畠中恵のレビュー一覧

  • おおあたり(新潮文庫)

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    金次の富札が巻き起こした騒動は現代でも起こりそうな話…お金が絡むと人は変わってしまうのだと切なくなりつつも、金銭に執着がない妖達と若だんなの余裕っぷりがなんだか“ズレて”いる姿には心が和む。小僧時代の仁吉と佐助の初々しいお話も良かった。栄吉の菓子の出来不出来の落差がスゴすぎるw

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    2024年08月24日
  • いわいごと

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    ネタバレ

     これは意外な展開だった……! 巻末の解説でも触れられているとおり、江戸時代の結婚事情を考えれば「そういうものかもしれない」と腑に落ちるものではあるのですが、読者感情としてはなんとも複雑……この展開を手放しで喜ぶのは、正直、かなり厳しい気がします;
     巻が進むにつれて、麻之助たちの立場上、シリーズ初期のような馬鹿や無茶が減っているのをちょっと寂しく思う反面、個々の成長や変化をリアルに丁寧に書いているんだなぁとも思わされました。
     麻之助の嫁取りという一つの区切りもついたところで、はてさて、ここからどう展開させていくのやら……?

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    2024年07月27日
  • ひなこまち(新潮文庫)

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    前作の『やなりいなり』を読んだのが10年以上前。
    魅力的なので主要な登場人物のことはよく覚えていた。
    聡明な若旦那だけど、今まで病弱で弱気になることが多かったが、今回は「おっ」と思うところがあった。
    成長しているんだなあ。

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    2024年07月23日
  • わたしの名店

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    28人の著名人が紹介する大好きなお店。食べ歩きが趣味の人にピッタリの本でした。餃子が美味しそう。食べたいっ

    美味しい物を食べる時ってほんとに幸せ。外で食べると、意外な食材の組み合わせとか、味付けとか参考になる事がいっぱい。帰ってから、新メニューに挑戦するのもいいな。

    私のお気に入りの和食屋さんは、マスターが骨折してしばらくお休みだったけど、今週から再開。今が旬の鱧食べたいなぁ。年に一度のお楽しみ。スーパーの湯引きは細かな骨が気になり残念な時があるけど、こちらは骨切りが上手い。生肝を胡麻油と塩で。揚げたらサク、ふわ。煮ものとの優しい味わい。しゃぶしゃぶは、さっとくぐらせ、はながひらいたら食べ

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    2024年07月12日
  • いわいごと

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    生まれた時から名主の跡取りが決まっていてお決まりのお気楽な育ちの主人公。今回は麻乃介の再婚話。自分の意志は言葉にしない、相手の意志に任せる(尊重する)
    麻乃介。流れに任せる生き様。そんな主人公

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    2024年07月06日
  • うそうそ(新潮文庫)

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    【2024年139冊目】
    長崎屋の若だんなはとかく体が弱い。故に周りの者はいつも戦々恐々、病に倒れないかと心配をする日々。そんな境遇に鬱屈とした感情を抱いていた若だんなは、ひょんなことから初めて江戸を出て、箱根くんだりまで湯治に赴くことになる。ゆったりと湯につかって体を強くするつもり――だったのだが。「しゃばけ」シリーズ第五弾。

    うっかり続きものを途中から読んでしまったぜシリーズです。ただの時代小説ではなく、妖怪も出てくる建付けで、物語としては結構いろいろあるんですけれども、なぜだが全編ゆったりと時間が流れる不思議なお話でした。

    テンポが悪いわけでも、良いわけでもなく、物語の展開も次々と変

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    2024年07月04日
  • 猫君

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    20年生きた猫は猫又になるそうな。

    ヒトの言葉を話し、化けることもできる猫又。
    うちの子たちが猫又になったらきっとこういう感じかなぁ...ニヤニヤと妄想が止まらない。

    猫と生活をともにするようになってから早5ヶ月、まさか私がこんなに猫にのめり込んでしまうとは。

    猫又でも化け猫でもなんでもいいから、とにかく長生きしておくれ。

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    2024年06月30日
  • さくら聖・咲く 佐倉聖の事件簿

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    ネタバレ

    中学生の弟拓を養うため、元大物政治家、大堂の事務所で事務員して働く聖。大学を出た後は政治などといういかがわしいものときっぱり縁を切ってサラリーマンとして真っ当で地道な未来を進みたいんだと就活中。議員たちが持ち込んで来る難題を体力もあり頭の切れる聖はクリアしていくのだが、自分は何者になりたいかという未来には迷ってしまう。聖は不良だった過去はあるが、弟の面倒はみるし、お世話になってる人にきちんと仁義を通すできた若者だからこそ、周りの大人たちが見守ってくれているんだ。最後の決め方には大堂の愛を感じた。

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    2024年06月25日
  • こいわすれ

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    江戸時代の神田町の話。ほのぼのだが謎解きミステリーあり。町人達のもめ事を調停する主人公やその周りの人達が面白い。ちょっと前の最新刊を読んだら面白くてまたシリーズ最初から読み直した。あっという間に読み終わった。ページを捲るのが止まらない。

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    2024年06月13日
  • またあおう(新潮文庫)

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    しゃばけシリーズ
    えどさがし以来の外伝。

    想像していた内容とは違っていたけれど、それなりにおもしろく読めた。
    ただ若旦那が出てこないのは、ちょっと寂しい。
    もちろんあらゆるところに、若旦那の存在感はあるのだけれど。

    妖達もそれなりに成長しており、「全ては若旦那の為」と一貫したポリシーのもと、様々なことに立ち向かっていた。
    普段はわちゃわちゃしているのに、なかなか頑張ったと思う。

    まぁ、若旦那がいないので、それ程込み入った内容にならないのは仕方ないが、かなり物足りなく感じた。


    2024/06/09 10:44

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    2024年06月09日
  • おまけのこ(新潮文庫)

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    心優しき若だんなと妖たちがちょっと訳ありの難事件に挑んでいく。「こわい」の話は“優しさ”を優しさとして素直に受け取れない心理が切なかったし不幸は自らの欲望が招いてることもあるのだなあ、と教訓になった。「畳紙」のお話は屏風のぞきとの飄々としたやり取りが心の厚化粧を落としていく過程が良い。妖たちと若旦那のやり取りが微笑ましい。

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    2024年05月31日
  • 猫君

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    時代小説はあまり普段読まないけど、これはわりと読みやすかったです。
    猫たちが主役のお話なので、癒されながら読めました。みかんが可愛くて、時に頼もしかった。新人猫又たちの成長も見どころで、楽しめた。

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    2024年05月19日
  • こいしり

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    ネタバレ

    畠中さんの作品は二冊目。シリーズものの第二弾ですが、今度も面白かったです!
    今回も麻之助が大活躍します。

    ・・・
    本シリーズの良さは、何といっても主人公麻之助のギャップ萌え的な魅力なのだと思います。

    町名主名代として、奉行所にあげるまではいかないものの、長屋など町民同士では解決できないようなもめごとを裁定する。

    16歳のふとしたことから真面目をどこかに落としてしまい、お気楽な若者となった麻之助。盛り場や賭場に知り合いが多く、演劇や賭け事など遊び上手。家にいれば嫁は取りたくないとか、仕事はしたくないとか、小遣い欲しいなど、謂いたい放題。でも、実は人の気持ちにきちんと配慮する気配り上手、義理

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    2024年05月15日
  • しゃばけ(新潮文庫)

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    ので設定で読み進められないということはありませんでしたが、どうも妖怪ウォッチの登場人物に脳内変換してしまって、主人公はケータに、その取り巻きはジバニャンにコマジロウにと妖怪ウォッチを見ているように読んでしまいました。

    和菓子屋の息子の作る餡子がどうしても不味くて可哀想でした。沢山シリーズが出ているのでどこかで美味しい餡子を作れるようになっていれば良いなと思いました。

    主人公がひ弱で2日間とか寝込んでしまうのですが、そこまでひ弱に描く理由があったのでしょうか、沢山出ているシリーズの中で分かれば読んでみたいなと思いました。

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    2025年12月03日
  • アコギなのかリッパなのか 佐倉聖の事件簿

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    うーん。
    畠中さんの作品は時代ものなら解決への筋が安易でも納得でき、またそれくらいのレベルが楽しく読めるのですが、舞台が現代になると軽すぎて物足りないです。

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    2024年03月31日
  • いわいごと

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    「まんまこと」第8弾
    お気楽者の麻之助は、頼まれ事の解決のため、当事者への聞き取りや知り合いなど他人にも協力を仰いで、解決に導いていく。
    お気楽者と言われる麻之助だが、周りもその手腕を認めてきている。
    だからこそ、麻之助が心を決めた縁談があっと言う間もなく決まって行ったんだろうと思う。
    相馬小十郎が与力になるなど、変化が大きい巻でした。

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    2024年03月31日
  • つくもがみ貸します

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    ネタバレ

    <目次>


    <内容>
    『しゃばけ』シリーズの畠中恵さんの作品。相変わらず付喪神が登場するが、ここでは主人公の清次との、直接の絡みはない。でも付喪神から主人公が情報を得ることは一緒。連作の最後に「ねえさん」と呼ぶお紅都の関係が変わるが、それは呼んでのお楽しみ!

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    2024年03月30日
  • 人生を豊かにする 歴史・時代小説教室

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    平凡
     特殊といふのではなくて、ごく一般的な書きかたの紹介本。めあたらしさはなく、なんだか要領を得ない気分になる。

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    2024年03月08日
  • もういちど(新潮文庫)

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    ネタバレ

    <目次>


    <内容>
    江戸の町は夏も雨が降らず、みんなが龍神に祈り、お酒を献げたら、酔っ払った龍神と天の石が衝突、その衝撃で若だんなは赤ちゃんになってしまった。それから元に戻るまでの1年が描かれる。近作はネタが尽きそうだけど、いろいろ考えるね。

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    2024年03月06日
  • もういちど(新潮文庫)

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    ネタバレ

     毎度お馴染み、しゃばけシリーズ第20弾である。暑さで倒れた一太郎。これだけならいつもの話だが、根岸の寮に一時移ろうとしていた一太郎が、赤ん坊に戻ってしまった! 長崎屋の面々は、どうしてこういう目にばかり遭うのか。

     体は赤ん坊に戻っても、頭脳は元のまま。10ヵ月ほどかけて一太郎の体も元に戻っていくのだが、成長の早さを怪しまれないよう定期的に引っ越す必要が生じる。当然、息子を溺愛する藤兵衛には会わせられない。よく10ヵ月も我慢させたな。

     「もういちど」。一太郎が赤ん坊に戻るきっかけにも突っ込みたいが、見た目は赤ん坊の一太郎の大冒険にはもっと突っ込みたいぞ。最後は助かるのがお約束とはいえ…

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    2024年02月18日