畠中恵のレビュー一覧
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ネタバレ
そこまで面白くはなかったです。
西洋菓子店の真次郎と巡査の若様組と呼ばれる元士族の長瀬達が明治時代の中で人の為に色々頑張る話…って感じでした。
他レビューで主人公が誰か分かりづらいというレビューが多かったですが、まあ真次郎なのでしょうが長瀬達巡査が主に動いてもいるので小説で一人を主人公としたい人には誰が主人公が分かりづらいという事なんだと思います、私も小説や漫画の主人公は基本的に一人がいいので誰か分かりづらい小説は嫌でした。
まあ明治時代の西洋菓子を各タイトルに使ってる割にはそこまでお菓子が話に絡んできませんし(毎回少し真次郎が西洋菓子を誰かに届ける、作るの描写があるだけで大部分は明治で起こった事件の話)どちらかというとミステリー小説だと思いました。
真次郎の幼なじみの沙羅との恋愛ものにしては、彼女も真次郎に婚約の結果がどうだったのか何故か意味深に質問の答えを隠していて結局真次郎が好きなのか最後まで分からないので…恋愛って感じではないですしね、真次郎に対して失くした似たリボン貰ってそれらしい感情出してる割には恋愛描写が少なすぎますから。
ちなみに明治の新聞社の悩み相談は本当はペットの犬や迷子の相談や恋愛やら浮気やら色々あったのですが、真次郎と長瀬のゴシップ的な感じだったので何かつまらなかったですね…まあ町民達を面白くさせる為に悪く書く新聞社記者も中にはいるのでしょうが。
ちなみにいくら薄給の巡査とお金があまりない西洋菓子店の店主とはいえ、お金に困った時だけ、やたらと成金の沙羅を頼りにするという点はどうなのかなと思ってしまいました…これじゃ二人はお金としてしか沙羅を見てない感じに思えます、まあそれだけ階級低い身分はお金を集めるのが大変な時代と職業だったのでしょうけど。
同作者の作品、明治金色キタンと明治妖モダンは面白い事を期待します。 -
Posted by ブクログ
「地位は人をつくる」というが、お馴染みの面々もそれなりに様になってきた。そんな中、代理ではあるが新人町名主が登場する。重責を担えば成長するとも限らないようだ。責任と己の力量を客観視できなければ、立場に溺れてしまうらしい。
組織の在りかたについても考えさせられた。優秀なリーダーがきっちりと組織を束ねているのは、とても分かりやすく良い組織に見える。けれども、そのリーダーが抜けるとたちまち混乱する。リーダーが迷走したら歯止めが利かない。
「うちのリーダーは出来が悪い」と、部下が愚痴をこぼしながらも一肌脱ごうと働いてくれる。そんなリーダーのいる組織の方が、健全なのかもしれない。
人のつながりを大事にする。人に任せられるものは任す。個人的な能力よりも、大切なことのようだ。持ちつ持たれつが機能している場所は健やかな空間、そう感じた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ就職活動のとき、自分にどんな仕事が向いているかなんて全然分からなくて、志望動機と言われてもそれっぽいことをうまくまとめられなくて、うっすいことしか書けなくて途方に暮れたことを思い出す。
氷河期と言われた時代だったこともあって、とにかくちゃんと働いてそれなりにお給料が出るならいい、くらいの勢いだった。そのなかで、自分に結構向いてたんじゃない?と思える職種に入り込んだんだから、とりあえず自分のことは褒めてあげたい。
というわけで、いざ就職活動となって、給与や福利厚生の条件ばかりが膨らんで、どんな仕事をしたいのかに迷ってしまう聖の気持ちはよく分かる。ついでに、なんでもいいならここでいいじゃんと言いたくなる周りの大人の気持ちもとても分かる。だって多分向いてるし。
自分の適性は自分では分からないのかも、というよりも、ハタチそこそこの学生に、自分で適した職業を選択せよという方が無理があるのではとか思う。
最近の学校では、どういう職業に就きたいのかから、何を学ぶか、どんな大学に行くかを考えて、というようなことをさせたがるし、それがキレイなルートだとは思うけれども、そこに乗らない仕事も山ほどあるよとも思うのだよ。
だからといって、周りの大人で就職先を決めてしまうこの結末もいかがなものか。
前作がすごくよかった、わけではないのだけれど、シリーズの次が出ているならば読んでおこう、という感じで手に取った2作目。
ちょうど選挙のタイミングで、タイムリー……ではあるかもしれないけれど、そこまで選挙活動が深く描かれているわけでもなく、今回は特に聖の就活の方がメインテーマ。元大物議員の事務員、という立場をうまく活かせているのかいないのか。
日常謎解き系としても、まぁ普通。前作の方がおもしろかった気がする。
ついでにやっぱりどうにも登場人物たちが話す言葉にところどころ古い言い回しが混ざってくるのが違和感として残ってしまう。 -
Posted by ブクログ
2001年第13回日本ファンタジーノベル大賞受賞の「しゃばけ」 のシリーズ第24弾ぐらい?
2016年にはこのシリーズで第一回吉川英治文庫賞
コミック化アニメ化新潮特設サイトも準備されて
過去作品も登場する妖も確認できます
「小説新潮」連載中でなかなかの高待遇
全巻一巻完結で読めますけど
やはり第一巻「しゃばけ」は抑えておいた方が良いかなと思う
廻船問屋で薬屋の若旦那が主人公
病弱で妖達に大人気
確か母親が妖で人間とのミックスだったと思う
毎回いろんな事件を妖もと解決していくのだけど
今回は、“以津真天”という怪鳥が鍵となる
江戸時代の中でタイムスリップして未来で事件解決して どうにか帰宅
25年も登場妖を増やしながら
物語を創作し続けている著者を尊敬します
ファンも多いんでしょう