけど、若だんなならどうするか、と考えているところがすごくよかった。