畠中恵のレビュー一覧

  • つくもがみ貸します

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    100年以上大切に使われてきた「モノ」だけがなれる「つくもがみ」。これを貸して商売をする姉弟(本当のではないが)の物語。つくもがみ達の自分勝手な解釈や会話が楽しい。
    若だんなシリーズの鳴家たちとはまた違った展開で、楽しく読めた。これまたシリーズ化して欲しいところ。

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    2016年07月31日
  • ねこのばば(新潮文庫)

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    ネタバレ

    久しぶりに「しゃばけ」シリーズを読みました。
    今回のは、ちょっと切なかったなぁ。
    最後の話がそうだから、切なく思ったのかな。
    若だんな、病弱だけどお家がお金持ちだから不自由なくて、親や手代たちに愛されて、友達もいて、好きになってくれる子もいて……なんて、「いいご身分じゃないの」と多少の嫉妬も挟みつつ読んでいたけど、やっぱり体が弱いっていうのは一番のネックで、自由に出かけられないし、自分が長く生きられるかわからないから、想ってくれる子に「うん」と言えなくて……。
    そんな若だんなの思いがすごく切なくて、今回で若だんなに愛着がわきました。
    う〜む、しゃばけシリーズ読むのしばらくお休みしてたけど、もっともっと読みたくなってしまった…。

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    2023年09月01日
  • 百万の手

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    中学生・音村夏貴は火事で親友を失った。嘆き悲しむ夏貴に、死んだはずの親友が携帯から語りかけてきた。不審火の真相を調べて欲しいという彼の悩みに夏貴は立ち上がり友の魂と二人三脚で真相を探り出す。ファンタジック・ミステリー。

    面白かったです。
    親友や仲のよくなった女の子が途中で退場してしまうのが違和感あったけど。
    あと、義父がホストクラブの経営者だとか病院の描き方などちょっとミステリーとしてのリアリティが薄いなとも感じましたが・・。

    そういう欠点をさしひいても読みやすく、スピーディーに話が進み最後の方はドラマティックで、全体として面白く読めました。生命工学も興味のある分野だし・・。

    義父の東さんがよかったです。出生の秘密を知り自分の存在意義に悩む主人公に「お前は一人の人間だ、一生懸命生きていればいいんだ、それだけだ」というシーン、犯人が主人公を消そうとするとき「どんなにもっともそうな意見があっても、他人の言葉を鵜呑みにするんじゃないぞ。人間なんだからな。誰かの頭を自分の脳みそ代わりにしてはだめだ」というシーンが好きでした。

    ある意味理想のお父さんですね。

    一気に読ませてくれたので4つ。

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    2009年10月07日
  • 百万の手

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    ミステリーです。途中で思わず「嘘…」って否定したくなる悲しい展開もあって吃驚。でも物語はそこで終わらず続いていくんです。ゾワゾワしました。

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    2009年10月04日
  • 百万の手

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    『しゃばけ』シリーズとは完璧に趣向が違った。だけどなんだか雰囲気が同じだと感じたし、主人公がやっぱり病弱なのには少し笑えた。読みやすくて面白かったけど、まさか話が人工授精やクローンの方に流れていくとは思わなかった。

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    2009年10月04日
  • 百万の手

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    親友正哉の家が火事になり、彼が焼死した。両親を助けようと夏貴の目の前で燃えさかる火のなかに飛び込んでいったのだ。不審火だった。嘆き悲しむ夏貴の耳に親友の声が聞こえてきた

    さくさく読めておもしろかった!!これは推理系なものが好きな人は好きかもしれない。すごく頭の中に風景がうかぶのね!読み応えアリです。

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    2009年10月04日
  • あやかしたち

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    ネタバレ

    変わった趣向がないとマンネリになっちゃうね~長崎屋の離れが妖にとって居心地が良いという噂が立ち極寒の日に雪女が訪ねて来るが黒羽が怪しからんという天狗がやってくる。修行不足の蝦蟇仙人は広徳寺で若い僧に追い掛けられているお付きの青蛙神を救い出せない。元妖の楽しい噺が得意な鬼之助の追悼のため楽しい噺を語らねばならない場久は苦しい。広まった噂は多くの妖が長崎屋古参の妖に挑戦するが若旦那は巧く他家で人と交わって暮らしを樹てる道を対戦から見いだしていく。寝込んだ若旦那に河童の大親分禰々子が唐から伝わった丸薬を与えると鳴家となり大名家で盗まれた宝の仔犬の発見に繋がる~安定のマンネリ?

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    2026年10月03日
  • わたしの名店

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    実在しているお店なので、行きたくなりました。そして好きな作家さんにお会いしたらどうしよう、と(おそらくありえない)妄想までしてしまいました。

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    2026年09月28日
  • おにがわらう

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    しゃばけシリーズ第25弾。
    妖が持ち込んだ騒動を若だんなと長崎屋の妖たちが解決していく連作短編。
    栄吉や松之助、於りんちゃんなど
    誰も出てこないのが物足りなかった

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    2026年09月16日
  • いちねんかん(新潮文庫)

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    お店のためにキリッと頼もしい若だんな。兄やたちは忙しすぎて過保護度合いも控えめ。いつもすぐに布団に押し込めちゃうのでこれくらいが良い。

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    2026年09月13日
  • たぶんねこ(新潮文庫)

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    しゃばけシリーズ第12弾。若だんなが1人で行動する場面も多く、少し頼もしく感じた。ただ、毎話のゲスト的登場者について、私は苦手な人が多くモヤモヤした。

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    2026年09月12日
  • ちんぷんかん(新潮文庫)

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    しゃばけシリーズです。
    短編5作品が入っており読みやすいです。
    相変わらず病気がちな一太郎ですが、その心は清く、その実、芯はしっかりしているのではないでしょうか。
    その若だんなの優しさが、存分に味わえる内容となっています。
    最後のお話は、ちょっぴりほろ苦く、ほんのり優しさと哀しさが入り混じった物語でした。

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    2026年09月02日
  • しゃばけ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    夏の終わり読む江戸&妖ものがいっちゃん気持ちいいんだから!と思って読み始めた。

    なんかミステリーって聞いてたけど、妖の仕業ってなるとあんま謎解きの気持ち良さはなかったなー。

    名前のあるキャラクターがたくさん出てくるから、キャラものとしてはたのしかった。栄吉さんと一太郎の友情を感じるシーンがよかった。

    4話の一太郎に群がるたくさんの鳴家のイラストかわいかった。わたしにも群がってほしい。

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    2026年09月01日
  • おにがわらう

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    2001年から始まったこのシリーズも25段
    四半世紀たったにも関わらず、相も変わらず一太郎は病弱で、妖たちと暮らしている
    許嫁はいるはずなのに、結婚する雰囲気もなく、良い意味で25年たっても変わらない
    確かに結婚したり、店を継いだりなどと一太郎の環境が変わると、今までののほほんとした展開は出来なくなりそうだし、これはこのまま続いていくのかな

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    2026年09月01日
  • ひなこまち(新潮文庫)

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    しゃばけシリーズ第11弾。今回のテーマは、助けてほしい人。お乃屋の兄弟、古着屋の娘さん、お武家さんなど、毎回助けて欲しい案件が迷い込む。久しぶりに河童の禰々子も現れ、今回も若だんなと妖の面々が面白かった。ひなこまちは江戸一番の美女、雛小町でした。

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    2026年08月30日
  • こころげそう

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    ネタバレ

    面白かった。物語りの成り行きや雰囲気はしゃばけシリーズと似てた。最後がスッキリする感じではないけど、千之助と於ふじが死んだ理由を紐解いて、それがどう幼なじみ同士が関係してるのかは面白かった。

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    2026年08月18日
  • つくもがみ笑います

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    シリーズ3作の中でいちばん良かった。特に最後の「百年君」という付喪神の正体は、文章だからこそ想像が膨らみ妙な迫力があった。確かに名前の通りの凄みがあった。シリーズ1作目では人間とは関わらないが、人間の前で平気で喋るというスタンスの付喪神たち。シリーズ2作目では子供たちとのやりとりの中で、人間とも気軽に話すようになり、シリーズ3作目では初対面の人間の前でも結構ふつうに姿を現してくる。そしてちょこちょこ歩き回る様子を想像するだけでかわいい。思わず自分の膝の上に付喪神たちがいたら、、、と想像を膨らましてしまう。楽しく、気晴らしになる本でした。

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    2026年08月11日
  • おおあたり(新潮文庫)

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    おおあたり:栄吉はあんこ作りは相変わらず下手なあんこで一人前になりたい。
    長崎屋の怪談:一太郎の周りで夢に怖がる人が何名かでた。真相は?
    はてはて:2つしかない当たりクジが3つあると分かってすんなり降りようとするのが若だんな(笑)
    あいしょう:仁吉と佐助がこれから一太郎の兄やとして仕えようとする時期の話。仁吉と佐助が我こそと反目し合う様子がその後の2人を知って読むと可笑しい。
    暁を覚えず:長崎屋の跡取りとして役目を果たしたい若だんな。父の藤兵衛もそれは分かっていて接待の場に同伴させる予定を入れるが肝心な時に寝こんでしまう若だんな。
    栄吉のまずい饅頭で寝込む藤兵衛に代わって接待をこなすことができた若だんながちょっぴり自信を持つあたり母のような姉のような気持ちで読める。




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    2026年08月11日
  • つくもがみ、遊ぼうよ

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    面白かった。前作『つくもがみ貸します』の主人公が夫婦になって、その子供たちが本書の主人公。そして人間とは話をしないと決めていた付喪神たちがそんなこと構わずに子供とも大人ともしゃべっている。
    それにしてもこの本はどんな人間をターゲットにしているのだろう?大人をターゲットにするには内容がややファンタジー過ぎる。といって子供にはやや難しいかな。ファンタジー好きの中高生と言ったところかな?
    時代小説好きの母へのプレゼントと思って買ったつくもがみシリーズだけど、母の好みに合うか不安になってきたぞ。

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    2026年08月08日
  • わたしの名店

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    実在の店について語られているから、ガイドブックにもなっています。

    書き手28名の中には物書きが本職の人もそうではない人も。中にはちょっと鼻につくなぁって感じであまり好きになれない人もいるけれど、総じて楽しい。

    余談ですが、数日前に『仮面ライダーゼッツ』でイカつ過ぎるミムラを見たばかりだったので、書き手の中に彼女の名前を見つけたときには笑ってしまった。ごめんなさい。

    私は大の酒好きゆえ、ついお酒の章に目が行きつつも、酒だけじゃアカン、美味しいものも食べたい。ほかの章との合わせ技で存分に楽しませてもらいました。

    コロナ下でアルコールの提供禁止になったとき、ノンアルコールの一人呑みじゃやっぱり酔えんのよと思いながらも、おかげで読書が捗ったことを思い出します。

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    2026年08月02日