畠中恵のレビュー一覧

  • けさくしゃ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    時はお江戸の作家と出版関係者。出版のシステムに違いはあれど、書く人と読む人・出版する人の心持にそれほどの違いはないようです。戯作することで推理する人はめったにいないと思いますけどね(*^-^*)

    0
    2015年05月13日
  • しゃばけ漫画 佐助の巻

    Posted by ブクログ

    仁吉の巻と同様にしゃばけファンには必読の書。

    それにしても、萩尾望都先生の描く若だんなのかわいいことかわいいこと。
    佐助や仁吉ならずとも一生お守りしたくなること必至である。

    0
    2015年05月02日
  • しゃばけ漫画 仁吉の巻

    Posted by ブクログ

    しゃばけのイメージが壊れたら嫌だなと思って二の足を踏んでいたのだが、思い切って読んでみて正解だった。

    それぞれの作家さんの個性を出しつつ、しゃばけの世界観もそのままに、心に沁みる良品ばかりである。

    しゃばけファンなら一読の価値あり。

    1
    2015年05月02日
  • ひなこまち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    今作は、お江戸のミスコン?ひなこまちを決める事になって浮き立つ町とおなじみ若だんなの周りで起こった事件の短編5編。
    いつの時代も奇麗に見られたい女子と美人好きの男どもはいるわけで、そこに玉の輿を企む親も入って大騒動。
    怪談風味の話もあり、河童のお宝や二度目?の花見もあり。
    木札が呼んだか若だんなのもとに持ち込まれる困りごとを若だんなと愉快な妖たちが解決していくお江戸ファンタジー

    0
    2015年03月29日
  • やなりいなり(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    料理をテーマにした短編5編。
    それぞれの冒頭にレシピつき。
    やなりいなりは鳴家の顔つきいなり寿司・・キャラ寿司!
    ちょっと作ってみたいけど、誰もわかってくれないだろうなあ

    0
    2015年03月29日
  • こいわすれ

    Posted by ブクログ

    すごい、この人と改めて思いました。どうやったらこういった人間相関図を考えられるのか。
    素晴らしいと思います。
    ちょっと解説を読んだらなんだこれって解説でびっくりしましたが。
    本編は間違いなく傑作だと思います。
    すごい。

    0
    2015年03月19日
  • こいしり

    Posted by ブクログ

    しゃばけシリーズ読んでから、こちら読み始め。しゃばけシリーズの時もそうだったけど、2作目がいい。
    面白かった。

    0
    2015年03月16日
  • ひなこまち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    短編集だけど、すべての話がつながってる連作。
    「お願いです 助けてください」と書かれた木札により、若だんながひたすら困ってる人を助けるという話。
    若だんなは相変わらず体は弱いけど、今回はそれなりに行動的で、がんばってたね。
    「ゆんでめて」がところどころに出てくるのが、くすっと笑える。
    楽しめました♪

    0
    2015年03月04日
  • しゃばけ漫画 仁吉の巻

    Posted by ブクログ

    佐助の巻を作家名に釣られて購入後、仁吉の巻も購入。原作未読のままだが、どの作品読んでも坊ちゃんの可愛らしいこと。えすとえむさんはBLで読んでいるわけだが、鳴家が一番可愛らしく生き生きと描かれていて、どちらかと言うとデッサン力の高い絵を描かれる作家さんなので、仰天するほど驚いた鳴家だった…デザイン化されやすい鳴家なのに、えすとえむさんのタッチのまんま描かれているのに一番可愛らしいとは…驚きだよ、本当に。絵が上手い人は底が知れないと言う驚愕。

    1
    2015年01月16日
  • やなりいなり(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    シリーズ全作品に言える事だが、異形である筈の妖が愛おしくなる程、作者の愛情が感じられる。
    読み終わると「うちにも鳴家が居るかしらん」と思う人も多いのではないだろうか。あるいは、家にある古い道具は付喪神になっているかもしれないと、目を向ける事もあるかもしれない。
    そう思わせるような暖かさが、全シリーズにある。
    ------------------
    今作「あましょう」にはグッと来た。長き時を渡る妖達と違って、人の命とは何と儚い事か。
    また、全章に料理が出て来るのも初の試みで楽しくもお腹が空く。江戸料理を一度食してみたいと思わせてくれた。

    0
    2015年01月16日
  • アイスクリン強し

    Posted by ブクログ

    明治に入って日々変わっていく全てに翻弄されながらも一所懸命に過ごす菓子屋さんと警察のひとたちのお話。みんな頭の回転が良くて羨ましいです。そして作るスイーツがどれもおいしそうです。

    0
    2015年01月08日
  • しゃばけ漫画 佐助の巻

    Posted by ブクログ

    原作未読、萩尾望都・雲田はるこの作家二人に釣られて購入。根岸奉行もの読みだしてから江戸時代ものが凄く気になりだしたのとシンクロして非常に面白く読んだ。萩尾先生は萩尾先生タッチの異世界ものっぽさ、浮遊感をきちんと出されているし、くもはるさんのユーモアはここでも健在。くもはるさんには是非時代物BL描いて欲しいなぁ、って欲が出てしまった。表情の描き分けの凄さはべらんめえ調に凄く合っている気がする。
    妖かしものに惹かれるのは日本人のDNAに組み込まれた何かがあるからかもしれない。祟り神などとは違い、人間を怖がらせはするが直接的に呪い殺したりはせず、「正体の分からないもの」として在るだけで人間の方が勝手

    0
    2015年01月06日
  • しゃばけ漫画 仁吉の巻

    Posted by ブクログ

    2014.12.7

    高橋留美子 「屏風のなか」
    みもり 「仁吉の思い人」
    えすとえむ 「月に妖」
    紗久楽さわ 「きみめぐり」
    鈴木志保 「ドリフのゆうれい」
    吉川景都 「星のこんぺいとう」
    岩岡ヒサエ 「はるがくるよ」

    高橋留美子先生、凄く良い屏風のぞきを描いてくれてありがとう (感涙)
    仁吉の思い人×みもりさんは、もう完璧 涙
    ドリフのゆうれい にはちょっと…びっくり(ー ー;)
    アナログ電波のつくも神とは…新しいな〜冷蔵庫はさすがに無理だと思います。

    楽しかった

    1
    2014年12月07日
  • 若様組まいる

    Posted by ブクログ

    「アイスクリン強し」の前日譚のような話。
    主人公は皆川から長瀬たち巡査組に移っている。
    どうして長瀬たちが巡査になったのか、巡査になるまでのストーリー。
    これもおもしろかった…!長瀬たち「若様組」と呼ばれる8人と、前作には登場しなかった若様組以外の巡査仲間たちを含めた全員の成長・絆が深まっていく様子も描かれていて、読み終わったころには全員の保護者になった気分でした。
    もちろん、前作の主人公であった皆川も西洋菓子職人を目指している若者として出てくるから、あのおいしそ~うなお菓子も健在!
    今回もやっぱりおいしそうだったなあ…
    今作もやはりあまり「時代物」という感覚はなかったけど、江戸から明治への移

    0
    2014年11月19日
  • アイスクリン強し

    Posted by ブクログ

    とってもおもしろい!
    明治に入り20年すぎたころの、西洋菓子職人とその幼馴染巡査の仲間・幼馴染の女学生を中心に様々な出来事と向き合い解決していく、心温まる物語。
    一応時代物なんだけどあまりそんな感じがしない。言葉づかいや文体なんかは近代文学に似通ったところがあるけど読みやすい。
    ストーリーはもちろん、キャラがみんなすてき!
    それぞれに個性が光っていて、読んでいるうちに、自分もするりとみんなの輪に溶け込んでいるような錯覚になった。
    あとは作中によくでてくる西洋菓子がとってもおいしそう~、お腹が空いてきちゃう一冊でもあります!
    わたしは主人公の皆川真次郎と幼馴染の長瀬巡査のかけあいが好きでした。

    0
    2014年11月19日
  • つくもがみ貸します

    Posted by ブクログ

    2014.10.18再読

    古道具屋兼損料屋 出雲屋と付喪神達が頑張る話

    深川で出雲屋を営む清次とお紅の姉弟
    お紅はなぜか香炉 蘇芳を探し続ける

    ・利休鼠
    盗まれた根付 を探すお武家 勝三郎さん
    語り手 根付蝙蝠の野鉄

    ・裏葉柳
    幽霊がでる料理屋 鶴屋を助ける
    語り手 幽霊の付いた香炉 裏葉柳
    妖退治で有名な広徳寺の名が出てきた!

    ・秘色
    お紅と清次 蘇芳に決着がつく⁉
    香炉 蘇芳見つかる…のか?
    語り手 鷺の絵が付いた煙管 五位
    新入り 金唐革 唐草

    ・似せ紫
    新入り 琥珀の帯留め 黄君→お紅の守袋 青海波が見てきたお紅と清次と佐太郎の昔話

    ・蘇芳
    佐太郎が帰ってきた!けど、

    0
    2014年10月19日
  • アイスクリン強し

    Posted by ブクログ

    明治という激動の時代を、ミナの作る西洋菓子を味わいながら、駆け抜けたような気がします。

    御維新が産んだ〝光と影〟。栄えた人間と、逆に衰えてしまった人間。そんな中でも強かに生きる若者達の姿に、未来の明るさを感じました。

    和菓子でお馴染みの『しゃばけ』シリーズがすきな方にも是非。

    0
    2014年08月22日
  • こいわすれ

    Posted by ブクログ

    なにもお寿ずを亡き人にしなくても!
    あんなに生まれてくる赤ちゃんと妻を大事に思っていた麻之介にずいぶんな仕打ちを作者するのね。
    と、思いつつやはり畠中恵が書く時代小説は素晴らしく浸ってしまう。
    次作で麻之介はどうなっているんだろう

    0
    2014年04月15日
  • アイスクリン強し

    Posted by ブクログ

    明治時代初期が舞台。世の中の移り変わりと、明治時代ならではの事件。そして、この頃ではまだまだ珍しいとされている西洋菓子。

    登場人物が魅力的で、まるでその輪の中に自分が居るような感覚で楽しく読めました。

    あと、登場人物たちがあまりに美味しそうにミナが作るお菓子を食べるものだから、ついつい甘いものが食べたくなった(笑)

    0
    2014年02月08日
  • やなりいなり(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    しゃばけシリーズ10作品目。

    ▼収録作品
    「こいしくて」
    「やなりいなり」
    「からかみなり」
    「長崎屋のたまご」
    「あましょう」

    守狐たちが作ってくれたやなりいなり、すごくおいしそう。今回、各話の冒頭にれしぴが載ってるけど、ちゃんと作れるかな……(不安)。ゆでたまごしか自信がない。

    鳴家たちが大活躍の「長崎屋のたまご」に出てきた魔たちもこれから長崎屋の離れの常連さんになるのかな。

    おいしそうな食べ物がたくさん出てくるので、夜に読むのは危険~。

    0
    2018年06月18日