畠中恵のレビュー一覧

  • うそうそ(新潮文庫)

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    今回は若だんな、一太郎が箱根湯治に向かう道中で色々な問題に巻き込まれる長編物。出発早々から仁吉と佐助が何も言わないまま行方不明となり雲行きが怪しいところへ、様々な人物が現れ、様々なことが起こり、誰がいい人で誰が悪い人やら混乱しているうちに最後まで持っていかれました。今回も鳴家(やなり)が活躍。かわゆい。一太郎は大妖の孫なのに、こんな命がけのことに巻き込まれて、本当に死んじゃったらどうするの!と思ってしまうくらい、ドキドキ、ハラハラ。仁吉と佐助がそばにいないのがなんとも不安な感じ。そして、読み終わった後に、プロローグをもい一度読むと、なんとも味わい深い。

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    2023年11月27日
  • いちねんかん(新潮文庫)

    購入済み

    このシリーズ大好きで本当に面白かったです。キャラクターがもうめちゃくちゃかわいいし、兄やさんたちはかっこいいし大好きです。今回も最高でした。

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    2023年11月10日
  • おまけのこ(新潮文庫)

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    本のタイトルでもある『おまけのこ』が特によかった。鳴家の大冒険で、外の世界を知らない鳴家が、絶体絶命のピンチという時に一太郎が見つけてくれて「ぎゅわわわわ…」としがみつく様子がとてもかわいい。アニメにして見てみたいくらい。『ありんすこく』も遊郭の世界が新鮮でおもしろかった。

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    2023年11月06日
  • またあおう(新潮文庫)

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    いつもの長崎屋のいつもの妖の面々などが、主役の若だんな一太郎が居なくてもがんばる話。
    みんないとおしい。
    猫又の若い子たち成長譚が可愛くてニコニコ。
    河童の大将の話が壮大でワクワク。
    楽しかった。

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    2023年11月04日
  • またあおう(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「はじめての使い」
    とら次が自分の力が足りないと判断して早くに助けを求めたのが偉いなと思う。お頭は、とら次やくま蔵の無事まで考えて人がいい。
    早めに助けを求めるのって案外難しい。親がいない時でも子どもがちゃんと「助けて」と言えるといいなと思うし、私も無理して一人で頑張りすぎないようにしたい。
    「またあおう」
    屏風のぞき、若だんなだったらこう考える、と頭が働くのが頼もしい。
    「一つ足りない」
    九千坊は腕っぷしが弱くて東へ逃げてきたのかと思いきや、本当は強くて、配下を守り、全員を食べさせるためというのが本当素敵。
    トップは、こういう人がいいなぁ。猫又、大阿部屋、九千坊に若だんな。皆を束ねるトップ・

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    2023年10月31日
  • ねこのばば(新潮文庫)

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    鳴家(やなり)たちがかわいい。きゃわきゃわ、ぱたぱた、という擬音もかわいいし、小さくてコロコロと転がったり、半泣きになったり、話の中でつい鳴家を探してしまう。
    佐助の物悲しい昔話や、大きなお寺の中の横領事件、狐憑き(今の精神疾患なんだろうなあ)にあった母娘の話、一太郎はちっとも丈夫にならないけれど、妖に守られながらなんとか生き抜いていて、少しずつ成長しているなあと感じた。

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    2023年10月13日
  • さくら聖・咲く 佐倉聖の事件簿

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    新潮文庫で読んでいたのに、実業之日本社文庫でも読むことに、あれれ……

    プレエントリー/ナイショナイショ/羊羹怖い/
    聖、シューカツ中/神、降臨/電信柱は友か/さくら咲く

    議員様方のあれやこれや、選挙事務所のあれやこれや、二度目でも面白いものはおもしろい。

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    2023年10月09日
  • 忍びの副業 上

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    ちょっとコミカルで強いのに貧乏な忍者たちが平和になった世の中でお役を貰うため頑張るお話
    技は強いが謀略には弱いのが可愛らしい

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    2023年10月07日
  • てんげんつう(新潮文庫)

    購入済み

    このシリーズ大好きなんです!もうみんな好きです。知らなかった妖怪?も可愛く感じてとてもほっこりします。

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    2023年10月01日
  • ぬしさまへ(新潮文庫)

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    『空のビードロ』がおもしろかった、というかじーんとした。前回のお話で出てきていた一太郎のお兄さん松之助。こんな境遇にいたとは、びっくり。一太郎と再会できて良かった。いい人そうなので幸せになってほしい。
    『虹を見し事』は切ないお話。時代こそ違えど、理不尽な事件に巻き込まれたり、想い人がいたり、というのは共通なんだなあと思った。
    『仁吉の思い人』は、最後の最後に、あらあらそうだったの!という感じ。
    『しゃばけ』ほど、がつーんとは来なかったけど、やはり読みやすく、妖たちがかわいいと思ってしまうこのシリーズ。

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    2023年09月27日
  • 猫君

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    ネタバレ

    かわいい新人猫又たちの活躍。
    とにかく一生懸命で可愛い。
    みかんの賢さが「猫君」?とか思ってしまった。
    そして魔王ときんかん頭が猫又だったとは!!(笑)

    テンポよく一気に読み切った。

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    2023年09月26日
  • とるとだす(新潮文庫)

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    長崎屋の藤兵衛旦那が原因不明の病に倒れてしまい、一太郎が治す方法を探して奮闘する一冊。
    病弱で世間知らずだった若だんなが、いつの間にか精神的に非常に逞しく、時には悪知恵すらはたらかせるようになっていました。
    まさか島子の正体が彼だったとは、、、

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    2023年09月17日
  • あしたの華姫

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    序/お華の看病/二人目の息子/お夏危うし/
    かぐや姫の物語/悪人月草/終

    姫様人形のお華と人形遣いの月草。どっちが主でどっちが従か?? よくわかりません。巻き込まれた騒動に道をつけて上手く纏められるのか??お楽しみに~~~

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    2023年09月12日
  • さくら聖・咲く 佐倉聖の事件簿

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    前作に続けて一気読みした。面白かった。
    相変わらず聖の頭の回転はすごいよなあ、と感心する。この力があれば現実世界、就職には困らないだろうな…

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    2023年08月29日
  • アコギなのかリッパなのか 佐倉聖の事件簿

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    面白かった!政治家は変わらず嫌いだけど。
    聖が政治家にまつわるトラブルを機転を利かせて解決していくストーリー。こんな対応力のある大人でありたい。

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    2023年08月29日
  • さくら聖・咲く 佐倉聖の事件簿

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    純粋にすごい頭のいい大学生、と思った。
    色々な人に囲まれて生きているからこそ、自分に自信があるんだろうなと感じた。
    そこが嫌な感じではなく伝わるって、作家さんすごいなって思った。

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    2023年08月18日
  • あしたの華姫

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    ネタバレ

    読み終えるまでに時間がかかってしまった(^▽^;)

    今回も楽しかったです。お夏ちゃんと華姫のコンビは最の高!
    そういってしまうと月草の立場がないんですけどね(笑)

    今回は両国を誰が継ぐかということでの短編連作集。

    続き、続きはいつですか?
    とっても楽しみです。

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    2023年08月17日
  • またあおう(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ご無沙汰していた「しゃばけ」シリーズ。オーディオブックで。

    聞き終わってから調べてみると「外伝」なんですね。

    中国から九州に大挙やってきた河童。猿との闘いが惹起し、猿から逃れ東国を目指すが…広徳寺から逃げ出した妖を捕まえなければならなくなり、地獄とこの世を結ぶ袋を使う、幽霊と対峙するが…

    長崎屋の主人、藤兵衛と広徳寺の管長、寛朝が亡くなったあと、という設定なので外伝なのか…

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    2023年08月05日
  • 忍びの副業 上

    購入済み

    作家さんで選んで買いました。今回は忍者の話です。とても面白いですが、忍者と言えば伊賀と甲賀しか知らなかったのでちょっと馴染みがなくて混乱。

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    2023年07月10日
  • 猫君

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    二十年生きたら猫又になる。
    新米猫又のみかんを主役に、立派な猫又になるための勉強が始まった。
    猫又たちの縄張りや流儀、個性的で可愛い彼らに癒されながら面白く読んだ。
    最後の挑戦はどちらが上手かワクワクした!

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    2023年07月09日