畠中恵のレビュー一覧
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ネタバレ感想をうっかり消してしまった。
本筋が、途中からメインになったら置いてきぼり感でてきたけど
色々解決してすっきりしたのはよかった。
最初の二篇がまとまってて好きだけど、
明治はこれからも変化していって、これからの若者も大変だ、という
〆は、現代のことも表しているようで感慨深かった。
長らく生きてきて、積み重ねた雑学に助けられることもあれば、
今までできなかったことができるようになったり、
当たり前だったことが禁じられたり、とか、
自分自身のアップデートもしていかないと、生きづらい世の中だなぁ、と。
文句があるなら政治家になれ、はなかなかエグい台詞。
不平不満があれば声をあげよ行動せよ、 -
Posted by ブクログ
やっぱり若だんなは若だんな(笑)今回は最初の頃のような…謎解きが楽しかったです♪
では…メモ程度に。
・序
・跡取り三人
通町周辺の商人の跡取り息子たち。職探しの勝負へ!さて、いちばんの稼ぎ頭は誰?
・こいさがし
若だんなが仲人?お見合いの2組はどうなるか?
・くたびれ砂糖
若だんなの親友・栄吉登場!
栄吉の修行先の小僧3人(汗)なんとも・・・
・みどりのたま
記憶喪失の男の目線から進む。斬新!いったいこの男は何者でなぜ記憶喪失になったのか?
・たぶんねこ
行き場を探す幽霊・月丸さん。月丸さんの居場所が見つかりますように…
・終
・解説---池上冬樹さん -
Posted by ブクログ
しゃばけ外伝で、若だんな以外の視点が新鮮でした。
一番のお気に入りは、若だんなが旦那になったラストの「かたみわけ」。
妖退治で有名な寛朝が亡くなり、後を継いだ秋英は寛朝の形見を欲しがる人が多数居た。だが、その品の中には逃げた怪異があり、困り果てた秋英は長崎屋へ助けを求め…
あの生真面目秋英が頑張る姿に成長を感じました。寛春と言う弟弟子もまだ若いけど、見込みがありそうで、今後が楽しみです。
長崎屋の旦那になった一太郎の負担を軽くする為に、どこへでも兄や達のどちらかがついて行くのは納得ですね。於りんちゃんも長崎屋へ正式に嫁いだんですね。その頃の詳しい話も読みたいです! -
Posted by ブクログ
ネタバレ『まんまこと』シリーズ第7作。毎度毎度とはいえ、今回の麻之助はあまりにも災難続きではないか? お寿ずに先立たれてどのくらい経ったか、町名主・高橋家の跡取りとして、縁談のプレッシャーも強まるばかりだが…。
「きみならずして」。一言で言えば、悪意があろうとなかろうと、噂って怖いよねえという話。もちろんSNSなんてない江戸時代だが、人の口に戸は立てられぬ。だからこそ首謀者は許しがたい。彼女の幸せを願うのみ。
扉絵にドキッとする「まちがい探し」。読んでみて、ああなるほどと納得。江戸時代でも現代でも、需要があるわけですねえ。時代背景を考えても、その夢は理解されることはないのだろう。そのショック