畠中恵のレビュー一覧
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私は面白かったです。
「アイスクリン強し」も読みました。
その前に、「明治・妖・モダン」「明治・金色・キタン」も読みました。時代が同じ頃です。
「アイスクリン強し」は、この「若様組まいる」と主要な登場人物がかぶっていて、若様たちの友、皆川真次郎が主人公。若様たちの中には、園山さんのように、個性が強い人もいるので、気になっていて、「若様組まいる」で若様たちの一人一人が少しずつわかってきて楽しかったです。
ピストルが一般の人にも、お金さえあれば買えたとか、まだ色んなことが、手探り、だましだましだったのだなあと思います。なんとなく納得いかない部分もあるけど、短編集の「アイスクリン強し」より読み応 -
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ネタバレしゃばけシリーズ 第9弾
「ゆんで」は「弓手」・・・左手
「めて」は「馬手」・・・右手
左手の方向に行くはずが、右手に進んでしまった為に未来が変わってしまい、変わった未来のお話。
<ゆんでめて>
四年後のお話。
付喪神の屏風のぞきがいなくなり、若旦那が探すお話。
私も屏風のぞきが大好きなので、えっ!これからのお話に屏風のぞきが登場しなくなるの!?と焦りました。
<こいやこい>
三年後。
七之助さんの上方からやってくる許嫁‘千里‘が誰かを5人のうちから当てるお話。
偽千里の一人 かなめさん を若旦那が気に入ったようで・・・これも心配でした。
<花のしたにて合戦したる>
二年後。
飛鳥山 -
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待望の、シリーズ第12弾!
夢の中で会える愛しい人…みたいな作品。
抱えて布団に入ります(笑)
『跡取り三人』
店主の器って言うのは本当にそれぞれですね。
『こいさがし』
今時ギャルみたいな於こんちゃん。
ベテラン女子社員が手を焼く、新入社員OLみたい!
『くたびれ砂糖』
こちらは、今時バイトくん?
というか、栄吉も…ということは若だんなも、もう“若いもん”に手を焼く年齢になったということですよね?
『みどりのたま』
こういう、ちょっと迂闊なところにも萌えるな~仁吉さん。
『たぶんねこ』
全編通してですけれど、若だんなの優しさは計り知れないなあ、と思います。 -
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しゃばけシリーズ第11作。冒頭で『お願いです、助けて下さい』と書かれた謎の木札が出てくる。全5編とも、一太郎に困りごとが持ち込まれるというパターンである。
「ろくでなしの船箪笥」。祖父の形見にもらったという箪笥が開かない。本家は中を確かめさせろという。この箪笥を一時預かっている店では、怪異が続出し…。こんなところに大ヒントがあったとは。最も困っていた者の正体とは…。
「ばくのふだ」。怪談で評判の噺家。一方、おなじみの広徳寺の寛朝が、お札が効かなくなり困り果てる。噺家の正体と、どう繋がるのか。ミステリーとしても意外性があり面白いが、結局、一番怖いのは人間ということか…。
「ひなこま