畠中恵のレビュー一覧

  • つくもがみ貸します

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    アニメを途中まで見て疑問がわいたので、途中だけど原作に手をつけてしまった。
    結果、大正解。
    アニメ面白くなかったな、という人にほど読んでほしい。

    この作品の何がよいかというと、つくもがみたちが、人からすれば身勝手で傲慢に見えるけれど彼らなりの決まりや秩序を守って過ごしているのがわかるところ。

    このところ人間に友好的な妖怪の話ばかり見ていたせいで忘れていたけれど、種族(いや種別?)が違う存在というのは、そもそもの常識が異なる。この作品でそれを思い出させてもらった。

    つくもがみたちの自由で身勝手で気ままに見える振る舞い、いいなあ。それをお紅と清次がきちんと踏まえているのもいい。
    ふたりの行く

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    2018年11月26日
  • つくもがみ貸します

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    百年経過し「怪」となった器物たち付喪神。
    達観しているのかと思ったら、噂話もいたずらも好きで、優雅で、おせっかいで、頑固で、ここぞというときは仲間思いで、とっても頼もしい✨ ちょっといじわるなところも、人くさいしで、親しみがあります。
    なんだか、一緒に噂話や冒険譚を聞いている心地になりますゆえ、ぜひにも、仲間に加えてもらいたいと思える楽しさでございました(*^▽^*)

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    2018年10月13日
  • つくもがみ貸します

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    タイトルの通り妖怪もの。ただし人は人、物は物、付喪神は付喪神とそれぞれに一線が引かれている設定。個人的にはもっと親密な人と付喪神の絡みをみたかっただけに少々物足りなかった。香炉に始まり香炉に終わった一冊でした。

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    2018年10月10日
  • えどさがし(新潮文庫)

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    江戸の薬問屋長崎屋の若だんなと妖たちがおりなすユニークな日々の物語、しゃばけシリーズの外伝だった。

    ●五百年の封じ絵

    ●太郎君、東へ

    ●たちまちづき

    ●親分のおかみさん

    ●えどさがし

    印象深いのは、佐助とおぎんさんの五百年ごしの約束がつづられた「五百年の封じ絵」と、明治時代になって生まれかわった若だんなとのめぐりあいを待ち続ける仁吉を筆頭とする妖たちの物語「えどさがし」。

    佐助、仁吉という二人の妖の兄やたちと長崎屋との繋がりがこの作品で明確にされていて感慨深かった。河童の禰々子と利根川の化身坂東太郎との物語「太郎君、東へ」も興味深い。5つの短編は、脇役にすぎなかった登場人物が主人

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    2018年09月26日
  • まったなし

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    いよいよ清十郎にお嫁さんが・・・。いつまでも何だかんだで一人でいてほしかったので少し残念(笑)
    お由有さんと麻之助さんはずーっとどこかもやもやしていたものが今回すっきりでも人生は一つに交わらない、難しいですね。

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    2018年09月21日
  • うずら大名

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    ネタバレ

    とても鶉を飼いたくなります。
    泣き虫名主と大名隠居が数々の事件に立ち向かうお話。泣きすぎではというくらいよく泣きます。それだけ純真なんでしょうね、今ではとても希少なひとです。

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    2018年09月13日
  • なりたい(新潮文庫)

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    しゃばけシリーズ14弾。
    空を飛びたいから妖怪になりたいという人間。
    どうしても子供を育てる親になりたい女性。
    お菓子を作りたくて人間になりたがる神。
    など、「なりたい」というテーマで5つの短編が書かれている。
    仁吉や佐助以外の妖怪たちも大活躍。
    最近のしゃばけシリーズは他の妖怪たちの出番が増えた気がする。
    そのせいでにいやたちの活躍のシーンが減ったような・・w

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    2019年01月13日
  • 若様とロマン

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    江戸の世が続いて入ればお家の跡取りたる若様方。明治という世になったのに、味方の人脈作りはこの方法??まるで江戸時代に逆戻りではありませんか!
    外国で勉強しようという気概を持ったお嬢様方のほうが逞しいですよね。

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    2018年09月02日
  • こいわすれ

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    ネタバレ

    まんまことシリーズ3巻。なんとなく、危ない空気が漂ってはいたものの、まさかの展開。当時の出産は、今よりはるかにリスクの高いものだったとはいえ、なんとも悲しい結果となってしまい、ここまでやるとは思っていなかったので驚いた。友人や家族、周りの人の暖かさが沁みる。
    清十郎も仕事を頑張りつつあり、男ぶりが増している。吉五郎は相変わらずまっすぐで、男にモテまくっている。今後、おこ乃やお由有がどう絡んでくるのか、切ない期待を込めつつ。

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    2018年07月24日
  • えどさがし(新潮文庫)

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    短編集。
    しゃばけシリーズ初の外伝。文庫オリジナル。

    五百年の判じ絵
    犬神の佐助が若だんなに出会う前の話。
    おぎんが狐たちに頼んで佐助を連れてきて貰い来年生まれる孫の子守を頼む。

    えどさがし
    江戸が東京となり二十年以上経っていた。
    仁吉は京橋と名乗り、この世にいない若だんなを探していた。
    妖で巡査の秋村と
    長崎商会には、家鳴、金次、鈴彦姫、獺。
    京橋が若だんなからかと思った新聞の投書は捕まっていた屏風のぞきが売られていく仲間に頼んだ投書だった。
    佐助からの手紙には若だんなに違いない人を見つけた。これから会いに行く。
    妖たちはそわそわ。

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    2018年07月24日
  • こいしり

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    町名主の跡取り息子麻之助のまんまことシリーズ第2段。無事?お寿ずと結婚し、落ち着くかと思えば全く落ち着かないが、1巻よりも勢いがあって面白かった。中盤お寿ずが全く出てこず、扱いが…と思っていたが、最後は持ち直したか。苦しい恋のお相手ではないが、だんだん夫婦らしくなってきて一安心。吉五郎ファンとしては、吉五郎の(ある意味)最強振りを見られて満足。男に好かれる男は魅力的。

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    2018年07月20日
  • まんまこと

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    名主の遊び人?のような意外と真面目なような息子麻之助の時代物人情ミステリ。ミステリ部分は軽く、失った恋は重く切なく、友人仲間は温かく。
    面白いけど、畠中さんの本は主人公の性格がいつも似通っているような。飄々としていて、アクがなく、隠れハイスペック。

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    2018年06月28日
  • たぶんねこ(新潮文庫)

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    プロローグの5つの宿題をなぞっていくシリーズ。若旦那があんまり活躍しないお話もありますが、仁吉が活躍してくれたりします。
    若旦那が商売をしちゃう?っていう長崎屋の離れを飛び出して活躍してくれるので少し新鮮ですが、病弱な若旦那が果たして盛り場なんかに出ちゃっておまけに商売だなんて、大丈夫なのか兄やじゃなくても心配ですw
    たぶんねこでも、やっぱりお店から離れたところにぽつんと置いて行かれて怖い人におっかけられたりして、歩いたりしたら死ぬんじゃないの若旦那!と心配になるので、兄やたちに毒されていると思いましたw

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    2018年06月21日
  • いっちばん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    相変わらず病弱な若だんな一太郎。今回は天狗にさらわれたり、お雛ちゃんの恋心と商売を見守ったり、幼馴染の栄吉のお菓子造りの情熱を見たりと、すぐに寝込んでしまいそうな案件満載です。少しずつ成長していく一太郎、今後も楽しみです。

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    2018年06月18日
  • うずら大名

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    一つ一つが別物の短編作品かと思っていたら繋がっていて大名家の売買に浅田さんの黒書院の六兵衛をちょっと連想してしまいました。最初の方で左源太が「有君」という呼び方が好きだったので後半出てこなかったのが残念。
    そして佐久夜が蓮の葉に降りた時の「お前鶉ではないか」等々佐久夜に対する有月の言い方が楽しかった。

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    2018年06月02日
  • まったなし

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    八木清十郎の嫁に誰がなる??町名主の八木家の今後を睨んでひと騒ぎ。色男はつらいねぇ。
    見守る麻之助が少し哀しい。麻之助こそ、お寿ずさんをその身のうちに住まわせたままでも愛しんでくれる人に出会えるといいね

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    2018年05月22日
  • まったなし

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    ネタバレ

     『まんまこと』シリーズ第5作。町名主・高橋家の跡取りである麻之助は、まだ悲しみが癒えない。一方、盟友・清十郎は、周囲からの嫁取りの圧力が、いよいよ強まり…。固定フォーマットながら、気になる展開もある。

     「まったなし」。まだ若い他家の町名主に泣きつかれた結果、三家分の相談事を一手に抱えた麻之助。同時に揉め事が降ってくるのはお約束だが、そもそもの発端とは…。個人的に、彼を責める気にはなれない。一人前になってほしい。

     「子犬と嫁と小火」。タイトル通りです。町名主としても、処遇に苦慮するであろうケース。現代社会にあてはめても、難儀するだろう。決着はさせたものの、苦い読後感が残る。これでよかっ

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    2018年05月21日
  • えどさがし(新潮文庫)

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    若だんなが主人公じゃない短編集。
    日限の親分や寛朝さん、河童のねねこなどのお話。
    どれもなかなか新鮮な視点でよかった。
    最初の佐助の昔の話が割と好きだった。
    ずっと1人だった佐助が若だんなに出会うまで。
    そして、表題作のえどさがしは、明治の世の中、若だんなが居ない長崎屋。。。改め長崎商会。
    妖怪たちと人間の寿命の違いが切ないけど、それでも仁吉たちの若だんなへの想いが薄れてないのがすごい。生まれ変わりを待つとかどんな大恋愛だ!
    頭と締めが兄やコンビのある意味一太郎へのラブストーリーw

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    2018年04月23日
  • まったなし

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    色男の町名主清十郎の縁談話
    そしてずっと引きずってきた、お由有の麻之助に係わる過去が明らかになる。

    清十郎がつきあってきた娘達は皆過去を振り返ることなく前に進んでいた。皆たくましいねぇ。
    それに比べて、麻之助は。。。

    お気楽なふりをする麻之助の周りから、一枚、一枚とベールがはがされてゆく。
    麻之助が成長し、お気楽なふりで、身を守る必要がなくなり前に進む日は、いつだろうか?

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    2018年04月21日
  • たぶんねこ(新潮文庫)

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    変わらぬ安定感。
    このシリーズ。いつまでたっても成長しない若旦那や変わらぬ環境に疑問を感じ、もう読むのをやめようかと思った時期もありました。
    ああ、でも、やめなくて良かった。
    今では、精神的にちょっと疲れる本を読んだ後、このシリーズを欲するようになりました。
    つまり、これが人気の秘密だったのか?

    『そこにいてくれる』安心感。ようやく私も、しゃばけに入れたのかも知れません。

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    2018年03月30日