畠中恵のレビュー一覧

  • すえずえ(新潮文庫)

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    タイトルからも、未来にむかって動き出した感じがする。栄吉や若だんなの嫁取りの話題が出て、変化を予感させる一巻だった。

    栄吉の来年…栄吉のお見合いの話。若だんなの周りは変わりばえしないようで、少しずつ変わっていく。14の娘にひっぱたかれた若だんなよ…。栄吉は間違いなく尻にひかれるだろう。

    寛朝の明日…小田原に怪異があらわれたと広徳寺に天狗が現れる。不安がる弟子の秋英を寺に残して小田原へ向かう寛朝とあやかし2匹。しかし小田原に近づいても怪異の噂は全く聞かない。不思議に思ったところ、それは天狗の嘘であった。

    おたえの、とこしえ…長崎屋の店主が留守の間、偽の証文を持って現れた上方の店主。期限まで

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    2019年01月25日
  • えどさがし(新潮文庫)

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    しゃばけシリーズのスピンオフ作品。
    シリーズは一通り読んでいますが、この本は特に大好き。
    短編集で、全5作品。

    一太郎は本当の本当のちょい役で一瞬だけ出ますが、ほとんどは一太郎がいない場面。
    シリーズの主役が不在でも、その周りや前後で、他の登場人物がこんな風に存在して生きているのだなぁと感じられるのがとても幸せです。

    個人的に一番好きなのは、「えどさがし」の最後の方に出てくる仁吉の描写。一太郎がだいすきで、心から慕っている様子がすっと入ってくるところがお気に入りです。

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    2019年01月24日
  • おおあたり(新潮文庫)

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    序/おおあたり/長崎屋の怪談/はてはて/あいしょう/暁を覚えず/ 畠中さん、「日本橋の大だんな」に会いに行く

    何かにあたる それもおおあたり。良いことなら嬉しいけれど、悪いことなら嫌だなぁ。その後で悪くなったり良くなったり……この世はふくざつぅ
    栄吉さんの作るあられも食べたいけど、おいしい餡子を待ってるよ♪

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    2019年01月08日
  • いっちばん(新潮文庫)

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    シリーズを最初からこつこつ読みはじめ、この七弾の一冊が、とても好き。
    好きな人の喜ぶ顔がみたい、話がしたい、会いたい、認めてほしいという想いをまっすぐで。ちょっと照れくさい感情がはっきり表現されてるときは、読んでるこっちがおもはゆいというか、かゆくもなるけれども。
    読み終えた後で、登場人物たちひとりひとりを振り返って、じんわり想いに浸れる。
    とってもとっても好き!

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    2018年12月08日
  • ゆんでめて(新潮文庫)

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    相変わらず面白い!ハズレなしの傑作。

    短編は苦手ですが、収録された5つの短編がひとつの物語を作り出す仕掛け。よくできていて、おもしろい。あっという間に読み終わってしまうのだけが難点。もっとこの世界に遊んでいたいのに!

    きゅんげーっ!

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    2018年12月01日
  • 百万の手

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    畠中恵初めての現代ミステリーとか。親友が火事で死んだあと、残された親友の携帯電話に死んだはずの親友から電話がかかってきた。というホラーな話から始まる。思いもよらない展開を見せて最後まで飽きさせない。

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    2018年10月20日
  • こいしり

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    今回は主人公の嫁取り物語。これはめでたい! と素直に喜べない事件もおこり、まさに波乱万丈。慌ただしさのなかにも人情味あふれる人と人のつながりにほっこりできるのはやっぱりいいなと思います。

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    2018年09月24日
  • まったなし

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    麻之助 清十郎 吉五郎の三人のやり取りが今回も楽しかったです。
    流行り病で死にそうになったり 清十郎の嫁取りやら 子犬探しととても忙しい三人でした これから お安さんも加わりまたにぎやかになりますね(*^^*)

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    2018年07月30日
  • まんまこと

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    初めての時代劇物。粋で鯔背でとにかく言葉が綺麗。物語もほっこりで後味スッキリで最後までスラスラ読めました。今はとにかく続きが読みたい!

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    2018年07月22日
  • 若様組まいる

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    アイスクリン強しの続編、というか前日譚というか。長瀬をはじめとする若様組が、巡査になるため教習所(警察学校)に通うなかで起きる事件、育まれる友情。アイスクリンをもう一度読み直したくなる。
    長瀬がまだ若く、アイスクリンほど腹黒くもなく、弱い部分も描かれているが、まぁとにかく格好よい。時代を背景とした派閥もありながら、段合宿生活のなかで深まっていく友情や鬼教師との関係はまさに青春。ミナも含めて若様組が皆純粋で爽やかな気持ちになった。

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    2018年05月14日
  • まったなし

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    じつはいままで麻之助に思わせぶりな態度を取る「お由有さん」が、あまり好きではありませんでした。
    真実を知ったいま、いつかどこかで、二人の時間が重なる日がくればいいねと、ほんの少し思う自分がいます。

    私は「お寿ずさん」が好きなので、できれば麻之助には、このまま一人でいて欲しいんですけどね(笑)

    今回は清十郎の結婚相手を探す話なのですが、私のお気に入りは「親には向かぬ」。
    丸三とお虎、カッコいいです!
    特にお虎は粋な、いい女でした♪

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    2018年04月20日
  • ちんぷんかん(新潮文庫)

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    散りばめられている言葉が宝石のようで、
    現代を生きる指標にもなる。
    若だんなは少し、最後の最後にまた、一つ大人になった。

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    2018年02月11日
  • なりたい(新潮文庫)

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    作者は本当に文体が自然。ついついと先へ読んでしまう。
    今巻はみんなが「なりたい」もの。みんななりたいものがあるよね、そしてそのなりたいものになる為に努力したり、我を通したり、でも、若旦那もそうだけど・・・努力している間になりたいものになってるのでは・・・?そういう面があるのでは?。それがつらつらと自然に思い浮かぶような話っぷりに感嘆。

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    2018年02月02日
  • うずら大名

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    新しいキャラクター!佐久夜さん かわいいです。 泣き虫の吉之助と見目麗しい有月様!
    武家の名を売る話しは、他の本でも読んだけど本当に あるんだなぁとちょっと悲しい気持ちになりました。

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    2018年01月25日
  • うずら大名

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    序/一 うずら大名/二 御吉兆聞こえず/三 大根一万本/四 書き付けの数字/五 佐久夜の初泳ぎ/六 江戸の合戦

    うずら大名?? 何のこと?と思いながら読み始める。
    江戸の時代、長男より後に生まれた男たちの物語。吉也も二人のお武家もその他大勢それぞれに想いがあって、毎日が何の変化もなく過ぎているようで少しずつ違う明日になっていく。時には自分で自分に「ごきっちょー!」と言ってみよう (・∀・)ウン!!

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    2018年01月17日
  • まんまこと

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    古名主の息子、麻之助と親友の清十郎、吉五郎の三人組の
    青春時代短編小説。
    主人公はお気楽ものの麻之助だが、しょうもない男のようで、
    かなりしゃんとして難問奇問を解いています。
    “しゃばけ”シリーズは人外のものたちとの関わりが
    各物語に散りばめられていますが、
    こちらは純粋に人と人との関わりが物語を紡いでいます。
    ほろ苦い過去の恋から脱却できるのか?
    武家の娘お寿ずとのことは?
    麻之助自身も抱えている問題をこれからどう解決できるのか、楽しみです。

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    2017年10月14日
  • えどさがし(新潮文庫)

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    外伝なので、若だんなの出番がちょこっとしかなかったのがさみしかったです。
    この本を読んで、自分が思っていたよりも若だんなのことが、気に入っていたことに気が付きました。笑
    若だんなが出てくる話を、読みたくなりました。

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    2017年10月13日
  • まんまこと

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    しゃばけシリーズのひとつかと思って借りたら、違うシリーズでした。
    しゃばけもいいけど、わたしはこちらの方が好きです。

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    2017年10月07日
  • ゆんでめて(新潮文庫)

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    ひらがなのタイトルが、毎度何を意味するのかが楽しみ。今回も弓手馬手という新たな知識を得られた。解説でも言及されていた時間の逆行の手法は面白い。初め(4年前)の話で屏風のぞきを失った若だんなの悲しみに共感。禰々子河童、色っぽい(o^^o)いけない、だんだん鳴家みたいになってきた。

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    2017年09月05日
  • ころころろ(新潮文庫)

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    12歳の若だんなの物語から始まる本書は、若だんなの失明と生目神様の玉を巡り、大きなうねりの中を進行する。終盤で生目神が出した桃太郎の問いに対する鳴家たちの反駁には笑った。鬼の立場ではそうだよね(^-^)

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    2017年09月05日