畠中恵のレビュー一覧

  • おまけのこ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【しゃばけシリーズ04】
    短編集5話。狐者異の話はちょっとせつないし、若だんなの栄吉との思い出話は、甘酸っぱい青春のようなお話。大好きな鳴家が活躍する話もある。
    でもその中で私が大ファンになっているお雛と屏風のぞきのやりとりのお話「畳紙」が本当にいい。
    お雛の悩む心は同感できるし、屏風のぞきの優しさに心うたれる。

    0
    2025年04月11日
  • 百万の手

    Posted by ブクログ

    12/27 最初は「日常の謎」の延長くらいの規模だったのに、どんどん大ごとになっていって、最後にはどうなるんだろう?ってすごくドキドキしました。こんなにスリル感を持って読めた小説は久しぶり。

    0
    2009年12月28日
  • しゃばけ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いつの時代も、妖怪ものはある。

    私が小さい頃は『ゲゲゲの鬼太郎』や『地獄先生ぬ〜べ〜』があったし、それからも『夏目友人帳』『妖怪ウォッチ』や『ダンダダン』など、ずっと妖怪コンテンツはあった。

    子どもの頃に想像する、「オバケや妖怪がいるかもしれない」という世界。

    思えばこうしたコンテンツは色んな描き方がある。

    ホラーもあれば、バトルものもあれば、学園ものまで。

    今回読んだ『しゃばけ』は、時代劇。

    舞台は江戸。主人公は豪商の跡取り息子、一太郎。

    一太郎の周りには普通に妖怪が出てくるし、普通に喋って働いていたり(素性を隠して)する。

    こういう、「自分にだけ変なものが見える」とか「人に化けて身の回りにめっちゃ強い妖怪がいる」とか、私は子どもの頃に妄想していたもので、なんだか懐かしい。

    妖怪絡みの事件を扱うミステリー的な物語ではありつつ、江戸の暮らしぶりが垣間見えるのも面白いポイント。

    今回の物語の鍵は、『付喪神(つくもがみ)』という妖怪だ。

    長く使われた道具には魂が宿るというもの。

    日本では古くから、道具はもちろん、木や山、岩、川など、自然に対しても神を見出してきた。

    私自身、神様や妖怪などの類は信じているし、私はその日本人的感覚が、とても素敵な考え方に思える。

    ドライに現実だけを見るのではなくて、「もしかしたらあの脇道に妖怪がいるのかも」と思えるだけで、何が大きく変わるでもないが、ちょっとだけ日々が楽しくなりそうだと思う。

    浮世絵が流行して今も生き続けているのも、そんな風に「もしかしたら」と思えるワクワクがあるからかもしれない。

    今では身の回りはほとんど安価な大量生産の人工物に囲まれているし、100年使い続けられそうなものは少ない。

    付喪神には、なれそうもないものばかりだ。

    人が長く使って愛を注いで、怨念が宿ってしまいそうなほどのもの。

    そんなものを作りたいと思う。

    0
    2026年09月25日
  • えどさがし(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    久し振りに「しゃばけ」シリーズ。外伝1。
    若だんなが登場ではなく、背景になっているのがミソ。

    いろいろな登場人物たちのエピソードが語られるが、やはり、最後の「えどさがし」が胸アツ。

    0
    2026年09月20日
  • おにがわらう

    Posted by ブクログ

    しゃばけシリーズ
    どの話もほんわかと面白かった。
    狐、猫、鬼などが登場して賑やか。
    不老不死の薬は飲むか飲まないか。
    妖たちには縁がないが、人間が悩む様が
    面白かった。
    若旦那の未来は賑やかなのかな。

    0
    2026年09月17日
  • もういちど(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    20260905-0906 しゃばけシリーズ。今回は若だんなが生き直す回。星の代替わりに巻き込まれてひと騒動。元に戻った若だんながまた病弱になっちゃうのは切ないね.

    0
    2026年09月07日
  • なぞとき

    Posted by ブクログ

    寝込まなくなった・という事は丈夫になった・という事だろうか?キャラが崩れる~あの佐吉が全身に熊にでも引っ掻かれたような傷ができたのか?料理屋同士の縁組みが壊れたのは嫁を迎える姑が妬いたから!白黒毛むくじゃらの子犬は油問屋の奉公人によって盗みの手助けをするように仕込まれていた!神田の武家が悪夢に悩まされ、長崎屋の離れに女のお化けが現れ、食べようとした天麩羅に足が生えて逃げ出すのはどうして?長崎屋を辞めていこうとする番頭二人と小僧はそれぞれ悩みを抱えている~なぜ、佐吉は願興寺を庇った?どうやって子犬に鍵への執着を持たせられる?古着屋から紐が盗まれ、漬け物屋から樽が盗まれた訳は?武家が書いた本からどうして怪しが現れる?謎が解けるどころか深まった!願興寺(がごぜ)とは、その名の寺の下働きが妖怪になったものだった

    0
    2026年09月07日
  • おにがわらう

    Posted by ブクログ

    ずーっとしゃばけシリーズを読んできてついに(当時)最新刊に追いついてしまい、待ちに待った新刊。

    若だんな〜〜、みんな〜〜、久しぶりー!待ってたよーー!!

    鳴家が鬱陶しいと思う場面もあったけど、若だんなの優しさを見て自分の狭量さを反省。
    やっぱり落ち着く世界観。
    は〜、でも読み終わったらまた「待ち」かー。楽しみに待っていよう。

    0
    2026年09月06日
  • あやかしたち

    Posted by ブクログ

    しゃばけシリーズ。

    今回は以下5つの短編です。

    ふゆのひ・・・雪女は新しい仲間になりそうかも
    のろいがえし・・・蝦蟇仙人の微妙なのろい
    鬼之助の日・・・楽しい噺を語るために悩む場久
    あやかしたち・・・長崎屋での暮らしを切望し見知らぬ妖達が現れる
    みっかだけ・・・河童の秘薬を飲んでしまった若だんな

    人の噂は大きくなって、隣の芝生をより青々と見せるもののようです。

    ふゆのひと、鬼之助の日が好きでした。

    0
    2026年08月22日
  • おにがわらう

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    しゃばけシリーズ。

    またもや江戸が人ならぬものたちの安住の地と勘違いされ、
    今度は鬼たちがやってくることに。
    いや、攻め入ってくる、と言う感じだったが、
    若だんなが家鳴たちをつかって追い払う。
    小鬼である家鳴たちが勇気を振り絞って、
    鬼に向かっていくところが良かった。

    「ばけねこ」では、
    長崎屋にいる短毛種白猫の猫又と殿様に飼われている長毛手白猫の化け猫が、
    中表紙に文様のように描かれていてかわいかった。
    事件は、毒を盛られたかと思っていた殿様が、
    勝手にフグ鍋を食べたせいという情けないものだったが。

    0
    2026年08月19日
  • なりたい(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    しゃばけシリーズ第14弾

    それぞれの「なりたい」という切実な思いに対して、若旦那と妖たちが活躍する。若旦那の機転と優しさ、妖たちの道理と好奇心で。
    「なりたい」の答えを探していくと、今の大切さを感じる。そして、未来に対して少し前向きで、なんだか優しい気持ちになれる。

    特に「ねこになりたい」の猫又たちのドタバタした感じが可愛らしかった。

    0
    2026年08月13日
  • こころげそう

    Posted by ブクログ

    恋はしがち/乞目(こいめ)/八卦置(はっけお)き/
    力味(りきみ)/こわる/幼なじみ

    江戸語? 江戸でよく使われた言葉なのかな
    幼なじみの仲間の絡んだ事件
    心のうちがどうであれ、もう幼くはない仲間たちが協力しあう
    大人の対応? それとも 本音を語る?

    0
    2026年07月26日
  • 猫君 りんねの輪

    Posted by ブクログ

    他愛無いファンタジーだけど、そういうネコワールドがあっていい。「猫に九生あり。猫は一つの生涯だけでは終わらぬもの。二十歳をすぎると、一部の猫が猫又になるわけだ」我が家の猫は20歳を超えたが、先日、猫又にはならずに旅立ってしまった。合掌。

    0
    2026年07月22日
  • 猫君 りんねの輪

    Posted by ブクログ

    世界観に慣れたからか、1巻よりも読みやすいと感じた。
    じっくり理解して想像しながら読むと心がほっこりする。
    ねこがわらわらいる様はかわいい。

    おもしろかった!

    0
    2026年07月22日
  • わたしの名店

    Posted by ブクログ

    作者名のラインナップの、朝井リョウ目当てで手に取った。安定の、早稲田学生ライフの片鱗が伝わるクオリティ。
    でもどの文章も、地方民の自分が読んで「あー、観光目的じゃなくこの本に出てくる料理目的でそのお店行ってみたい!」と思える店+料理紹介で、軽い気持ちで手に取って想像以上の満足度が味わえる一冊だった。

    0
    2026年07月19日
  • なぞとき

    Posted by ブクログ

     .
    江戸を舞台に、妖(あやかし)たちと、彼らが身を寄せる大店の”若だんな”が活躍する、『しゃばけ』シリーズの第23弾です。

    妖界の大物を祖母にもつ若だんなは体が弱く、二人の屈強な妖が“兄や“として付き添っています。
    ある日、その一人である佐助が、血らだけになった姿で、若だんなの前に現れます。
    「大したことはない」と言い張る佐助ですが、周囲の妖たちは、その理由をあれこれと詮索し始めます。
    「誰が佐助の怪我の理由を突き止めるか、賭けをしよう」ということになり、聞き込みを始める、妖たち。
    誰が、この賭けに勝つのか・・・

    このように始まる表題作『なぞとき』を含め、5つの連作短編が収められています。
    今回も、若だんなや妖たちによるなぞ解きや騒動の解決を、楽しく読ませてもらいました。

    本作は『しゃばけ』シリーズとして、オーソドックスな内容のように、感じました。
    しかしその中には、熱を出さない日が続いたり、店の問題の解決を任せられたりと、若だんなの「成長」も感じられるエピソードもありました。

    まだまだ続いて欲しいけれども、変化も欲しい。
    長編シリーズが求められるニーズに応えてくれていると感じた、今回の作品でした。
    .

    0
    2026年07月13日
  • ああうれしい

    Posted by ブクログ

    20260708-0709 麻之助たちが少しずつ大人の立場になって行くのがわかる。少し寂しいような気もするけど、この巻は全部幸せな寿ぎが散りばめられているみたい。

    0
    2026年07月11日
  • わが殿 下

    Posted by ブクログ

    オーディブルにて。
    タイトルからして殿が大活躍する話かと思いきや、側近が主役だった。殿が家臣の誰を引き立てるかという才によるところも大きいけれど。
    現在の福井県大野市にあたる大野藩という小国が、なぜ財政難から立ち直って借金を返せたか?という経済改革がメイン。
    七郎右衛門は良くスルスルと商人のようなアイディアが出るものだ。殿がCEOならCFOとして優秀すぎる。企業のサクセスストーリーを読んでいる感覚で楽しめた。

    0
    2026年06月27日
  • おまけのこ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    久しぶりのしゃばけシリーズ。
    やっぱり面白かった。
    鳴家の声を聞いて、「うちの子だ!」と声を聞き分けられる若だんなが凄い。感動しちゃった。

    0
    2026年06月21日
  • 忍びの副業(下)

    Posted by ブクログ

    家を継ぐ者/死の一報/くノ一の花嫁/毒の噂/鷹狩り

    あの優しい西之丸様が………
    弥九郎たち甲賀の未来はどうなるのだろう

    時代が変わり社会が変わる。昔の能力を次の時代に使えれば一族の存在は続くのだろうか

    0
    2026年06月18日