畠中恵のレビュー一覧
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シリーズ3作目の短編集。
あいかわらずの一太郎の病気がちが作品にからんでくる。ほのぼのからシリアスな話まで、興味深い読後です。
お春ちゃんの嫁入りはちょっと寂しい。
お江戸長崎屋の離れでは、若だんな一太郎が昼ごはん。
寝込んでばかりのぼっちゃんが、えっ、今日はお代わり食べるって? すべてが絶好調の長崎屋に来たのは福の神か、それとも……(「茶巾たまご」)、
世の中には取り返せないものがある(「ねこのばば」)、
コワモテ佐助の真実の心(「産土」)ほか全五篇。
若だんなと妖怪たちの不思議な人情推理帖。
シリーズ第三弾の、始まり始まり!
【シリーズご案内】
お江戸は日本橋。大店・長崎屋の一人息子 -
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シリーズ2作目は短編集ですが、なかなかに面白い。
仁吉の想い人がわかったのは良かったが、寂しくてため息です。
江戸の日常が分かるともっと面白くなりそうです。
きょうも元気に(?)寝込んでいる、若だんな一太郎の周囲には妖怪がいっぱい。
おまけに難事件もめいっぱい。
幼なじみの栄吉の饅頭を食べたご隠居が死んでしまったり、新品の布団から泣き声が聞こえたり……。
でも、こんなときこそ冴える若だんなの名推理。
ちょっとトボケた妖怪たちも手下となって大活躍。
ついでに手代の仁吉の意外な想い人まで発覚して、シリーズ第二弾、ますます快調。
【シリーズご案内】
お江戸は日本橋。大店・長崎屋の一人息子である -
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しゃばけシリーズ第8弾
見えなくなった若だんなの目を治すため妖たちが奮闘します。
「ころころろ」では、小ざさや万太、妖たちに振り回されながら、仁吉がみんなの願いを叶えていきます。本当は若だんなのために動きたい仁吉が、ため息つきながらも問題を解決していく姿になんだか笑顔になります。最後に小ざさのために転がした銭の音が、優しくも少し切ない。
「けじあり」では、不思議な世界の中にあっても、佐助がとにかくかっこいい。
「物語のつづき」では、神と人間の違いが悲しい。真実を知った神様はどう思うのだろう。
神は尊崇されるもの。そして、祟るもの。侵すもの。喰らうもの。そして、、、 -
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今回は若だんな、一太郎が箱根湯治に向かう道中で色々な問題に巻き込まれる長編物。出発早々から仁吉と佐助が何も言わないまま行方不明となり雲行きが怪しいところへ、様々な人物が現れ、様々なことが起こり、誰がいい人で誰が悪い人やら混乱しているうちに最後まで持っていかれました。今回も鳴家(やなり)が活躍。かわゆい。一太郎は大妖の孫なのに、こんな命がけのことに巻き込まれて、本当に死んじゃったらどうするの!と思ってしまうくらい、ドキドキ、ハラハラ。仁吉と佐助がそばにいないのがなんとも不安な感じ。そして、読み終わった後に、プロローグをもい一度読むと、なんとも味わい深い。
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ネタバレ「はじめての使い」
とら次が自分の力が足りないと判断して早くに助けを求めたのが偉いなと思う。お頭は、とら次やくま蔵の無事まで考えて人がいい。
早めに助けを求めるのって案外難しい。親がいない時でも子どもがちゃんと「助けて」と言えるといいなと思うし、私も無理して一人で頑張りすぎないようにしたい。
「またあおう」
屏風のぞき、若だんなだったらこう考える、と頭が働くのが頼もしい。
「一つ足りない」
九千坊は腕っぷしが弱くて東へ逃げてきたのかと思いきや、本当は強くて、配下を守り、全員を食べさせるためというのが本当素敵。
トップは、こういう人がいいなぁ。猫又、大阿部屋、九千坊に若だんな。皆を束ねるトップ・