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Posted by ブクログ
しゃばけシリーズ第10弾
前作の世界からやり直された世界のお話。
若旦那や屏風のぞきなど、前作の記憶がうっすら残っているような、、、。シリーズものを続けて読んでいるとわかるっていうのも、読書の楽しみの一つですね。
今回も若だんなを中心に、人やあやかしや幽霊?まで、さまざまな出会いがあったり別れがあったり。
「こいしくて」で町を走り去っていった時花神はどうなったのだろう。
「長崎屋のたまご」では魔の兄弟喧嘩に、兄弟喧嘩をしたことない若だんなは興味を持ったり首をひねったり、喧嘩の解説する仁吉がなんだかおかしい。
「あましょう」では新六と五一の親友を思う気持ちや栄吉と若だんなの気持ちにグッとくる。
それぞれの話の最初にレシピがあって楽しい。きっと、長崎屋の台所は毎日賑やかなんだろうなぁ。
Posted by ブクログ
「鳴家稲荷(やなりいなり)」
若だんなのお母さんのおたえさんの守り狐たちの
お得意料理で鳴家の絵を書いたいなり寿司らしい。
第10作はそれぞれの短編の最初に
ちなんだ料理レシピが書いてあり、その但し書きがユーモアがあって、どれもクスッと笑ってしまった。
でも、最後の「あましょう」という短編は
男同士の友情を書いた
私が一番好きな作品で
これはウルッときてしまいました。
病弱でほとんど外には出られない
若だんなではあるけれど
三春屋の栄吉との友情はとても固いもので
それはこれからもずっと変わらないのだろうな。
これからもこの2人の成長が楽しみです。
Posted by ブクログ
久々に読んだ、しゃばけシリーズ第10作。前作『ゆんでめて』、前々作『ころころろ』は、全編を通した仕掛けが施されていたが、通常のフォーマットに戻っただろうか。
「こいしくて」。ただでさえ病弱な一太郎なのに、長崎屋がある通町界隈には厄病神が溢れる。その原因とは…おいおい。知られざる江戸の防衛システム。神様も人間と同じということですか。後始末をどうするのか、気になる。
「やなりいなり」。長崎屋の離れに現れた奇妙な霊。一方、日限の親分はある事件を追っていた。最後にどう繋がるかや、霊の正体など、意外性があって面白い1編。あまりにも相手が悪かったねえ。そして、「彼」の運命は。
「からかみなり」。一太郎の父、藤兵衛が長崎屋に帰らない。事件に巻き込まれたのか? しかし、佐助や仁吉は一太郎を外に出してくれない。しかたなく離れで推理する…という、安楽椅子探偵的な1編。前にもこんなパターンがあったような。
「長崎屋のたまご」。空から降ってきた謎の玉子。鳴家(やなり)たちがいたずらして、玉子はどこかへ行ってしまった。深刻な事態の割には、ドタバタ劇のような乗りで、楽しい1編。それにしても、100人(?)もいるとは。どんな姿形なのだろう。
「あましょう」。外出もままならない一太郎が、久々に栄吉と話したいと懇願する。ところが、行ってみると店先では男2人が揉めている…。一太郎が首突っ込む理由はないだろうという突っ込みはさておき、男ってやつは…。最後の真相に驚く。
シリーズ第10作ともなると、かなり安定期に入った感があるかな。各編冒頭に、江戸時代のレシピが掲載されているのが、目新しいといえば目新しいが、料理をネタにした話は過去にもあったはずで、さほどレシピに意味がないような…。
固定ファンにはこのままでいいのかもしれないが、畠中恵さんは、この物語にどう区切りをつけるのだろう。一太郎はいつまで経っても病弱なままで、長崎屋を継ぐことはあるまい。熱心なファンではない僕だが、読み進めるほど一太郎の将来が気になる。
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