畠中恵のレビュー一覧
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ネタバレ 無料版購入済み
江戸時代を舞台に主人公とまやかし、ご両親、白沢と犬神など周りの人達が過保護すぎるぐらいあれこれ世話をやく。それは一太郎の人柄によるんだけども。途中から事件が起こり謎解きが始まる。
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『ねこのばば』では、金次や僧の寛朝など、その後も活躍するキャラクターたちが登場。
そして、佐助がなぜ若だんなに仕えるようになったのか。その理由が明らかに。
『産土』は、若だんなと旦那様が怪しげな宗教にハマってしまい、佐助がそれをなんとかしようとするお話。でも実は…。
最後にどんでん返しが待っていて、謎解きとしても楽しめます。
あやかしたちは若だんなを慕って集まってきます。時には困りごとを若だんなに相談しに来ることも。
昔話では妖怪でも恩を返すことがありますが、時には若だんなが骨折り損のくたびれ儲けをすることも。
『ねこのばば』では、せっかく助けてあげた猫又が、若だんなの大事にして -
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ネタバレ初出2024年「小説新潮」の5話
「なぞとき」
犬神である佐助が顔に傷を負った謎を、若だんな以下のみんなが賭けをして解こうとする珍妙な話。
「かたごころ」
おしろの三味線の弟子である大店の娘の縁談が壊れた謎を、またみんあで解こうとするが、場久の悪夢を食べる力で若だんなが真相近づくという、チート話。
「こいぬくる」
長崎屋の近所で窃盗事件が続き、事件に使われたらしい子犬を若だんなが保護し、飼い主を見つけて犯人に辿り着く。
「長崎屋の怪談」
夜中に目覚めた若だんなに女の怪異が現れ、結界でも防げない。さらにみんなで対策を話し合おうとすると食べ物が歩き出し、合戦を始める。原因は場久の語った怪談 -
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今までにない「おもしろ妖怪ファンタジー」といったところでしょうか。挿絵の妖(あやかし)たちも、かわいらしくてユーモラス。
江戸でも指折りの商家・長崎屋の若だんな一太郎と、彼をとりまくたくさんの妖怪。それと、人間達のものがたり。
『しゃばけ』とは「娑婆気」、世俗的な名誉や利益から離れない心だそう。
みんな誰しも心の中に鬱屈を抱えています。若旦那は病弱で役立たずの自分が周囲から過分の愛を受けていること。
友人の栄吉は菓子を上手く作れず、親たちから呆れられていること。そして、人を殺してまで「薬」を手に入れたいと思うあやかしが欲しいのは「命」。
それぞれの心の中に「しゃばけ」があるのです。 -
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長崎屋にまたまた事件が。金次がもらった富札が百両以上の大当たりだったのだ!噂を聞きつけた人々が金の無心に寄ってくる一方で、当たり札が偽物ではないかという疑いも出てきてーーー。栄吉の新作菓子の成功が招いた騒動に、跡取りとしての仕事を覚えたい一太郎の奮闘、場久が巻き込まれた夏の怪異、そして小僧時代の仁吉と佐助の初々しいお話も堪能できる、めでたくて晴れやかな第15弾。
「おおあたり」
「長崎屋の怪談」
「はてはて」
「あいしょう」
「暁をおぼえず」
婚約者ができたと思ったら振られちゃった栄吉、どういう縁談だったのだろう??最後の一太郎の仕事はうまくいったのだろうか??貧乏神の金次が、すっかり人と -
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若だんなの許嫁が、ついに決まる!?幼なじみの栄吉の恋に、長崎屋の危機・・・騒動を経て次第に将来を意識しはじめる若だんな。そんな中、仁吉と佐助は、若だんなの嫁取りを心配した祖母のおぎん様から重大な決断を迫られる。千年以上生きる妖に比べ、人の寿命は短い。ずっと一緒にいるために皆が出した結論は。謎解きもたっぷり、一太郎と妖たちの新たな未来が開けるシリーズ第13弾。
「栄吉の来年」
「寛朝の明日」
「おたえの、とこしえ」
「仁吉と佐助の千年」
「妖達の来月」
相変わらず寝込んでばかりの若だんな。父親を探しに上方にいったり、がんばってはいるけど、病弱なのは仕方ない。栄吉には婚約者ができて、奉公もあと -
購入済み
秋アニメ(?)ぐらいからアニメ化されるとCMで頻繁に見かけ記憶にあったので試しに読んでみた
おもしろかった
時代もの×ファンタジー×ミステリと、掛け算すごい
キャラクターもみんな好きになれる
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