畠中恵のレビュー一覧

  • しゃばけ 4巻(完)

    購入済み

    欲って

    人間や人ならざるものには欲があるんだなぁ
    確かにひとに寄り添って大切に扱われて
    100年近くが経ち付喪神としての
    第2の人生を送ろうとしていた矢先
    あろうことかひとの意趣返しによって
    道具としての道を閉ざされてしまった
    歳月を考えたら諦めきれない気持ちは分かる
    もっと他に方法は無かったのだろうか
    実際に反魂香なる薬なんて既にこの世に無い
    一太郎坊ちゃんは地頭が良く剛の者だったけれど
    思いやりに溢れてて他人事とは思えなかったんだね
    多少の欲は誰しもあるだろうけれど
    欲張って強欲になってはいけないってこと

    #スカッとする #ドキドキハラハラ #アツい

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    2026年10月01日
  • しゃばけ 3巻

    購入済み

    子は道具ぢゃ〜ないのに

    恋しい女房に子がもう望めないとして
    親戚連中に何と唆されたのか知らないが
    子さえいれば丸くおさまると思ったのだろうか
    恋女房の気持ちをちゃんと慮っていれば
    そんな愚策に走ることもなかったろうに
    確かにお産は命懸けだから女房の身に何かあっては
    大事になり得るけれど
    藤兵衛旦那にとってみれば自分の腹を痛めて産む
    訳ぢゃ〜ないけど結局後悔する羽目になった
    一太郎にとって腹違いとは言え血を分けた兄弟だ
    そりゃ〜気になるよね

    #ドロドロ #じれったい #切ない

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    2026年10月01日
  • しゃばけ 2巻

    購入済み

    現世ねぇ

    生きていれば思う様にならないことはある
    一太郎坊ちゃんの時代にも我々の時代においても
    幼馴染みの様に菓子屋の跡取りに生まれれば
    奉公に出なくて済むけれど商売物を作るとなると
    修行すればある程度は出来るぢゃ〜駄目なんだね
    物の値段や相場とか世間のことに精通していても
    肝心な菓子作りがイマイチではアカンのか
    娘に婿をとることまで視野に入れるとは
    親戚の思いやりなんだろうけど辛辣に感じる

    #ドキドキハラハラ #深い #タメになる

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    2026年09月30日
  • しゃばけ 1巻

    購入済み

    身もこころも健やかに

    何事も身体が資本な〜んて言うけれど
    一太郎坊ちゃんは幼い頃から寝込むことが多そうで
    食も細く青っ白い優男だけど
    幼馴染みに頼んで何やら画策しようとしてる
    ひとと偽った妖の手代達の目を盗んで外出すれば
    血生臭いひと殺しに行き合うとは
    運が良いのか悪いのか
    付喪神の鈴彦姫やふらり火に助けられて
    ホッとしたけれど何だかひと波乱ありそうな予感
    寝込みません様に願うばかり

    #切ない #怖い #ドキドキハラハラ

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    2026年09月30日
  • おまけのこ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「こわい」「畳紙」「動く影」「ありんすこく」「おまけのこ」5作収録のしゃばけシリーズ第四弾。

    「畳紙」良かったなあ。
    前作で登場した材木問屋の跡取り息子・正三郎の許嫁であるお雛が主役のお話。圧倒的厚化粧でインパクトがあった彼女が、厚塗りするようになった経緯が明らかに。心優しい怪物めいたイメージから一転、等身大の娘さんへと印象を新たに、お雛の正体に迫ることができる一作。いつも舞台は長崎屋であるのだが、今回は一色屋に屏風のぞきが出張する珍しい展開に。二人の会話がかわいらしくて、くすくす笑いながらの読書となった。このコンビ、結構好きだ。

    「動く影」も良かった。
    これもちょっと異色なお話。一太郎の幼少期、三春屋の栄吉との仲を深めるきっかけにもなったであろう一幕。影女の正体を巡って、近所の子供たちが少年探偵団よろしく町を駆け回って謎に迫る。体の弱い一太郎は、ブレーンとして集まった情報から新しい事実を引き出していく。影女や飛縁魔の主軸もさることながら、一太郎にとって「特別」な秘密のおでかけがとても嬉しそうにわくわくと描かれていて、ほっこりした気持ちになった。長崎屋から離れた話は新鮮で、やっぱり面白い。

    正直、どの話もとっても面白かった。
    レギュラー役者陣がだんだん揃ってきて、群像劇のような風合いが出てきてそれがとても良い。江戸らしさを崩さずに、相変わらず仕上げてくるなあと感心しきり。いくらでも読めそう。

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    2026年09月20日
  • しゃばけ(新潮文庫)

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    アニメから入って原作が知りたくなり、読んでみました。結果、どちらも面白かったです!

    主人公の若旦那はとても弱々しいですが、周りの妖(あやかし)たちとのやり取りが思っていた以上にコミカル。お話の要所要所で良い味を出してくれるので、一気に読み進めることができました。

    テンポよく事件が解決していくというよりは、若旦那の日常生活の中の出来事を中心に進んでいきます。この若旦那の性格だからこその、少しのんびりとした心地よい「時間の流れ」こそが、この作品の一番の魅力だと感じました。

    (一番の山場である若旦那の頑張った見せ所は、アニメのほうが少し迫力があった気がしますが……それも含めてどちらも楽しめました!)

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    2026年09月06日
  • おにがわらう

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    ネタバレ

    「てあそび」はタイトルにそぐわず、ゾッとする内容。とはいえ秋英さんが無事で本当によかった。
    「ばけねこ」白丸様はちょっと偉そうだけど、予見したとおり、一太郎が今後も日々を歩めると良いな。
    日々、悲惨なニュースが絶えないけれど、若だんなと妖の生活は、ほっとさせてくれて、本当にありがたい。
    次回作ものんびり楽しみに待ってます。

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    2026年09月01日
  • つくもがみ貸します

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    「しゃばけ」シリーズ畠中先生の別作品。
    こちらも江戸が舞台で個性的な付喪神が出てくるのが面白いし、清次とお紅の付喪神たちに対する関係性も面白い。
    これは続きもあるのだろうか…?
    佐太郎がいいキャラしてるので今後も作品が続くのならばどういった登場を果たすのかも見どころ(笑)
    登場と話の解決以降なんやかんやで鶴屋さんが活躍してるのも良い…。
    これってしゃばけと世界観も繋がっているのかな?
    今後の展開も楽しみです。

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    2026年08月18日
  • やなりいなり(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ・通町での恋煩いの多発
    ・稲荷ずしを食べたがる幽霊
    ・藤兵衛、失踪
    ・逢が魔刻と卵
    ・親友のけんか

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    2026年08月13日
  • おにがわらう

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    最後のお話『ばけねこ』が最高だった。
    ばけねこの白丸様とおしろの、ばっちばちのやりあいがなんともw
    白丸様の、お殿様が大好きな感じも可愛いし。
    みょうやくの騒動の顛末も楽しい。若だんなの解決方法もナイス。
    若だんなの未来が明るいものであると信じている。

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    2026年08月08日
  • いつまで(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2026/7/3
    久しぶりの長編で、久しぶりにめっちゃ面白かった。
    やっぱ長編が好きなんやな。
    「以津真天」が象徴的なんよな。
    俺が不幸なのにお前ら幸せそうでムカつく。引きずり込んでやる!
    おるやん。こういう人。
    知らんがな、一人で死ねよ案件なんだけどさ。
    若旦那は優しく育ってて余裕もあるから手を差し伸べてあげるんだよ。
    素敵だな。フィクションはこうじゃなくっちゃな。
    若旦那が5年間行方不明になってた世界のみんなはつらかったろうね。

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    2026年08月01日
  • あやかしたち

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    もう20年近く読んでるけれど、若だんながこんなに元気に走り回るの初めてみたよ……。何度も何度も夢にみるっていうのが切ない。

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    2026年07月25日
  • ねこのばば(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「茶巾たまご」「花かんざし」「ねこのばば」「産土」「たまやたまや」5作収録の短編集。しゃばけシリーズ第3弾。

    「たまやたまや」が特に良かったな。
    三春屋のお春の縁談話をめぐっての一幕。巣立ちの切なさというか、言語化の難しい感情が胸を過ぎる。成長って地続きだけど、振り返ってみると子供時代は意外と遠い。その「ずいぶん遠くまで来てしまったなあ」と気付いた時に感じる甘酸っぱいノスタルジーのような感情を、文章だけでよく伝えられるなあと素直に感心した。一太郎がお春に抱く感情、結構よく分かる。

    「産土」も良かった。
    長崎屋の手代・佐助のお話。怪しげな集会に関係した商人たちが次々に倒産の憂き目に合っているという。そこに佐助の若旦那も巻き込まれて…というお話なのだが、それがまさかの一太郎ではなかったという、、、まんまと騙されて、若旦那が死んだ時には「え?」と声が出てしまった。こういうトリックも入れてくるんだ!すごい。ノーガードで騙されてしまった。
    ちゃんと登場人物に厚みがあるのがこのシリーズの良いところである。一太郎と出会う前にも物語があって、一太郎をここまで大切にするのにもちゃんと理由をつけてくる。なぜかみんなに甘やかされるという、なぜかの部分にきちんと切り込むことで、物語に旨味が出るのだ。この出汁の部分をおろそかにすると、ぺらぺらでどこかみんな似通ったような話になってしまうのだなあと偉そうな感想も浮かんだ。

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    2026年07月11日
  • なぞとき

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    比較的元気に謎を解く若旦那(*゚∀゚)♪それにしても、しゃばけファミリー増えたな〜(・∀・;)増えた分だけ謎解きも楽になるかと思うがそうでもない(-_-;)食費がかさむだけ?食べ物たちが動いて逃げるのは面白かったな〜(*´▽`*)

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    2026年07月08日
  • ゆんでめて(新潮文庫)

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    じゃばけシリーズ9冊目。

    前作の「ころころろ」とおなじく、1冊を通して大きなストーリーはあるものの、それぞれは完結の短編集になっているので、好きな時間にも読みやすかった。

    特徴的なのは、短編の時系列が最近から過去に向かって遡っていくところ。
    毎度のごとくホロリと泣けるストーリーあり、兄やたちの頼もしさあり、新たに登場したキャラクターとの出会いあり、いつものメンバーの楽しさあり、若旦那のやさしさありで、今回も楽しめました。

    ゆっくりペースで9冊目まできました。先は長いのでまだまだ楽しめそうですが、一通り読み終わったら1冊目からリピートしたいシリーズです。

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    2026年07月07日
  • 猫君 りんねの輪

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    みかんたち、頑張った!
    いきなり、冒頭で長猫があんなことになるとは。
    猫又の生徒たちが持つ首玉。そのままでは役に立ちそうもなくて、1人では無理で、協力することで力を発揮するのかな、と予想。
    将軍は敵に回ることはないと思うんだけど、幕閣がなんとも食わせ者。天海僧正まで登場とは。だって、家康の時代の人だよね?!
    猫又学校の師匠たちは、いろいろ2年生たちに丸投げだし。
    2年生たちを成長させるためだったのか。首玉、なかなか特殊な性格みたいだし。
    3作目は、みんな3年生かな。楽しみ。

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    2026年06月01日
  • ころころろ(新潮文庫)

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    シリーズ8作目。

    若旦那に大きなピンチが!
    そのピンチは全体を通して繋がっているが、短編集としても読める。
    佐助の話が切なくて良かった。

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    2026年06月01日
  • ゆんでめて(新潮文庫)

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    ネタバレ

    弓手(左)と馬手(右)
    左に行くべきを右に行ったことによるもう一つの明日
    ・ゆんでめて:鹿島神宮の箏触れ
    ・こいやこい:七之助から上方からお嫁さんがやってくる。
    ・花の下にて合戦したる:花見の席での狐狸化け合戦
    ・雨の日の客:禰々子
    ・始まりの日:時売り屋

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    2026年05月22日
  • こいごころ(新潮文庫)

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    こいごころの中のこいごころ、笹丸が自分の想いがとげられたとわかっていても、消えてしまう切なさ、何回読んでも涙が出てしまいます。

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    2026年05月07日
  • あやかしたち

    Posted by ブクログ

    長崎屋が遠くの妖達の間でも噂になっている。
    妖がのんびり暮らせる場所として憧れの場所だそうだ。今長崎屋にいるあやかしを押し退けて自分たちが長崎屋に住みたいと、押しかけてきた。
    勝負をしろ!などと穏やかでない。
    最強の兄やたち、悪夢を食べる噺家の場久、貧乏神に猫又天狗河童、そしてきゅわきゅわーと家を鳴らす小鬼の鳴家たち。
    勝負で押し退けてもその場は本人?たちの居場所になるわけではない。居場所を落ち着けたい気持ちは妖にもあるのだなあ、などと思った。
    自分の特技やら何かとやれることをやって、誰かの役に立てるところで落ち着きたいのはみんな一緒。
    最後の一編、若だんなは何不自由なく周りから大事にされているように見えて、実は健康でない点が不自由だったりする。若だんなもそこだけはかわいそうだなと思ったりした。
    相変わらず可愛く仲良くほのぼのしていて、大好きな世界。また続きが楽しみ。

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    2026年04月12日