畠中恵のレビュー一覧

  • ちょちょら(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    兄よりは出来の悪い弟。でも兄とは違う良さがある。江戸留守居役って大変なんですね。情報収集と折衝、知力体力時の運そして自らの柔軟性が必要なんですね。まごつきながらも真摯に向き合う新之介さんは見守りたい人です。

    0
    2013年09月21日
  • ちょちょら(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    時代背景は、11代将軍家斉の頃、洒脱な『化政文化』が爛熟した時代で、家斉の小姓であった老中水野忠成が幕政を牛耳り、金権腐敗政治をした時代、この後に、水野忠邦が、質素倹約・綱紀粛正を旨した天保の改革が実施されることになる。

    そんな時代背景を考えると、資金がない江戸留守居役はどんなに大変なことか。そんな中、人のつながりを大切にし、なんとかかんとか難局を切り抜けていく主人公は、応援したくなるキャラクタだ。 がんばれ新之介。

    0
    2013年09月14日
  • 若様組まいる

    Posted by ブクログ

     安定の畠中さん。ミステリと時代物がうまく融合していて、勉強になりながら楽しめます。個人的に、やはりこの明治シリーズの方が江戸ものや現代ものより合っているかもしれません。けどアイスクリンの方が好きだったかな。ところでこの若様組、出番が多い長瀬・園山・福田以外のメンバーの見分けがつかないのは私だけだろうか……真次郎くんのがよっぽど活躍してるし。

    0
    2013年08月26日
  • 若様組まいる

    Posted by ブクログ

    「アイスクリン強し」の前日譚です。
    若様たちの生き生きとした様子が伝わってきました。

    個人的には、土屋さんを説得するシーンにちくりと来ました。
    友達から酒を分けてもらえなくなるような人間にならないように気を付けないと^^;

    0
    2013年08月20日
  • こいしり

    Posted by ブクログ

    問題が解決する度に あぁよかったぁって ホッとあったかい気持ちになれる。

    麻之介はずーーっと おゆうとの事を後悔してるんだ…わかるけどさ…

    0
    2013年08月18日
  • 若様組まいる

    Posted by ブクログ

    正統派エンタテイメント小説。
    派閥により仲の悪かった同士が次第に仲良くなっていくのは、これぞ学園物という感じで清々しい。舞台が明治の巡査訓練学校というのも目新しくて良かった。当時の様子が分かって面白い。

    若様組はちょっと人数が多すぎて、活躍していない人がいて勿体なかった。

    0
    2013年08月06日
  • 若様組まいる

    Posted by ブクログ

    これはこれで面白い。いつも畠中さんのはよく調べたなぁ…と感心してしまうぐらい時代背景がきちんとしているから、どっぷりこの世界に浸かれる。
    「あいすくりん前夜」として読むよりは、「また別のお話」として読むほうが楽しいかも。

    0
    2013年08月05日
  • 若様組まいる

    Posted by ブクログ

    「アイスクリン強し」の若様組が、巡査になろうと入った巡査教習所での七転八倒が描かれている。

    最初は、若様組、薩摩組、静岡組、平民組それぞれで対立していたが、教習所で発生した事件を追ううちに仲間意識の芽生えとそれぞれを認め合うことによる連帯していく様子は、若者らしく清々しい。

    「しゃばけ」の若だんなとの雰囲気の違いは時代の雰囲気も写しているのかもしれない。

    0
    2013年08月03日
  • いっちばん(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    しゃばけシリーズ第7段

    兄は嫁取りをして外に出
    親友は、お菓子つくりの修行のために余所へ

    寂しい若旦那を慰めようと、妖たちが大騒ぎ

    安定した楽しさ。
    若旦那の成長も感じられますます絶好調

    0
    2020年10月26日
  • ゆめつげ

    Posted by ブクログ

    江戸時代末期のミステリーとサスペンス。
    妖はでてこない、代りに主人公には夢を介しての予知能力が!!!

    0
    2017年06月02日
  • ゆめつげ

    Posted by ブクログ

    小さな神社の神官兄弟・弓月と信行
    頼りない兄と真面目なしっかり者の弟

    兄は過去や未来を「ゆめつげ」出来る力を持っていた

    ある日、由緒正しい神社の権宮司から「行方不明の大店の跡取り息子を消息を占ってほしい」と頼まれる

    占いに行くと、行方不明の跡取り息子候補が3人いた!

    誰が本物の跡取りなのかを占う間に次々と事件が起きて行く

    0
    2013年03月02日
  • まんまこと

    Posted by ブクログ

    しゃばけシリーズと違い、妖怪は出てきません。
    少し大人の、ちょっと恋バナもありの、シリーズ。
    主人公が難事件を解決していく趣向はここでも楽しめて、しかも、そこに織り成される人間関係と、人間というものに注ぐ、作者のあたたかい目が読んでいてホッとする。
    畠中さんは、おじいちゃんおばあちゃんのものだと思っていた時代物を、私たちの年代が楽しく読めるように導いてくれた作家。
    ちょんまげや月代なんて、萌えられっこないわ~なんて思っていた昔が嘘のようです。
    男三人でつるむ、親友の関係がいいなあ。

    0
    2017年06月02日
  • こいしり

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最後の、せなかあわせが好きです。麻之助とお寿ずの会話やしぐさが徐々に近づいていく感じにほっこり、きゅんとします。

    0
    2013年02月05日
  • つくも神さん、お茶ください(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大好きな作家さんのエッセイということで、楽しく読ませていただきました。
    日々の生活から鳴家達と暮らしているようで羨ましく思いました。私も逢ってみたいです。
    と、羨ましく思うと同時に、失礼かもしれませんが、すごく身近に畠屋さんを感じることができたのもよかったです。
    私の好きな森見登美彦さんのことも書かれてて、なんかニヤニヤしてしまいました。

    0
    2013年01月18日
  • つくも神さん、お茶ください(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    畠屋さんのエッセイ集。畠中恵さんらしいと感じがあって、物語から想像していた作家さんの印象とそれほどの差はありませんでした。
    さてさて 今度のお話は??(^^♪

    0
    2013年01月17日
  • ゆめつげ

    Posted by ブクログ

    幕末を舞台とした、ちょっとSF(超能力もの)っぽい作品。
    いつもの畠中作品と違って、付喪神はは登場しない。
    ストーリー展開はありきたりと言えばそれまでだが、最後まで飽きることはなく、読み終えることができた。

    0
    2013年01月11日
  • ゆめつげ

    Posted by ブクログ

    しゃばけとはまた違った不思議さがあります。
    疾走感と不思議さと時代物が好きなら読んどいて損はないと思うのです

    0
    2012年12月27日
  • まんまこと 1

    Posted by ブクログ

    畠中恵原作。紗久楽さわの料理の腕が冴える。ページ数はややコンパクトだが、間延びすることなく、むしろ良い。

    1
    2012年12月26日
  • ゆめつげ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読みやすい。これは小説の一番大事な要素であろう。畠中作品は一貫して読みやすい。頼りなげな愛すべき人物が主人公なのが良いのだろう
    彰彦が弓月を伴って京へ行かなんだは残念だがこれは別の作家の領分かも知れないと一人納得

    0
    2012年12月05日
  • ゆんでめて(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    今回も面白かった。あの時もしああしていれば?と考える事は、誰しもあるよね?今回はそんなお話。別れ道を弓手(左)に行った場合と馬手(右)に行った場合、ちょっとしたきっかけで大きく未来が変わる場合がある。神様のうっかりで馬手に進んだ後数年後のお話から始まる。あの時弓手に進んでいれば・・・日々後悔する若旦那。未来からどんどん遡ってくる構成が面白い。未来から現在。そして本来行くはずだった弓手に戻って、今後どう展開していくのだろう?馬手の未来は弓手の未来にどう影響してくるのだろう?愉しみだな♪

    0
    2017年10月16日