畠中恵のレビュー一覧

  • 忍びの副業 上

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    甲賀の若者忍び3人の活躍話and人間らしい忍びの話
    使うことがないだろう技のために厳しい修行を強制された若者たち。内職の日々が一転、西の丸様の護衛の為に実践していくうちに、役に立つ喜びが徐々に向上と繋がっていく

    噓と本当が入り混じった会話をする相手との付き合いはしんどいだろうなあ

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    2024年01月21日
  • もういちど(新潮文庫)

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    これだけ妖たちにがっちりガードされていながら、何故次から次と色々な目に合うのか、一太郎。
    ついに三春屋の栄吉が結婚。マンネリでありながら、じわじわと時間が進む。

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    2024年01月19日
  • わたしの名店

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     名店にまつわるエッセイ集。それぞれの著名人にとっての「わたしの名店」が紹介されている。全国にまたがっているが、ほとんどは東京。どこもおいしそうだったが、とくに早稲田のカレーと佐賀の餃子に惹かれた。

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    2025年12月07日
  • もういちど(新潮文庫)

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     ついに幼児(赤子)化とは……段々と公式夢小説のようなネタが増えてきましたね……?
     子どもになったことで何故か体がじょうぶになった若だんなの、「悪さをしてみたい」「やっとうを振り回してみたい」というような願いが、なんとも胸に切ないですね。
     長屋のあやかしたちの出張りっぷりも板に付いてきた昨今、相変わらずの鳴家の可愛らしさに癒やされつつ、はてさて、このシリーズはこの先どう展開していくのやら……?

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    2024年01月07日
  • 忍びの副業 下

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    まあ面白かった。忍びファンタジーというか、忍者無双系ではあるので、ラノベ的にifな終わりだったらええんだが、残念ながら歴史にはズレはない。ということで、家基の行末はみなさんご存知の通りっちゅうことで。
    でまあ、そういうことなので、甲賀がどないなるか、というのがテーマなんだろうが、士官して伊賀者みたいになるかということでもなく、独立忍者会社というか派遣忍者組織的な感じになっていくかというような、フリー契約みたいな感じか。ともかく、兵藤と吉乃の縁談とかはうやむやっと終わったので、どうなるんかわからないが、この西の丸一連の話でアピールとかコネはそれなりに作っただろうから、まあ、仕事はあるかなと思わせ

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    2024年01月06日
  • もういちど(新潮文庫)

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    天の星の代替わりに巻き込まれた、若だんなが赤ん坊に若返った。しかし魂はそのまま。病弱だった身体は、一新したかの様に強くなり、かつてはできなかった経験をする。この経験は、若だんなのこれからに、どんな影響をもたらすのだろうか?
    新たな起点となりそうな巻だ。

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    2024年01月03日
  • とるとだす(新潮文庫)

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    「ぎゅべっ」「きゅんげーっ」
    「きょげきょげー」「きゅわきゅわ」「げっ、ごふっ」「きゅんいー」「げふっ」「きゅんわ」
    鳴家達の騒ぎ方が好きで読んでいたが少々飽きてきたか?「徹子の部屋」がそうであるように

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    2024年01月03日
  • まんまこと

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    もめごとの裁定をする町名主の跡取り息子、麻之助。
    悪友の清十郎、吉五郎とともに巷の揉めごとを解決していく短編集。

    畠中恵作品らしく、ハラハラするシーンはありつつも、穏やかに読み進められる一冊でした。

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    2023年12月31日
  • 猫君

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    普段読まないジャンルでした。
    独特の言い回しは慣れるまで少し読みにくく感じるところもあり、前半はちょっと読むのがしんどかったですが慣れてからはスイスイ読めました。

    内容は猫好きにはたまらない内容なんだろうという感じでした。
    そして作者の猫愛も感じられる作品でした。

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    2023年12月15日
  • あしたの華姫

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    夏草が頼りない分、華姫の活躍が面白い
    2020年に上梓されたもの
    お夏や山越がこれからどうなっていくのか、続きが楽しみ

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    2023年12月06日
  • 忍びの副業 上

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    畠中恵を初めて読んだのですが、山田風太郎(の忍者もの)が自分の素地に染み込んでいるので、驚き、ワクワク、ケレン味が物足りないまま終わったなあという読後でした。
    作風の違いだと思うので、仕方ない。
    こないだまでのドラマ大奥と時代が同じだったので(男女は違えど)いろいろイメージしやすかった。

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    2023年11月25日
  • まことの華姫

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    美しい木偶人形華姫と、影の薄い芸人月草が江戸の両国で人々のまことを見通していく話。
    特別不思議なことがおこるわけじゃないけれど「華姫には本当にまことを見通す力があるのでは?」と思ってしまうような魅力的な華姫。
    気が弱くて影が薄い月草ととてもいいコンビ。
    賑やかな江戸が華やかで、楽しくあっという間に読めてしまう。

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    2023年11月19日
  • 猫君

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    時は、江戸時代の後期、将軍は徳川家斉。
    江戸城や江戸の町を舞台に、猫たちが活躍します。
    猫又という妖が主人公というファンタジーでした。
    新米猫又たちが、切磋琢磨して一人前の猫又になるために奮闘します。
    猫好きにはたまらない小説でした。

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    2023年11月17日
  • おまけのこ(新潮文庫)

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    表題作を含む五編が収録された短編集。

    病弱ながら鋭い観察眼を持つ若だんなと、個性豊かな妖(あやかし)たちの活躍が魅力のしゃばけシリーズ。

    四作目は若だんな以外の登場人物や、妖たちにスポットを当てた作品が多く、前作の登場人物が再登場するなど、短編集ならではの楽しさが感じられました。

    どうにもならない出来事の前に、打ちひしがれ哀しい気持ちになる作品もあるのですが、シリーズを通して根底にあるのは優しさや温かさで、悩みに対する向き合い方にも様々あると教えてくれます。

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    2023年10月28日
  • とっても不幸な幸運 〈新装版〉

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    時代劇もの以外の畠中さんの小説はこれが初めて。
    「しゃばげ」の文体の軽やかさがなく、少し戸惑ったが、一話完結のオムニバス形式で楽に読めた。

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    2023年10月24日
  • わが殿 下

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    名君と言われる土井利忠の藩政改革を支えた財政は、大野藩の特産品の取引で作られた。
    短期的施策と中長期の施策。通例、常識の枠を越えた投資。そして成功に導く実行力。今の日本にも゙欲しいねぇ。

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    2023年10月09日
  • わが殿 上

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    江戸時代後期、財政難の大野藩の藩主 土井利忠は藩政改革に取り掛かる。その手始めか能力のある人材の登用。財政の能力を見込まれた七郎右衛門は、多額の借金の返済を命じられる。収入の拡大と支出の縮小。両面での施策を、藩主を使いながら、大胆に実施する。
    ヒリヒリする状況で、大きな賭けにでる。
    細心と大胆、七郎右衛門の独創性、意思の固さに驚かされる。

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    2023年10月09日
  • 猫君

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    ネタバレ

    『しゃばけ』シリーズ以来、久々に畠中さんの作品を読みました。年齢のせいか、どうも最近ファンタジーものが苦手で、今作主人公は猫又、周りも猫又たまに人間と妖、の世界観についていけるか不安でしたが、するっと読み終えました。

    みかん可愛い(^^)
    その大胆さとリーダーシップでみかんが「猫君」だと思ってましたが、そこはまだ分からずじまい。シリーズとして続くなら今後明かされそうですね。

    『しゃばけ』シリーズに出ている河童のねねこが今回登場していたのですが、逆にみかん達が『しゃばけ』シリーズに出てきたら楽しいだろうなと思いました。

    気持ち☆3.3評価です。

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    2023年10月02日
  • わが殿 下

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    「米」本位制から脱却できなかったことが、武士の時代の終焉に繋がった。
    日本史の授業に出てくる「○▲改革」は緊縮財政ばかりで積極財政は稀なのだろうか。
    経済発展の段階というものを考えれば、現代の感覚で批判しても詮無い事だが。

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    2023年09月22日
  • ねこのばば(新潮文庫)

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    ①茶巾たまご
    新キャラ貧乏神登場。
    動機が薄いサイコパス系の犯人の話だったから割と後味悪い話。

    ②花かんざし
    於りんちゃん失踪話。
    選びたく無い道しかないけどどっちかは選ばなきゃいけない時があるよねって話。切ない。

    ③ねこのばば
    生臭坊主達の内輪揉め。それだけ。

    ④産土
    佐助の過去話。ハラハラドキドキ急展開。
    超バッドエンド。

    ⑤たまやたまや
    お春ちゃんの縁談話。
    人が死ぬような事件は起こらない。ちょっと切ない。

    シリーズ第三弾。読む側がちょっとだれてくる頃だった。笑い要素より胸糞だったり切ない雰囲気の話が多くて読後の爽快感がない。ハッピーエンド主義だからしんどい。

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    2023年09月14日