畠中恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ毎年きっちり同じ時期、7月に新刊が、12月に文庫版が刊行されていたしゃばけシリーズだが、本作は7月に文庫版が刊行されていた。なお、12月には文庫オリジナルの短編集『またあおう』が刊行されている。
「てんぐさらい」。天狗の姫様が、長崎屋の手代の仁吉と添いたいという。一太郎の祖母に当たるおぎんが絡んでいるらしいが…。勝負の結末は、潔いというか何というか。それより、中屋の災難の方が大変じゃないか、おい!
「たたりづき」。詳細は省くが、一太郎に祟りの始末をしてくれという。嗚呼、引き受ける義理もないのに。話が進むほど、手を引きゃいいのにという気がしてくるが、いつものことか。昔も今も、人間とは噂好きなことよ。
「恋の闇」とは何やら剣呑なタイトルだが、現代風に言うならのマッチングサービスの話とだけ書いておこう。本人は登場しないのに、三春屋の栄吉のこの扱われ方は気の毒ではないか。中屋さんによい縁談があるといいですねえ。
「てんげんつう」。未来や人の心まで見通せる「天眼通」を名乗る男が、この能力をなくしたい、いややっぱり失いたくない、どっちやねん。一太郎に厄介事ばかり持ち込まれるのは、お約束だけどさ。逆に妖になりたいという話もあったっけ。
「くりかえし」。病弱な上に数々の災難に遭ってきた一太郎だが、これほどの災難があっただろうか…。鰯の頭も信心からっていいますけども。またしても長崎屋には関係ないとばっちり。競争するならフェアにやってもらいたい。
全5編に共通しているのは、妖よりも人間のやることの方が怖いということだろうか。一太郎の許嫁の於りんがいる中屋の大問題を始め、人間の欲や怨念には限りがない。いつもながらの安心感もあるが、一味違う今作であった。
文庫版解説は、ウェブ書評で昔から有名なタニグチリウイチ氏だが、なるほど納得する点もある。一太郎本人が病弱で動けなくても、妖という実働部隊がいるから、手段があるから、色々首を突っ込んでしまうのだろうねえ。 -
購入済み
1~3巻読んでの感想
原作を数冊読んでたので、漫画も読むことにしたら、ストーリーがより簡潔になり、絵も上手だった。
佐助だけもう少し落ち着いて、漫画ほどリアクションを取らないイメージがあった。あとは途中の巻で殺人犯と見間違えた時があり、一人で笑ってしまった。それと鈴彦姫がすごく可愛い。おたえもちゃんとお歯黒してあり、女性が皆良いです。
ただ、原作の淡々と進む感じが個人的には好きかもしれない。でも読むよ。