畠中恵のレビュー一覧

  • いっちばん(新潮文庫)

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    五つの話からなる短編集。
    『いっぷく』では若だんながある人物と再会し、こちらまで嬉しくなった。
    『餡子は甘いか』では、栄吉の菓子作りに対する苦悩が窺え、また、人の気質はそう簡単に変わるものではないのだなと思った。
    『ひなのちよがみ』では、紅白粉問屋一色屋のお雛さんの、その後を知ることができてよかった。

    「何事に付け、やり続ける事が出来ると言うのも、確かに才の一つに違いないんだ。」(『餡子は甘いか』より)

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    2021年10月22日
  • ちんぷんかん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    五つの話からなる短編集。
    長崎屋が大火事に巻き込まれるところから物語は始まる。煙を吸った若だんなは意識を失ってしまい……三途の川の畔で目を覚ます。なぜか鳴家たちが付いてきていて、若だんなは妖たちを長崎屋へ帰そうと決意する。若だんなたちは無事、長崎屋へ戻ることができるのか……?!

    大火の後、焼け落ちた町の復興と共に物語は進む。個人的に『はるがいくよ』が心に残った。桜の花びらの一生を短いと感じた若だんなが、自分の一生もまた、妖たちにしてみれば短いのだと、気づいたところで物語は終わる。

    「去って行かねばならない者は、悲しくて哀れかもしれないけれど……残される者もまた、辛い思いを持てあますことにな

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    2021年10月19日
  • うそうそ(新潮文庫)

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    久しぶりの長編。今回、若だんなは生まれて初めて旅に出ることになる。しかし、箱根へ湯治に向かう道中、次から次に災難に見舞われ、湯治どころではなくなり……。若だんなは無事、問題を解決することができるのか。

    先が気になって、ページをめくる手が止まらなかった。

    「私はここにいる。……でも誰かの、何かの、この地の役に立っているんだろうか」

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    2021年10月17日
  • おまけのこ(新潮文庫)

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    五つの話からなる短編集。
    個人的に、厚化粧が止められない娘の心を屛風のぞきが解きほぐす『畳紙』と、鳴家が大冒険する『おまけのこ』が好き。鳴家が可愛くてたまらない。

    「若だんなだ。鳴家の若だんなだ。ちゃんと我の声を、聞き分けてくれた!」

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    2021年10月13日
  • ひとめぼれ

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    結ばれる縁と結ばれない縁とひとと人との結びつきは本当に難しく御せないものだなとしみじみ思う。
    大人になるのが少し切ない話があって、今後の三人の有り様が気になる。

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    2021年09月22日
  • てんげんつう(新潮文庫)

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    若だんなは寝込んでばかりなのに頼もしくなってる。巻き込まれるにもほどがある気もするが。さすがに毛虫はもっと懲らしめて良かったと思う。

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    2021年09月18日
  • ゆめつげ

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    江戸は上野の端にある神社で神官を務める粗忽な
    兄としっかり者の弟。兄に夢告の能力があると
    いう噂を聞きつけて舞い込んだのが、大店の
    行方不明の一人息子の行方を占ってほしいという
    依頼だったのだが…。

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    2021年11月11日
  • いっちばん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    今回もほのぼのと1日で読めました。
    シリーズもので7作目ともなるとなかなか飛び抜けて面白い、記憶に残る7作目とまでは行きませんがとても好きな作品です。

    お雛ちゃんが白塗りをとるお話、栄吉の修行の話が今回の作品の中では好きなお話かな。

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    2021年08月21日
  • てんげんつう(新潮文庫)

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    いつも通りのしゃばけシリーズ。
    若旦那はこんなに弱かったかなぁ。
    大人になるにつれ、弱い自分に対して情けなくなる故なのか。

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    2021年07月29日
  • てんげんつう(新潮文庫)

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    しゃばけ第18弾
    天眼通が、将来を見透すことによって、向けられる悪意から逃れるため、若旦那に助けを求めて来た。
    おぎんと天狗の勝負が重なり、巻き込まれた許嫁の於りんを助けるため、みずから悪夢に潜入する。
    今回は、若旦那みずから動く。そこに若旦那みずから於りんちゃんを大切に思う所が現れている。若旦那は、さらに成長しているようだ。
    人も妖も言葉に縛られる点が興味深い。

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    2021年07月18日
  • てんげんつう(新潮文庫)

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    久しぶりに於りんちゃんが登場。於りんちゃんいくつになった?そう言えば若旦那もいくつなのかしら
    昔はもっと大胆でダイナミックなところもあった若旦那。昔の若旦那の方が良かったなぁ

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    2021年07月13日
  • ころころろ(新潮文庫)

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    全部で5話のお話。それぞれが繋がっているのが面白いです。物語はゆったりと流れます。展開もゆったりで、少し退屈に感じましたが、今作も癒されたし、最後は感動しました。

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    2021年07月10日
  • おまけのこ(新潮文庫)

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    いつも通りのしゃばけシリーズといった感じ。
    可もなく不可もない、すごく印象に残るお話ってほどのはないけれども楽しめました。

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    2021年07月08日
  • むすびつき(新潮文庫)

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     あやかしたちの可愛さを目当てに読んでおります、このシリーズ。メインキャラクターが増えすぎて収拾がつきにくくなっているというか、若だんなよりも長屋のあやかしたち方が露出が多くなっているような気がしないでも……;
     ……ところで、「くわれる」の結末はどうなったんですか? え?? これここで終わっちゃうの???(汗)

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    2021年07月03日
  • てんげんつう(新潮文庫)

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    思いもかけず、今年は夏にも若旦那に会えました。

    今回頑張ったのはおぎんおばあちゃんの減刑交渉くらいでしょうか?何だか若旦那が悪徳商人になったみたいでした。

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    2021年07月01日
  • ぬしさまへ(新潮文庫)

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    ネタバレ

     「しゃばけシリーズ」第2弾。病弱だけど聡明な一太郎が、ちょっと人とは感覚のズレた憎めない妖(あやかし)たちと謎解きをしていく話。第1弾とは違い、「ぬしさまへ」を含めた5つの短編集。
     正直言うと、おれが疲れた体で読んでいたせいか、初めの「ぬしさまへ」のストーリーがあんまり入って来なかったし、3つ目の「空のビードロ」の話は、おれが本当に大嫌いな、動物虐待(犬や猫がむごい形で殺される)の描写があって、ちょっとイマイチかなあと思ってしまったが、「仁吉の思い人」の話で、ずっと出てきていたキャラクターの人間臭い内面の話が、謎解きそのものよりも面白いと思ったし、最後の「虹を見し事」は、謎解きも面白い上に

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    2022年04月20日
  • むすびつき(新潮文庫)

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    若だんなと長い時を生きる妖達との永遠のテーマでもありますね。別れるのは辛いし忘れられていたら悲しいけど、どんな若だんなでも変わらないところがあって、それを妖達が感じ取ってその時々の若だんなに出会う。そう思うと出会いと別れも寂しいばかりではないかもしれませんね。

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    2021年04月04日
  • こいわすれ

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    しっかり者で優しいお寿ずさんはお気楽なこの物語を引き締める役割を担っていたのに、麻之助の成長を引き立てるだけで終わって欲しくなかったです。

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    2021年04月04日
  • むすびつき(新潮文庫)

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    いつも通り。時があまり進まないのがよかった。

    昔会った人 金次が若だんなの前世に会っていた話
    ひと月半 若だんな不在。死神と地縛霊。
    むすびつき 鈴彦姫のいる神社の金欠の話
    くわれる 若だんなの前世に惚れた鬼女が押しかけてくる
    こわいものなし 輪廻転生できるならこわいものなし?!

    前世とかそっち系のモチーフのお話集。

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    2021年02月18日
  • むすびつき(新潮文庫)

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    貧乏神の金次の昔話ー昔会った人
    若だんなが長い湯治に出かけた間にーひと月半
    鈴彦姫が昔出会った人はーむすびつき
    ある日鬼女が若だんなを訪ねてきたーくわれる
    転生は幸か否かーこわいものなし
    以上、前世や転生をテーマにした5本。

    若だんながしっかりして来ましたね。
    人の生には限りがある故、妖と永遠に物語を紡ぐことはかなわないけれど、ヒトには生まれ変わりというものがあるらしい・・・っていうざっくりした主題。
    おっとりした若だんなの人徳か、はたまたおばあさまのご利益か、長崎屋は今日も安泰でございます。
    安定のほのぼの感。
    ただし「くわれる」に関してはもう少し栄吉さんの恋の行方をきちんと書いてほしかっ

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    2021年02月14日