畠中恵のレビュー一覧
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購入済み
つくもがみ貸します
ほんわかほっこり癒されるお話です。
愛らしい付喪神たちと、優しい2人の恋の行方。物語が優しく進むので読み終わった後に幸せな気持ちになれます。
物を大事にしようという気持ちも生まれます。
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Posted by ブクログ
今回は何と、あの病弱な若だんなが箱根での湯治という人生初の旅行に出掛ける長篇作品。
ここまでの舞台を用意したからには、内容も完 全に番外編でした。
前にも書きましたが、佐助と仁吉は妖としての格からすれば無敵の存在であってもおかしくないのに、ほどほどにしか活躍させない塩梅が物語を面白くしています。
西條奈加さんが解説に江戸言葉と現代語の使い分けが絶妙と書いているように、いろんなところで畠中さんのバランス感覚が発揮されてこんなに面白い作品になっているのだと思います。
余談ですが、変化朝顔は今でも東京の下町では栽培されており、近所の商店街では毎年見ることができます。
変化朝顔の存在を知らないと気付か -
購入済み
モー様最高
モー様だから即購入。ビジュアルでこんなにも表現するとは眼福。佐助の目線や体つきが実にセクシー。モー様だけのしゃばけ全編読みたいです。是非。
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Posted by ブクログ
タイトルからも、未来にむかって動き出した感じがする。栄吉や若だんなの嫁取りの話題が出て、変化を予感させる一巻だった。
栄吉の来年…栄吉のお見合いの話。若だんなの周りは変わりばえしないようで、少しずつ変わっていく。14の娘にひっぱたかれた若だんなよ…。栄吉は間違いなく尻にひかれるだろう。
寛朝の明日…小田原に怪異があらわれたと広徳寺に天狗が現れる。不安がる弟子の秋英を寺に残して小田原へ向かう寛朝とあやかし2匹。しかし小田原に近づいても怪異の噂は全く聞かない。不思議に思ったところ、それは天狗の嘘であった。
おたえの、とこしえ…長崎屋の店主が留守の間、偽の証文を持って現れた上方の店主。期限まで