畠中恵のレビュー一覧

  • 忍びの副業 下

    Posted by ブクログ

    田沼意次の窮地を救って首がつながり、西の丸の警護をして無双する。わりに戦闘シーンが地味。忍びだから仕方ないのか?
    最近の作者の書いたものに『言い切った』という表現が多いのが気になる。普通に『言った』でもいいのでは…そこまで強い表現を何度も使わなくていいのでは…不自然なので。と言い切ってみる。
    江戸時代の真ん中あたりの閉塞感がどうにも苦手。能力のある人には思うがままに生きてほしいものです。

    0
    2023年09月05日
  • 忍びの副業 上

    Posted by ブクログ

    先人たちの書いてきた忍びに比べ、なんとも控えめな大人し気な忍びたち。そして先人たちの忍びは得てしてエロいが、畠中さんのは全くエロくない。
    程よく謎とアクションが混ざった感じ。主人公たちほ飛び切り強くて無双する。でも身分が低い、うだつが上がらない。
    小事件をこなしつつ、とばっちりでクビになったところで次巻へ。

    0
    2023年09月05日
  • さくら聖・咲く 佐倉聖の事件簿

    Posted by ブクログ

    色々な事件は起こるが、面白いのは聖と周りの個性的な面々とのやりとりだと思う。オーディブルのナレーションは聞きやすかった。

    0
    2023年08月26日
  • まったなし

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まんまことシリーズ第5弾。
    麻之助はお寿ずさんを喪った悲しみから一歩ずつ立ち直ってきている感じ。
    だけど清十郎の縁談話でお由有さんにも別の縁談話が持ち上がったけれど、結局麻之助との縁は無かったんだねぇ。

    「縁、三つ」に出てきたもめ事、長治郎、おしん、お真知の三人のお話。
    読んでいて、お真知の底意地の悪さというか、根性の悪さが浮き彫りになって、真相がわかっても全然同情できなかった。ちゃんと仕立て代と慰謝料分は弾んだんだろうか。将来この根性悪を嫁にする人は周りを不幸にするだろうなーと。兄妹揃って似たもの兄弟だったな。

    「子犬と嫁と小火」の犯人に対する麻之助のあさってな同情の仕方もなんだろうな~

    0
    2023年08月11日
  • アコギなのかリッパなのか 佐倉聖の事件簿

    Posted by ブクログ

    元大物政治家の事務所で事務の仕事をしている主人公が政治家仲間からの探偵のような依頼をイヤイヤながらもしていくストーリー

    設定もキャラクターもいい味出してておもしろかった
    でも起こる事件がすごく平和
    主人公の性格なのかドロドロした様子もなくバッサバッサと事件解決していく感じ

    もしドラマ化されるなら土曜日のお昼とか新喜劇のあとで家族みんなで見れるような、そんな平和なお話しでした

    0
    2023年08月09日
  • あしたの華姫

    Posted by ブクログ

    山越親分が麻疹で寝付いたことで、親分の後継ぎ騒動が勃発。お夏を守るため、月草と華姫が解決のために、奔走する。
    華姫を操る月草と素の月草の性格の違いは、二重人格かと思うくらい。
    しかし、山越親分は、月草のことをどう思っているのかなぁ。

    0
    2023年08月06日
  • あしたの華姫

    Posted by ブクログ

    犯人(?)は思い込みと押しが強く、勘違いで我儘な困ったさんばかり。
    若干イラッとする場面もある。
    主人公なので仕方がないのかもしれないけれど、月草の巻き込まれ体質が酷い。
    あ、話は飽きずにさくさく読める。

    0
    2023年07月06日
  • 猫君

    Posted by ブクログ

    うちの猫も 20年以上生きて猫又になってほしいー
    と思い にゃんこに猫又になってね!とお願いしました

    0
    2023年06月21日
  • 忍びの副業 下

    Posted by ブクログ

    正直、後編もこの世界に入ることが出来なった。ただ、この出来事は不勉強で知らなかったので、それは面白かった。そんなことがったのね。で、家斉、そして松平定信の時代になるんだ・・・

    0
    2023年06月20日
  • 忍びの副業 上

    Posted by ブクログ

    畠中さんの新しい話。しゃばけやまんまこととは全く違う、ちょっとめんどくさい話。上巻ではまだ世界に入り切れず、下巻に期待

    0
    2023年06月17日
  • しゃばけ 4巻(完)

    購入済み

    原作が大好きでコミカライズが気になっていて読みました。シリアスなシーンもあってキャラクターも可愛いし楽しかったです。

    0
    2023年06月10日
  • ぬしさまへ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ①ぬしさまへ
    憎悪が動機のサスペンス系の話。
    ハッピーエンドとかではない。

    ②栄吉の菓子
    栄吉の菓子がとってもまずいことと心根が優しいことがわかる話。個人的にはハッピーエンドと言えなくもない。

    ③空のビードロ
    第一巻の時の(一太郎の兄)松之助視点の話。
    お互いを思う一太郎と松之助の兄弟の情に感動する。一番好きな話。大ハッピーエンド。

    ④四布の布団
    最終的に改心する的な話。
    一太郎の精神的な部分の成長を感じる。
    人は死ぬけど物語の筋的にはハッピーエンド。

    ⑤仁吉の思い人
    タイトルのまんま
    仁吉推し女からしたら若干見るの躊躇った
    誰も死なない話。もやっとした最後。

    ⑥虹を見し事
    まずまず

    0
    2023年06月09日
  • 猫君

    Posted by ブクログ

    『みかん』が可愛すぎる。
    優しくて賢くて勇敢で気が小さくて、
    思慮深いのに人懐こいところもあり。
    『ねこってこうだよね』と、
    『ウチのねこたちともこんな風に話せたらな』と
    考えながら読み進む。
    ねこ愛に溢れたお話し。

    みかんはじめ、新米猫又たちお饅頭を貰いに
    将軍のところに足繁く遊びに行くってところが個人的には好き。

    0
    2023年05月28日
  • 忍びの副業 上

    Posted by ブクログ

    泰平の世となり久しく、本来の働きをする場のない甲賀忍者の末裔が
    伊賀や根来とのせめぎあいや城下の企みに巻き込まれていく。
    まだ深く世界に入り込めず、下巻に期待。

    0
    2023年05月10日
  • 忍びの副業 下

    Posted by ブクログ

    上巻から続けて、どのような結末になるのかとワクワクしながら読んだ。
    西之丸様が亡くなったのは歴史上仕方のないことなのだが、とても残念だった。
    忍者といえば昔から甲賀と伊賀が有名で、どちらかというとこれまで読んだ本や見たドラマの影響からか、伊賀に好印象を持ち、甲賀にはあまりいい印象を持っていなかったのだが、この本を読んで甲賀の忍びに好感をおぼえた。

    0
    2023年04月29日
  • 忍びの副業 上

    Posted by ブクログ

    甲賀忍者の末裔の3人が技を使って、だんだんと重用されていく様子がおもしろかった。
    色々な人にしゃばけを勧められるのだが、シリーズが沢山出過ぎていてこれから読むのもと思っていたところ、同じ作者が書いた別の話があるのを知って読んでみた。どうやって西之丸様を守るのかドキドキしながら読み進めた。

    0
    2023年04月29日
  • 忍びの副業 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    (上巻より)

    うーん、いったい、何を読まされたのだろう。
    人間味あふれる忍者たちの生活なのだろうか、
    将軍をめぐる陰謀なのか、
    謎解きもあるんだか、ないんだか。

    日本史に詳しくて登場人物から、ラストが分かった読み手は、
    もっとイライラしたに違いない。
    将軍のたった一人の世子の急死とあっては、
    忍者が暗躍した陰謀を期待していたに違いないので。

    忍者には、
    特殊能力や武術よりも、
    冷静で、情報戦略に強く、豪胆で
    腹黒くあってほしかった。

    0
    2023年04月29日
  • 忍びの副業 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    好きな著者なので。

    NINJA。
    アメリカのスパイ博物館にNINJAコーナーがあるとかないとか。
    そんな人の心をがっつりつかんで離さない「忍者」だが、
    それほど期待している訳ではないにしても、何か違った。

    日頃の鍛錬のたまもので宙を飛んでるように移動できたり、
    長年の知識の集積で毒や病いに詳しかったり、
    太平の世となり行き場を失っている、ところまでは良いとしよう。

    くノ一の一人が嫁ぐために小遣い稼ぎとか、
    傘張りを副業としているとか、
    術の一つが占いだとか、笑いを取りたいのかと思いきや、
    江戸城内で火薬をつかって吹き飛ばしたり、
    鷹狩りに現われた猪をくノ一二人が倒したり、
    噂をかき集めた

    0
    2023年04月29日
  • またあおう(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    しゃばけシリーズ。妖たちが主役のシリーズ外伝、2作目。

    妖たちが力を合わせて事件を解決。若だんなはあんまり出てこないけど、皆がワチャワチャしながら事件解決に奮闘するのが楽しい。最終章の「かたみわけ」だけはちょっと未来の話で、若だんなが旦那さまという立場になっているのが感慨深かった。妖たちはさして変わらないけれど、やっぱり人間は年を取っていくわけで、月日の流れの違いを思い知らされた。

    0
    2023年04月24日
  • いちねんかん(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    甘い甘い両親が店を任せてみようかと思うなんて、すごいことだ!と思い若だんなも年を重ねてきたんだな…なんて思って読み出したら、そこはやっぱり頭を悩ます出来事が次から次に起こってやっぱり寝込む。でもいろんな事を考えて店の損失を決意するとこなんてきっぱりしていてかっこ良かったです。

    0
    2023年04月09日