畠中恵のレビュー一覧

  • つくもがみ、遊ぼうよ

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    シリーズ第二弾は、人間たちが代替わりした後の物語。
    自尊心が強すぎる付喪神なのに何故か愛らしいのは、威張っているのに抜けているところと、根が優しいからでしょうか。しゃばけの妖にどこか通じるところがあり、まさに畠中さんが得意とする雰囲気でした。

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    2023年02月01日
  • わが殿 上

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    小藩の武士が若き俊英藩主に惚れ込み、藩主の目標である藩政改革を援けるため、藩主に見込まれた金勘定の能力で東奔西走する話。
    藩内の小さなコミュニティの人間関係に苦労したり藩主の無茶振りに振り回されたりしながらも、妻との関係や子供が生まれない悩みと向き合い、自分の人生を生きていく。
    上巻を読む限りでは、財政物や殿とのバディ物というよりは、幕末の動乱前の静かな時代を必死で生きた1人の武士の話だと思った。

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    2023年01月28日
  • いちねんかん(新潮文庫)

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    若旦那が自立するための準備を行う話

    出てくる神様がだんだん俗っぽくなってきている
    昔のように問答無用で祟ってくるくらいの理不尽さがなくなってきた
    単なる妖の上位互換になってきていてガッカリ感がある

    妖の係わり方も直接的になってきている
    個人的には妖は情報収集のみの方が話に深みが出てくると思う
    若旦那の妖使いとしての能力が増してきたということか

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    2023年01月21日
  • やなりいなり(新潮文庫)

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    ネタバレ

    簡単にまとめると
    京橋の橋姫が恋をすることで通町が大混乱に。
    落語の粗忽長屋が本当に。
    長崎屋の旦那、藤兵衛が三日も帰ってこない。若旦那はなんでかと考える。
    空から青い綺麗な玉が落ちてきた。鳴家たちが触って長崎屋の外へ飛んで行って大騒ぎ。
    親友とその元許嫁の妹、そして自らの許嫁とその持参金で大騒ぎに。
    といった五つのお話し。
    なんか説得力がないというか切れがない感じ、それでも粗忽長屋もどきが良かったかな。

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    2023年01月20日
  • いちねんかん(新潮文庫)

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    両親が店を若だんなに任せて、一年間の療養に出かける。寝ついてばかりの若だんなに任せても大丈夫なの?若だんなだけでなく、店の者全員の成長に期待してのことなのだろう。
    そして、主の留守を狙ったかの様に、様々な難題が降りかかる。若だんなと妖達が奮闘する。

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    2023年01月03日
  • いちねんかん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    両親が旅で不在中に長崎屋をまかされた若旦那が努力する話。通常の店の差配や町衆との関わりなどに取り組む。無論、そこにあやかしや怪異が絡んでくる。
    普段、病弱で寝たきりイメージの若旦那が普通を目指して努力する姿が微笑ましい。
    また要所要所で見せる対応が出来る人だなぁと思わせる内容。成長した若旦那の物語を読んでみたいと感じた。
    できればおりんちゃんも登場して欲しかった。

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    2022年12月27日
  • またあおう(新潮文庫)

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    ネタバレ

    妖達が主人公、若旦那ほぼ出て来ず
    更に本編から十数年前、後の話もあってそこは面白く、若旦那が居なくても仲良く頼もしくやれてるんだなぁと、ほのぼのしました

    最終話、まさかの広徳寺の寛朝様、寛永寺の寿真様が亡くなった後の話で、秋英さんが独り立ちするまでの不安や不甲斐なさを克服していく過程に心が締め付けられるようでした
    大切で守ってくれてた人が亡くなるのは辛いなぁ

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    2022年12月25日
  • またあおう(新潮文庫)

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    若旦那が不在の間の仲間たちの物語。妖たちの若旦那への思いや、若旦那と異なる形で妖との関係を持つ人のアナザーストーリー。別視点でのしゃばけ世界が楽しめる。秋英の成長が楽しみな一話が秀逸。

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    2022年12月20日
  • えどさがし(新潮文庫)

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    しゃばけシリーズの20冊目でそろそろ満たされてきた。
    次の第20弾「もういちど」で終わりかな。
    それとも第21弾「こいごころ」も読んでしまうかな。

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    2022年12月11日
  • いちねんかん(新潮文庫)

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    軽め小説
    かかった時間75分くらい?

    何作か読んだことがあるシリーズものの続き。内容は、ほのぼのファンタジーで、なんとなく日常系アニメっぽい雰囲気(妖怪とか出てくるけど)。
    読んでいて気づいたけど、読点多すぎやしないか?

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    2022年12月04日
  • 御坊日々

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    初出2020〜21年「週刊朝日」

    廃仏毀釈、徳川埋蔵金、欧化政策、の三題噺的なストーリー展開だが、4分の3くらいまではかなり退屈。

    浅草の東春寺は、廃仏毀釈で弱体化させられたうえに、寺町を潰して3番目の公園をつくる騒動に巻き込まれ、住職が死んで廃寺となったが、弟子の冬伯が相場師になって寺を再興していた。

    舞台は明治20年、経営が悪化した料理屋からの相談を受けたり、貧民窟の頭たちが徳川埋蔵金を目当てに乗り込んでくる、という事態は伏線。外務大臣(きっと井上馨)がまた埋蔵金を使って東京の都市改造を計画していると聞いて、かつての師の死の経緯を知るため、料理屋での怪談芝居を使って大臣に迫り、真相を

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    2022年11月17日
  • かわたれどき

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    いよいよ麻之助さんも再婚ですね。そうなるんじゃないかな…と思っていたので良かった。おじさん発言にも負けないで!こうなると次は吉五郎さんと一葉さんが気になりますねぇ。次の巻は嫁入りがメインになるのかな今から楽しみです。

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    2022年11月10日
  • たぶんねこ(新潮文庫)

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    跡取り三人、こいさがし、くたびれ砂糖、みどりのたま、たぶんねこ。にぎやかな両国の町を仕切る親分さんのもとに住み込んで仕事探し、見合いと恋話にまきこまれ、栄吉の修行先の菓子屋の薬騒ぎ、仁吉と神の庭、中途半端な幽霊。

    自分一人の力でお金を稼ぐ、お見合いの手番など、成長した若だんなの姿。

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    2022年11月06日
  • 御坊日々

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    ネタバレ

     明治期のお坊さん(訳あり)とお寺にやってくる人たちがこうも繋がってくるとは。。。師の件は大臣にボカされた感じが否めず、ホントに??って顔してしまったけど、大穴を開けることが出来てちょっとスッキリ。特に辰馬の気持ちはそうだよなって納得してしまった。
     今だったら2話目の件はすぐ解決してしまうけど、それでもあのお母様は納得しないだろうなあ〜。知らぬが仏かも。
     あと、最後の世がどんどん変わっていくって話はまさに今と同じだと思った。そんな目まぐるしい中を(変わっていくものは違えど)自分も生きている。

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    2022年11月02日
  • アイスクリン強し

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    明治時代の息吹を感じられる作品を探していて見つけた一冊。畠中さんなら間違いないと思って読みました。
    確かに世の中が大きく変わる途中の様子は感じられましたが、登場人物の言動やエピソードがなんとなくこの時代に馴染みきれておらず、上滑りしている印象を受けた。もう少し続けていくことによって落ち着いてくるのかな。

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    2022年10月15日
  • ゆんでめて(新潮文庫)

    ネタバレ 購入済み

    切ない読後感

    今回、個人的には読みづらく感じてしまった。
    なぜ花見の席にいなくなったはずの屏風のぞきが…?とか。
    あとがきで解説されていた通り、この巻は敢えていつもと違う時系列で書かれていたからだと思います。
    それと初っ端から屏風のぞきが消えてしまうという暗い雰囲気で始まり
    いつもよりしゃばけシリーズのほのぼの感は無いように感じました。
    最後の話まで読んでなるほど〜という感じにはなりましたが、
    禰々子河童はもう登場しないのかな。。結構魅力的なキャラクターだったのに。
    どちらの道を選んでも得られるものもあれば失うものもあるよ、という感じでしょうか。

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    2022年10月05日
  • うそうそ(新潮文庫)

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    1作目以来の長編。
    序盤がやけに冗長気味に感じたので、このお話は短編が好きかな。
    中盤からは安定の面白さでした。
    鳴家が好きだなー

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    2022年09月28日
  • とっても不幸な幸運 〈新装版〉

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    ネタバレ

    結構シビアだけれど軽く読める不思議なバランスの本でした。「酒場」、行ってみたい。面白かったです。
    百均で売られている缶「とっても不幸な幸運」、それを(だいたい「酒場」で)開けることで巻き起こる悲喜交交。
    健也の名前も知らないけど懐かしい感じのするお友だちの話、立花さんの『棺桶屋』の爆弾話が特に印象深かったです。棺桶屋みたいな、本人は軽犯罪なのに関わった人が死んでしまうような人いそうだけど質悪い…報われてよかった。。
    のり子ちゃんが見た幻覚?はスルーされたけど本当のところどうなんだろう。他のは酒場で開けてたから集団幻覚だったけれど。百均で売られている謎缶、これからも常連さんたちは持ち込んでワイワ

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    2022年09月27日
  • けさくしゃ(新潮文庫)

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    けさくしゃ=戯作者=江戸の作家と 江戸の出版業界の物語。主人公は、柳亭種彦さん。江戸後期の流行作家で、ちっちゃい殿様(小普請)で実在の人物。映画「HOKUSAI」で永山映太さんが演じていた人。
    北斎と仲良しだったみたいですね。挿絵も多いみたい。主人公の相棒の版元=出版社が山青屋。こちらも実在されていたみたい。
    彼らが売れる本を書いて出版しようとする当時の出版業界のしきたりや慣例などを、盛り込んだ江戸の町の読書事情。
    種彦さんは、書けないとか売れないとか合作するとか、芝居に上演されてトラブルに巻き込まれたりと、畠中さんの現状の気持ちに思えるほど、江戸の出版事情は現在と似たような感じかな。

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    2022年09月25日
  • またあおう(新潮文庫)

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    最後の『かたみわけ』が少々先の未来の話で、どこまで明らかになるのかドキドキしました。於りんちゃんが一緒に夕飯食べていて嬉しくなり、人にとっては未来でも、妖にとってはほぼ変わらない時であることを改めて伝えてきたと思った。(この話題はしゃばけシリーズの中で唯一のシリアス面だなと思っていて、すごく考えさせられる)

    それと、もしやと思ったらありましたね「河童九千坊」という麦焼酎が!!

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    2022年09月24日