畠中恵のレビュー一覧
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「地位は人をつくる」というが、お馴染みの面々もそれなりに様になってきた。そんな中、代理ではあるが新人町名主が登場する。重責を担えば成長するとも限らないようだ。責任と己の力量を客観視できなければ、立場に溺れてしまうらしい。
組織の在りかたについても考えさせられた。優秀なリーダーがきっちりと組織を束ねているのは、とても分かりやすく良い組織に見える。けれども、そのリーダーが抜けるとたちまち混乱する。リーダーが迷走したら歯止めが利かない。
「うちのリーダーは出来が悪い」と、部下が愚痴をこぼしながらも一肌脱ごうと働いてくれる。そんなリーダーのいる組織の方が、健全なのかもしれない。
人のつながりを大事にする。人に任せられるものは任す。個人的な能力よりも、大切なことのようだ。持ちつ持たれつが機能している場所は健やかな空間、そう感じた。 -
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ネタバレ就職活動のとき、自分にどんな仕事が向いているかなんて全然分からなくて、志望動機と言われてもそれっぽいことをうまくまとめられなくて、うっすいことしか書けなくて途方に暮れたことを思い出す。
氷河期と言われた時代だったこともあって、とにかくちゃんと働いてそれなりにお給料が出るならいい、くらいの勢いだった。そのなかで、自分に結構向いてたんじゃない?と思える職種に入り込んだんだから、とりあえず自分のことは褒めてあげたい。
というわけで、いざ就職活動となって、給与や福利厚生の条件ばかりが膨らんで、どんな仕事をしたいのかに迷ってしまう聖の気持ちはよく分かる。ついでに、なんでもいいならここでいいじゃんと言いたくなる周りの大人の気持ちもとても分かる。だって多分向いてるし。
自分の適性は自分では分からないのかも、というよりも、ハタチそこそこの学生に、自分で適した職業を選択せよという方が無理があるのではとか思う。
最近の学校では、どういう職業に就きたいのかから、何を学ぶか、どんな大学に行くかを考えて、というようなことをさせたがるし、それがキレイなルートだとは思うけれども、そこに乗らない仕事も山ほどあるよとも思うのだよ。
だからといって、周りの大人で就職先を決めてしまうこの結末もいかがなものか。
前作がすごくよかった、わけではないのだけれど、シリーズの次が出ているならば読んでおこう、という感じで手に取った2作目。
ちょうど選挙のタイミングで、タイムリー……ではあるかもしれないけれど、そこまで選挙活動が深く描かれているわけでもなく、今回は特に聖の就活の方がメインテーマ。元大物議員の事務員、という立場をうまく活かせているのかいないのか。
日常謎解き系としても、まぁ普通。前作の方がおもしろかった気がする。
ついでにやっぱりどうにも登場人物たちが話す言葉にところどころ古い言い回しが混ざってくるのが違和感として残ってしまう。 -
Posted by ブクログ
2001年第13回日本ファンタジーノベル大賞受賞の「しゃばけ」 のシリーズ第24弾ぐらい?
2016年にはこのシリーズで第一回吉川英治文庫賞
コミック化アニメ化新潮特設サイトも準備されて
過去作品も登場する妖も確認できます
「小説新潮」連載中でなかなかの高待遇
全巻一巻完結で読めますけど
やはり第一巻「しゃばけ」は抑えておいた方が良いかなと思う
廻船問屋で薬屋の若旦那が主人公
病弱で妖達に大人気
確か母親が妖で人間とのミックスだったと思う
毎回いろんな事件を妖もと解決していくのだけど
今回は、“以津真天”という怪鳥が鍵となる
江戸時代の中でタイムスリップして未来で事件解決して どうにか帰宅
25年も登場妖を増やしながら
物語を創作し続けている著者を尊敬します
ファンも多いんでしょう