畠中恵のレビュー一覧
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ネタバレ五つの話からなる短編集。
長崎屋が大火事に巻き込まれるところから物語は始まる。煙を吸った若だんなは意識を失ってしまい……三途の川の畔で目を覚ます。なぜか鳴家たちが付いてきていて、若だんなは妖たちを長崎屋へ帰そうと決意する。若だんなたちは無事、長崎屋へ戻ることができるのか……?!
大火の後、焼け落ちた町の復興と共に物語は進む。個人的に『はるがいくよ』が心に残った。桜の花びらの一生を短いと感じた若だんなが、自分の一生もまた、妖たちにしてみれば短いのだと、気づいたところで物語は終わる。
「去って行かねばならない者は、悲しくて哀れかもしれないけれど……残される者もまた、辛い思いを持てあますことにな -
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ネタバレ「しゃばけシリーズ」第2弾。病弱だけど聡明な一太郎が、ちょっと人とは感覚のズレた憎めない妖(あやかし)たちと謎解きをしていく話。第1弾とは違い、「ぬしさまへ」を含めた5つの短編集。
正直言うと、おれが疲れた体で読んでいたせいか、初めの「ぬしさまへ」のストーリーがあんまり入って来なかったし、3つ目の「空のビードロ」の話は、おれが本当に大嫌いな、動物虐待(犬や猫がむごい形で殺される)の描写があって、ちょっとイマイチかなあと思ってしまったが、「仁吉の思い人」の話で、ずっと出てきていたキャラクターの人間臭い内面の話が、謎解きそのものよりも面白いと思ったし、最後の「虹を見し事」は、謎解きも面白い上に -
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貧乏神の金次の昔話ー昔会った人
若だんなが長い湯治に出かけた間にーひと月半
鈴彦姫が昔出会った人はーむすびつき
ある日鬼女が若だんなを訪ねてきたーくわれる
転生は幸か否かーこわいものなし
以上、前世や転生をテーマにした5本。
若だんながしっかりして来ましたね。
人の生には限りがある故、妖と永遠に物語を紡ぐことはかなわないけれど、ヒトには生まれ変わりというものがあるらしい・・・っていうざっくりした主題。
おっとりした若だんなの人徳か、はたまたおばあさまのご利益か、長崎屋は今日も安泰でございます。
安定のほのぼの感。
ただし「くわれる」に関してはもう少し栄吉さんの恋の行方をきちんと書いてほしかっ