畠中恵のレビュー一覧

  • むすびつき(新潮文庫)

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    生まれ変わり転生、人の時間と妖の時間の違いを感じた。若だんなの前世もこの先若だんなが生まれ変わっても若だんなの優しさや聡明さはずっと続くんだろうなと勝手に思った。しゃばけシリーズ愛おしい。

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    2022年02月23日
  • 御坊日々

    購入済み

    作家さんで選んで買いました。お坊さんで、相場師。賢くて、いつも冷静なのに、弟子には叱られる。いつもながらキャラクターが素敵でとても面白かったです。

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    2022年02月21日
  • いっちばん(新潮文庫)

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    安定のしゃばけシリーズ。若旦那と妖怪たちが、江戸市中で起こるさまざまな「事件」を微笑ましく解決する。第7巻はどの話も罪のない平穏無事なもので、大作の後に読むにはとても楽だった。旅のお供に、ちょっとした休憩時間にぴったりの一冊。

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    2022年02月17日
  • ゆんでめて(新潮文庫)

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    ネタバレ

    今回のお話は新しいトリックが使われていてとても斬新でしたね。しかしながらそうだったのか!なんと!といったようなどんでん返し系ではなくて、あくまでこのシリーズの作風を壊さない素敵なしかけでした。

    私ももしかして弓手と馬手に別れてたかもしれないそんな風に思えました。

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    2022年02月11日
  • かわたれどき

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    「オール読物」で最新のものを読んでいるので、何となくその後の状況が分かってしまうのは良いのか悪いのか悩む。今作のタイトルでもある「かわたれどき」では懇意にしていた娘が大雨で流され、助けられても2〜3年の最近の出来事を記憶喪失している。主人公の麻之助は忘れられてしまったことにショックを受け、他からの縁談を断りこの娘・お雪と結婚したいと表明するところで今作は終わる。この後、誰とどのように結婚するかは知っているので・・。
    ここで、やっと自分が読んでいる「オール読物」に追いついた。後は再読の楽しみというところです。

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    2022年02月10日
  • ひとめぼれ

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    シリーズ7が出たので買おうと思ったら、前作の6も買っていなかったので、併せて購入。この「まんまこと」シリーズは「オール読物」で現在も続いていて、この6作目はそれを読む前のよう。最後は2016年12月号とのこと。不定期掲載なので、どうしても筋を忘れてしまう。
    毎回、お気楽な町役人の跡取り息子の事件解決に導く素晴らしい推理力を楽しんでいる。
    今作のタイトルでもある「ひとめぼれ」では親友の許嫁が他の男性に一目惚れをした経緯が書いている。最近のオール読物では、親友が結婚まで行ったかどうか筋を忘れてしまったのが情け無い。

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    2022年02月09日
  • すえずえ(新潮文庫)

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    鳴家、可愛い(*≧з≦)。「そもそも、すべてを支えられる強いものに、この世で出会った事などない」。確かに…。

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    2022年01月27日
  • 御坊日々

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    江戸時代が終わり、明治が始まり、どんどん社会が変化していく時代が舞台。

    廃仏毀釈や檀家さんがいなくなったお寺の困難さなども描かれていて、興味深かった。

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    2022年01月23日
  • ときぐすり

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    タイトルにもなっている「ときぐすり」という言葉と、それを活かしたストーリーが秀逸でした。
    悲しみを乗り越えつつある麻之助が少しずつ大人になってきたことと、丸三さんの友情も良かったです。

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    2022年01月09日
  • むすびつき(新潮文庫)

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    安定の面白さ。

    わたしの読書ノートをみたら、毎年一月あたりにこのシリーズが読みたくなるのか?わからないけど、去年のこの時期も若旦那シリーズ読んでた。

    なんだろ、正月気分にぴったりなのかなぁ。

    新人賞からこのしゃばけシリーズが始まって、今の今までずっと描かれるこの世界ら、すごい。最初からこういう構想だったのかなぁ。
    すごいなぁ。壮大な世界。

    わたしはやっぱり小鬼が好き。仁吉も好きだなぁ。
    貧乏神の金次もこんな出会いで若旦那とつながってたなんて!!!!!!

    と、驚きの短編でした。

    毎度、毎度、若旦那と妖たちのふれあいの中、いろんな人たちの人生相談なりを解決していく流れに呑まれて、ついつ

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    2022年01月09日
  • たぶんねこ(新潮文庫)

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    知人に勧められて読みました。兄やは頼もしく、鳴家は可愛い、そんな妖達に囲まれている若だんなが羨ましい。新しい世界観に触れることができました。時代背景への興味と共に、楽しく読み進められた1冊です。

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    2022年01月02日
  • 御坊日々

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    ネタバレ

     明治20年、東京浅草の東春寺は相場師も兼ねるユニークな僧侶・冬伯と弟子の玄泉が切り盛りしている。そんな中、檀家から舞い込むよろず相談に応えていてた。

     お気に入りは「維新と息子」。
     老舗の北新屋の跡取りの昌太郎は、産まれた時に同じ時に男の子を産んだ小間物屋・井十屋の奥さんが出産で亡くなり、昌太郎の母が母乳をあげていた。それを姑に見られて我が子だと主張しているのと逆の子を跡取りだと言われて、姑と大揉めになり関係が悪化。悪がった井十屋は産まれた子供を引き取りにきたが、その事が後々事件に発展し…

     結局、どちらが本当の昌太郎なのかは解らないけれど、井十屋の息子の文吉が借金を抱えている事実が発

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    2021年12月31日
  • かわたれどき

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    まんまことシリーズ。自宅周辺の地名がよく出てくるので、読んでいて楽しい。
    いつもよりもサスペンスな印象。

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    2021年12月30日
  • おおあたり(新潮文庫)

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    安定の面白さ。程よい明るさと希望があり、いつどんな精神状態でも楽しく読める。
    恋愛観が現代とは違った江戸時代でも、愛だ恋だのすれ違いがあるもんだという、当たりまえのことだけど、ちょっと面白かった。

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    2021年12月24日
  • てんげんつう(新潮文庫)

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    ネタバレ

     毎年きっちり同じ時期、7月に新刊が、12月に文庫版が刊行されていたしゃばけシリーズだが、本作は7月に文庫版が刊行されていた。なお、12月には文庫オリジナルの短編集『またあおう』が刊行されている。

     「てんぐさらい」。天狗の姫様が、長崎屋の手代の仁吉と添いたいという。一太郎の祖母に当たるおぎんが絡んでいるらしいが…。勝負の結末は、潔いというか何というか。それより、中屋の災難の方が大変じゃないか、おい!

     「たたりづき」。詳細は省くが、一太郎に祟りの始末をしてくれという。嗚呼、引き受ける義理もないのに。話が進むほど、手を引きゃいいのにという気がしてくるが、いつものことか。昔も今も、人間とは噂

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    2021年12月23日
  • むすびつき(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2021/11/16
    今回は若旦那の前世のお話など。
    寿命が違うから絶対に将来お別れしないといけないっていうのが妖怪や獣人や竜や神モノのお約束の切なさよね。
    好きなのよね、それ。
    「結局みんな衰えて死ぬ」と史実モノは嫌うのにね。
    死ぬのより衰えるのがイヤなのかなぁ?
    年いって守りたい余りトチ狂ったようになるのがイヤなのかなぁ?あ、それはイヤだな。
    そっちかもしれん。今後も観察。

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    2021年11月22日
  • けさくしゃ(新潮文庫)

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    江戸の話というのに、なんと身近に感じることか。
    種彦さんの人間臭さというか、偏屈さというか、登場人物皆キャラクターが立っていて、読んでいて飽きないというか、わくわくするというか。江戸の本事情の勉強にもなり、戯作(物語)にして謎を解いていくスタイルが斬新で、大変楽しんで読ませていただいた。

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    2021年11月01日
  • ひなこまち(新潮文庫)

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    若だんなも随分しっかりしてきたもんだ。
    今回は彼が兄やたちの静止を押し切って動いたことによぅて状況がたくさん好転しました。
    いろんな事件が起こるにせよ、勝手な行動がなぜか憎めない妖たちの愛嬌と、若だんなの真っ直ぐさにとても癒されます。

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    2021年10月29日
  • うそうそ(新潮文庫)

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    一 江戸通町
    二 塔ノ沢
    三 芦ノ湖
    四 東光庵薬師堂
    五 箱根神社
    六 地獄谷

    今回は長編。
    あの若だんなが旅に出る!?さて、どうなるか?
    今回もかわいい妖達が大活躍!

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    2021年10月23日
  • ゆめつげ

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    久しぶりの読書強化月間。こんなにも本を読むことに渇望していたのかと思うくらい楽しい。2冊目がこの本で良かったです。しゃばけのイメージで読み始めたものの全く違うテイストで最後は学生時代の歴史を思い出しながら読みました。クライマックスには続きを読みたいと思う気持ちだけが残りました。
    続きが読みたいなぁ、待ってます。

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    2021年10月20日