【感想・ネタバレ】若様とロマンのレビュー

あらすじ

明治二十三年、ミナこと皆川真次郎は西洋菓子店を開いた。店には、旧幕臣の「若様組」の面々や、女学校に通うお嬢様・沙羅が甘い菓子と安らぎを求めてやってくる。しかし平和そうに見える世の中に、不穏な空気が漂いはじめていた。数年以内に“戦争”が始まるかもしれない――。
明治になって現れた「成金」のひとり、小泉琢磨は、戦へと突き進む一派の意向を押さえるべく動いていた。が、このままでは開戦派のやりたいようになってしまうという懸念から、今いる仲間以上に人を集めようと考える。
その秘策がなんと、「若様たちのお見合い」だったのだ! はたしてその成り行きは――?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

若様シリーズ第三弾。女学校時代に親の決めた人とお見合いし結婚を決める。学校も辞める。女は持参金持って行ったら夫に渡して自分で自由に使うこともできない。そんな世の中がつい最近まであったんだと改めて思った。年頃の人がいたら大人たちがなんとかしようというお見合い制度はあってもいいのかもしれない。登場人物は結構忘れていたけど、武道全般腕が立ち見目麗しい園山は覚えていた。頭の長瀬は相変わらず無理難題押し付けられていた。幼馴染の菓子職人のミナこと真次郎、お転婆沙羅は、外国に行ってしまった。帰ってきた話も読みたい。

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2024年06月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

若様達がお見合いをすることに。
沙羅さんとの関係はどうなるの?と思って読み始めたけど…結局なんの進展もなく、それぞれの道に歩み始めたところでおしまい。その後がいろいろ気になる終わり方。続くの?
今まであまり個性がわからなかった小山、小沼がメインのお話がなかなかよかった。

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2024年04月20日

Posted by ブクログ

本作でおそらくこのシリーズも一段落となるのでしょう。
最初の頃と比べると格段に成長した若様たちや沙羅さんの様子や、また早熟ながら乗り遅れ気味だった真次郎も最後に思い切った決断をしたところなど、若者の成長がこの時代ならではのエピソードを上手く交えて描かれており、読んでいて本当に楽しい作品でした。
他にも明治が舞台の作品を探してみよう。

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2024年03月09日

Posted by ブクログ

久々若様組!だったので、どんなんだったか思い出せないまま読んだけれど、大丈夫でした。問題なし。

それぞれが一歩踏み出したところでおしまい。続くのかな?園山さんのその後が気になる。

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2019年01月23日

Posted by ブクログ

今回は若様達を始め、皆の旅立ちの時でしたね。園山さんのことがけっこう気に入っていたので、結婚してしまったらさみしいな・・・と思って読んでいましたがさて、どうなったんでしょうか。
その後の皆にまた会いたいですねぇ。

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2018年12月15日

Posted by ブクログ

江戸の世が続いて入ればお家の跡取りたる若様方。明治という世になったのに、味方の人脈作りはこの方法??まるで江戸時代に逆戻りではありませんか!
外国で勉強しようという気概を持ったお嬢様方のほうが逞しいですよね。

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2018年09月02日

Posted by ブクログ

 安定の畠中さん。前作から随分間が空いてしまったので、設定も何もかも忘却の彼方でしたが(汗)、読みかければ大体話についていけるのは、あらすじまじりの親切な字の文のおかげかと。
 話は畠中さん王道パターンという感じですが、長瀬くんの活躍の場が少なかったのと、結末や後日譚を最後にワチャワチャッとまとめてしまっているところが残念。真次郎くんと沙羅ちゃんの話は、またこの先、新たに語られることになるのかしらん?

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2019年01月20日

Posted by ブクログ

明治って、色んな狭間だなっって思い直します。

元武士な若様たちが今では巡査。。。
でも、各々が何だかんだと頑張ってるのが
心地よし。

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2019年01月06日

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