畠中恵のレビュー一覧

  • ちんぷんかん(新潮文庫)
    いつもはホッとしたり、心温まったりする展開が、今回初めて涙が出てしまった。
    妖の時の長さと、人の短さ。だから佐助と仁吉もあれほどまでに若だんなを守ろうと必死になり、甘くなるのだと、納得がいく。
    三途の川で、佐助や仁吉に頼れぬが、それでも妖を浮世に戻したい若だんな。前作、箱根の湯治旅のおかげか、兄や不...続きを読む
  • ぬしさまへ(新潮文庫)
    腹違いの兄、松之助さんのエピソードや、イケメン仁吉さんの失恋エピソードなど、周りのキャラクターの物語も加わってさらに厚みが出て、好みの作品に。
    文庫の外伝を含めて、シリーズ作品がたくさん読めることがとてもありがたく、楽しみ。
    私の脳内で、若だんなにラウールさん、仁吉さんは岩本照さん、佐助は宮舘涼太さ...続きを読む
  • ねこのばば(新潮文庫)
    産土、佐助の物語にびっくり。
    色恋沙汰にはまだまだ子どもな若だんなの、お春の縁談話の心の機微を描いた場面が心に残る。
    人を束ねる若だんなとしての意識など、いろいろな面でまだまだ成長しそうな若だんなの今後も楽しみ。
  • いつまで
    若だんな、がんばってるね。
    兄やたちの過保護っぷりよりも、若だんなのがんばりが見えると、その成長ぶりに嬉しくなる、私もすっかり保護者w
    しかし、大久呂屋の執念が怖いよ。
    最初に盗みを働いた己の罪は棚に上げてるし。
    以津真天の言動には、ちょっとぐらいは情状酌量の余地もあるかもだけども。
    於りんちゃんが...続きを読む
  • いつまで
    長編は読み応えがあって良い。若だんなが皆から大事に想われていたり、禰々子さんから褒められているのがうれしい。
  • つくもがみ笑います
    最初はハラハラしましたが、悪の親玉が・・・。
    色んな人と付喪神達は仲良くなったり対峙したり。
    一巻での付喪神達の態度はどこいった?という感じです。
  • つくもがみ、遊ぼうよ
    今回も面白かった。
    子供達と付喪神達の関係がドンドン深くなり、十夜は付喪神達との将来も考えるように成長。
    ちょっと切なく、大いにほのぼのした一冊でした。
  • つくもがみ貸します
    姉弟と付喪神達の関係が面白い。
    付喪神達のキャラも良く、皆の会話が楽しい。
    うまくおさまるようで良かったです。
  • むすびつき(新潮文庫)
    話のバリエーションが明らかに広がってる気がする。
    そうなると、初期からの世界観が崩れてきてなかなか馴染めなくて続きを読むのを躊躇することもあるんだけど、このシリーズばかりはだんだん面白くなるので先が楽しみ。
  • とるとだす(新潮文庫)
    久しぶりのしゃばけシリーズ。
    今作は短編連作ながらも、一冊を通して一つの結果を追い求める半分長編のような読み応えのある一冊てした。
    結構新しいステージというか作風が展開した感じを受けました。
  • しゃばけ(新潮文庫)
    私の黄金伝説はここから始まった。もっと早く出会いたかった神作品。
    出会いは高校での朝読書だった。私は江戸時代などの時代小説は読んでこなかったがこのシリーズはそんな私でも楽しめる本だった。時代小説が苦手ででもファンタジーが好きでミステリーも好きなそんな人にオススメする。たくさんの人が言っているが病弱な...続きを読む
  • 猫君
    面白くいっきに読みました。
    みかん可愛いしカッコいい!
    他の新米猫又達も長も師匠方も将軍も兄者姉もの達も皆良い〜。
    続編切に希望です。
  • えどさがし(新潮文庫)
    えどさがしで屏風のぞきの名前が出てこず、火事の事とか不安に思いましたが・・・、ホッとしました。
    若旦那とどう再会するのだろう、その後も読みたいです。
  • おやごころ
    麻之助がとうとう父親に。なかなかに感慨深い。
    言動も、悪友たちともに大人になってきている。
    猫のふにちゃん、長生きしてねー。
  • いちねんかん(新潮文庫)
    若旦那に超甘々な両親が一年旅行にいくなんて。
    凄い決心!
    一年間お店を任された若旦那。
    ホント成長したな~。
    そして新しい奉公人2人にビックリ。
    面白かった~
  • てんげんつう(新潮文庫)
    おぎん様々、お茶目な方ですね。
    そしておぎん様が絡むと仁吉が面白い。
    鳴家に「きゅい、お利口」なんて言われたら、かなり凹みそうです。
  • しゃばけ(新潮文庫)
    ・身体が弱い主人公が、周りの個性溢れる妖怪たちに支えられながら、江戸の謎を解決する時代×推理小説。
    ・序盤は日常的でホンワカしていたが、中盤から盛り上がり先が気になる展開だった。
    ・妖怪たちだからこその言動が新鮮で面白い。
    ・あっと驚く仕掛けはないが、ずっと読んでいたくなるような世界観と没入感。
    ...続きを読む
  • むすびつき(新潮文庫)
    今回はちょっと不思議な一冊でした。
    そしてちよっと切ない。
    金次とそんな縁があったとは。
    蒼玉良かったね~。
    徐々に喋られる言葉も増え、自由に動けるようになるのかしら?
  • おおあたり(新潮文庫)
    え~、若旦那のお仕事読みたかった~。
    きっと大成功、大漁だったんでしょうね~。
    兄や達が長崎屋に来た当初はこんな感じだったんですね。
    守狐に説教されるとは。
    長年おたえ様を守ってきただけありますね。
  • とるとだす(新潮文庫)
    今回はおとっつあんがどうなるのかハラハラでした。
    狂骨怖い。悲しいけど怖い。
    そして、怖がりながらそれに飛び付く鳴家最高です。