畠中恵のレビュー一覧

  • ころころろ(新潮文庫)

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    若だんなの目が見えなくなった!!!
    若だんなが光を取り戻すまでのお話なのだけれど、と同時に、時の流れのお話でもある。

    母とはぐれて長い年月母を探す心が人形にのり移った女の子の人形。

    男に捨てられて、捨てられるくらいならと男を喰らって鬼になった女の心が箱枕に宿り、夢の中で絶対に自分を捨てない男との暮らしを生きる女。

    好いた女が、自分がちょっと(と思い込んでいる)留守にした間に行方知れずになり、女が自分を捨てて身を隠したのではないかと女や人間に不信感を持つ生目神。

    神や妖は長い長い年月を生きる。それに比べて人間の一生は短い。

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    2019年01月24日
  • ゆんでめて(新潮文庫)

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    弓手(左)、馬手(右)。
    その日、とある妖しを見かけた若だんなは、そのあとを追って左の道を行くところを右へ行ってしまった。
    そこから始まる数年の物語。

    左右の選択の違いから、そのあとの運命ががらっと変わってくる。
    それぞれに災難もあるし、出会いもある。

    さあ、どちらの道を進む?

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    2019年01月24日
  • 若様とロマン

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    久々若様組!だったので、どんなんだったか思い出せないまま読んだけれど、大丈夫でした。問題なし。

    それぞれが一歩踏み出したところでおしまい。続くのかな?園山さんのその後が気になる。

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    2019年01月23日
  • すえずえ(新潮文庫)

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    長崎屋にかかわる人や妖たちの、行く先についてが明るくなるよう皆が励んでいることが心温まる気持ちいいお話ばかりでした。
    貧乏神さんがとっても怖いということも…。

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    2019年01月19日
  • いっちばん(新潮文庫)

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    シリーズ第7弾。
    江戸時代が舞台の短編連作時代小説。
    病弱な主人公の一太郎と、彼を守る妖怪たちの話。
    大人になろうともがき始めた若旦那と、少しずれた妖怪たちのやりとりが面白い。

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    2019年01月13日
  • ちんぷんかん(新潮文庫)

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    シリーズ第6弾。
    江戸時代が舞台の短編連作時代小説。
    日本橋での大火に巻き込まれて三途の川まで行った若旦那の話や、おっかさんの若い頃の話、兄の話など家族の話も出てくる。

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    2019年01月13日
  • うそうそ(新潮文庫)

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    シリーズ第5弾。
    江戸時代が舞台の短編連作時代小説。
    病弱な主人公一太郎が、今回初めて江戸を出て旅に出ます。
    その旅道中での珍事件を妖怪たちと一緒に解決していく。

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    2019年01月13日
  • たぶんねこ(新潮文庫)

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    最初の一篇「跡取り三人」がとても面白かった!シリーズを通して読んでいるからこそのオールスターズの大活躍と、新登場たちのがんばり!! すかっと気分が晴れます。
    他のお話にも、いつもの顔なじみの、ほっこりする場面も知ることができて、なんとも読んで得した気分に浸れるのも秀逸!
    共にいてくれることへの感謝と、明るい明日への笑顔のために知恵を絞って勇気を出して歩む江戸町奇譚(≧▽≦)いいですよ!

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    2019年01月12日
  • ひなこまち(新潮文庫)

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    町民、僧侶、武家、妖・・・皆それぞれの生きる上での苦労はあれど、誰かを想ったり、より良き未来を願ったりは同じなのね。なんとも、ほんわか気持ちよく、楽しく読めました。ねねこ姉貴が私は好き

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    2019年01月08日
  • 新・しゃばけ読本(新潮文庫)

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    ネタバレ

    前の『しゃばけ読本』も持っていたけれど、やっぱり新しいのも買ってしまった。だってだって、鳴家を単独で表紙に持ってくるとかずるくないですか?
     
    改訂版なので登場人物解説が前より増えてます。ほかに金次・おしろ・場久の家の間取り図があったり、畠中先生のロングインタビュー、柴田先生のお仕事道具に関するページなどなかなか面白かった。畠中先生の持ってる蔵書印がかわいい! 蔵書印とか憧れるなあ。
    巻末の絵本の「みぃつけた」は何度読んでも好き。

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    2019年01月07日
  • 若様とロマン

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    今回は若様達を始め、皆の旅立ちの時でしたね。園山さんのことがけっこう気に入っていたので、結婚してしまったらさみしいな・・・と思って読んでいましたがさて、どうなったんでしょうか。
    その後の皆にまた会いたいですねぇ。

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    2018年12月15日
  • おおあたり(新潮文庫)

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    ネタバレ

     毎年きっちり同じ時期に、新刊と文庫が出るしゃばけシリーズ。第15作になりましたか。序盤、一太郎は「おおあたり」という言葉について考える。いいことを指すとは限らない。くじに当たるなら嬉しいけれど、食当たりは勘弁願いたい。

     「おおあたり」。菓子屋で修行中の一太郎の盟友・栄吉が、あられを作ったところ評判になる。ところが、似た商品が出回るようになり…。パクリ騒動の一方、栄吉はある決断を迫られることになる。栄吉が餡子をうまく作れる日は、来るのだろうか。

     「長崎屋の怪談」。噺家は仮の顔、正体は夢を食らう獏。そんな場久はもちろん妖なのだが、誰かに付けられていると訴える。噺家として技量が高いだけに、

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    2018年12月06日
  • ちんぷんかん(新潮文庫)

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    三途の川で立ち往生するお話が、面白さと切なさのマーブルで刺激してくるので、笑いたいのに泣けるし、泣きたいのに笑ってしまう。
    別のお話でも、屏風のぞきの若だんなへの口のききようが、とっても好きですわ。

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    2018年12月05日
  • うずら大名

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    面白かった!! 普通だったら有月が主人公、いい味出してる脇役が吉之助、にしそうだけどそうしないところが良い。

    泣き虫吉之助のおかげでこちらも真相がわからないまま、最後に有月がネタバラシをしてくれる流れが心地よい。 すっきり爽快!ではなく、どこかほろ苦さが残る終わり方も好みです。

    そして畠中さんの作品はいつも、またこの登場人物たちに会いたいな、と思わせてくれる。今回も例に違わずそう思えて嬉しい限りです。

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    2018年11月29日
  • つくもがみ貸します

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    アニメを途中まで見て疑問がわいたので、途中だけど原作に手をつけてしまった。
    結果、大正解。
    アニメ面白くなかったな、という人にほど読んでほしい。

    この作品の何がよいかというと、つくもがみたちが、人からすれば身勝手で傲慢に見えるけれど彼らなりの決まりや秩序を守って過ごしているのがわかるところ。

    このところ人間に友好的な妖怪の話ばかり見ていたせいで忘れていたけれど、種族(いや種別?)が違う存在というのは、そもそもの常識が異なる。この作品でそれを思い出させてもらった。

    つくもがみたちの自由で身勝手で気ままに見える振る舞い、いいなあ。それをお紅と清次がきちんと踏まえているのもいい。
    ふたりの行く

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    2018年11月26日
  • つくもがみ貸します

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    百年経過し「怪」となった器物たち付喪神。
    達観しているのかと思ったら、噂話もいたずらも好きで、優雅で、おせっかいで、頑固で、ここぞというときは仲間思いで、とっても頼もしい✨ ちょっといじわるなところも、人くさいしで、親しみがあります。
    なんだか、一緒に噂話や冒険譚を聞いている心地になりますゆえ、ぜひにも、仲間に加えてもらいたいと思える楽しさでございました(*^▽^*)

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    2018年10月13日
  • つくもがみ貸します

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    タイトルの通り妖怪もの。ただし人は人、物は物、付喪神は付喪神とそれぞれに一線が引かれている設定。個人的にはもっと親密な人と付喪神の絡みをみたかっただけに少々物足りなかった。香炉に始まり香炉に終わった一冊でした。

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    2018年10月10日
  • えどさがし(新潮文庫)

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    江戸の薬問屋長崎屋の若だんなと妖たちがおりなすユニークな日々の物語、しゃばけシリーズの外伝だった。

    ●五百年の封じ絵

    ●太郎君、東へ

    ●たちまちづき

    ●親分のおかみさん

    ●えどさがし

    印象深いのは、佐助とおぎんさんの五百年ごしの約束がつづられた「五百年の封じ絵」と、明治時代になって生まれかわった若だんなとのめぐりあいを待ち続ける仁吉を筆頭とする妖たちの物語「えどさがし」。

    佐助、仁吉という二人の妖の兄やたちと長崎屋との繋がりがこの作品で明確にされていて感慨深かった。河童の禰々子と利根川の化身坂東太郎との物語「太郎君、東へ」も興味深い。5つの短編は、脇役にすぎなかった登場人物が主人

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    2018年09月26日
  • まったなし

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    いよいよ清十郎にお嫁さんが・・・。いつまでも何だかんだで一人でいてほしかったので少し残念(笑)
    お由有さんと麻之助さんはずーっとどこかもやもやしていたものが今回すっきりでも人生は一つに交わらない、難しいですね。

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    2018年09月21日
  • うずら大名

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    ネタバレ

    とても鶉を飼いたくなります。
    泣き虫名主と大名隠居が数々の事件に立ち向かうお話。泣きすぎではというくらいよく泣きます。それだけ純真なんでしょうね、今ではとても希少なひとです。

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    2018年09月13日