畠中恵のレビュー一覧
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シリーズ3作の中でいちばん良かった。特に最後の「百年君」という付喪神の正体は、文章だからこそ想像が膨らみ妙な迫力があった。確かに名前の通りの凄みがあった。シリーズ1作目では人間とは関わらないが、人間の前で平気で喋るというスタンスの付喪神たち。シリーズ2作目では子供たちとのやりとりの中で、人間とも気軽に話すようになり、シリーズ3作目では初対面の人間の前でも結構ふつうに姿を現してくる。そしてちょこちょこ歩き回る様子を想像するだけでかわいい。思わず自分の膝の上に付喪神たちがいたら、、、と想像を膨らましてしまう。楽しく、気晴らしになる本でした。
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おおあたり:栄吉はあんこ作りは相変わらず下手なあんこで一人前になりたい。
長崎屋の怪談:一太郎の周りで夢に怖がる人が何名かでた。真相は?
はてはて:2つしかない当たりクジが3つあると分かってすんなり降りようとするのが若だんな(笑)
あいしょう:仁吉と佐助がこれから一太郎の兄やとして仕えようとする時期の話。仁吉と佐助が我こそと反目し合う様子がその後の2人を知って読むと可笑しい。
暁を覚えず:長崎屋の跡取りとして役目を果たしたい若だんな。父の藤兵衛もそれは分かっていて接待の場に同伴させる予定を入れるが肝心な時に寝こんでしまう若だんな。
栄吉のまずい饅頭で寝込む藤兵衛に代わって接待をこなすことができ -
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実在の店について語られているから、ガイドブックにもなっています。
書き手28名の中には物書きが本職の人もそうではない人も。中にはちょっと鼻につくなぁって感じであまり好きになれない人もいるけれど、総じて楽しい。
余談ですが、数日前に『仮面ライダーゼッツ』でイカつ過ぎるミムラを見たばかりだったので、書き手の中に彼女の名前を見つけたときには笑ってしまった。ごめんなさい。
私は大の酒好きゆえ、ついお酒の章に目が行きつつも、酒だけじゃアカン、美味しいものも食べたい。ほかの章との合わせ技で存分に楽しませてもらいました。
コロナ下でアルコールの提供禁止になったとき、ノンアルコールの一人呑みじゃやっぱ -
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タイトルどおり「なりたい」をテーマに各章の物語が紡がれる。
妖になりたい:長崎屋と取引がある養蜂家の甚兵衛さんは妖になりたい
人になりたい:料理屋の百さんの世話で江戸甘々会という集まりに紛れた勇蔵さんは実は元道祖神。好きなお菓子の職人(人)として暮らしていきたい。
猫になりたい:手ぬぐいの染屋、年配の紅松屋と若い青竹屋の春一。春一は一度命を落とし、鳥、朝顔、虫に生まれ変わり、最後には猫になり弟に可愛がられて長生きをした結果猫又になったのだった。そこに戸塚宿の猫又 虎と藤沢宿の猫又 熊市が長を争うことになり、ひと騒動。
親になりたい:長崎屋の女中おように縁談が舞い込む。しかし、お相手には手のかか -
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