畠中恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アニメを途中まで見て疑問がわいたので、途中だけど原作に手をつけてしまった。
結果、大正解。
アニメ面白くなかったな、という人にほど読んでほしい。
この作品の何がよいかというと、つくもがみたちが、人からすれば身勝手で傲慢に見えるけれど彼らなりの決まりや秩序を守って過ごしているのがわかるところ。
このところ人間に友好的な妖怪の話ばかり見ていたせいで忘れていたけれど、種族(いや種別?)が違う存在というのは、そもそもの常識が異なる。この作品でそれを思い出させてもらった。
つくもがみたちの自由で身勝手で気ままに見える振る舞い、いいなあ。それをお紅と清次がきちんと踏まえているのもいい。
ふたりの行く -
Posted by ブクログ
江戸の薬問屋長崎屋の若だんなと妖たちがおりなすユニークな日々の物語、しゃばけシリーズの外伝だった。
●五百年の封じ絵
●太郎君、東へ
●たちまちづき
●親分のおかみさん
●えどさがし
印象深いのは、佐助とおぎんさんの五百年ごしの約束がつづられた「五百年の封じ絵」と、明治時代になって生まれかわった若だんなとのめぐりあいを待ち続ける仁吉を筆頭とする妖たちの物語「えどさがし」。
佐助、仁吉という二人の妖の兄やたちと長崎屋との繋がりがこの作品で明確にされていて感慨深かった。河童の禰々子と利根川の化身坂東太郎との物語「太郎君、東へ」も興味深い。5つの短編は、脇役にすぎなかった登場人物が主人