畠中恵のレビュー一覧

  • ときぐすり
    あぁ、シリーズの続きが早く単行本になりますように。
    4作目、一番まとまりがあって、するするするっと読み終えてしまった。
    ときぐすり、ともすぎ…など江戸用語って素敵な言葉イロイロなるのだなぁと。
    そして、丸三がとてもかわいかった。友という存在ってお金で買えないものね。大事にしたいものね。
  • こいわすれ
    うっかり先を知ったうえで読んでしまったけど、それにしてもお寿々が死んでしまったのは悲しい…江戸時代には本当によくあったことなんだろうけど。麻之助が普通を間違えてるのに気がつけていないことが一番悲しい。
    早く、麻之助がお寿々の思い出と一緒に幸せを感じられる展開になってほしいから続きを読まないと。
  • こいしり
    シリーズものと知って慌てて買った2冊目。
    どうも麻之助がちょっぴりなよっと見えてしまうんだけど(語尾のせいかしら?)、おっとりしつつも事件を解決してバランスいいのかもしれない。
    吉五郎の出番が少なかった気がして、3人の幼馴染コントが好きなので、もっとやってほしかった~
  • たぶんねこ(新潮文庫)
    今回は登場人物を通して己の居場所や己がどうあるべきかというようなテーマが描かれている気がする。
    だんだん若だんなや栄吉が大人として成長していくのがまるで我が子のことのように嬉しくなった。
  • たぶんねこ(新潮文庫)
    この妖が沢山登場するこのシリーズを初めて読んだが、結構面白かった。機会があったら是非、他の作品も読んでみたい。
  • たぶんねこ(新潮文庫)
    今回もいろいろなことに精を出して巻き込まれる若だんな。
    自分の弱さを知っているから、皆にやさしくできる。
    妖にも、狐にも、幽霊にも。
    みんなの事を必死に考えてくれるから、
    みんなも若だんなを守りたくなる。

    その姿が、私にも力をくれます。
  • まんまこと
    しゃばけシリーズとは一線を画す、江戸もの物語です。どんな話の展開になるのかと最初は疑問だったんですが、しゃばけに引けをとらない、おもしろいシリーズです!
    主人公・麻之助を中心に、個性溢れる仲間が町の問題を解決していきます。しゃばけと中身が被りそうで被らないあたりが著者の腕前。おもしろかったです。次も...続きを読む
  • ときぐすり
     『まんまこと』シリーズ第4作。前作『こいしり』で、悲劇に見舞われた主人公の麻之助は、町名主・高橋家の跡取りとして、多忙な日々を過ごしていた。悲しみを引きずっているような描写は少なく、敢えて通常のフォーマットに徹しているように感じられる。

     「朝を覚えず」。庶民はそうそう医者にもかかれないご時世に...続きを読む
  • こいしり
    今回も文句なく楽しかった。
    もう、百物語なんか良かったぁ
    痛快というよりもよく練ってある感じがいい。
    お気に入りの一冊になりましたよ^^
  • やなりいなり(新潮文庫)
    相変わらず可愛い。家鳴りたちの個性は巻が進むにつれ少しずつ鮮明になりいとおしくなります。
    最後は泣かされました。
  • こいわすれ
     現在、NHK木曜時代劇で放送中の、『まんまこと』シリーズの第3作である。しゃばけシリーズと違い、純然たる人情時代物であり、捕物帳的要素もある。最初に言っておきたい。一話完結ではあるが、『まんまこと』と『こいしり』は読んでおくべきである。

     主人公は、町名主の跡取り息子・麻之助。幼なじみの悪友・清...続きを読む
  • ときぐすり
    シリーズ第四作。内容が安定かつ充実していると思う。これまでの物語は本作を書くための序章に過ぎなかったのだと云ってもよいくらいのできだと思う。特に。表題作「ときぐすり」は秀逸。江戸人情もののお手本のような作品だと思う。ちょっとくさいけどね。
  • ちょちょら(新潮文庫)
    組織人特集の一冊として取り上げられていたので特に期待せずに読み始めたがかなりのめり込むこととなった。主人公は兄の死や好きな娘の失踪で落ち込む暇もなく大役を命ぜられ、更にお家のピンチをただ一人背負うことになる。諦めずに難題を大胆に解決する様を清々しく感じ、仲間たちのと結束や人脈作りに、出来過ぎと思いつ...続きを読む
  • けさくしゃ(新潮文庫)
    時はお江戸の作家と出版関係者。出版のシステムに違いはあれど、書く人と読む人・出版する人の心持にそれほどの違いはないようです。戯作することで推理する人はめったにいないと思いますけどね(*^-^*)
  • ひなこまち(新潮文庫)
    しっかりと世界観を守って描かれていて、今作も楽しく読めました。最終話『河童の秘薬』で、ほろっと泣いちゃった。若だんな、人としてかっこいいよ。
  • しゃばけ漫画 仁吉の巻
    しゃばけのイメージが壊れたら嫌だなと思って二の足を踏んでいたのだが、思い切って読んでみて正解だった。

    それぞれの作家さんの個性を出しつつ、しゃばけの世界観もそのままに、心に沁みる良品ばかりである。

    しゃばけファンなら一読の価値あり。
  • しゃばけ漫画 佐助の巻
    仁吉の巻と同様にしゃばけファンには必読の書。

    それにしても、萩尾望都先生の描く若だんなのかわいいことかわいいこと。
    佐助や仁吉ならずとも一生お守りしたくなること必至である。
  • ひなこまち(新潮文庫)
    今作は、お江戸のミスコン?ひなこまちを決める事になって浮き立つ町とおなじみ若だんなの周りで起こった事件の短編5編。
    いつの時代も奇麗に見られたい女子と美人好きの男どもはいるわけで、そこに玉の輿を企む親も入って大騒動。
    怪談風味の話もあり、河童のお宝や二度目?の花見もあり。
    木札が呼んだか若だんなのも...続きを読む
  • やなりいなり(新潮文庫)
    料理をテーマにした短編5編。
    それぞれの冒頭にレシピつき。
    やなりいなりは鳴家の顔つきいなり寿司・・キャラ寿司!
    ちょっと作ってみたいけど、誰もわかってくれないだろうなあ
  • こいわすれ
    すごい、この人と改めて思いました。どうやったらこういった人間相関図を考えられるのか。
    素晴らしいと思います。
    ちょっと解説を読んだらなんだこれって解説でびっくりしましたが。
    本編は間違いなく傑作だと思います。
    すごい。