畠中恵のレビュー一覧
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人から聞いた話で判断すること、自分とは関係ないことに執着すること、正義をかざして誤魔化すこと、どれも今の時代を表してるなーと思いながら読みました。
長崎屋の話も長くなってきたけれど、はなれが妖にとって快適だという噂が津々浦々にまで広まっているとは。
妖たちは働いたり長崎屋や若だんなのためになってるということだけど、最初の方はもっとゆったりいるだけでいいという感じだったのにな、とは思いました。
生産性向上が求められるようになった時代の流れ?笑
(実際はのんぜんだらりとしてるだけではお話にならないからだろうとは思うけど)
それに家鳴も最初の頃は小さいけどそれは恐ろしい見た目だった覚えがある。
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Posted by ブクログ
今回初めて文庫でなく単行本で読みました。まだ文庫になってないからね。いよいよ次で既刊は最後。さみしくなるなぁ。
さて、たいてい一番最後のお話が一番よかったと思ってる気がします。
連載→単行本化だからたまたま?あるいはここらで本になるなと見越して書いておられるのかな?
舞台は江戸時代だけど、現代劇のようなものだから当たり前かもしれないけど、今に通ずることが多い。
「里を捨てると自分を覚えていてくれる人がいなくなる」というセリフにはドキッとしました。
今は人と色んな繋がり方があるし、昔と比べたら毒親なんかと縁を切るのも容易になったように思うけど、それでもさみしい人、多いよね。
結局人心なんても -
Posted by ブクログ
ネタバレしゃばけシリーズに長編は少ない。第1作『しゃばけ』、第5作『うそうそ』、そして第22作である本作『いつまで』が、長編としては3作目である。今回は、一太郎が5年後の江戸にタイムスリップするというのだが…。
薬種問屋長崎屋で、人間に溶け込んで暮らす妖たち。そんな一太郎の仲間のうちの2人、噺家で獏の場久と、医師の火幻が姿を消した。彼らは悪夢の中にいるという。西国から来た「以津真天(いつまで)」という妖に原因があるらしい。
2人はシリーズのレギュラーの中では新参者であり、特に火幻の加入(?)はつい最近だが、そんなことで分け隔てする一太郎ではない。仲間思いの一太郎は、迷わず悪夢の中に飛び込む。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこれはファンタジー大賞取るわ……!
身体が弱い一人息子である若だんな、若だんなの安全最優先で考える妖たち、不可思議な連続殺人事件……これら全てが上手く絡められファンタジーミステリーでした。
とくにうまいなぁと感じたのが、若だんなが抱える問題と犯人の犯行理由がしっかり対比となっている部分でしたね。
若だんなが自分の人生と向き合うことで、ようやく犯人を対峙できる。そのテーマ性とロジックが謎解きと共に描けていたと思います。キャラクターも生き生きと物語の中で生きていて、まさに長年愛されている作品の原点でした。
私はアニメ全話視聴後に原作を読んだので、アニメと原作の違いは大きく感じることはありません