畠中恵のレビュー一覧

  • まんまこと

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    しゃばけシリーズじゃなくてもやっぱり面白い!畠中さんの時代小説!!!!なんでかってくらいの安定のストーリー。今回はしゃばけシリーズから一転して、主人公がイケイケだもんで、キャラ的にはこっちの方が好み。

    とっても。

    やるときゃやる!ってんで、みていて爽快感抜群!!!

    時代もの人情時代劇だ。一つの物語がそれぞれ安定の面白さで30冊くらい続いててても淡々と読めそう。

    時代劇なのに、あまり小難しい言い回しも抜きで、現代人が読んでてスッと頭に入ってくるような言葉に
    雰囲気を変えないくらいの程度で説明してくれるのが、畠中さんのすごいとこだと思う。

    あの時代もの特有の、なんとか町廻りなんだか右衛門

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    2020年01月26日
  • つくもがみ貸します

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    江戸時代の古道具屋の話で、人の言葉を話す付喪神たちと若い店主の主人公たちの日常。つくも神たちがかわいい小物なんだけどプライドが高くてすげーいいキャラ。主人公たちが聞いてるのを承知でわざと会話するけど、主人公たちが話しかけても完全無視する彼らのルールwなかなかおもしろい設定で、でっかい事件はないけどほっこりした。ちょっと恋模様も絡んでドキドキする場面もあり。映画化とかしたらおもろいかもな~って思ったら漫画にはなってるようで。殺人とかもおきないのでほのぼのしたいときにはいいかも、

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    2020年01月21日
  • すえずえ(新潮文庫)

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    安定の面白さ。

    でもこれ実写したのかな?よくわからないけど帯に実写化したような雰囲気の写真あり。これ、、、わたし実写化したら失敗するような気がする。笑笑

    イメージがね。よくある時代ものだけど、妖怪とか色々出てきてものすごいファンタスティックだから小説止まりか漫画止まりがいいところで、これCGでどーこー弄ったりしだしたらものすごいリアリティがなくなって残念な結果になるような気がするなぁ。

    と、帯の写真ですでにがっかりしそうでした。

    これは。絶対小説の方がいいと思うんだけど。

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    2020年01月16日
  • うそうそ(新潮文庫)

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    安定して面白いシリーズ。今回も面白かったー!

    解説で西條奈加が色々書いてあったのも面白かった!この人の本、雰囲気とっても似てる気がするから、仲良いのかなー?とか思ったり。毎回解説読んで思うんだけど、なーるほどそんな見方もあるんだなーと、結構解説もしっかり読み込んでます。笑笑

    解説の書き方面白いと。その人の本も読みたくなったりするんだよなぁ。ただ、やたら解説中の解説。みたいな人も結構な数いて、いやいや単純に面白いか面白くないかでいいでしょーよ。と、思わなくもないけど、解説しなきゃならんからこんな小難しいこと言ってんのかなーとかも思う。

    結構、思っても見なかったひとが解説書いたりしてると、え

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    2019年12月28日
  • つくもがみ貸します

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    ネタバレ

    しゃばけの若旦那の話だと思ったら違ってました。

    こちらの主人公は付喪神付きの古道具を貸し出す損料屋の義息子の清次。義理の姉に恋心を抱くも、その義姉のお紅には既に思い人が。しかも、その思い人の行方がわからなくなっている。
    そんなゴシップのような人間関係を肴に、店の付喪神たちがおしゃべりに明け暮れる。といったお話。

    付喪神という妖はいるものの、人とコミュニケーションを取らないため清次の思い通りに動かず、主人公に与えられた力が作者の他の作品よりも弱いなー、と思いました。
    だからか、読んでてこの主人公で場を切り抜けられるのか、どういう結末が待つのか、とヤキモキしました。

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    2019年12月19日
  • とるとだす(新潮文庫)

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    親はやはり、子供のことが大事だね。たとえ可能性が低くても一縷の望みを捨てられないものなのだね。

    でも、藤兵衛はうっかり過ぎるような気がする。だから妖と一緒にいられるのだろうけれど。

    一太郎は、成長しているようだが、体の弱さは相変わらず。いつか克服できるのだろうか?
    妖だけでなく神仙にも面識がある一太郎、そのうち、仙人にでもならないかしらん。

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    2019年12月14日
  • うずら大名

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    大名とか豪農、武士などの身分のイメージがつかなくて、あんまり分からず、なんとなく読み進めた。畠中さんの話は、キャラがたってるから読めたけど、そうじゃなかったら途中で脱落してたかも。

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    2019年11月29日
  • まことの華姫

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    畠中さんの作品だから、もしかしてお華は本当にしゃべっているのでは?と思ったりしたのですが、どうやらそうではなかったみたいです(笑)良くも悪くも”まこと”を言い当てる華姫「十人いた」が切なかったですね。

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    2019年09月29日
  • すえずえ(新潮文庫)

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    若旦那がお見合いねぇ。。まあでも大店だし、普通に考えても見合い話がどっさり来ても不思議ではない。
    いつまでも今のままではいられない、変化の兆しがあちこちに出ていますが、作者もそろそろたたみたいのかもしれませんがw
    最後の盗みを働く者の話もちょっとせつなかったですね。
    金次にしてもおしろや野寺坊にしても、偶然でそこにいるだけなので、あの場に若旦那がいたらきっと、手を差し伸べてしまうだろうから。。。その話は若旦那不在で進められたのかなと。思いました。

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    2019年09月16日
  • おおあたり(新潮文庫)

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    「あいしょう」
    おぎんさんと仁吉の昔話を読み返したくなりました。(しゃばけ2)
    仁吉の長い長い、千年以上の片想い。きっと、今でも。

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    2019年09月04日
  • アイスクリン強し

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    読んだことない著者で、食べ物を題材にした小説は好きなので手に取る。時は文明開化の時代、西洋菓子を扱う主人公を取り巻く個性の強い登場人物たち。
    話も面白かったのだが、もう少し濃いキャラクターを掘り下げて欲しかった。よって次回作を期待したい。

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    2019年08月28日
  • 新・しゃばけ読本(新潮文庫)

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    大好きなしゃばけシリーズのガイド本というか、索引としていいなと思います。

    読みたいあの短編どれだっけ?って時に役立ちそうです。

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    2019年07月31日
  • まことの華姫

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    人形遣いの芸人 月草の腹話術の相手である木偶の姫様人形のお華が、「まこと」を語るという。

    その「まことの華姫」の噂が、謎を呼び込む。
    そして、月草はその噂に困りながらも、お華が、謎を解きほぐしていく。

    娘に弱い地回りの山越親分の言動に、にやりとされられる。

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    2019年07月13日
  • ときぐすり

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    ネタバレ

    20190624- まんまことシリーズ4.先に「まったなし」を読んじゃったけど、まあ違和感なく読める。ときぐすりがホロリときた。

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    2019年06月28日
  • ころころろ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    久しぶりのしゃばげシリーズ。
    ある日、突然若だんなの目が見えなくなるところからスタート。
    この若だんなの目を直すのが縦軸で、物語は進んでいきます。
    途中、佐助が夢の世界に行って、なかなか戻ってこなかったり、神様とのやりとりなど、相変わらずにぎやかです。
    さくりと面白く読める一冊。

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    2019年05月19日
  • アイスクリン強し

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    明治になってから20年、没落した士族が警察官になる傍ら
    居留地で西洋菓子店を営む元士族の真二郎と警察官たちのお話

    江戸とか幕末を描いた作品は数あれど、明治の話は珍しい
    でも貧民街のあたりは近代化されていない江戸っぽさを感じるんだけどね
    漫画だけど、るろうに剣心とかそのあたりをイメージすればよいか?

    各話でビスキット、チヨコレイト、アイスクリン、シユウクリーム等のお菓子がキーアイテムとして出てくる
    ストーリーとしては日常系ミステリ的な要素も少し

    続編はいくらでもありそうな感じだけど、どうなんだろうね?

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    2019年05月10日
  • いっちばん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    天狗に攫われてしまうお話が凄い面白かった。
    お江戸の狐や狛犬達も巻き込んで大騒動!
    わちゃわちゃしてる感じが妖達なのになんとま可愛い!

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    2019年03月29日
  • ちんぷんかん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    遂に一太郎があの世の三途の川まで行ってしまったか…と思って焦った。
    でも波波の薬湯で目がさめると言うお決まり展開に安心。死んで話が終わらなくて良かった。
    なんだか今回の巻は、一太郎の周りが段々と大人になって行く話だと思った。徐々に大人になって行く周りの人達。一太郎もどう成長して行くのだろうか…

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    2019年03月23日
  • つくもがみ、遊ぼうよ

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    つくもがみシリーズ第二作。

    損料屋出雲屋、前作では姉弟で育った二人の恋話だったのに、
    いきなり子供が出来てた。
    ちょっと話が飛びすぎ…。
    まあ、百年を超える付喪神が主人公とあっては、
    十一、二年ぐらいたつのはあっという間なのかもしれないが。

    すごろくに捨て子の話がからんでくるが、
    どうも面白くない。
    付喪神たちが神たる由縁がはっきりしなくて、
    思い入れがないからか。

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    2019年03月21日
  • おおあたり(新潮文庫)

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     ここひとつきほどで畠中さんのシリーズものの最新巻ばかりを四冊読みましたが、やっぱり「しゃばけ」シリーズが一番ほっとするというか、読んでいてしっくりくるような気がします。毎度ながらみんなかわいい、そしてお菓子が美味しそう……今回初登場の「辛あられ」が食べたくなってきました(笑)
     さりげなく、若だんなの幼いころの話は珍しい気がするのですが、小さな一太郎と、家鳴や屏風のぞきたちとの関係が微笑ましかったです。

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    2019年02月22日