畠中恵のレビュー一覧

  • おおあたり(新潮文庫)

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    15冊目かぁ。
    しゃばけシリーズ、安定してて今回もさらりと読めました。特に大きな話の流れもなく、特段新しい登場人物もなく。シリーズ中の閑話といったところでしょうか。

    個人的には「あいしょう」が好き。読んでて、仁吉の初恋とか佐助の昔話をもう一度読み返したくなった。小さい一太郎、かわいい。

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    2019年02月20日
  • まったなし

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    ネタバレ

     どのシリーズを読んでも雰囲気はほぼ一緒なので、筆者はこの微妙な設定の違いや登場人物をよく把握できているなぁと、変な感心を覚えてしまいます。今回も安定の畠中さん。この筆者様のシリーズではおなじみのような展開が多いのですが、その中で「運命の出会い」だけが異質で、先が読めなかったです。
     そして清十郎、おめでとう……! ラストの囁きの台詞に、不覚にもキュンとしました(笑)

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    2019年02月13日
  • おおあたり(新潮文庫)

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    いつも通り。
    話の展開はいつも通りの人が死なないミステリ。
    若だんなの体が弱いのも、栄太郎の餡子がまずいのも、全体的にキャラが薄めなのもいつも通り。

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    2019年02月09日
  • えどさがし(新潮文庫)

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    しゃばけシリーズ外伝。
    今回はシリーズの主人公若旦那は出てきません。
    佐助の過去の話や、仁吉の話、そして別のシリーズの登場人物の話など、妖怪に関わる話の短編集。
    若旦那が生まれる前と後の話で、心がほんわかします。
    家鳴もかわいい。

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    2019年02月06日
  • つくもがみ、遊ぼうよ

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     ほっこり安心の畠中さん。付喪神たちのお気楽さに加え、主人公が子どもたちに代替わりしたこともあって、他のシリーズと比べても頭一つ飛び出したゆるさです(笑) 今作は「付喪神」と「質屋」という設定がいまひとつ生きておらず、しゃばけと似たり寄ったりな展開になっているのが少々残念。
     それにしても畠中さん作品は、どうしてこう、どれを読んでも飯テロなのか……!

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    2019年01月30日
  • えどさがし(新潮文庫)

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    外伝だから若だんながほとんど登場しないのに、すごく結びつきを感じるお話ばかり。
    まったく見えない先(未来)にも、ほのかなぬくもりとやなりいなりの香りがただよう、美味しい一冊でございました。

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    2019年01月31日
  • うそうそ(新潮文庫)

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    久々長編…と言う事だったけど、少し雑に感じてしまった。場面転換について行けずに『ん?』ってなってるうちに話が何やら進んでしまった感じがやや多かった気がする。
    あと、いつもの短編と比べて仁吉と佐助の関係性がちょっとまた違う印象が…
    短編の方がしゃばけは好きなのかもしれない。

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    2019年01月24日
  • うずら大名

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    題名に心惹かれて購入。時代劇小説は今まで読んだことがなかったが、勧善懲悪とはいかないところに魅力がある。登場人物一人一人の個性はさることながらマスコットキャラクターの鶉がスパイスとなって物語を引き立てている。
    時代劇小説と言うよりも現代劇に近いような気もした。江戸時代の文化や政治的な箇所を難しくせずに誰もが分かりやすく読めるようにしてあるからかもしれない。

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    2019年01月22日
  • 若様とロマン

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     安定の畠中さん。前作から随分間が空いてしまったので、設定も何もかも忘却の彼方でしたが(汗)、読みかければ大体話についていけるのは、あらすじまじりの親切な字の文のおかげかと。
     話は畠中さん王道パターンという感じですが、長瀬くんの活躍の場が少なかったのと、結末や後日譚を最後にワチャワチャッとまとめてしまっているところが残念。真次郎くんと沙羅ちゃんの話は、またこの先、新たに語られることになるのかしらん?

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    2019年01月20日
  • すえずえ(新潮文庫)

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    うっかりしてたけど、一太郎、一度死んでたんだ(¯―¯٥) だからあんなにやることなすこと、仏様みたいなのかなあ? 普通他人が図々しく家の中まで入ってきたら、怒鳴りつけるでしょうに。
    今回、兄や以外の妖達の気持ちもあって面白かった。神様も人の命の短さはどうにも出来ないって、なんかやるせなくて悲しい。好きな人とずっと一緒にいたいって、万物共通の思いか。

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    2019年01月19日
  • 若様とロマン

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    明治って、色んな狭間だなっって思い直します。

    元武士な若様たちが今では巡査。。。
    でも、各々が何だかんだと頑張ってるのが
    心地よし。

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    2019年01月06日
  • おおあたり(新潮文庫)

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    シリーズ15弾。
    江戸時代、廻船問屋の長崎屋を舞台に、人間と共存する妖怪たちとの様々な事件を描いたシリーズ。
    今作は、良いことも悪いことも「大当たり」する話。
    一太郎の幼馴染の栄吉の人生に関わるような話や、怪談のような話など盛りだくさんの内容。
    巻末に、日本橋の栄太郎飴の大だんなとの対談が載っている。

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    2018年12月27日
  • ゆめつげ

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    しゃばげシリーズのように入り込めるか?と思いきや。。
    なんとなく、読むのに苦労をした。
    そして、読んでいるうちに、宮部みゆきさんの作品だっけか?と、錯覚を幾度となくした。
    なんでだろ??

    最後の最後で、全ての話がきれいに理解できて、すっきり。
    弓月が見たのは、はるかかなたの未来の世界。

    さて。。
    平成が終わりを迎えようとしている今、弓月が見た未来は、どんな未来なのか。。
    かなり興味深い。
    唯一思うのは、たくさんの人が亡くなり、たくさんの人が露頭に迷うようなのでなければ良いなと。

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    2018年12月26日
  • おおあたり(新潮文庫)

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    「しゃばけ」シリーズ第15弾
     ますます、妖怪たちは一太郎と一太郎が暮らす長崎屋から離れがたくなっているらしい。
    それにしても、妖怪たちは、栄吉のまずい饅頭を食べさせられても、良く怒り出さないね。妖怪たちは一生懸命な者には優しいね。
     栄吉は、饅頭つくりは一向に上達しないみたいだけれど、それでも他の菓子つくりでは成長しているらしい。で一太郎はというと、店の手伝いはまだまだだけれど、色々な事件を通して、周囲の人に頼りにされる存在になってきているみたい。少しづつだけれど二人は成長しているようだ。
     二人の成長と嫁取りはどうなるのか?
     次を楽しみにしよう。

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    2018年12月16日
  • うそうそ(新潮文庫)

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    虚弱な若だんなが、ついに江戸から出る!
    波瀾まみれで始まって、毎度、どうなることやらと心配しつつ、とても楽しく読みました

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    2018年11月28日
  • たぶんねこ(新潮文庫)

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    今回は縁組みの話が多かったなー。
    14歳で結婚、母になる覚悟やら掃除、裁縫、料理が必須の花嫁修行だとか、江戸時代の文化を感じる。
    でも相変わらず一太郎の色恋については進まない(笑)

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    2018年11月25日
  • ゆめつげ

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    札差しの本当の子どもをみつけてほしいと頼まれた、夢占のできる禰宜弓月が、いつのまにやら大きな陰謀に巻き込まれてゆく。
    しかし、畠中さんの主人公はだいたいか弱いが、キップは半端ないな。こちらが連続して読んでいるからかも知れないが、場面設定を変えたしゃばけに見えてしまってなんとも。

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    2018年11月18日
  • うそうそ(新潮文庫)

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    ドラマにもなりましたね。
    本作は長編であります。
    短編では明らかに安楽椅子探偵の趣でありますが、本作ではなんと道中ものになっています。
    あの若だんなが旅とはそれだけで事件になりそうですね。(^^;
    最初から兄やたちとはぐれたり、もうさんざんな旅になっているのがおかしいところです。(^^
    事件はやはり長編なりの大事。
    いつもとは違ってアクション満載感がありますので新鮮な気持ちで楽しめるかも。

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    2018年11月12日
  • 若様組まいる

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    いつも通り非常に読み易い作風です。
    明治時代と私の好きな時代設定なので楽しめました。シリーズを読み切るかどうかは未定。

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    2018年11月11日
  • なりたい(新潮文庫)

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    将来、何になりたいのか分からない一太郎。
    生きるのが精一杯な人が多かっただろう江戸時代、そんな悩みを持てること自体が幸福なのだと気付いてほしい。

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    2018年09月24日