畠中恵のレビュー一覧
-
短編集だけど、すべての話がつながってる連作。
「お願いです 助けてください」と書かれた木札により、若だんながひたすら困ってる人を助けるという話。
若だんなは相変わらず体は弱いけど、今回はそれなりに行動的で、がんばってたね。
「ゆんでめて」がところどころに出てくるのが、くすっと笑える。
楽しめました♪Posted by ブクログ -
シリーズ全作品に言える事だが、異形である筈の妖が愛おしくなる程、作者の愛情が感じられる。
読み終わると「うちにも鳴家が居るかしらん」と思う人も多いのではないだろうか。あるいは、家にある古い道具は付喪神になっているかもしれないと、目を向ける事もあるかもしれない。
そう思わせるような暖かさが、全シリーズ...続きを読むPosted by ブクログ -
手を変え品を変えとはこのこと!
ずっと続いている大好きな「しゃばけ」シリーズですが
今回は「たすけて」の木片で、すべての話が繋がっている。
いつも構成に変化をつけていて、たまならいです。
そして落語好きの獏。くくく。いいなぁ。
若だんなは本当に心が広くて、そして優しいお方。
自分の弱いところを把握し...続きを読むPosted by ブクログ -
今作は割とあっさりしていたのか、読みやすかった。最後のあましょうにはちょっと涙ぐんでしまった。
各話の導入にレシピがついているのは面白い。やなりいなりとあげだしいもは作ってみたい。
あと、雷獣が出てくると、クロスケではなく、ホリックの方の雷獣を思い出してしまう…Posted by ブクログ -
面白かったので一気読み。
妖モダンはちょっと肩すかしだったのですがやはり畠中さんはすごい。着目がおもしろい。
ちょらちょら。けっこう深いタイトルかも。
主人公はちょらちょらではないんですよね。ちょらちょらになりたいのですね。他人からはただのちょらちょらに見えるけど、その実、賢さと強かさが必要。それが...続きを読むPosted by ブクログ -
しゃばけシリーズ10作品目。
▼収録作品
「こいしくて」
「やなりいなり」
「からかみなり」
「長崎屋のたまご」
「あましょう」
守狐たちが作ってくれたやなりいなり、すごくおいしそう。今回、各話の冒頭にれしぴが載ってるけど、ちゃんと作れるかな……(不安)。ゆでたまごしか自信がない。
鳴家たちが...続きを読むPosted by ブクログ -
「ちょちょら」とは、弁舌の立つお調子者。いい加減なお世辞。
調子の良い言葉。という意味だそうです。
なので、主人公が、そんなお調子者かと思いきや、
平々々凡々々と言われる少々情けない未熟者です。
唯一、取り柄があるとすれば、素直なところ。
そんな新之介が、藩の行方を左右する江戸留守居役となります。
...続きを読むPosted by ブクログ -
ン、おもしろかったです♪
江戸前 ソフト半沢直樹でしょうか?
江戸留守番役という営業を 試行錯誤しながら 仲間や先輩達の手を借りながら なんとか 切りぬけていく新之介…
千穂殿への恋心も…Posted by ブクログ