畠中恵のレビュー一覧

  • すえずえ(新潮文庫)

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    2014.7、栄吉の来年、寛朝の明日、おたえのとこしえ、仁吉と佐助の千年、妖達の来月。妖達と遊べる許嫁の於りんちゃん。

    楽しい時にも終わりが来る。すえずえと言うと永遠のようだけれど、未来を考える時間スケールの違いが際立つ。

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    2017年07月16日
  • すえずえ(新潮文庫)

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     このシリーズも最終回が近いのかしら?と思わせるお話が続きます。若だんなの許嫁はやはりと言おうかなんと言おうか、しかし今後どんでん返しがあるかもなぁ……などとも考えつつ、いつもどおり、のんびりゆうるり読める一冊でした。

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    2017年06月27日
  • つくもがみ、遊ぼうよ

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    ネタバレ

    前作に比べ、付喪神達が人間に対して歩み寄ってきた感じ。
    特に子供達に対しては「友」という言葉を使うほど。

    「つくもがみ、家出します」で、子供達3人の窮地を救おうと付喪神達が必至になってる姿は、不謹慎かもしれませんが、なんだかちょっと可愛いいです♪

    「しゃばけ」と似ている感じは否めませんが、こちらも続刊を楽しみにしてます。

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    2017年06月27日
  • ゆんでめて(新潮文庫)

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    久しぶりのしゃばけシリーズ。途中のどれを読んでないのかわからん。
    続編も読まないといけないらしい。


    新着棚にあったので借用

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    2017年06月22日
  • たぶんねこ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    しゃばけシリーズ第十二弾、いろんな事が起きるけど、頼りになる兄やと可愛い妖たちと今回も事件を解決していく。そしてどんな時も優しい若だんな、そんな若だんなだから、妖たちも変わらず集まってくる。

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    2017年06月07日
  • ひなこまち(新潮文庫)

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    ろくでなしの舟箪笥…開かなくなった祖父の形見分けでもらった舟箪笥。しかし預かった矢先に怪異が頻発するらしく、若旦那に助けを求めてくる話。舟箪笥はからくり箪笥のこと。タイトルがポイント。

    ばくのふだ…寄席を見に行く若旦那。なんと不義を働いた武士の話を噺家が話している途中で、武士が抜刀、乱心。寄席どころでなくなる。
    その夜長崎屋に現れたのはその噺家。正体は獏だった。武士に斬りかけられた原因となった噺は何か。若旦那が推理する。微微ホラー。

    ひなこまち…江戸の町で雛人形の手本とする小町を選ぶ番付が出るという。そんな中で古着屋の着物が盗まれる事件が頻発していて、若旦那のところにいる屏風のぞきが巻き込

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    2017年05月28日
  • ひなこまち(新潮文庫)

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    ネタバレ

    しゃばけシリーズ第11弾。助けを求める木札が私が若だんなの手元に。困っている誰かを助けたいと次々起こる問題に奔走する若だんなと妖たち。短篇のようで実は最初の木札の話と繋がっていて、ラストはみんなが幸せになれてよかった。

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    2017年05月28日
  • ゆんでめて(新潮文庫)

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    ネタバレ

    しゃばけシリーズ第9弾。
    あの日、あの時、こうしていれば…という後悔は誰にでもあるもの。二手に別れているあの道をあの時もう一方に行っていたら…と後悔し続ける若だんな。読みつつ、物語の時系列がバラバラで読みにくいなぁと思ったけど、ラストで納得。選ばなかったもう一方の人生をどういう訳かやり直すことができた若だんなが羨ましい。

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    2017年05月16日
  • やなりいなり(新潮文庫)

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    しゃばけシリーズの続き。
    各編の最初に長崎屋でのお料理のレシピが。
    若旦那は相変わらずのお人好し&病弱ぶり。
    久しぶりに読んだけど、描写が丁寧で好きだ。
    ゆっくり江戸の町を想像しながら読んだら、意外と時間が経っていた。

    こいしくて…小豆粥
    恋の病が猛威をふるう通町界隈での話。
    若旦那、胸がチクリとする。

    やなりいなり…やなり稲荷
    妖怪でなく幽霊あらわる。

    からかみなり…栄吉の揚げあげ出しいも
    雷がひどい日から3日間、若旦那の父行方不明となる。

    長崎屋のたまご…ゆでたまご
    不思議な青い玉を拾うが、それを家鳴りが遊んで外に飛ばしてしまう。取り戻そうとする家鳴りの冒険。

    あいしょう…味噌漬

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    2017年05月07日
  • ころころろ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    しゃばけシリーズ第8弾。あの若だんなの目が見えなくなった。仁吉・佐助が若だんなの目を治そうと奔走する話。鬼になってしまった女性や若だんなの初恋も描かれている。

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    2017年04月16日
  • ゆんでめて(新潮文庫)

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    シリーズ9作目。パラレルワールド。左の道を行くはずだったのに、右の道に行ってしまったために変わってしまった未来。屏風のぞきがいないと寂しいなぁ。河童の禰々子が出てきたのが嬉しい!あの佐助を子分のように扱うなんて、さすが河童の親分!パラレルワールドの中だけと言わず、また登場して欲しいなぁ!

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    2017年04月10日
  • たぶんねこ(新潮文庫)

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     気軽さと読みやすさと安定感と、若だんな&鳴家の可愛さで、このシリーズを読んでるなぁという気がしてきている昨今。隙間時間に読むのにすごく良いんですよね……。
     若だんなが商売に張り切る「跡取り三人」は、達成感を得て楽しそうな、いつもとは違う若だんなが見られて、何だか嬉しくなりました。

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    2017年04月08日
  • ころころろ(新潮文庫)

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    しゃばけシリーズ8作目。一太郎の目がある日突然見えなくなり、光を取り戻そうと長崎屋の妖たちが奔走する。仁吉や佐助が一太郎のことを大切に思っていることが伝わってくる。妖である彼らと、人である一太郎は、異なる時の流れの中にいて、いつか別れがくるのだと思うと切なくなる。1話目には一太郎の初恋話があって可愛かった。

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    2017年03月17日
  • すえずえ(新潮文庫)

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    しゃばけシリーズ13弾。
    今回は、若だんなが旅に出たり、縁談が舞い込んだりして、今までとは違う騒動が起こる。
    離れで妖怪たちと暮らしているが、嫁を迎えればそれもできなくなる。
    将来のことを考えていく転機にもなるストーリーが展開される。
    今回は妖怪たちが結構出張っていて、色々面白い。

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    2019年01月13日
  • やなりいなり(新潮文庫)

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     私の場合ですが、私はあんまり食に興味がないので、食に絡めた今回の話はあんまり合わなかったかな。
     でも傑作の前巻の「ゆんでめて」をところどころ引きずっているのは相当面白かったです。

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    2017年01月24日
  • やなりいなり(新潮文庫)

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    江戸風の総菜のレシピを冒頭に載せたしりーず。
    やなりいなりも鳴家の顔を模した稲荷ずしの作り方。
    橋姫の恋物語から、生霊となったものの話。
    生霊系の話が二つ入ってましたね。
    雷神や雲の上の神様たちの話など、妖怪だけに収まらないスケールになってきてます。

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    2017年01月22日
  • すえずえ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    貧乏神のエピソードがわりと好きかも。
    和菓子が相変わらずな栄吉さんと体調が相変わらずな若旦那に許嫁ができるとはねぇ…。
    うっかりさっくりあの世に行かずにがんばってほしいです若旦那!

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    2017年01月04日
  • ころころろ(新潮文庫)

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    ネタバレ

     短編集ではありますが、一冊まるごと「目」の話で、オムニバスみたいな感じです。
     まず、一太郎ですが、初恋もまだのネンネ(古)かとばかり思っていましたが、十二歳(今で言う十歳かな)で淡い恋の経験があったみたいですね。びっくりでした。ちょっとせつない恋でした。
     仁吉と佐助は、もっとそれぞれの特徴を活かした話になればいいのに、と思います。
     仁吉は女に好かれ、知識が深い。佐助は男に頼られ、腕っぷしが強い。
     なのに今巻の話では頼られて戦ってるのは仁吉だし、頭を使った知能戦で女人と駆け引きしているのは佐助でした。逆が良かったとまでは言わないけれど、もっとそれぞれのいいところ引き出した話が読みたいで

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    2016年12月06日
  • こいしり

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    結婚しても、妻が出来た女でも、「もしもあの時こうしていたら…」を引き摺り続けるのは男のロマンチシズムなのか。

    お寿々もやれやれ、となるわな。
    吉五郎と清十郎がまたいい友で。

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    2016年11月27日
  • たぶんねこ(新潮文庫)

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    若旦那、立派になってきた。病弱なのは仕方ないが、頭が切れて責任感がある。

    稼ぎ較べ、お見合い同行、幽霊を助け…あの人ざ記憶喪失に。

    ねねこ河童もまた登場。

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    2016年11月15日