畠中恵のレビュー一覧
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ほぼ妖中心の話、5話のシリーズ第24弾。
日の本の妖たちがこぞって気になる場所は、長崎屋!
ふゆのひ・・・長崎屋の噂を確かめに来た雪女。黒羽坊の噂に
惑わされて来た天狗たち。酷い寒い日に騒動が。
のろいがえし・・・次なる噂は若だんなの強さ?
不合理な蝦蟇仙人をおたえが退散させる。だが呪いって?
鬼之助の日・・・亡き鬼之助の為の日に語る噺。悩む場久。
笑える噺が思いつかない。同時に起こり始めた出来事。
あやかしたち・・・見知らぬ妖達が続々と長崎屋に登場。
それは長崎屋の妖達の危機。入れ替わり勝負の行方は?
みっかだけ・・・河童の秘薬を飲んで姿を消した若だんな。
必死に探す妖達 -
Posted by ブクログ
しゃばけシリーズ第13弾
時が流れる限り、誰も同じではいられない。
千年以上生きる妖に比べ、人の寿命は短い。ずっと変わらずに一緒にいることは難しい。
それぞれが今後についての決断を迫られる。
今が若旦那と別れる時なのではないかと。
ただ、どれほど良い考えや真っ当な明日を示されても、それが進むことができる道とは限らない。その正答に縛られなければならないのか。
悩む仁吉や佐助が出した答えが、なんだか嬉しい。
真に正しい事が一にやるべきこととは限らない。正しい答えではなくやりたい事を決めた。
正誤だけが答えではなく、視野を広げて答えを探すのも大切だなぁとしみじみしました。
ただ、悠長に見え -
Posted by ブクログ
しゃばけシリーズ、24作目。
ふゆのひ、のろいがえし、鬼之助の日、あやかしたち、みっかだけ、の5本のお話しです。
今回はタイトル通り、妖たちが中心の物語が多い印象でした。
長崎屋に暮らす妖たちの事が気になって、色々な妖が集まってくる…そんなお話し。
マンネリと言う人も多いけれど、若旦那を中心とした妖たちの暮らしが、変わらず楽しく続いている事に、ホッとするし嬉しくなります。
ずっとこんな風に続いてくれたらいいな。
今回は妖メインだったので、人間の登場が少なく感じました。
両親、栄吉、松之助、お雛ちゃん…それぞれの行末も気になるので、次回作では少し近況が覗けたらいいな〜と、ほのかな期待をしながら、