あらすじ
一人が寂しくて泣きますか? あの人に、あなたの素顔を見せられますか? 心優しき若だんなと妖たちが思案を巡らす、ちょっと訳ありの難事件。「しゃばけ」シリーズ第4弾は、ますます味わい深く登場です。鼻つまみ者の哀しみが胸に迫る「こわい」、滑稽なまでの厚化粧をやめられない微妙な娘心を描く「畳紙」、鳴家の冒険が愛らしい表題作など全5編。じっくりしみじみ、お楽しみ下さい!(解説・谷原章介)
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しゃばけシリーズ第4弾
今回は、自分の内面と向き合うお話が多かったように感じる。厚化粧をしないと人前に出られない女性や、仏様すら匙を投げるほどの妄念と執着の妖のお話など、自分の中にもそういう一面があるのではないかと考えさせられるテーマだった。
また、このシリーズに毎回登場する妖、鳴家(やなり)が主人公のお話もあって、それが可愛くて面白かった。
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・こわい
孤者異
・畳紙
厚化粧のお雛と屏風のぞき
・動く影
栄吉と一太郎が親友になったいきさつ
・ありんすこく
禿の足抜け。一太郎18歳
・おまけのこ
これを読んだら、鳴家が好きになる。
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しゃばけシリーズ 第4弾の短編集。
今回も良かった!
特に
「動く影」子供時代の太一郎
「畳紙」雛ちゃんと屏風のぞきという意外な組み合わせのやりとり
「ありんすこく」吉原の話
「おまけのこ」鳴家が主役
もちろん「こわい」も良かったんだけど、他の4編がかなり好きだった。
第5弾を読むのが楽しみ!
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畠中さん大好き。池波正太郎さんと繋がる、生活のひだがあって、ほろっとくる。かわいい鳴家を飼いたいものだ。ちょうどラボットカフェに行ったので、そんなイメージで。
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【しゃばけシリーズ04】
短編集5話。狐者異の話はちょっとせつないし、若だんなの栄吉との思い出話は、甘酸っぱい青春のようなお話。大好きな鳴家が活躍する話もある。
でもその中で私が大ファンになっているお雛と屏風のぞきのやりとりのお話「畳紙」が本当にいい。
お雛の悩む心は同感できるし、屏風のぞきの優しさに心うたれる。
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しゃばけシリーズの第4巻。
今回もとても面白く、一話一話じっくり味わいながら読み進めました。
妖からも忌み嫌われる存在として描かれる「コワイ」の孤独には、思わず胸が締め付けられますし、厚塗りの化粧で心を守っていた娘のエピソードには、人が抱える弱さや切なさがにじんでいて印象に残りました。また、体が弱く碌に遊べもしなかった子供時代の若だんなが、「知恵」を使うことで自分にもできることがあると気づく場面は、このシリーズらしい温かさを感じさせてくれます。
表題作『おまけのこ』では、小さな妖が繰り広げる大冒険が描かれていて、どこか微笑ましく、そしてじんわりと心に沁みる物語でした。読み終えたあと、なぜだかほんの少し涙が滲むような、優しい余韻が残ります。
5つの短編が収録されているため、隙間時間にも読みやすく、それでいて妖たちの魅力的な世界観にしっかりと引き込まれる一冊。軽やかに読めるのに、読後には温かな感情が残る、そんなシリーズの魅力を改めて感じさせてくれる作品でした。
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しゃばけシリーズ第四弾。
江戸時代の話なのに読みやすくて、しんみりしたりほっこりしたり。
まだまだたくさんあるなと思ってたら今も続いてるんですね!
当面読み続けてしまいそう。
アニメも始まるそうで、普段は見ないけど思い入れが出てきて動く皆を見てみたい。
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読み終わってから表紙見ると、この話のイラストかとほのぼのする。
どれも良かったですが、「畳紙」「おまけのこ」が特に好きでした。「動く影」は江戸時代ジュブナイルみたいな。子供時代の冒険話で児童書みたいでした。
「おまけのこ」は家鳴りがめちゃめちゃかわいい…。迷子になった猫のような。飼い主は自分ちの子は見分けられますからね。お菓子沢山食べてね。
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回を重ねるごとに可愛さの頭角を見せ付けてきた鳴家が、この作品では主役級になってるタイトルでもある「おまけのこ」。可愛さが極まってる。
ストーリーそっちのけで描かれた可愛いかよの為だけにあるラストのシーンはまさに食後のスイーツ。
今回は特に後に続きそうなキャラクターにフォーカスされた様に感じたな。
1番再度登場させて欲しいのは「ありんすこく」のかえでだけどあれだけは物語上難しいそうだよなぁ…
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おまけのこ
日本ファンタジーノベル大賞を受賞した「しゃばけ」に続いて「ぬしさまへ」、「ねこのばば」、そして「おまけのこ」と四作目となった、病弱な若旦那と物の怪達の人情・推理・時代小説です。
今回も、病弱で寝付いてばかりだがすこぶる聡明な若旦那の推理が冴えます。このシリーズで最も好きな点は、人生の負の部分をほどよい加減でしみじみと物語る所でしょうか。
妖怪からも疎まれる妖怪こわいの話。どうしても人前に化粧なしでは出られないお雛さんの話。吉原の禿を足抜けさせる話。
でも、不思議なのは畠中さん(竹蔵とほとんど同じ年なので)の本で好きなのはこのシリーズだけで、現代ものや時代物でも「ゆめつげ」なんかは下手な作家だなーなんて思ってしまいます。
きっと、このシリーズは若旦那や犬神の佐助、白沢の仁吉、屏風のぞきや家鳴りなどのキャラクターがもう勝手に動き出して、物語を自然と作り上げてしまうのかも。なんせみんな物の怪ですから。
竹蔵
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本のタイトルでもある『おまけのこ』が特によかった。鳴家の大冒険で、外の世界を知らない鳴家が、絶体絶命のピンチという時に一太郎が見つけてくれて「ぎゅわわわわ…」としがみつく様子がとてもかわいい。アニメにして見てみたいくらい。『ありんすこく』も遊郭の世界が新鮮でおもしろかった。
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5編からなる短編集
しゃばけシリーズ第四弾
今回も若旦那と二人の手代、そして可愛らしい妖怪たちのはちゃめちゃな犯人探しや謎解きが繰り広げられます!
自分にとってはほんの小さな水溜りのようなものでも、立場が変われば、まるで大海に放り出されるような気持ちになるものです。
それぞれの立場から、どのような思いからその行動をするに至ったのか。
人の思いの複雑さに気づき、
そしてふとした時に、自分が愛されているということに気づくのです。
おすすめです。
「助けて、助けて、助けてと思いすぎて、溺れるのか……」
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相も変わらずさえている若だんな。
おまけのこ、が今までと異なって鳴家が主人公とでも言えるお話で面白かったです。
可愛かったです。
若だんなが栄吉と仲良くなるきっかけのお話もとても面白かったです。
要はどの話もおもしろい!
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シリーズとしてすっかり安定してきた印象。
今回は屏風のぞきが活躍し、若だんなが何と吉原に行ったり充実しているなと思っていたら、最後の鳴家の大冒険にやられました。
鳴家、よく頑張ったな。
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どっぷりハマって第4弾。最近、新潮社の「しゃばけ倶楽部」というサイトも見つけて、キャラクター紹介とか、いろいろ見てます。
もうすっかりマニアの域に達しているのでしょうか(笑)
第4弾もとても面白くて、特にお雛ちゃんの塗り壁のようなお化粧にまつわるお話は、屏風のぞきがとってもかっこよくて優しいし、ほろりとさせられる良いお話です。
最後の鳴家が主人公のお話も鳴家がとても可愛くて、
若だんなとの絆にじーんとくる。
柴田ゆうさんの挿絵もほんとに可愛いですね。
これからもどんどん読み進めなければ。
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しゃばけシリーズ第4弾。誰からも嫌われて、どこにも居場所のない狐者異。余りにも虐げられ過ぎて、普通の優しさでは通じない。現代でも、似たようなことがあるのではと思った。鳴家の可愛いお話や吉原のお話など、今回も面白かった。
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こわい:仲間の妖からも忌み嫌われる狐者異(こわい)に声をかけずにいられなかった若だんな。でも、狐者異は「なんだい、優しいような口を聞くと思ったのに、お前も嫌な奴なのか!」「なんで皆、おいらに優しくしてくれないんだ!我慢なんて嫌なこった。酷いよ。離れにいる妖達なんて、嫌いだよっ」といって遠ざかっていった。
畳紙:紅白粉問屋の孫娘お雛は厚化粧で素顔を隠す。屏風のぞきには左官の漆喰仕事みたいと言われるほどだが、止めることができない。許嫁の正三郎が薄化粧の美しい女性と話していたのをみてなんだかモヤモヤ。
動く影:一太郎が5つの時の話。菓子屋の跡取り栄吉との絆が深まった出来事であり、一太郎初めての謎解きか!
ありんすこく:病弱で世の健康な男子のように遊ぶことができない一太郎が突然、吉原の禿を足抜けする、と言い出した。一太郎の知恵で吉原大門を出る算段はつくのだが、そううまく事は運ばない。大ピンチをどう切り抜ける?
おまけのこ:しゃばけシリーズ4巻のタイトルにもなっている第5話。長崎屋の離れに住む鳴家の一人がお宝を守りながら大冒険。
この話が一番好き、小さな体の鳴家が堀川で溺れそうになったり、鴉に食べられそうになったりして、不安と闘うところがいじらしい。
一太郎がよその鳴家のいるなかから「うちの子」と言って鳴き声で見つけてあげるシーン最高!
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今回も楽しました(笑)『こわい』『ありんすこく』は少し変わった感じがしたかな。良かったのは『畳紙』『おまけのこ』(笑)こういったシリーズ物の短編集はわき役たちの物語ができるのがいいですね(笑)屏風のぞきや家鳴達の活躍(?)がいいですね(笑)『動く影』のような昔の話もいい(笑)ここに登場した子供たちが大きくなって登場してくるとまた面白そうですね~(笑)
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シリーズ4作目。
安定感はある。
読んでいて常に平均55点くらいの面白さはある。
でも、めちゃくちゃ面白い訳では無い。
芸人なら息が長い芸人になるだろう。
作者の名前、畠中さんは「はたなか」さんだと思っていたら、「はたけなか」さんだった。それだけ。
また続きはそのうちに。
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切なく苦い「こわい」以外は、どれもほのぼのとした話が続いたように思います。
今までは比較的簡単に死人が出ていた本シリーズですが、今作では死人は出ませんでしたね。
過去、吉原に近い地に住んでいたことがあったので、あぁ、自分の生活していたところの近くに若だんなが来ていたのか、と、まるで有名人が馴染みの店に来ていたかのような高揚する気持ちでした。
(都内に住んでいたことがあるので、そもそも吉原に限らず、若だんなたちが暮らす辺りも、私自身徘徊したことがあるんですけどね)
本シリーズは今後も短編なのでしょうか。それとも1作目のような、一冊通してのお話があるのでしょうか。
それも含め、今後も楽しみです。
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読み心地がよかった。
「畳紙」と「動く影」が好き。
解説で谷原章介がしゃばけシリーズの話について、「まるで神様が今まで気になっていたこの場所にズームインしてみよう」と言っていたのがその通りだなあと思った。
著者はしゃばけの世界を俯瞰して丁寧にみていて、「次はここのお話しを書いてみよう」という印象を受ける。
漫画作品だと、主人公以外にフォーカスする話を読んだことがあるけど、小説では初めてかもしれない。
今でこそ長く続くシリーズとわかっているけど、読者を急かさない話しの進み方から、著者がこのシリーズに丁寧に向き合っていることが伝わってくる。
だからこその長く続くシリーズなのだなあと感じさせる短編集だった。
今までシリーズを読んできて、著者は相当鳴家をかわいく書いているなあ…と感じていたけど、自分はいまいちそのかわいさがわからなかった。
だけど今回の「おまけのこ」で、「はいかわいい!降参!」となってしまった。
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心優しき若だんなと妖たちがちょっと訳ありの難事件に挑んでいく。「こわい」の話は“優しさ”を優しさとして素直に受け取れない心理が切なかったし不幸は自らの欲望が招いてることもあるのだなあ、と教訓になった。「畳紙」のお話は屏風のぞきとの飄々としたやり取りが心の厚化粧を落としていく過程が良い。妖たちと若旦那のやり取りが微笑ましい。
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表題作を含む五編が収録された短編集。
病弱ながら鋭い観察眼を持つ若だんなと、個性豊かな妖(あやかし)たちの活躍が魅力のしゃばけシリーズ。
四作目は若だんな以外の登場人物や、妖たちにスポットを当てた作品が多く、前作の登場人物が再登場するなど、短編集ならではの楽しさが感じられました。
どうにもならない出来事の前に、打ちひしがれ哀しい気持ちになる作品もあるのですが、シリーズを通して根底にあるのは優しさや温かさで、悩みに対する向き合い方にも様々あると教えてくれます。
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五つの話からなる短編集。
個人的に、厚化粧が止められない娘の心を屛風のぞきが解きほぐす『畳紙』と、鳴家が大冒険する『おまけのこ』が好き。鳴家が可愛くてたまらない。
「若だんなだ。鳴家の若だんなだ。ちゃんと我の声を、聞き分けてくれた!」