畠中恵のレビュー一覧

  • ちょちょら(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    「ちょちょら」とは、弁舌の立つお調子者。いい加減なお世辞。
    調子の良い言葉。という意味だそうです。
    なので、主人公が、そんなお調子者かと思いきや、
    平々々凡々々と言われる少々情けない未熟者です。
    唯一、取り柄があるとすれば、素直なところ。
    そんな新之介が、藩の行方を左右する江戸留守居役となります。

    しかも、藩は貧困!接待をするお金もなく……。
    問題山積の中、またまた大きな問題を抱えてしまいます。
    新人・留守居役、大奮闘です

    彼を補佐する他藩の留守居役・岩崎や、
    裕福な札差・青戸屋、などなど、これまた魅力あふれる(?)
    サブキャラも面白いです。

    これからの新之介、ますます楽しみになりまし

    0
    2013年10月25日
  • ちょちょら(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ン、おもしろかったです♪
    江戸前 ソフト半沢直樹でしょうか?
    江戸留守番役という営業を 試行錯誤しながら 仲間や先輩達の手を借りながら なんとか 切りぬけていく新之介…
    千穂殿への恋心も…

    0
    2013年10月22日
  • ゆめつげ

    Posted by ブクログ

    畠中さんの描く妖がすごく好きなんだけど、こういうのもまたいいなぁと思った。
    どういう事なんだろう?ってガンガン読み進めて楽しかった。

    ちょうど今、神道とか寺と神社の分離についてとか調べてたから、こういう風に戸惑う人もいたのかなるほど…と思った。

    0
    2013年10月09日
  • ちょちょら(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いや~、面白かった!
    お江戸の中間管理職的存在、江戸留守居役についた新之介があたふたしながらも御役に慣れてそして難局を乗り越えていく姿がよかった。最後は一体どこの御家中に行くことになったのかな?続編、期待します~。

    0
    2013年09月14日
  • ちょちょら(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    全1巻。
    江戸留守居役(外交官みたいなの)を
    突然継がなければいけなくなった
    次男坊のドタバタ劇。

    や。
    これはいい。
    いつぶりだろう。
    夜を徹して読んだの。

    畠中恵といえば妖怪ものだけど今作はガラリ。
    妖怪は出てこなくて、侍の世界。

    が。
    意外と言っては失礼だけど、
    まったく違和感がない。
    この軽快さはどうだろう。
    物語の舞台が市井から武士の世界に変わっても、
    相変わらず軽やかで親しみやすく、温かい世界が展開され、
    最後まで一気に読まされた。
    気がついたら朝。

    そして魅力的なキャラ造形。
    侍なのに。
    ニヤニヤが止まらない。
    「頼りなくて、ほっとけない主人公」を描かせたら
    たぶん今日本

    0
    2013年09月10日
  • 若様組まいる

    Posted by ブクログ

    アイスクリン強しでは脇役だった若様組。巡査となるまでの今で言う警察学校での彼らの活躍や将来への不安•••憂い•••一つの事件を通して、彼らの友情が強くなったり壊れそうになったり(笑)楽しいお話しでした。明治の若者の話し、もっ読みたくなりました。

    0
    2013年07月31日
  • まんまこと 1

    Posted by ブクログ

    「しゃばけ」シリーズの畠中恵原作を、月代のおにいさんが大好きな漫画家・紗久楽さわがコミカライズ。

    江戸時代を舞台に、お気楽な町名主の息子・麻之助が町人たちの揉め事をやさしく解決していく「世話物」と呼ぶにふさわしい作品。

    かんわいい絵柄で江戸時代の情景がしっかり描かれているのが見どころの一つ。

    ちょっと休載中のようなのですが、続刊を期待しながら待ってます。

    0
    2013年04月27日
  • ゆんでめて(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    一章、二章と読み進めるうち、『あれ?なんだかお話が遡ってるよね?』と不思議に思いました。
    最初、「え?そんな、火事で付喪神を失ったとか、あったっけ?あ、火事はあったかも?これは、私は色々忘れてるな?1、2冊前から読み返さないとダメかな?」と思ったのです。
    人生の分岐点、そこへ遡る旅だったとは!
    “インタラプト”は無事、修正されたってことでしょうか!?
    時代小説+SFですね?
    とても面白かったです!

    0
    2017年06月02日
  • こいしり

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いや、まさかチャラ男の噂高い麻之助さんが身を固めてしまうとは!
    でも、だんだん、夫婦っぷりが板についてくるじゃありませんか。
    第二弾では、様々な男女の心の機微が描かれている・・・かな?
    そういう、人様のいろんな事情に触れるたびに、主人公たちもゆっくりと夫婦らしくなっていく感じがします。

    0
    2017年06月02日
  • ゆめつげ

    Posted by ブクログ

    賛否両論分かれる話かもしれないけれど、個人的に大好き。
    弟が兄を起こす時の容赦の無さが良い。この兄弟、本当に好きだ…!本編以前の話でよいので、続編熱烈希望。

    0
    2013年02月08日
  • つくもがみ貸します

    Posted by ブクログ

    可愛かったです~
    もっと読みたいけど、ハッピーエンドで締めちゃったから終わりですか?
    佐太郎さんもいい男になったと思うのにもったいない気がします。
    つくもがみたちはいい味出してますね!

    0
    2017年06月02日
  • アイスクリン強し

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かったです♪
    (再読したかもです…///ブログ再確認したら2012年に読んでたみたいだったから。。)

    読み終わったら。。
    アイスクリームとかワッフルとか甘いお菓子が食べたくなるお話でした(〃゚σ¬゚)ジュルリン..


    沙羅さんと真次郎さんとの恋も見逃せないお話。。(〃ノωノ)
    巡査の長瀬さんと真次郎さんとのシーンも好きでした。

    あとがきに書いてある
    続いての話の「若様組まいる」も気になりました☆★
    文庫本になったら…ぜひ読んでみたいと思います!楽しみです♪

    0
    2025年08月12日
  • おまけのこ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    しゃばけシリーズ4作目。
    "おまけのこ"は最高でした♪
     家から飛び出した妖たちの冒険が見てて楽しかった!!

    0
    2025年05月01日
  • ころころろ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    なんで急に過去話が?と思ったらそういうこと!
    ずっと「若旦那」と書かれていたのに、過去話は「一太郎」と名前で書かれているので、つい、一郎太を思い出し…ゲフゲフ…何でもありません。

    0
    2017年06月02日
  • 百万の手

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    畠中恵作品12冊目

    クローン問題という多くの人が言及を避ける重たい主題を扱った小説。しょっぱなから母親は過干渉だわ、火事に飛びこむ親友を助けられずに焼死と相成るわ、自殺にはちあうわ、自分の家も放火にあうわ、携帯電話に意識だけ残した親友が消えるわ、突然母親は再婚すると言い出すわ、かなりシリアス。そしてシリアス度を決定的にするのは主人公が父親のクローンだという新事実!
    だけどそれを補って有り余る面白さがある。
    主人公は過呼吸に陥りやすく、ちょっとパニックになるとすぐに気絶しかけるような子で、いろんなことを思い悩んですぐに思考の渦に嵌っていくし、死んだ親友の携帯に向かって語り続けたりする精神的もろ

    0
    2012年06月27日
  • いっちばん(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    【しゃばけシリーズ07】
    しゃばけシリーズはとても好きで、数年に1度読み直している。

    兄の松之助は長崎屋を出て、親友の栄吉は修行で出て、なんだか寂しそうな若だんなに訪れる短編集。

    ・いっちばん
    いつものように日限の親分のために事件を解決しようとする若だんな。
    寂しそうな若だんなに贈り物をしよう、と動き回る妖。結局全部つながって、妖のおかげで解決する。
    妖のドタバタ感が読んでいていい。

    ・いっぷく
    長崎屋が他の店との品比べをすることになる。
    他の店の七之助がなんとも懐かしい。。。冬吉が登場だーって嬉しくなる。
    商いとして、高級な品を出すのではなく、売れる品を出す、という藤兵衛のすごさにはま

    0
    2025年05月19日
  • おまけのこ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【しゃばけシリーズ04】
    短編集5話。狐者異の話はちょっとせつないし、若だんなの栄吉との思い出話は、甘酸っぱい青春のようなお話。大好きな鳴家が活躍する話もある。
    でもその中で私が大ファンになっているお雛と屏風のぞきのやりとりのお話「畳紙」が本当にいい。
    お雛の悩む心は同感できるし、屏風のぞきの優しさに心うたれる。

    0
    2025年04月11日
  • 百万の手

    Posted by ブクログ

    12/27 最初は「日常の謎」の延長くらいの規模だったのに、どんどん大ごとになっていって、最後にはどうなるんだろう?ってすごくドキドキしました。こんなにスリル感を持って読めた小説は久しぶり。

    0
    2009年12月28日
  • しゃばけ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    時代物ファンタジーの人気シリーズ。
    第1弾。
    江戸は日本橋の大店・長崎屋の若だんな・一太郎は身体が弱い。
    大甘な両親、それ以上に心配な手代の兄や達、周りじゅうに心配されながら育ったのにもわけがある。
    一度はなくした命を大妖である祖母の願いで取り戻した身だから…
    みんなに愛される若旦那の人柄の良さ、妖怪が仲良く出入りする空間にほのぼの。
    にぎやかで楽しい、日常の謎解きミステリでもあります。

    0
    2025年09月22日
  • あやかしたち

    Posted by ブクログ

    現在、アニメも放送中の畠中恵の「しゃばけ」シリーズの最新作ですが、今回も若旦那と妖怪達との出来事を描いた短編5編でしたが、妖怪達のオアシスが若旦那という噂が妖怪業界に知れ渡り、我こそはと妖怪達が若旦那と一緒に暮らしたいということで先住人の妖怪達とのやり取りが面白かったですね!続編も楽しみです!

    0
    2025年12月13日