畠中恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
とうとう手持ちのしゃばけシリーズが最後になりました。とても楽しんで読むことができました。
本作はシリーズ第7弾で、短編モノです。
「いっちばん」は通町で横行しているスリの犯行に頭を悩ませる親分の話なのですが、若だんなを元気づけようとする妖たちとこのスリ事件が重なって・・・。若だんな大好きな妖たちにほっこりさせられます。
「いっぷく」では若だんなが三途の川で会った冬吉と再会。どうなったのかなと心配していたので、うれしかったです。
「天狗の使い魔」は妖怪色の強いお話でした。特にこれといった謎もなく、畠中さんの長編のファンタジーよりのお話でした。
「餡子は甘いか」では、菓子作りに -
Posted by ブクログ
しゃばけシリーズ第6弾です。今回は短編です。
1作目からかなり驚きました。なんと若だんなが死んでしまいました。妖の袖の中にいたがために一緒に三途の川まで来てしまうという・・・。川辺には、小石を積む子供達、そしてその石を崩す鬼。鬼は決して子供達に手を上げることはなく、ただ、石を崩すだけ。
秋英が初めて妖怪を相手にした「ちんぷんかん」。和算のくだりは題名のとおり、ちんぷんかんぷんでしたが、ちょっと悔しいので後で解いてみようと思います。
「男ぶり」は若だんなの母君と父君の馴れ初め話。本当に素敵なだんなさんと一緒になったんですね。というか、やっぱりお母さんも妖見えていたんですね。
「今昔」で