畠中恵のレビュー一覧

  • 御坊日々

    Posted by ブクログ

    明治20年、東京浅草の東春寺は、相場師も兼ねる
    僧侶・冬伯と弟子の玄泉が切り盛りしている。
    経営不振に悩む料理屋の女将・お咲が寺を訪れ、
    店に”幽霊”が現れたというか…。全5話を収録。

    0
    2022年07月21日
  • またあおう(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    今回、若だんなは寝付いていたり旅に出ていたりで、妖たちが代わりに事件を解決。

    「またあおう」の桃太郎と鬼の関係性が面白かった。

    0
    2022年06月19日
  • すえずえ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    今回は『時間』がテーマ。

    ・栄吉の来年
    栄吉が結婚?若だんな…『何聞いてないぞ』とばかりに探りをいれる。はて、結末は?

    ・寛朝の明日
    寛朝のところへお客が…。奇異な話を聞いた寛朝は小田原宿まで旅に出る。
    心配な若だんなは夢の中で参加???

    ・おたえの、とこしえ
    長崎屋の女将さん・おたえ登場!
    旦那が仕事で留守の間、果たして無事に長崎屋をまもれるか?

    ・仁吉と佐助の千年
    モテモテの若だんな。見合い殺到…そして行く末は結婚か?
    問題山積みの結婚?打開策は?

    ・妖達の来月
    妖達が家を借りる?
    が、その家に盗っ人がはいる???
    さてどうなるか?

    対談:みもりさん×畠中恵さん

    0
    2022年06月06日
  • ひなこまち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    雛小町(今のミスコン?)と『お願いです、助けて下さい』と書かれた木札を軸に5話の短編で構成されていました。
    河童の秘薬、漠等今回もハチャメチャな展開で面白かったです。
    コロナ禍で自粛が続く中なので、皆で花見酒が余計楽しそうでした。
    妖達はコロナにかからないから、密でも大丈夫だしマスク飲食しなくても良いから羨ましい(-∀-)

    0
    2022年05月29日
  • かわたれどき

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     このシリーズ、常に登場人物(複数)に見合い話が舞い込み続けているような印象を受けます(笑) 今巻での異様な登場率の高さから、最終的に彼女がお相手になるんだろうなとは早々に予想がつくものの……最終話での展開の唐突さと無理矢理感が否めない; こうまでしないと麻之助が前に進もうとしなかったってことかしら。最後の一文が思わせぶりなので、もう一波乱ありそう。
     今回は立ち回りシーンが多めでしたね。麻之助は喧嘩が強いという設定を、ともすれば忘れそうになります(笑)

    0
    2022年05月21日
  • またあおう(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    若だんなが藤兵衛から長崎屋を継いでからの話、ということで知りたいような知りたくないような、ドキドキしながら読みました。

    結果的に中心は妖たち中心のお話で、大人な若だんなの存在を感じる程度で、ちょうどよかった。
    妖にとって、若だんなが継ぐまでの身近な間で変わるはずもなく、同じようなことが起きていたけど、若だんなならどうするか、と考えているところがすごくよかった。

    0
    2022年05月18日
  • つくもがみ笑います

    Posted by ブクログ

    つくもがみシリーズ第3弾

    お馴染み「出雲屋」の付喪神の面々
    前作より更にフレンドリーになって、ますます「しゃばけ化」してきた感(笑)

    かなりオオゴトな事件に巻き込まれながらも
    付喪神たちの可愛い活躍で
    なんとなく解決できちゃう安心感。

    0
    2022年05月15日
  • またあおう(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    しゃばけシリーズ外伝第二弾。
    長崎屋に集う妖や神様が勢揃い。
    若だんなの出番はほとんどないが、妖たちが活躍して、盛沢山の短篇集。
    「かたみわけ」は、本編のずっとずっと後のことを描いていて、寂しさと共に、秋英さんの成長が垣間見れた。
    いつかシリーズが終わってしまったとしても、こんな風に物語は続いていくんだな、と思わせてくれた。
    でも今はやっぱり寂しいので、まだまだ本編を楽しみたい。

    0
    2022年05月08日
  • 御坊日々

    Posted by ブクログ

    僧侶と相場師の顔をもつ冬伯が主人公。

    廃寺となった東春寺を立て直し、困りごとを解決しながら縁が繋がっていきます。
    とても穏やかな冬泊の人柄が、とても好ましいです。

    今の時代も本当に目まぐるしく感じますが、江戸から明治は本当に大変な世の中だったのだろうと思います。

    0
    2022年05月04日
  • ねこのばば(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    しゃばけシリーズの三作目で、五編が収録された短編集です。

    病弱ながらも、事件を解決に導く高い推理能力を持つ若だんなと、個性豊かな妖(あやかし)たちが活躍するこのシリーズは、時代小説が苦手な方でも十分楽しめるのではないかと思います。

    事件の裏側に潜むものに、背筋が寒くなったり、ただただ悲しくなったりするのですが、若だんなの優しい人柄から滲み出る温かな気持ちが、読者の救いになっているのではないでしょうか。
    何より、妖との強い絆が感じられるところが
    良いですね。

    シリーズ一作目から二十年以上経っても、多くの方が読まれているこのシリーズを、いつかは読破したいと思っています。

    0
    2022年05月02日
  • 御坊日々

    Posted by ブクログ

    明治20年代を舞台にした連作集だが、これまでの畠中さんの作品の主人公ほどの魅力が内容に感じてしまった。特に後半、うだうだ感。冬伯も物足りないが、周りを固めるメンバーもイマイチ。埋蔵金の話はなんやねん!って感じでした

    0
    2022年04月27日
  • たぶんねこ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    しゃばけシリーズは
    新しい人や妖の何気ない話が次の人と妖との縁に繋がっていくのが面白くて好き

    仁吉がたまには失敗するのも良し

    0
    2022年04月21日
  • 御坊日々

    Posted by ブクログ

    御一新で潰れた寺を相場師になった小僧が再建し、という設定もかなり変わっているし、そこに相談に訪れる人々の悩みの解決法も現実離れしてはいるのだが、なんとなくいい人情話を聞いた気になるのは作者の持ち味だったり筆力だったりするのだろう。

    0
    2022年04月05日
  • つくもがみ貸します

    Posted by ブクログ

    古道具屋兼、損料屋の「出雲屋」

    数々の付喪神たちが日々おしゃべりをしている店内。
    お紅と清次の姉弟は付喪神たちの力を借りつつ
    恋愛がらみの謎に迫る

    「しゃばけ」シリーズが好きなので読んだけれど
    付喪神たちのキャラがいまひとつ生かされてないかなという感想。

    それでもさすがの畠中作品。

    0
    2022年04月01日
  • ひなこまち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ある時、ふと現れた『お願いです、助けて下さい』という木札。そこから始まる。

    ・ろくでなしの船箪笥
    若だんなの友・七之助が亡くなった祖父から形見としてもらった船箪笥…何故か抽斗が開かない!

    ・ばくのふだ
    悪夢を食べる漠の物語り。漠が噺家に?

    ・ひなこまち
    美しい娘を1人雛小町に選ぶというイベントが事件を引き起こす!

    ・さくらがり
    若だんな花見に行く。もちろん妖たちも一緒…何も起こらないはずがない(笑)

    ・河童の秘薬
    河童からもらった秘薬。
    さくらがりで知り合ったお侍さんにあげるが…またまた怪奇なできごとに巻き込まれてしまう若だんな。

    ・お馴染まない一席・・・柳家喬太郎

    0
    2022年03月27日
  • とっても不幸な幸運 〈新装版〉

    Posted by ブクログ

    短編集でさらさらとすぐに読み終わる軽めの1冊。
    すごく心に残るわけじゃないけど、読み終わったときに少し温まる?ような休憩にちょうど良かったです。解説にも書いてあったようにドラマ化するならこの俳優さんだな〜とか想像しながら読んでしまいました。

    0
    2022年03月20日
  • かわたれどき

    Posted by ブクログ

    1話1話、麻乃助達の力が試される。大人達は、そろそろ世代交代の準備を始めたらしい。麻乃助も少しずつ腹を括る中で、先立ったお寿ずのことを心の奥にしまうことができたようだ。そんな状況が、「かわたれどき」なのでしょう。頑張れ麻乃助。

    0
    2022年02月27日
  • ゆんでめて(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    これは…頭が少し混乱しました(笑)

    あまり内容を書くとネタバレになるので、メモ程度に。

    ・ゆんでめて
    屏風のぞき、いづこへ…

    ・こいやこい
    いつかに出てきた若だんなの友・七之助が結婚?!
    な・なんと…婚約者・千里が5人も?!誰が本物か?

    ・花の下にて合戦したる
    若だんな飛鳥山へ花見に行く。
    色々な妖達、友人とともに大騒ぎ。

    ・雨の日の客
    男前な女の妖が登場?かっこいい!
    降り止まぬ雨の中、避難に急ぐ江戸の人々。
    そんな中、事件が起こる…

    ・始まりの日
    時売り屋・八津屋さん登場。
    長崎屋にしつこく絡む…

    …あとがき(大森望さん)

    0
    2022年02月12日
  • ねこのばば(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    楽しかった!
    登場人物が生き生きと、読み終わっても
    頭の中で動き出すような物語だ。
    しかし残念なオトコ、若だんな!
    度胸もあるし頭の切れるセレブ王子なのに18にもなってお子ちゃまで本当にもーっとイライラすることしばしば。
    手代二人はどんなイケメンか想像してにやにやしてしまう。小鬼はかわいいんだろうな。
    人情物だけどミステリーで江戸時代で妖。
    宮部みゆきもそんなお話あったよね、
    けど全く違う世界観。
    どっちも好きです。これは疲れた時にのんびり読みたいシリーズ。沢山あって嬉しい

    0
    2022年02月08日
  • ころころろ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    来ました!しゃばげシリーズ!
    年末年始は重いテーマの本が多かったので、ほっこりしまくりです。

    ・はじめての
    若だんなが12歳の頃の話し。
    はじめての…恋???失恋???
    さ〜物語りの始まりです。
    (今回は短編でありながらの長編作です)

    ・ほねぬすびと
    若だんなの目が見えなくなる?!
    長崎屋が請け負った運びの仕事。荷物が消えると言う事件が。
    若だんなも長崎屋もピンチ!

    ・ころこころ
    若だんなの光(視力)を取り戻すため奮闘!
    これは仁吉の奮闘記。厄介者を面倒見ながら…仁吉はどうなるか?

    ・けじあり
    こちらは佐助の奮闘記。
    ん?佐助が結婚???優しい佐助が見られます。

    ・物語のつづき
    若だ

    0
    2022年01月16日