【感想・ネタバレ】うずら大名のレビュー

あらすじ

若き日に同じ道場に通った貧乏武家の部屋住み・有月と百姓の三男・吉也。時は流れ、吉之助と改名した吉也は十数年ぶりに有月と再会するが、江戸近隣で相次ぐ豪農不審死事件に巻きこまれていく。事件を解決するうちに、その背景に蠢く、江戸城を揺るがす恐ろしい陰謀が明らかになり――。新しい畠中ワールドの幕開けとなる、痛快時代小説!

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匿名

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魅力的な人物が

畠中先生らしく、ユーモアがあり魅力的な人物が登場します。うずらの描写も可愛くて和みます。ストーリーは次々と剣呑なことが起こり、主人公が巻き込まれていくミステリーです。まだ明かされていないことがたくさんあるので、続きを期待したいです。

#泣ける #切ない

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2023年03月13日

Posted by ブクログ

なかなか気さくな大殿様です。道場の同門とはいえ…大名なのに…
豪農がこんな感じに栄えて、江戸のあちこちに居たんだな~とかちょっと考えながら読みましたが、何と大事件❗❗どこのおうちでも跡取りになれないと本当に大変な時代だとも思わされました。

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2021年05月11日

Posted by ブクログ

涙もろい豪農の名主・吉之助、切れ者でクールな隠居大名・有月、有月の右腕・左源太。昔、同じ道場で修行をした3人が身分や立場が変わって再会。吉之助は有月に金を貸すことになり、交流が始まる。吉之助が厄介ごとに巻き込まれるのを有月がサクッと解決。軽い連作短編かと思いきや、武家、大名家を騒がせ、江戸まで潰しかねない大事へと発展して行く。江戸時代の武家社会の生き辛さが生々しい。有月の巾着鶉・佐久夜の活躍も見もの。ぜひ続編を書いて欲しい。面白かった!

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2019年04月17日

Posted by ブクログ

新しいキャラクター!佐久夜さん かわいいです。 泣き虫の吉之助と見目麗しい有月様!
武家の名を売る話しは、他の本でも読んだけど本当に あるんだなぁとちょっと悲しい気持ちになりました。

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2018年01月25日

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序/一 うずら大名/二 御吉兆聞こえず/三 大根一万本/四 書き付けの数字/五 佐久夜の初泳ぎ/六 江戸の合戦

うずら大名?? 何のこと?と思いながら読み始める。
江戸の時代、長男より後に生まれた男たちの物語。吉也も二人のお武家もその他大勢それぞれに想いがあって、毎日が何の変化もなく過ぎているようで少しずつ違う明日になっていく。時には自分で自分に「ごきっちょー!」と言ってみよう (・∀・)ウン!!

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2018年01月17日

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東豊島村の名主吉之助は辻斬りに襲われたところを昔の剣術仲間で大名になった有月と鶉の佐久夜に救われる。江戸では身分の売り買いの噂を背景に豪農が次々と急死する事件が発生する。江戸を舞台にした探偵物語。

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2025年01月20日

Posted by ブクログ

偶然のいたずらで部屋住みの身分から当主になった大名貸しの豪農と隠居した大名。
この不思議なコンビが貧乏大名の身分を売り買いする企を防ぐ物語。徳川幕府が取った戦国の世に決して戻らないための締め付けが大名家を貧しくさせたのは有名な話で、こんなこともあったのかなと想像させます。
流石に老中とも親しい元大名がこんな気楽に市中で行動しないだろうから、そこは小説ならではのご愛顧として、しゃばけの若だんなを彷彿させる吉之助の弱さと攻撃的な鶉という無茶な設定の佐久夜が愛おしい。シリーズ化されていないのが残念です。

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2022年12月25日

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ぽぽぽぽー
御吉兆!
うずらは本当にそんな声で鳴くのかな。
気になるー

いつもながら登場人物が可愛い

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2022年12月11日

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面白かった!! 普通だったら有月が主人公、いい味出してる脇役が吉之助、にしそうだけどそうしないところが良い。

泣き虫吉之助のおかげでこちらも真相がわからないまま、最後に有月がネタバラシをしてくれる流れが心地よい。 すっきり爽快!ではなく、どこかほろ苦さが残る終わり方も好みです。

そして畠中さんの作品はいつも、またこの登場人物たちに会いたいな、と思わせてくれる。今回も例に違わずそう思えて嬉しい限りです。

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2018年11月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とても鶉を飼いたくなります。
泣き虫名主と大名隠居が数々の事件に立ち向かうお話。泣きすぎではというくらいよく泣きます。それだけ純真なんでしょうね、今ではとても希少なひとです。

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2018年09月13日

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一つ一つが別物の短編作品かと思っていたら繋がっていて大名家の売買に浅田さんの黒書院の六兵衛をちょっと連想してしまいました。最初の方で左源太が「有君」という呼び方が好きだったので後半出てこなかったのが残念。
そして佐久夜が蓮の葉に降りた時の「お前鶉ではないか」等々佐久夜に対する有月の言い方が楽しかった

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2018年06月02日

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随分前にしゃばけシリーズを読んでから久しぶりの畠中恵作品。
昔は時代物はあまり好きじゃなかったけどしゃばけは面白くて好きだった。
この本も読みやすく面白かった。
しゃばけでは家鳴りが可愛くてほっこりしていたけど、うずら大名ではうずらの佐久夜が可愛い。
こういう愛玩キャラ(?)がいると物語の所々でほっこりできてすごく好き。
ストーリー自体は少しうーんというところもあったけど、畠中恵作品は登場キャラが良いので楽しめたかな。
時代物が好きになった今、他の畠中作品も読みたいな。

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2024年11月05日

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少々犯罪の意味が面倒。そんな面倒なことをする必要があるか疑問。
それと主人公(狂言回し?)に魅力が薄い。
それを除けばまあ読めるんだけどね。

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2020年06月29日

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大名とか豪農、武士などの身分のイメージがつかなくて、あんまり分からず、なんとなく読み進めた。畠中さんの話は、キャラがたってるから読めたけど、そうじゃなかったら途中で脱落してたかも。

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2019年11月29日

Posted by ブクログ

題名に心惹かれて購入。時代劇小説は今まで読んだことがなかったが、勧善懲悪とはいかないところに魅力がある。登場人物一人一人の個性はさることながらマスコットキャラクターの鶉がスパイスとなって物語を引き立てている。
時代劇小説と言うよりも現代劇に近いような気もした。江戸時代の文化や政治的な箇所を難しくせずに誰もが分かりやすく読めるようにしてあるからかもしれない。

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2019年01月22日

Posted by ブクログ

有月様と吉之介のやりとりがおもしろい。巾着鶉の佐久夜の激しいこと!でも吉之介よりだいぶ役に立ってるかも。一番最後の同門だった人たちを思って涙する場面は私もしんみりと、そして物悲しくなりました。

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2018年05月23日

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